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2017年5月16日 (火)

オールスターゲームに“大谷翔平ルール”は必要か!?

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今日16日からマイナビオールスターゲーム2017のファン投票がスタートした。今年は第二戦が土曜日にZOZOマリンスタジアムで開催されるのでチケットを手配して観に行きたいと個人的には考えているが、今年また細かいルール変更があった。


昨年、一部疑問の声が挙がった大谷翔平に関して“大谷翔平ルール”が作られた。


(写真:昨年のマツダオールスターゲーム2016第二戦で本塁打を放つ大谷翔平。 20167月撮影)



昨年、ファイターズの大谷翔平はパ・リーグの先発投手部門でファン投票選出されたが、その後にマメの影響で登板が不可能になった。普通の投手なら出場辞退して他の投手と入れ替わるが、大谷の場合は二刀流。投げるのがダメでも打つ方でファンを魅了出来る。実際に大谷は冒頭の写真の様に第二戦で本塁打を放ちMVPに輝いている。



二刀流の大谷ならではの活躍で、まさにオールスターゲームだと、生観戦した敗戦処理。も大満足だったが、舞台裏ではいろいろと大変だったようだ。


昨年の大谷はパ・リーグ先発投手部門でファン投票選出された。規定では二試合のうち、少なくとも一度は登板しなければならない。投げられないからといって出場辞退をすると、オールスターゲーム後に公式戦が再開される最初の10試合に出場選手登録が出来なくなる。しかしそもそも大谷のような二刀流の選手を想定していないので、登板しない代わりに打席に立てば良いという規定はなく、急遽、大谷の場合は野手でファン投票選出された選手と同様に、野手として二試合出場することを条件に課され、出場することになった。


打者大谷だけでも観ることが出来るようになり、これで多くのファンも喜ぶと思えたが、反対の意思表示を示した球団があったという。敗戦処理。が読んだ記事ではその球団名が明らかにされていなかったがオールパシフィックを預かる工藤公康監督が所属するホークスではないかと敗戦処理。は推測した。


大谷の登板不可能がはっきりしたのはファン投票、選手間投票、監督推薦とすべての陣容が決まった後の出来事だった。大谷の登板不可能でパ・リーグは投手が一人マイナスになり、補充なし。一人減った分誰かに負荷がかかる。大谷の後始末は同じファイターズの投手でということだったのだろう。近年では珍しい、有原航平が第二戦で3イニングを投げた。


おそらくそれがあったからだろう。今年からこんな規定になった。


選手起用

2.ファン投票により出場する選手が、投手・野手両方でオールスターファン投票選出規定を満たしている場合については、ファン投票選出規定に準じ選出されたポジションで出場する。ただし、この場合において、(1)投手として出場すべき選手が、怪我などの正当な理由により、投手としては出場できないが、野手としては出場ができる場合は、野手として2試合とも出場させなければならない。また、(2)野手として出場すべき選手が、怪我などの正当な理由により、野手としては出場ができないが、投手としては出場ができる場合は、投手として2試合を通じ必ず出場させなければならない。

補充選考

1.選抜された選手のうち、怪我などにより出場不可能となり、試合出場に支障が生ずると認められた場合は、コミッショナーの承認を得て出場資格者の中から補充選考することができる。ただし、オールスターゲーム開始日以降の補充は認めない。

2.補充選考される選手のポジションは制限を設けない。
選手起用2.1)に該当し、投手として出場すべき選手が野手として出場する場合、当該選手の所属リーグチームは投手を1名補充することができ、その選考方法は上記1に準ずるものとする。

3.なお、選手起用2.2)に該当し、野手として出場すべき選手が投手として出場する場合については、選手補充は行わない。

(※ アンダーラインは敗戦処理。記)


補充選考の2.によると、昨年の様に投手大谷が投手として出場できず野手として出場する場合には投手を補充出来るということだ。一見合理的な措置に思えるが、この通りになると人数的にはパ・リーグが一人多くなる。まさに“大谷翔平ルール”だ。しかし本当にそれで良いのか?


