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2017年6月12日 (月)

読売グループの人事異動、発令へ!?

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今朝(12)の日刊スポーツによると、明日13日に開かれる株式会社読売巨人軍の株主総会で、現状のチーム低迷の責任を問われて堤辰佳ゼネラルマネージャーがシーズン途中にもかかわらず解任される可能性があるという。その場合の後任には今春のWBC終了後にフロント入りしたばかりの鹿取義隆GM特別補佐の名前が報じられている。


(写真:日刊スポーツが堤辰佳ゼネラルマネージャーに代わる新しいゼネラルマネージャー候補として報じたジャイアンツの鹿取義隆ゼネラルマネージャー特別補佐 199911月に行われた大阪近鉄バファローズ対読売ジャイアンツOB戦より)



新聞休刊日でスポーツ新聞にとってはコンビニエンスストアや駅売りが勝負になるこの日。各紙は競って1面に売れるネタを持ってくるものだが、日刊スポーツは堤辰佳ゼネラルマネージャーの進退問題をぶつけてきた。



ジャイアンツは80年を超える球団の歴史でワーストとなる13連敗を記録。9日のファイターズ戦で辛うじて連敗をストップさせたものの、翌10日から再びファイターズに連敗。浮上の兆しが見えてこない。


二年連続で2位に終わった昨シーズン後、ジャイアンツは日本球界では初めてとなるフリーエージェントでの三選手補強を断行。新外国人獲得や交換トレードも積極的に動き、三年ぶりの優勝を目指すチームに十分な補強を施したかに思えた。だがFAで獲得した三選手のうち、山口俊と陽岱鋼は故障で出遅れ、森福允彦も昨年までの調子には程遠く、開幕当初こそ好スタートを切ったもののチーム状態が悪くなってくると、FA補強組の不在が敗因とされ始めた。
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先月、球団の役職からは外れたものの親会社のトップであることには変わらない読売新聞東京本社の渡邉恒雄代表取締役主筆から「ダメなところはある。3人、いないじゃないか。専門的なことはわからないからスカウトに聞いてくれ。見る目がなかったんじゃないか」と厳しく追求された。



このFA補強の責任者が堤GMである。同じ補強組でも新外国人のケーシー・マギーアルキメデス・カミネロは活躍しているのだが、チームの成績が芳しくないとFA補強組の離脱の方が目立ってしまう。しかもチーム低迷の要因を打線の貧打とし、その貧打対策として外国人野手のルイス・クルーズを一軍に上げるために守護神のカミネロの登録を抹消するという暴挙に及び、連敗中のチームをさらに混乱させたのも堤GMと言われている。明日の株主総会、取締役会でGM人事が断行されるのかは定かでないが、新聞休刊日に売り上げを増やすにはジャイアンツファンの賛同を得やすい記事と思える。


そもそも、堤GM自体、シーズン半ばにGM職に就任した。二年前の2015年、シーズンに入ってからの補強だったが、鳴り物入りで獲得したホアン・フランシスコがさっぱりで前任の原沢敦GMが職を解かれ、代わって堤GMが任命された。当時の原沢GMは球団代表がGMを兼務する形だったので連盟(NPB)対応など本来の球団代表職により専念するためにGM職から離れたと当時説明があったが、補強の失敗による解任という見方が大半を占めた。


いわゆる“清武の乱”の後始末で清武氏が受け持っていた球団代表職とGM職をそのまま引き継いだ原沢氏だったが、GM職を解かれ、しかもその半年後には笠原将生らの野球賭博関与問題で管理責任を問われて球団代表の地位も失った。堤GMはGM職専任。より言い訳が出来ない立場だ。



そこで、日刊スポーツは後任候補に鹿取義隆GM特別補佐の名前を挙げている。


鹿取GM特別補佐は今春のWBCまでは侍ジャパンのスタッフの一人として、U-15の監督やテクニカルディレクターとしてプロ側の窓口としてアマ側との協同体制を築く役割を担ってきた。今春のWBC終了後、ジャイアンツから招かれ、GM特別補佐に就任した。この経歴を見る限り、アマチュア球界の各世代とそれなりのパイプは築けているだろう。ジャイアンツでは初代GMだった清武英利氏、その後の原沢敦氏、現職の堤氏よりは適任だろう。


しかし、ジャイアンツには、というより読売には球団のフロント各部署の管理職をすべて読売新聞社出身で固めたいという意向があると言われている。原辰徳前監督の退陣を報じた「週刊文春」20151029日号によると、原前監督の契約が更新されなかった最大の理由は当時「週刊アサヒ芸能」が報じた原監督には球団の人間ではない、相談相手として頼っている記者がいて。その記者にいろいろなことを相談していく中で球団の機密が漏洩しているという疑惑を球団が調査したところ、その人物の存在をキャッチしたという。原監督への評価の急落、そしてその原監督をコントロール出来ない原沢GMを球団は問題視したというのだ。


重要な機密条項の外部漏洩、流出を防ぐ。コンプライアンスや内部統制の面からも球団各部署の管理責任者を読売新聞出身者で固めようと考えていると「週刊文春」は報じている。原監督の1億円問題や一部選手の契約金超過問題では清武氏を真っ先に疑っておいて何を今さらという気もするが、ジャイアンツだけならぬ読売グループ全体の内部統制として、読売新聞出身者で管理者を固める方針らしい。唯一の例外が専門職であるスカウト、編成部門だったのだがこの方針に沿って考えると、鹿取氏は権限の拡大はあってもあくまで“特別補佐”のままで編成部門の長には読売新聞出身者が新たに就任するとも考えられる。



鹿取氏は現役時代、連投も利くリリーフ投手として重宝されたが、何よりも頼もしかったのは肩の仕上がりの早さ。緊急時にはブルペンで8球程度、マウンドで投球練習を8球すれば方が仕上がるという。きっと鹿取氏ならシーズン途中のGM就任となっても迅速な引き継ぎが行われるのではないか<>!?


