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2017年4月12日 (水)

最悪の事態を避けるために。-開幕ダッシュに成功したジャイアンツが3連敗

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ファイターズとは対照的にジャイアンツは開幕から好スタートを切った。ここ何日かは心配なあまりファイターズ戦ばかり追いかけてきた敗戦処理。だったが、ジャイアンツも3連敗してしまった。昨年の覇者、カープの連勝街道を止めるべく臨んだ11日からの今季初の直接対決でもジャイアンツは連敗。圧倒されている。


しかし、ファイターズにも当てはまることだが、まだ先は長い。今のカープは手の付けようがないほど強いが、ジャイアンツは焦ることはない。焦ってバタバタしてはいけない。



昨年の覇者、カープとの初戦だった11日。昨年のジャイアンツは2位とはいえ優勝したカープからは17.5ゲーム差をつけられたが、対戦成績は1213敗と紙一重だった。開幕戦に負けただけでそれ以後7連勝のカープを止めるのはジャイアンツだと敗戦処理。は期待した。


対6の同点から七回表にマウンドに上がった四番手の森福允彦が、菊池涼介の本塁打を含む3失点を喫し、6対9とされた。森福は9日のタイガース戦に続く、二試合連続の勝ち越し点献上だったが、八回表もマウンドに上がり、計2イニングを投げた。


同点の七回にマウンドに上がったセットアッパーが手痛い3失点を喫して、八回のマウンドにも上がる。この試合は六連戦の初日で、翌日以降の連投も考えられるリリーフ投手にいわゆるイニングまたぎの登板は避けたいところだったが、森福に2イニング投げさせ、3点ビハインドの九回表には山口鉄也が上がった。実はジャイアンツには森福を続投させざるを得ない事情があった。ベンチ入りしている残り投手の顔ぶれを考えると、ビハインドのままなら森福と山口鉄しかいなかったのだ。


菅野智之が先発し、ともにルーキーである二番手の谷岡竜平、三番手の池田駿を経て四番手が森福。ベンチに残っているのはアルキメデス・カミネロ、スコット・マシソン、マイルズ・マイコラス、山口鉄。守護神のカミネロとセットアッパーのマシソンは勝ちパターンの展開に限定したい。マイコラスは先発ローテーションの一角を担う投手なのでよほどのことが無いと投げさせたくない。そうすると少なくとも同点にでもならない限り八回と九回に使える投手は山口鉄くらい。


失点した森福をこの七回表で降ろし、野手とセットで入れ替えて山口鉄に2イニング投げさせる選択肢もあっただろうが、どちらにせよ1人の投手にリリーフで2イニングを投げさせることになり、その投手は翌日に連投が期待できなくなる。


そこで高橋由伸監督はリリーフ投手を増員することにした。今日12日の公示で宮國椋丞を登録して一軍の投手を12人から13人に増やした。9日付拙blog大谷翔平登録抹消からいろいろと見えてくるもの で言及したように各球団の投手の一軍登録人数はファイターズの14人を除き(ファイターズも現在は13)13人~12人となっている。昔は10人~11人だったから、いかに投手の分業化が進んでいるかということになるが、ジャイアンツもひとり増やした。


ジャイアンツファンには周知の事実だろうが今季の宮國は先発投手としての調整をしている。イースタン・リーグでも二試合に先発して9回完封と6イニング無失点で防御率0.00と絶好調だ。だが、何故かリリーフ要員として抜擢された。もちろん宮國は昨年は34試合、一昨年は39試合と一軍でリリーフ投手としての実績がある投手だからというのが抜擢の理由のひとつだと思われるが、ファームでの先発登板に問題があったとは思えないのに(一軍の台所事情優先とはいえ)いきなりリリーフ要員としての昇格には疑問が残る。


ジャイアンツのファームの投手事情でリリーフ陣がぴりっとしない訳ではない。


ャイアンツのファームは今日のベイスターズ戦で十回表に廖任磊が決勝点を献上したが、これがジャイアンツのイースタン・リーグ公式戦で9試合ぶりのリリーフ投手の自責点。330日のライオンズ戦で二番手の廖任磊と三番手の乾真大がそれぞれ自責点1だったのを最後に,今日の試合の三番手の篠原慎平まで足かけ10試合、のべ22人のリリーフ投手が自責点0だった。名前を挙げれば篠原、マヌエル・ソリマン、巽大介、戸根千明、乾、廖任磊、中川皓太、サムエル・アダメス。支配下登録されている巽、戸根、乾、廖任磊、中川はすぐにでも登録可能だ。昇格する投手にいきなり勝利の方程式を担わせなくてもよいのだから、先発での調整で成功を続けている宮國をリリーフ要員として登録しなくても、今挙げた投手にチャンスを与えれば良いのだ。廖任磊以外全員が左投手という偏りが気になるが…。