単に昨年の有原のように誰かが1イニングか2イニング長く、あるいは二人の投手が1イニングずつ長く投げれば済むだけの話だろう。要するにオールスターゲームといいながら、特に投手に関しては各球団としてはあまり負荷をかけたくないのだろう。リリーフ投手に関しては球団として出したくない投手(オールスター期間を休養に充てたい登板過多な投手)もいるというのが実態で、監督推薦の投手選出において水面下での駆け引きが盛んに行われているのが実態のようだ。


大谷翔平ルールの背景にはオールスターで投げることを負荷と考え、一人減を他の十何人かで補おうという発想にはならないのが本音だということがあり、(ファンの一部には知れ渡っているとはいえ)それがファンに見破られてしまうのだ。


もちろんこれはオールスターゲームに対して現場の選手、コーチ、監督のリスペクトが足りないというだけではない。近年のぎりぎりの短日程にも問題はある。


水曜日 公式戦
木曜日 (フレッシュオールスター)
金曜日 ドーム球場で第一戦
土曜日 第二戦
日曜日 第二戦の予備日
月曜日 公式戦開催


近年はこのパターンだ。月曜日が海の日になり、かきいれ時だから予備日などにするのはもったいないという発想だろうが、そのことで公式戦とオールスターゲームの間隔がきつきつになり、オールスター前後に先発登板する投手はオールスターでは2イニング投げられれば良い方となる。


海の日はいわゆるハッピー・マンデーで7月の第三月曜日と決まっている。数年前まではオールスターゲームは敢えてこの一週後に設定して、子供たちの夏休みの始まりに合わせていたが、変えてしまった。


古い話だが、敗戦処理。がプロ野球に興味を持ち始めたころにはオールスターゲームは三試合で、日程もゆったりしていた。


木曜日 公式戦
金曜日 (ジュニアオールスター)
土曜日 第一戦
日曜日 第二戦(第一戦の予備日)
月曜日 予備日
火曜日 第三戦
水曜日 予備日
木曜日
金曜日 公式戦再開


もちろんドーム球場がなかった時代だが、オールスターゲームが三試合あるのが当たり前の時代だった。


その頃を知っているからというのもあるが、個人的にはオールスターゲームを毎年三試合行い、内一試合を地方開催すべしという意見を持っている。来年はオールスター第二戦を熊本で開催することが内定しているそうだが、東日本大震災の年からの三試合開催がほんの数年で二試合に戻ったのは本当に残念だ。


アメリカのオールスターゲームが年間1試合だから、日本のオールスターゲームも試合数を減らした方が価値が出るという考えの持ち主が日本の野球界には多い様だが、数を少なくすることで上がるのは価値ではなく希少価値だ。それだけでしか価値を高められないのはオールスターゲームに携わる人間の不勉強、怠慢だと敗戦処理。は思っている。今回の“大谷翔平ルール”はそんなレベルでしかオールスターゲームを考えていない連中の発想としか思えない。たった一人の選手の都合で、パとセで人数に違いが出るなんて笑止千万だ。


投手起用の問題はナーバスだから、どうしても一人増やしたいがだからといって他の選手を誰か外す訳にもいかないというのなら、この場合に限りもう一方のリーグも一人増員を認めれば良いのだ。そうすれば人数的には公平性を保てる。どうしてこんな不公平なルールが誕生したのか、オールスターゲームの価値を貶めているのは、こんなルールを考えた関係者と、それを認めた関係者だと思う。


せめてもの不幸中の幸いは、当の大谷が今日からのファン投票のノミネートで投手でなく指名打者でノミネートされており、投票者の手間を考えると、わざわざ投手で投票する人が少ないのではないかということだ。そしてそもそも、オールスターゲームの時期には試合で充分なパフォーマンスが出来るように回復しているのだろうかという問題はあるが…。


だが、報道にあるように大谷が今季限りで大リーグに行ってしまうのだとしたら、日本のオールスターに出場するのは今回が最後になるかもしれない。そう考えて投手大谷に投票するファンが多くなることも考えられる。川崎憲次郎問題の時に最低出場数を設定したような記憶があるが定かではない。どうだったろうか?