アマチュアに強いとなると、ドラフト戦略のキーマンになるのは間違いない。今回のように何かと補強の失敗ばかりが叩かれやすいジャイアンツだが、ドラフト戦略も決して盤石とは言えない。ましてやかつてのような逆指名制度や自由獲得枠のようなジャイアンツに好都合な制度は存在しない。菅野智之以降「巨人以外お断り」という選手も出てこない…。


他球団と均等な条件下でのドラフト戦略を考えた時に鹿取氏のキャリアは捨て難い。補強依存の体質ともリンクしてくるが、特に野手においてドラフト1位2位レベルでの獲得選手以外で年間の規定打席に達したレギュラー選手となると清水隆行川相昌弘まで遡らなければならないのだ。逆に補強面での他球団とのパイプなどに疑問が出るが、上述の読売新聞出身の歴代GMよりはマシだろう。


となると、あとは決断次第である。


余談だが、鹿取氏は侍ジャパンのテクニカルディレクターという本人の役でTBSテレビ系列のドラマ『ルーズヴェルト・ゲーム』に出演したことがある。今その日曜日の午後9時のドラマ枠は『小さな巨人』。意味は違うが、小さくなってしまった巨人を是非立て直してもらいたい。


なお全く関係ないが長寿番組だったフジテレビ系列の『笑っていいとも』のテレフォンショッキングに初めて出演した現役プロ野球選手はジャイアンツ時代の鹿取義隆である。


「読売グループの人事異動」とは2003年シーズン後に当時の原辰徳監督の退任が決まった時の渡邉オーナー(当時)の言葉だが、原監督退任のきっかけはこの年にリーグ優勝したタイガースに大差を付けられた責任を取らせる形で、球団フロントが鹿取義隆ヘッドコーチを解任させようとしたことに原監督が反発したことから始まった。その鹿取氏がそれから13年を経て、渡邉代表取締役主筆の逆鱗に触れたことから始まる緊急フロント人事でトップに立つとしたら、痛快ではあるが…。

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コメント

陽、山口といったFA組が出遅れたことや巨人の13連敗を受けて堤GMが解任となったようですが随分とおかしなことをやってますね。

巨人は13連敗を記録しましたが、チーム成績を数字を見るのであれば(シーズン終了時の)順位、勝率、貯金・借金の数で見るべきで何連勝したから凄いとか、何連敗したから酷いというそのような一時の感情で判断すべきではありません。

チームの不振を受けてGMが解任されるというのはそれ自体は自然なことですが、本来中長期的なチーム作りが求められるGMをシーズン序盤に切って一体何の効果があるのでしょうか。GMはFA補強だけでなく1年を通してのドラフト戦略にも携わるわけでそういった面での断続は大きなマイナスと言えます。

シーズン後半のチームの躍進のためのGM解任とのことですがもし解任理由の1つであるも出遅れた陽や山口が、残りシーズン巨人の順位を上げる活躍をしたならば、これは新GMのおかげではなく紛れもなく前GMのおかげでなり、あの解任理由はなんだったんだともなりかねないですね。

そもそもFA補強=即戦力でなければならないという見方もどうなんでしょう。実際山口は4年、陽は5年という複数年契約をしているわけでFA補強に対する評価はその契約期間での貢献度で見るのが本来あるべき形だと思います。

今年の巨人は大田の活躍ということもあり、やれ若手を育てることができない、長い目で見ることができないといった批判を浴びせられていますがあたかも誰かに責任を取らせようという今回の短絡的なGM解任劇こそ、チームを長い目で見ることができない球団の体質をまざまざと表しているように映りました。

巨人だけのことと見られがちですが、球界にとっても悪しき前例となりうる出来事だっただけに他ファンながら感想を書かせてもらいました。

サフラン様、コメントをありがとうございます。

確かに私もこれですべてが解決するとは思っていません。

今後書こうと思っていますが、もっと深層に問題があるとは思っています。

ただ複数年契約を結んだ選手がその一年目に働かなくても云々というのは若干違うと思います。

個人的には彼らが故障で働かないことが問題というより、現場の意向を無視してクルーズとカミネロの入れ替えを断行するという頓珍漢ぶりなどで、今後もこの人に任せて良いのかという判断はあっても不思議ではないなと思います。

また、九回にとっての悪しき前例は言い過ぎでしょう。巨人にとって、ならともかく。

巨人がやったから他球団も似たようなことをやると言うほど愚かでは無いと思います。

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