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2017年7月 7日 (金)

笑止千万-“引退特例”なんて要らない!

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日に行われた日本野球機構の実行委員会で、既にその年限りでの現役引退を表明している選手が本拠地最終戦などで引退試合的に出場する場合に、一軍登録しなくても出場できる“引退特例”の導入が議論された。8月の実行委員会で正式決定する見通しだそうだ。



呆れた。公式戦で行われる引退試合的な演出は、例えばその選手が打者であるならば、対戦する投手はストレートしか投げないとか、球界には不文律がある。これは厳密にいえば八百長であり、それが許されるのはいわば武士の情けとかの世界であるはずなのに、この“引退特例”はルールで八百長を公認するようなもの。まさに笑止千万だ。


(写真:引退セレモニーで城石憲之に花束を渡す大橋未歩夫人=当時 200910月撮影)

 

◆ 1軍登録なしでも引退試合出場可「引退特例」創設へ
201773日 日刊スポーツ


実はこの提案、四年前に当時ジャイアンツを率いていた原辰徳監督が提案していた。その時は単なる思い付きかと思ったが拙blogでは20131011日付エントリー本末転倒では!?原辰徳監督提案の「引退選手枠」 で反対と表明した。


敗戦処理。の基本的な考えはこの当時と変わっていない。だが当時と今で異なるのはその後に発生したジャイアンツの選手による野球賭博関与問題がある。野球賭博に野球界や社会が敏感に反応するのはその背景に反社会的勢力がかかわる可能性が高く、賭博行為に楽しむ選手たちに闇の勢力が接近し、情報を仕入れたり、自分たちの都合の良い結果を導き出すために八百長行為をさせたり、という事態に発展させることも考えられるからだ。


引退試合に反社会的勢力が絡むということは考えなくてよさそうだが、奴らが絡まなければ八百長をしても良いのか?という疑問は残る。いわゆる消化試合であっても公式戦は公式戦だ。八百長を黙認、いや奨励するような制度上の後押しなんて間違っていると思う。


確かに、引退試合出場のために選手を登録すると、そのために誰か他の選手の登録を抹消しなければならない。タイミングによってはその選手がクライマックスシリーズのファーストステージの期間に再登録出来ないという問題が生じる可能性はある。現役監督だった原監督がそこを気にするのはわからなくもない。


だがそれならば、クライマックスシリーズの選手登録制度にメスを入れた方がよっぽどすっきりする。


現行のクライマックスシリーズのベンチ入り選手の決定方法は公式戦の延長という形になっている。つまり、何もしなければ公式戦最終戦時点での一軍登録選手がそのまま一軍選手登録とみなされ、その中から25人までがベンチ入りできる。クライマックスシリーズのファーストステージに出場するチームで、その初戦に出場するためには少なくとも初戦の当日に登録出来る状況で無ければならない。一度登録を抹消した選手は十日間経たないと再登録出来ないので、初戦から逆算して十日を切っていたら登録を抹消出来ないのだ。上記リンクで前田智徳の例を挙げているので参照されたい。


それがネックなら、クライマックスシリーズの選手登録方法そのものを変えれば良い。初戦の前日に再登録制限をすべてリセットして、初戦に登録可能な28(以内)を公示すれば良い。FA取得までの登録日数をどうするか?という問題は、クライマックスシリーズの一軍登録が公示される前日までは公式戦最終戦の登録選手を自動的にカウントすれば不利益は生じまい。


公式戦の登録方式にメスを入れて“八百長”を助長するような“引退特例”を認めるくらいなら、むしろ近年の山本昌山﨑武司のように引退翌年の春のオープン戦で引退試合をする選手に、一日契約をしなければ試合に出られないという方を緩和した方が良いだろう。


確かに、オープン戦とはいえ何の資格があって、支配下登録されていない元選手が試合に出ることが出来るのか?と問われたら答えになる根拠は無い。何の資格がなくてもオープン戦なら試合に出られるというなら、亀梨和也稲村亜美を始球式で無く試合に出場させようという企画が通ってしまう可能性もある。それ故に便宜上、その一日だけ支配下選手登録を結んで選手として山﨑や山本昌は出場したのだろう。理屈としてはわかる。


だが、山本昌は現役時代に付けていた背番号34を新人の福敬登が背負っていたため、支配下選手登録の際には空いている背番号0で登録して、引退試合には何故か背番号34で出場するという大胆な行動を取った。こんな茶番が許されるのなら、支配下選手登録無しで出場出来るようにすれば良い。“過去○年以内に支配下選手登録の経験のあるもの”などの条件付にしておけば、引退試合に限定しての、支配下選手登録、あるいは育成選手登録でもない選手の出場が可能になるだろう。


敗戦処理。はそもそも公式戦での引退演出そのものに懐疑的だが、どうしてもやるならそれは両軍の選手だけで無く、双方のファンが納得する武士の情けの範疇で行われるべきで、そのためにわざわざルールを変えるというのは本末転倒だし笑止千万だ。昨年の三浦大輔のようにガチンコで勝負してめった打ちを食らう引退試合があって良いと思う。


こんなことがルールでお墨付きになることが無いよう、祈るしか無い…。たぶん通ってしまうのだろうけど…。


P.S.

城石憲之コーチ、ごめんなさい。

 

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