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2017年9月 9日 (土)

これが本当にクライマックスシリーズをかけて戦っているチームなのだろうか!?

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今日
9日、東京ドームでジャイアンツ対スワローズ戦を観てきた。同じ東京ドームでも二日前に生観戦したファイターズと違い、ジャイアンツはまだクライマックスシリーズに出場できるAクラス入りのチャンスは充分にあり、目下その目標に向かって全力で戦っている…はずだったのだが。


もう結果をご存じの方も多いことだろう。山田哲人2本の本塁打を浴び、打線は小川泰弘の前にろくにチャンスらしいチャンスも作れず、三投手による継投で完封負け。この試合を観る限りでは、とてもAクラス入りをかけて戦っているチームとは思えなかった。


なお、今さらではあるが、今日のジャイアンツの敗戦と、首位のカープの勝利により、ジャイアンツは今季のセ・リーグ優勝の可能性が消滅した。


(写真:八回裏二死一塁で三振に倒れる四番の阿部慎之助)



前日
8日の時点で、3位のベイスターズに対して1ゲーム差に迫っているジャイアンツ。今日の結果で直ちに順位が入れ替わるわけではないが、残り18試合。負けても良い試合など無いはずだ。もちろん現実には180敗という成績は極めて難しいが、全部勝つくらいのつもりで戦いつつ、割り切ってひとつの敗戦を、他の試合に引きずらない戦い方をしなければならない。


今日のジャイアンツは水曜日6日のドラゴンズ戦に続いて今節二度目の完封負けとなった。


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相手スワローズの先発、ライアンこと小川泰弘に対し、ジャイアンツは一回裏にはケーシー・マギーが、二回裏には村田修一がフェンスを直撃する二塁打を放ったので、後が続かず得点こそ入れられなかったものの素人目には攻略が容易に思えた。



だがおそらく実態はその逆で、おそらくこの長打を浴びた投球が数少ない失投だっただけだろう。多くの先発投手が立ち上がりには苦労する。その一環だったのだろう。他の打者は泳がされて凡ゴロになるか、詰まらされて平凡なフライ。小川にいいように仕留められていた。
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好投手が好調なら容易には崩せないが、じゃあ今日はお手上げというのが許される状況では無いジャイアンツ。そこを何とかすると言う工夫が観られなかった。



そんななか、ジャイアンツの先発は畠世周。
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一回表のマウンドに上がると、登場曲として意外な曲が流れてきた。


♪ ふたりを 夕やみがつつむ この窓辺にあしたも すばらしい しあわせが くるだろう

加山雄三の声で『君といつまでも』の歌い出しが流れた。どう考えても、これから戦いが始まるという曲ではない。昭和の結婚披露宴か!因みに畠は打席では別の曲だった。そして一番打者の陽岱鋼も第一打席だけは登場曲が美空ひばりの『愛燦燦』だった。江藤智の現役時代以来か!?

畠は先に点をやるまいと好投を続けていたが、三廻り目になった六回表、にわかに制球を乱し、山﨑晃大朗、ウラディミール・バレンティンに連続四球で一死一、二塁となって四番の山田哲人を迎える。さすがに捕手の小林誠司坂本勇人がマウンドに行って畠にアドバイス。
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しかし今日の相手の小川の調子を考えれば、ここでの1点が致命傷になりかねない。慎重を期すなら女房役とキャプテンに任せるのではなく、斎藤雅樹コーチがマウンドに行って指示すべきだったのではないか。そんなことを考えていたら、なおも畠の制球が定まらず山田の顔の近くに行ってしまい、山田がのけぞった。


このカードでは昨年、田原誠次が山田に死球を与え、戦列離脱を招いてしまった経緯がある。新人である畠は知らないにせよ、小林誠は覚えているだろう。厳しい配球が出来ないのではと懸念したら案の定次の一球を…
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山田は見逃さなかった。センターの陽岱鋼の頭上はるか高く超える本塁打でスワローズが3点を先制した。ここに来て安定した投球を続け、菅野智之、マイルズ・マイコラス、田口麗斗に続く四人目の先発の柱として台頭してきた畠であったが、残念ながらここで沈んだ。


