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2017年11月14日 (火)

中田翔、フリーエージェント権を行使せず。

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今オフのフリーエージェント戦線の最大の目玉と言われていたファイターズの中田翔が、FA権行使手続き最終日の今日14日、球団事務所で記者会見を行い、FA権を行使しないことを表明した。また、来季の契約も更改し、推定年俸28000万円から8000万円ダウンの推定2億円でサインした模様。



宮西尚生に続き、FA権を持つ選手を引き留めてなおかつ年俸ダウンで更改させるファイターズのしたたかさはなかなかなものだが、入団時から中田をずっと応援し続けている敗戦処理。としても本心を言えばFA宣言、移籍を覚悟していたので何よりの朗報だ。


だが、したたかな球団だけにもろ手を挙げて喜ぶわけにはいかない!?



率直に言ってホッとした。当たり前だがドラフト会議で清宮幸太郎の交渉権を確定させた時よりも嬉しい。



フリーエージェントの権利を取得した主力選手がことごとく移籍してしまう印象があるファイターズ。その流れにしたがえば今季FA権を取得する中田翔も残念ながら今季がファイターズの選手としては最後の一年になってしまうのかと。それこそ先頭を切ってFA宣言するのではないかとも思っていた。中田ひいきの敗戦処理。にとって覚悟のシーズンだった。


中田にはかねてタイガース入りの噂があった。昨オフ、タイガースが糸井嘉男大山悠輔を獲得して期待の大きさをうかがわせる背番号をプレゼントしても、金本知憲監督が付けている「背番号6」を与えなかったのは一年後に中田を迎える時のためにとっておいたのではないかとも勘ぐったほどだ。


だが、今季の中田はレギュラー獲得以来最低の成績しか残せなかった。129試合に出場して打率.21616本塁打、67打点。打率はパ・リーグで規定打席に達した選手で最下位。さらに信じられないことに得点圏打率はまさかの.196ファイターズが昨年のリーグ優勝、日本一から一転して春先からBクラスに低迷し、最後まで5位のままで終わったのは大谷翔平の故障による離脱と中田の打撃不振が二大要因だったとも思える。率直に言ってこの成績でFA宣言して獲得する球団があるのかとも思った。上述のように推定ではあるが年俸は28000万円と高く、補償金も割高だ。良いか悪いかはともかく、FA権を持っている選手の動向に関しては水面下の調査がシーズン中からなされるらしい。中田もこの不成績でFA宣言するより来季巻き返して、あらためてFA権を行使した方が良いと計算したのかもしれない。


それに加えてファイターズはドラフト会議で最大の目玉と言われる早稲田実業の清宮の交渉権を獲得した。高校生活で大阪桐蔭時代の中田を上回る数の本塁打を記録した頼もしい大器だが、守備に難があり、現状では一塁くらいしか守れないという。心無い一部のファンが「清宮を獲れたから中田はもう要らない」、「清宮が中田の様になったら困る」などと言っている。もちろん中田の不成績、そして時に一塁までの全力疾走を怠っている様に映る姿勢ゆえの罵詈雑言だが、ここでチームを去るのはどうかと考えてくれたのかもしれない。


誤解のないように一応断っておくが、FA権の行使はFA権を持った選手の権利であるから、いくらファンであっても、チームから去る決断をされたら(そのチームのファンを続ける限りは)黙って見送るしかない。中田が移籍を決断していたら、大変残念ではあるが見送る、送り出すしかないと言うことはわかっていた。


宮西尚生と中田には感謝するが、おそらく移籍が確実と言われている大野奨太の決断も尊重するし、増井浩俊が移籍しても恨みを言うつもりはない。


ただ本音をいえば、大谷にももう一年だけ待ってもらって大谷を含めた、中田、清宮とのクリーンアップを見たいところだが、大谷のメジャー移籍はほぼ確実。残念ながら実現しそうもない。清宮も将来的には海を渡りたいそうだから、その時のことまでを考えたら一塁しか守れないのでは心もとない。かつてのジャイアンツ、松井秀喜のように外野に挑戦させるのも一案だと思う。今年、ファイターズは外野手の三人が三人とも年間の規定打席に達したが、不動のレギュラーと言える一方で競争相手不在という実情もあった。特に近藤健介が長期離脱してからは、途中加入のヤディル・ドレイクも外れで、シーズン前にはレギュラー候補の最右翼だった岡大海の打撃不振もあって無競争だった。岡の例があるように来季も三人揃って好調とは限らない。刺激を与える意味でも清宮を外野に回すことは効果大だと考えるのだ。


しかしそもそも清宮以前に、来季の中田は今季の中田の続きであっては困る。個人的に中田の師匠に当たる稲葉篤紀の打撃コーチ招聘案を温めていたのだが、ご存じの通り野球日本代表“侍ジャパン”の監督に就任してしまったので非現実的だ。清宮を刺激剤として同じポジションで競わせるのも一策かもしれない。


大谷が抜け、「四番中田」にかかる比重はこれまで以上に大きくなるだろう。個人的には今季は中田の本塁打を生で観ることが出来たのは1本だけ。それも調整で出場した鎌ケ谷での1本だ<苦笑>
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昨年は少ない生観戦の中で8本の本塁打を見せてくれた。今年のポストシーズンゲームで見せたホークスの内川聖一のような、これぞ四番という打撃を来季の中田に見せてもらいたいものだ。


ただ、これで丸く収まったとは言い切れないところがファイターズというチーム。冒頭に“もろ手を挙げて喜ぶわけにはいかない!?” と書いたのはまだ安心できないという不安があるからだ。中田は残留を決めると同時に、来季の契約を今日更改した。推定で28000万円だった年俸が2億円に下がった。宮西も残留決定と同時に来季の契約を更改したから恣意的なものではないと信じたいが、来季の契約を更改したからと言って来年一年間ファイターズでプレーすると決まったわけではない。トレードがあるかもしれない。8000万円ダウンしたとは言え、まだまだ中田の年俸が高いと球団が判断した場合、このチームはトレードを考えるかもしれない。


契約更改前の選手がトレードになった場合、トレード先のチームは前チームでの年俸通りに払うのが相場だが、契約更改済みの中田には8000万円ダウン後の年俸で済むというメリットがある。中田と相思相愛だと思われていたあのチームが、多少とはいえ安上がりになった中田を獲得したくなるかもしれない。その場合、中田同様今季は大不振にあえいだ中田の後輩を差し出すかもしれない。上手くいったら大谷の一刀流分は補充できるかもしれない。


残留が決まった日にこんな事を書くのはナンだが、残る人と出る人の目処が付いたことで、シビアでしたたかな球団が新たな策を講じるかもしれない。それがファイターズというチームなのだ。もちろん、球団にそんなことを考えさせないように中田が来季、打ちまくって欲しいものだ。

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