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2017年7月13日 (木)

「今日の大谷、2回30球を目処にマウンドに上がりました」-ファイターズがおかしい!?

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幸か不幸か、大谷翔平が先発した昨日
12日のバファローズ対ファイターズ戦を敗戦処理。はリアルタイムでは見聞きしていなかった。


CS放送フジテレビONE『プロ野球ニュース』を見て初めてその内容、結果を知ることになったが、覚悟は出来ていたものの見て唖然とした。


今日はフレッシュオールスターが行われ、明日からオールスターゲームが二日間行われるというタイミングでこんなことを書くのもナンだが黙っていられなくなった。ご容赦を。


(写真:調整不十分のまま“30球限定”登板で敢えなくKO<!?>となった大谷翔平。 2016年5月撮影)

 



CS
放送フジテレビONEで放送される『プロ野球ニュース』。バファローズ対ファイターズ戦を担当した横山和正アナウンサーは試合の冒頭に「今日の大谷、230球を目処にマウンドに上がりました」と言った。


この時点でおかしい。オールスター前の最終戦ということで惜し気なく投手を注ぎ込みやすいこの日を選んで大谷翔平を先発させるだろうことは想像していたが、30球を目処に降板する先発投手って何なのだろうか?


栗山英樹
監督は「一軍で投げてみないとわからない反応や出力の仕方がある」とかもっともらしい言い訳をしていたそうだが、一軍の公式戦は、たとえビジターの試合で入場料収入が一切入らないとはいえ調整のためにあるのではない。調整を終えた選手が結果を出すためにあるものだ。


そして一軍の公式戦を調整のために使用した効果がどの程度大谷にあったか知らないが、大谷は二回の半ばに29球でマウンドを降りる羽目になり、悪いことに満塁の走者を残して二番手(第二先発)のルイス・メンドーサにマウンドを譲った。


メンドーサを第二先発として用意していたということで、この試合を捨て試合にしていた訳ではないことはわかるが、先発一本槍のメンドーサに満塁の場面でのリリーフというのは如何なものか。


比較的記憶に新しいところではメンドーサは昨年の日本シリーズ第五戦で、不安定だった先発の加藤貴之の後を受けて二回表に同じ一死満塁の場面でリリーフに上がってピンチを切り抜けてロングリリーフを果たした実績があるが、先発型のメンドーサにいつもいつも走者を置いた場面でのリリーフで結果を求めるのは酷だろう。この試合で大谷に調整登板をさせながらも勝利を追求するのであれば、球数制限があるWBC小久保裕紀監督が見せたように先発投手と第二先発をつなぐショートリリーフ要員を用意するくらいのことはすべきだろう。具体的には大谷が二回を投げきれずにイニングの途中で降板する場合に備えて谷元圭介を用意するくらいの準備が必要だろう。


しかし、そもそもそれ以前の問題としていくら二刀流故に打者としての復旧と投手としての復旧の度合いが異なるにせよ、投手としての調整登板を一軍の公式戦で行わなければならないのかと思う。


打者としてはDHあるいは代打として一軍の公式戦に出場し、その合間に二軍戦で投手として登板する。打者としての出場と登板日の間に出場出来ない試合が出来てしまうが、そこは割りきるしかないだろうというのが敗戦処理。が勝手に描いていた大谷の二刀流時差調整法だった。


だが実際には打者としての大谷もDHとしてスターティングメンバーで出る試合であっても二、三打席で交代。塁に出て中盤でも代走を送られるというレベルである。打者としてもフル出場出来ないレベルの現状を考えたら、いっそのこと二軍に落としてリハビリしながら二軍の試合に出すしかないのではないか?