敗戦処理。は近年では神宮球場での2013年と横浜スタジアムでの昨年、生観戦した。球場で観るオールスターゲームはまだまだ「夢の球宴」である。一時ほどではないが、中継するテレビ局の勘違い気味な演出でテレビ観戦すると冷めてしまうことがあるが、メディアもそうだが、そもそもNPBとして本気でオールスターゲームの盛り上げ方を考えればこれからも「夢の球宴」であり続けることが出来ると思うし、そうであるべきである。だが、“大谷翔平ルール”を作り、さも当代一のスター選手を引き立てようとしているのかもしれないが、敗戦処理。に言わせればピントがずれているといわざるを得ない。

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コメント

二刀流ルールが必要か不要かを問われるならやはり必要なものだったのでしょう。

>単に昨年の有原のように誰かが1イニングか2イニング長く、あるいは二人の投手が1イニングずつ長く投げれば済むだけの話だろう。
二刀流「投手」故障による投手1人減となればその負担は他の選手に押しつけられ、またその責任をリーグ監督に丸投げすることになるわけで、非公式試合でそのようなことを求めるのは選手・監督に対しないがしろな考え方ではと感じました。

というのも以前敗戦処理さんはリリーフ投手の負荷軽減のために「一軍の登録人数を28人から30人に増やすべき」という新提案をしていたように、投手負担に関して憂慮される方だと思っていただけにこの意見には「えっ?」と思ってしまいました。

>一見合理的な措置に思えるが、この通りになると人数的にはパ・リーグが一人多くなる。
>この場合に限りもう一方のリーグも一人増員を認めれば良いのだ。そうすれば人数的には公平性を保てる。公平性に拘ったうえで考えられたこちらの対案には賛同できます。古い話ですがオールスターでは趙成珉の悲劇のようなことは繰り返してはならず、セパの公平性以上に出場選手への配慮第一で行ってもらいたいというのが僕の想いです。

>アメリカのオールスターゲームが年間1試合だから
日米のオールスターの価値の一番の違いは試合そのものというよりも選考対象の母数の違いにあると思います。これはすなわち1チームを編成するのに6球団から選ぶのと15球団から選ぶの球団数の差です。MLBの場合、(1試合だからいうこともありますが)仮にオールスターゲームに出場できなくてもオールスターチームに選ばれたこと自体が栄誉とされておりこうしたオールスターの捉えられ方は羨ましくもあります。結局のところオールスターの価値を日米比較をするとなるとこの球団数の差に尽きます。

>個人的にはオールスターゲームを毎年三試合行い
近年の事例で言えば2試合制の選手枠は28人、3試合制の選手枠32名となっているように選手選考の観点から見た3試合制オールスターはその是非は別として価値は相対的に下がるものと言わざるを得ませんね。

また国際試合の存在が当たり前になった最近の野球ファンからすればある意味日本代表チームこそが真のオールスターチームとして映っておりそういった時代背景もオールスターの価値観に変化を与えていることでしょう。

サフラン様、コメントをありがとうございます。

> 二刀流「投手」故障による投手1人減となればその負担は他の選手に押しつけられ、またその責任をリーグ監督に丸投げすることになるわけで、非公式試合でそのようなことを求めるのは選手・監督に対しないがしろな考え方ではと感じました。

> というのも以前敗戦処理さんはリリーフ投手の負荷軽減のために「一軍の登録人数を28人から30人に増やすべき」という新提案をしていたように、投手負担に関して憂慮される方だと思っていただけにこの意見には「えっ?」と思ってしまいました。

あの登録人数増の案はもちろん行うとすれば全球団同時にやる訳ですから、公平性は保てます。しかし“大谷翔平ルール”が導入されると両リーグが同じ人数にならないという問題が起きます。

しかしながら、今回の“大谷翔平ルール”に関してはあくまでオールスターゲームでのルールですので、確かにオールスターゲームという点を考えれば、サフランさんが書かれたように公平性が必ずしも最優先でなくてもというのは考えられますね。
私としては“大谷翔平ルール”発動の際にはセ・リーグも1人プラスが落としどころかなと。

> 近年の事例で言えば2試合制の選手枠は28人、3試合制の選手枠32名となっているように選手選考の観点から見た3試合制オールスターはその是非は別として価値は相対的に下がるものと言わざるを得ませんね。

三試合にして開催地を出来るだけ分散すれば、より多くの人が生でオールスターゲームを観戦出来ると考えただけです。私は近年では2013年の神宮、2016年の横浜でオールスターゲームを生観戦しましたが、テレビ中継とは魅力が全然違います。
それを一人でも多くの野球ファンに味わってもらうには広範囲でオールスターゲームを開催すればと考えただけです。

> また国際試合の存在が当たり前になった最近の野球ファンからすればある意味日本代表チームこそが真のオールスターチームとして映っておりそういった時代背景もオールスターの価値観に変化を与えていることでしょう。

それはあるでしょうね。運営側の課題ですね。

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