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2017年6月19日 (月)

ジャイアンツは変わらなければならない。でも変わってはいけない。~続・読売グループの人事異動、発令へ!?

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たぶん直接的な相関関係は無いと思うが、堤辰佳前ゼネラルマネージャーの退任が決まった日からジャイアンツは交流戦でホークスとマリーンズを相手に連続でカード勝ち越し。前GM退任の要因の一つとも言われた陽岱鋼、山口俊も見せ場を作って、当面の最悪の事態からは脱出したと思える。



だが、拙blog612日付エントリー読売グループの人事異動、発令へ!?に寄せられたサフランさんのコメントでの指摘にもあったようにGMに責任を負わせれば解決するという類いの問題とも思えない。ジャイアンツの抱える問題はそんな単純な問題ではないと思う。


(写真:火中の栗を拾う?ことになったジャイアンツの鹿取義隆氏ゼネラルマネージャー。 2007年11月に行われた巨人対阪神OB戦にて撮影)



堤辰佳前ゼネラルマネージャーの問題は、個人的にはFA補強の失敗というより、先日のアルキメデス・カミネロ登録抹消の件に代表されるハンドリングの無能力さにあると敗戦処理。は想像した。現場の意向を無視し、かつ素人の敗戦処理。が考えても逆効果になることがわかる入れ替えを断行する様な編成の責任者にはシーズン終了を待たずに職を離れてもらい、適任者に代えてほしいと思ったからだ。



だが、その後のいくつかの報道でカミネロ抹消の件は堤GMの独断専行というより、もっと上の老川祥一オーナー、読売新聞東京本社の山口壽一社長のごり押しだという説が有力だと思えてきた。


ファンの中には高橋由伸監督ら首脳陣ではなく、GMが主導して一、二軍の入れ替えを行ったことをフロントによる現場介入と感じて不快に思った人が少なくないようだが、GM主導で一、二軍の入れ替えが行われること自体は敗戦処理。は必ずしも問題だとは思わない。何故なら例えば一軍の監督と二軍の監督との間で決めさせると、まだ故障が完全に治りきっていない選手を一軍の監督が目先の白星欲しさに召集するといった弊害が起こり得るからだ。チームによって様々な事情があり、どのやり方が正しいとは一概には言えないのが実態だろうが、ジャイアンツの場合はGMが主導して一、二軍の入れ替えを行ったこと自体が問題というより、適切な入れ替えを出来ない、それどころか逆効果になるような入れ替えを断行する人物がGM職に就いていることが問題だと敗戦処理。は思ったのだ。


また、老川オーナーによる現場介入も問題視されたが、これも敗戦処理。に言わせると、球団のオーナーである以上口を挟みたくなるのは無理もないし、それ自体は問題ではないと思う。何故ならオーナーは文字通り球団のオーナー(所有者)であり、多くは球団の親会社のトップが務めることが多いが、金を出している以上口を出す権利くらいはある。ただ、オーナーだけが球団の所有者ではない。


「私は球界の慣例上、オーナーと名乗ってはいるが、私はこの球団の真のオーナーはファンの皆さん一人一人だと思っている。では私は何かというと、そのオーナーの皆さんの夢を叶えるスポンサーだと思っている」


これは、かつてライオンズのオーナーであった堤義明氏の言葉だ。どの口が言うか!?というツッコミはさておき<苦笑>、立派な考え方だと思う。


最近ではゴールデンイーグルスの三木谷浩史オーナーが試合中の采配にまで口を出し、球場にFAXで指示をしていたという事例が有名だ。


オーナーには口を出す権利がある”と書いたが、どうしても采配にまで口出しをしたいのなら、百歩譲って本社の社長室からでなく、球場に来るべきだ。もちろん規則上ベンチ入りは出来ないが、少なくとも現場に来て指示を出すべきだ。それが最低限のマナーだろう。そしてそれは当然、GMに対して書いたように、真のオ-ナーであるファンにとってプラスになる口出しでなければならない。