打率4割のハイペースで打ちまくっていた近藤健介の離脱で、本調子でなくても大谷の打撃が必要だというのなら年俸1500万円の新外国人を獲得してお茶を濁すのではなく、もっとお金をかけてでも打力のある外国人を獲得すべきであろう。しかもその外国人を獲得したために年俸9000万円のサウスポー、エドウィン・エスコバーをトレードせざるを得なくなるという。すべてが悪循環だ。


敗戦処理。は石川亮が故障していることを知らず、黒羽根利規の獲得を疑問視したが、捕手の獲得が急務だとしても動きがまともとは思えない。ブルペン捕手の新田玄気を育成選手登録したスワローズの方がよほど理にかなっている様に思える。


個人的に秘かに考えていたのがジャイアンツで二軍に落ちているギャレット・ジョーンズの獲得だったのだが、ただでさえ一軍の外国人枠から溢れている外国人選手が多いチームがエスコバー獲得の見返りにギャレットをくれるとは思えない。ギャレットを要求したら中継ぎが出来る若手日本人投手を要求されるのが関の山だったろう。


いずれにせよ現状の大谷を投手であろうと打者であろうと一軍で使うメリットがほとんど感じられない。大谷が出るのと出ないのとでは観客動員が大違いだとか、理由も考えられないことはないが、これでさらなる故障でもされたら元も子もない。それは本末転倒だ。


明日からのオールスターゲームも辞退した方が良いと思う。もちろんそのままペナルティ以前に出場選手登録抹消して二軍で再調整すべきだろう。



以前、サフランさんがコメント欄で早期手術が最善だという趣旨のコメントされていたが、意地でも手術をしないとしても、まず治すことが先決だろう。


投手でありながら打者でもある大谷に対しては投手コーチでも打撃コーチでもなく、栗山監督が直属の上司のようなもので、いわば栗山監督の専権事項とも言われている。だとすれば栗山監督は“俺が悪い”どころでは済まない大失態を犯していることになるが、これは推測ではあるが、どうも栗山監督レベルではないような気もする。


敗戦処理。はセ・リーグではジャイアンツを応援しているが、低迷する今季のジャイアンツでは高橋由伸監督を始めとする現場どころかゼネラルマネージャーすら飛び越して老川祥一オーナーや親会社の読売新聞東京本社の山口寿一社長の介入まで取り沙汰された、謎の“アルキメデス・カミネロ登録抹消、ルイス・クルーズ登録”の断行のようにファイターズでももはや現場や編成を飛び越えた外圧がかかっているのではないかと勘ぐりたくなるくらい、考えられない動きだ。


多くの報道で、今季終了後に大谷はポスティングシステムを利用してメジャーに移籍することが既定路線であるかのように報じられている。だが、そのポスティングシステムは今オフには何らかの制度改定が為される.現時点ではまだ見えてこない。楽観論者はどう考えているか知らないが、おそらくはNPBよりははるかにしたたかなMLBによって、現状よりNPB球団側に有利な点は少ないものに改定される、要するに改悪という結果になるだろう。


かつてのダルビッシュ有のポスティング移籍成立の折にはファイターズ球団だけでなく日本ハム本体のホームページにまでその成立がニュースとなり、“投資家の皆様へ”と題してグループの連結子会社であるファイターズ球団の巨額の臨時収入を紹介していたが、もうそんな高額移籍にはならないだろう。



ただいずれにせよ、どんな制度になろうと球団として大谷のメジャー移籍を後押しする姿勢があるのならば今の大谷の起用法は大谷の価値を低くしかねない暴挙だと思えてならない。要するに誰も得をしないのだ。誰も得をしないと考えると、野球をわかっていないけど、めったやたらには逆らえない人が引っかき回しているのではないかと邪推してしまうのである。


“明日からのオールスターゲームも辞退した方が良いと思う。”と書いたが、今回のオールスターのファン投票が行われている期間に大谷は一試合も公式戦に出場していない。にもかかわらず、パ・リーグDH部門で447,910票を集め、アルフレド・デスパイネジャフェット・アマダーらを上回ってファン投票で選出された。今年が日本では最後のオールスターになるかもしれないという理由での投票もあろうが、多くの投票者はオールスターゲームの時期には大谷が元気になっているだろうと期待して投票したのではないか?


そういうファンの期待や夢に反することは栗山監督だろうと親会社だろうと許されない。そのことだけは忘れないで欲しいものである。

 

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