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2017年8月14日 (月)

生え抜きの選手が2000本安打を打つということ。

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日、ジャイアンツの阿部慎之助が通算2000本安打を達成。日本プロ野球史上49人目の快挙だった。ジャイアンツでは1980年に柴田勲が達成して以来17年ぶりの到達で、球団では5人目だ。


清原和博小笠原道大など2000本目の安打をジャイアンツで達成する選手がいたために気付かなかったファンも少なくないかもしれないが、ジャイアンツだけで2000本安打を放った選手はV9戦士の柴田以降出ていなかったことになる。


(写真:入団一年目に新人合同自主トレに参加した阿部慎之助。 20011月撮影) 



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落合博満、清原和博、小笠原道大
と、通算
2000本目の安打を放った選手はいたものの、ジャイアンツで通算2000本安打を放ったのは阿部慎之助1980年に達成した柴田勲以来だった。柴田といえば栄光のV9戦士の一人。その柴田以降、通算2000本安打を達成する選手が出なかったことになる。


記録が達成された813日のカープ対ジャイアンツ戦をJSPORTS1の中継で観ていたら阿部の打席でジャイアンツの通算2000本安打達成者一覧として前出の落合、清原らを含んだ一覧がテロップに表示された。申し訳ないが、いささかの違和感を覚えた。もちろん、移籍前の球団で安打数を積み重ねて、ジャイアンツの一員となって節目の記録を達成する選手にも敬意を表するが、やはり最初の1本目から同じ球団で積み重ねての記録達成にはジャイアンツファンとして喜びもひとしおだ。


阿部は2001年に入団。いわゆる逆指名での入団だ。当時の長嶋茂雄監督率いるジャイアンツでは“何でも欲しがるチョーさん”と呼ばれ、FA戦線での各球団からの大砲集めとともに、逆指名制度を最大限に活用した即戦力選手集めも精力的だった。


1996年 仁志敏久
1998
年 高橋由伸
1999
年 二岡智宏
2001
年 阿部慎之助


野手に限定してもこれだけの錚々たる選手を獲得したが、さすがに2000本安打という金字塔に達したのは阿部くらいだ。
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高橋由伸は監督就任がなければもう何年かは現役を続けていただろうが、おそらくはそれでも代打中心の現役生活だったろうから
1753安打からどこまで伸ばせたか…。


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ONの後継者と目された原辰徳は通算
1675安打。37歳での現役引退が早すぎたか…。


ジャイアンツにとどまっていたら…と思われるのは松井秀喜
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ジャイアンツでの安打数は
1390本にとどまっているが、ジャイアンツ在籍期間の10年間と同じ年数を大リーグでプレイしていたことを考えると、ジャイアンツに限って考えれば残念である。


別の意味でジャイアンツにとどまっていたら…と思えるのが駒田徳広
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通算では
2006安打を放ったが、ジャイアンツ在籍期間中には1027安打を打っていた。


松井のメジャー移籍も駒田のベイスターズへのFA移籍も権利を得た本人の晃氏によるものなのでジャイアンツとしては仕方ないが、もう一人、ジャイアンツで2000本安打を達成出来ていたのでは無いかと個人的に惜しむのが吉村禎章
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吉村は通算
964安打で現役を引退したが、悔やまれるのが1988年、25歳の時のあの大けが。22歳のシーズンに初めて年間の規定打席に達し、この大けがの前年まで三年連続で規定打席に達し、24歳のシーズンを終えて519安打。その三年間で399安打。単純計算で、三年で400本打つとして三十歳代後半には2000本安打に達し、順調なら2500本安打も狙えるペースだったので残念に思える。


こうやって到達しなかった選手を振り返ることで阿部の凄さが余計に際立つというのもあるだろう。ましてや阿部は長らく捕手という重責を担っていた。記録の凄さを実感する方法にはこういう方法もあるのだろう。


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ジャイアンツは柴田らが活躍したV9時代以降もペースダウンこそすれ、その後の時代にも高いペースで優勝をしている。だが、柴田以降通算
2000本安打を達成する選手は阿部まで現れなかった。因みに投手の通算200勝投手も堀内恒夫以降出ていない。
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落合、清原、小笠原に代表される打線の中核を担う選手を補強に依存していたという実態がいみじくも露呈することになるが、そもそも単一球団で
2000本安打を達成した選手を五人も輩出したのはジャイアンツだけである。このことはジャイアンツファンとして誇りに思いたい。


そうなのである。何だかんだ言って、いわゆる生え抜きの選手が積み重ねの記録を達成してくれるというのはチームを応援し、そのチームの門をくぐってきた選手が活躍してくれるという点で嬉しいことである。しかもジャイアンツでは坂本勇人も続いてくれそうだ。


敗戦処理。のもう一つの贔屓チームであるファイターズに至っては通算2000本安打以上を達成したのが、主に東映フライヤーズ時代の張本勲2007年に達成した田中幸雄の二人しかいない。
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余談だが球団創立以来の歴代最多勝利投手は土橋正幸
162勝。現存する十二球団で歴史の浅いゴールデンイーグルスを除くと、200勝投手が出ていないのはファイターズだけである。


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現役では田中賢介が通算
1421安打でトップ(814日現在。以下同じ)。年齢を考えると2000本安打は厳しいところ。それどころか、2000本どころか次に通算1000本安打を達成するのが誰かというのが現状だ。


田中賢の次に多いのが中田翔で通算939安打。今季の残り試合が41試合。41試合で61安打は中田にはハードルがきつい。もちろん来年達成しても何の問題も無いのだが、果たして来年、中田はファイターズのユニフォームを着ていてくれるのかという問題もある。


そもそも中田は今季の開幕時には1000本安打まで残り134安打だった。打率.250に終わった昨年の安打数が142安打だったから今季達成可能なペースだったのだ。低打率もさることながら11試合の欠場が響いている。余計なお世話を承知で言うが「あそこが痛い、ここが痛い」が通用しそうにない監督のチームに行って大丈夫なのだろうか、今の環境の方が…。


中田でなかったら、次の通算1000本安打達成者は西川遥輝まで待たなければならないかもしれない。



1000本安打も100勝投手も次にいつ出るかわからないほど、選手の流出が激しいチーム。大リーグ流のチーム運営だか何だか知らないが、他球団でこういう積み重ねの大記録が達成される度に敗戦処理。は一抹の淋しさを感じざるを得ない。


まぁその代わりにという訳では無いだろうが、“二刀流”などという長い日本のプロ野球の歴史で初めてのものを楽しめたのだから、すべてを求めてはいけないということか…。


最後になったが、阿部慎之助選手、本当におめでとう!


そして、田中幸雄、本当にありがとう!


一部敬称略

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