良い時ばかりではない。こういう敗戦から次に活かすものを得るのも新人投手にとっては勉強だ、と言いたい。まぁ少なくともファイターズならそうだが、勝ち続けなければならないと思っているジャイアンツファンも同じであると信じたい。


先制されたジャイアンツとしては直後の攻撃でどの程度反撃を見せるかが重要なはずだが、坂本勇、阿部慎之助、村田のクリーンアップが三者凡退。七回裏には二死から代打攻勢。小林誠の代打、売り出し中の宇佐見真吾に安打が出るが、続く代打の脇谷亮太が倒れ、無得点。小川はこの七回までを無失点で降板。残り2イニングをリリーフ陣に託した。


前の打席で小川から上手く右中間に運ぶ二塁打を放って1打数1安打の小林誠に代打を送ったのも今ひとつ解せないし、宇佐見が安打で出たら脇谷でなく岡本和真を代打で観たかった。


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岡本は昨8日から一軍に再登録され、昨日は相手先発がサウスポーの岩橋慶侍だったからか「七番・左翼」で即スターティングメンバーに名を連ねたが3打数0安打で途中交代となった。個人的にはこういう時にはすぐに挽回のチャンスを与えるべきで、右投手の小川に対してスタメン出場はないにしても今日も打席に立たせて欲しかった。


ジャイアンツは六回につかまった畠の後に、七回表には田原を投入し、八回表には0対3のまま西村健太朗をつぎ込んだ。
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最近の西村は“スコット鉄太朗”と呼ばれていた頃には及ばないものの経験を活かしてリードした場面でも好投し、アルキメデス・カミネロ、スコット・マシソンの前を投げる“勝利の方程式”の一翼を担っている。その西村をつぎ込むあたり、この試合を何が何でも逆転すると言う姿勢の一端を垣間見られる起用と言えないこともない。しかし、その西村を九回表も続投させたのは疑問だ。明日
10日のこのカードに起用できるとは思えないからだ。


それでなくても今季のジャイアンツのリリーフ陣では困った時のマシソン頼みで、勝ちたければイニングまたぎは当たり前という起用を続けた結果、ここに来て明らかにマシソンの調子は落ちている。登板ペースを控えめにしているが、今度はカミネロにイニングまたぎを強いている。


森福允彦が期待外れ、田原も昨年ほどのキレがない。山口鉄也は勤続疲労。澤村拓一は開幕を待たずにリタイヤし、ようやく一軍に上がったと思ったら一度も登板せずに登録抹消。結局勝利の方程式の三人目を決められないままこの時期を迎えたのが今季のジャイアンツなのだ…。


しかし、
さすがに野球の神様を怒らせたのか、2イニング目の西村は山田にとどめの一発を打たれる。
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今日はベイスターズも敗れて
1ゲーム差は変わらないが、このままBクラスに終わったら、マシソンの酷使は何だったのか?ということになる。


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0対
4で負けた。クライマックスシリーズをかけて戦っているチームらしさをうかがえたのはせいぜい西村の起用くらい。しかし、それも2イニング投げたとすると疑問を持たざるを得ない。


全部の試合を勝てるわけではない。負ける試合もあるだろう。だが、勝てる試合は勝ち、負ける試合は負けるという成り行きで戦っているように思えてしまう。それは目標を失ったチームにありがちな戦いぶりで、ジャイアンツのようにAクラス入りという明確な目標のあるチームの戦いとは思えない。


今のジャイアンツは優勝しなければ2位も最下位も同じという時代のジャイアンツではないだろう。冒頭にも書いたが今日で今季の優勝はなくなった。三年連続で2位以下が確定したというのが現実なのだ。


ジャイアンツはクライマックスシリーズが始まった2007年からずっとAクラスを続けている。パ・リーグの球団を含めてもCS皆勤賞はジャイアンツだけだ。3位で出て東京ドームで試合を出来なかった年はあるが、出場ができなかった年はない。失って初めて大きさに気付くものもある。今日の一敗がまだ致命的なものになるとも思えないが、安いとは思えない入場料を払ってたまたまこの試合を生で観戦した者の感想としてはタイトルに書いた通り。これが率直な思いだ。

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