フォト
無料ブログはココログ

« 中田翔、フリーエージェント権を行使せず。 | トップページ | 岡本和真が来季から村田修一の「背番号25」を背負うことに。でもそれよりも… »

2017年11月15日 (水)

NPB、来季からリプレー検証要求制度「リクエスト」導入。大リーグの「チャレンジ」とは違うの?今季までのリプレー検証と同じじゃないの?

Adsc_1323
NPBは
13日、アメリカ大リーグで導入されている「チャレンジ」に相当する「リクエスト」を来季から導入することを決めた。


「リクエスト」は監督だけに行使が認められ、ストライクかボールか等一部を除き、判定に疑問を感じた際に審判団にリプレー検証を求めることが出来る。一試合で二回まで行使出来るが、判定が覆った場合は一回とカウントされない。


大リーグでは「チャレンジ」の名称で浸透されているが,NPBで何故異なる名称を使用するのかは今のところ謎


しかし、昨年からのリプレー検証も範囲は限定されていたものの来季から導入される「リクエスト」とそんなに変わらないのではという気がする。



◆ NPB
 リプレー検証「リクエスト」導入を決定 大リーグ「チャレンジ」の日本版
デイリースポーツ1113


一応原則としては、主に昨年から導入されたリプレー検証の場合は、審判団が主体的に確認のために行うものなのであるが、観ている印象としては一方の監督から異議を唱えられて審判団が集まって議論をし、リプレー検証をするケースがほとんどだったように思える。ただこれも見方を変えれば、審判団が自らリプレー検証をなかなか行わないから監督が背中を押すしかないとも思える。原則と実際の運用にギャップがあるように思わざるを得ない。


冒頭の写真は今春のWBCの侍ジャパンにとっての初戦、対キューバ戦で山田哲人の左中間への本塁打かという打球をスタンドの少年が身体を前に出して捕球した時の審判団の協議である。敗戦処理。はスタンドで観ていたが、「さすが国際試合!」と唸らされたのは普段の日本のプロ野球の試合ではこうした疑惑の打球に対し、不利な判定をされた側の監督が抗議に出てきて審判団が協議するというのがお決まりだが、このシーンでは試合を止めたのは審判団だった。本塁打と信じてベース一周しようとしている山田を審判が止めて、協議に入ってリプレー検証をした。中断の間、山田は二塁ベース上にいた。これは日本のプロ野球の試合ではなかなかお目にかかれないシーンだなと感じた。


しかも建前、もといそもそもはコリジョンルールとは別次元で導入されたリプレー懸賞制度だったのにコリジョンルールで走者にしろ、捕手にしろ、従来とは異なるプレーをすることを求められたがために、監督がダメ元で抗議してリプレー検証を求めるケースが散見されたように思える。今季までは審判団の判断でリプレー検証をするか否かを判断するため、監督の抗議によってリプレー検証を求められても拒否することが出来るが、来年からは出来なくなるのだろう。


穿った見方をすれば、あまりに際限なくリプレー検証を求めてダメ元と思える抗議が乱用されるので、制限をつけるために「リクエスト」として整備することを目的としているように思える。


ただ、導入の趣旨は理解出来るが、一試合に二回までというのは妥当なのだろうか?両チーム合計で四回なのである。一試合に四回、「リクエスト」による中断があることを覚悟しなければならないのだ。しかも判定が覆ったら回数にカウントしないのだからそのたびに中断を余儀なくされるのだ。正確な判定優先とはいえ、興ざめさせられるかもしれない。


「チャレンジ」の行使回数を一回だけにするとか、判定が覆っても回数に加えるなどの配慮が必要かもしれない。また、週単位もしくは月単位で「リクエスト」行使回数の割に判定が覆る回数が極端に少ない球団には機構から注意を促すことも必要かもしれない。


日本シリーズのテレビ中継で使用されたような高精細なカメラによって、グラウンドでの判定とカメラに写る映像の判定で異なる傾向があまりにも出るようだと問題だということで、グラウンドでの判定に異議が出た場合には映像で確認する。それによって正確な判定で試合を進めるという趣旨はよくわかるが、根本的には審判団が責任を持って下した判定によって試合が進行されるというのがあるべき姿だと敗戦処理。は考えたい。この流れで行くと早晩、ベンチに采配用のAIが置かれるようになるのではないか。
Bdsc_0168ai



ところで冒頭に“大リーグでは「チャレンジ」の名称で浸透されているが,NPBで何故異なる名称を使用するのかは今のところ謎”と書いたが、大リーグと異なる名称にするのなら日本語で「物言い」とでもすれば良いとの指摘をツイッターで見かけた。大リーグと異なるのは大リーグの「チャレンジ」では判断するのは当事者である審判団ではなく別スタジオで解析映像を見るスタッフだそうだ。ここが決定的に異なる。日本では今季までのリプレー検証同様、元の判定を下した審判団が行う。


現状でも一部のライターなどが指摘しているがリプレー映像という、より客観的な判断材料を観ているのに審判間の上下関係、力関係で決まるケースが無くは無いという疑惑がある。それでは新制度「リクエスト」でも意味が無い。指摘したように現状のリプレー検証も本来は審判団が必要と認めた場合に行うのに、実態は一方の監督の抗議で行っている様に見えるレベルだからそういう疑惑が出るのかもしれない。


それを言い出したら大相撲の「物言い」は一応第三者である勝負審判が行司の軍配に対して異議を唱えるものであるから「リクエスト」とは異なる。


リプレー検証導入の際には見送られた地方球場開催も「リクエスト」では全公式戦で網羅するとのこと。アメリカ大リーグの「チャレンジ」に倣っての「リクエスト」制度なのだろうが似て非なるものと思わざるを得ない。昨年のコリジョンルール導入時のように運用レベルでの混乱が起きないようこれからでも細部を煮詰めて欲しい。

« 中田翔、フリーエージェント権を行使せず。 | トップページ | 岡本和真が来季から村田修一の「背番号25」を背負うことに。でもそれよりも… »

コメント

リクエストの制度、判定が覆れば行使回数を持ち越せるのはテニスのルールをそのまま使用していますね。

ただ、テニスの場合はイン、アウトの判断だけで1分かからないのですが、野球の場合は検証に時間がかかるので、1試合の回数と10試合当たりの回数などの縛りを付けてほしいと思います。

また、この制度により、審判の権威が下がってしまう危険もあるので、そのあたりも留意していただきたいなと思います。

xyz様、コメントをありがとうございます。

> 野球の場合は検証に時間がかかるので、1試合の回数と10試合当たりの回数などの縛りを付けてほしいと思います。

一試合に二回まで⇒二回行使しないと損、みたいな感覚でダメ元で抗議するなんてされたらたまらないですからね。

> また、この制度により、審判の権威が下がってしまう危険もあるので、そのあたりも留意していただきたいなと思います。

難しい問題だと思います。私の個人的感覚では“審判がアウトといったらアウト”なのですが…。

しばらくコメントをいただけず、読んでいただいてなかったのかなとも思いましたが、どしどしコメントをお願いします。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 中田翔、フリーエージェント権を行使せず。 | トップページ | 岡本和真が来季から村田修一の「背番号25」を背負うことに。でもそれよりも… »

2020年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近のトラックバック