そこまでの責任、義務を負って現状よりチームをよく出来るのであればオーナーである以上逆に口出しをすべきだと思う。


その意味ではジャイアンツの老川オーナーは東京ドームだけでなく、ビジターの試合にまで姿を現すというから、相当な危機感を持っているのだろう<苦笑>。ただ、選手やコーチ陣への訓示が新聞の売り上げへの影響とか視聴率がどうのとか言ったレベルの話に終始するというから選手たちの士気を鼓舞する効果が出ないらしい。


かつて伊原春樹がライオンズの監督に返り咲いた際に選手たちに西武鉄道の初乗り料金を言えるか問いただしたというが、プロ野球選手たるもの、そのチームの親が社グループの一員であるという自覚は確かに必要だろう。だが、いくら親会社のイメージ戦力の一端として球団経営をしているとしても、プロ野球というスポーツの公共財を私物化してはならない。そこをトップが履き違えた場合、誰が止められるかというのが今回のジャイアンツの問題だろう。



「週刊文春」622日号の“野球の言葉学”では他のメディアがあまり名前を出さない山口寿一読売新聞東京本社社長の名前を挙げている。親会社の社長である。絶大なる権力があるはずだ。読売グループというと、どうしても渡邉恒雄代表取締役主筆の存在がクローズアップされる。高木京介の野球賭博関与発覚の際にジャイアンツの最高顧問を辞任して、ジャイアンツでの肩書は現在ではない。しかし、そうは言っても読売のトップである限りその影響力に変動はない。と思われている。5月にジャイアンツの試合を観戦したときのコメント「ダメなところはある。3人、いないじゃないか。専門的なことはわからないからスカウトに聞いてくれ。見る目がなかったんじゃないか」が今回の堤GM退任のきっかけになったとも言われている。


ただ、山口社長も読売のトップであることに変わりはない。この山口社長は、同じ「週刊文春」が原辰徳前監督の退団を記事で取り上げた際には原前監督の後任には川相昌弘を候補にしていたという。こういう感覚の持ち主がトップに立てばジャイアンツも少しは変わるのでは無いかと敗戦処理。は期待したのだが、どうやら思い過ごしだったようだ。カミネロの二軍落ち、というよりルイス・クルーズの一軍入りを堤前GMに強いたのはどうやらこの山口社長らしい。



結局のところ、最低限野球のことがわかっている人物が読売のトップにならない限りジャイアンツが正常にはならないということになる。


そんなことでは困る訳で、鹿取義隆新GMの元、ジャイアンツは読売新聞ではない、真のオーナーであるファンの夢を叶える球団にならなければならないのである。


そのためには
どんな人物をGM職に就かせるかも重要だが、その人物を、歪んだ圧力をかけて介入する輩から守る体制をどう構築するかも重要だろう。


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ジャイアンツでいえば、清武英利氏がマシなGMだったと思えるが、清武氏が本当に手腕を発揮したのは育成選手制度の確立やフューチャーズの立ち上げと言った制度面の改革であり、編成部門のトップとしては志半ばという感じだった。


ァンの中には読売が身売りして別のまともな企業に親会社になってもらった方が…とまで言う人もいる。長年のフロント、親会社不審が極まったからだろう。だが、個人的には良くも悪くもジャイアンツはジャイアンツであらねばならないと思っている。ジャイアンツは変わらなければならないとは思う。でも変わってはならない部分もある。そこが難しいのである。これはある程度長くジャイアンツファンをしている方ならば、大なり小なり薄々感じていることかもしれない。個人的な理想像、改革論はあるが、今はシーズン中なのでそこまで話は飛ばない。いずれにせよいろいろな意味で大きな節目に来ていることは確かだろう。


今は交流戦終盤の戦い方が本来の姿だと信じて…。

 

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