ジャイアンツは選手を育てるのが下手な球団という見方をされているが、こういう場当たり的な選手評価、抜擢をしていたら育つ選手も育たない。


さらにいえば、宮國を登録するために代わりに抹消したのが捕手の河野元貴というのも気になる。投手の増員が目的だから、抹消されるのは野手になるが第三の捕手を犠牲にするという発想が妥当なのか。冒頭の写真は326日のオープン戦最終戦の試合前のシートノック。開幕一軍入りを果たした小林誠司、實松一成、河野が揃ってシートノックを受けているシーンだが、この中から河野が登録抹消になった。


WBCでは打棒でも貢献した正捕手の小林誠司は11日現在で打率.115と低迷している。あの打棒が公式戦に入っても続くとは敗戦処理。も期待していないが實松との捕手二人制となると、その小林誠に容易には代打を送れないというジレンマに陥る。


こう書くと「いざとなったら阿部が…」というジャイアンツファンがいまだに少なくないと思うが、阿部は今年のキャンプでは捕手の練習を全くしていないそうだ。もはや捕手阿部は、かつての捕手木村拓也と同様に緊急事態のみの起用と思った方が良いと思う。結果が伴わない石川慎吾を抹消する方が合理的に思える。


ただし、ジャイアンツは来週、木曜日に試合がなく5試合なので先発投手を一人減らせる。今日の試合で6失点だった内海哲也か、明日の予告先発、吉川光夫を登板後に抹消して宇佐見真吾相川亮二あたりを第三の捕手として登録するということも考えられる。それであれば代打要員としてなかなか結果を伴わない石川を二軍に落とさないのも合点がいく。


昨年のリーグチャンピオンのカープだけに春先から突っ走られるのは避けたいところだが、ジャイアンツは無理をしてはいけないと思う。シーズンは長い。山もあれば谷もある。今この時期は高橋監督が今年やろうとしている野球をしっかりと地固めする時期だと思う。


最悪なのは、投手増員を優先するあまり捕手二人制を続け、延長戦などで阿部を捕手に使い、その阿部を故障で欠いてしまうということである。今日も一塁守備でよくわからない挟殺プレーのミスをしていたが、もう阿部捕手はいないと思うべきだろう。原辰徳前監督が阿部の一塁転向に踏み切った2015年、相川の故障で開幕7試合目に早くも阿部は捕手に復帰したが、マスクをかぶって13試合目にして阿部も負傷してしまった。それを考えると,昨年、何があっても阿部を捕手に戻さなかった高橋監督には筋の通ったところを感じたが、今年も阿部の捕手起用はしないで欲しい。


一試合や二試合ならと考えるかもしれないが、もう一方の贔屓チーム、ファイターズで栗山英樹監督による人災で大谷翔平が欠場しているのをみているだけに阿部(に限ったことではないが)を『第二の大谷』にしてはいけないと思うのである。

さし当たっては捕手を三人に戻すことを先決にして欲しいが、13人目の投手は先発型である必要は無い。それこそ敗戦処理的起用でも良いのだから廖任磊の研修昇格でも良かったと思う。谷岡と池田の接戦での中継ぎ起用も、田原誠次西村健太朗が投げられないのなら勉強の意味も兼ねて、ファンも腹をくくるしかないだろう。カープだって“タナキクマル”に相当高い授業料を払って今日があるのだ。

ジャイアンツがカープに対しては挑戦者の立場ではあるが、今バタバタすることは無いと思う。


P.S.
4月13日追記。ツイッターで @Kamoshiguro さんから指摘をいただきました。宇佐見真吾捕手は右手有鈎骨骨折で治療中です。となると超ベテランの相川亮二捕手か鬼屋敷正人捕手か、それとも育成から支配下登録して田中貴也の大抜擢でしょうか

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コメント

敗戦処理。様、こんにちは。のんきです。

広島に3連敗で、3位転落ですね。残念な限りです。

ここのところの敗戦は、小林のリードの悪さに一つの原因があるような気がしています。

確かに、WBCでは、好リードと言われ、持ち上げられましたが、今になって、心身ともにWBCの疲れが出ているのではないでしょうか?

テレビで見ていて、インコースのボール球をほとんど使えていないです。
外角一辺倒の投球では、打者は逆方向を意識して打つのは当たり前だと思います。

ちなみに、広島の捕手は、投手にインコースのボール球を頻繁に要求します。例えば、坂本の打席に、インコースのボール球で坂本をのけぞらせ、その後、外角の変化球で空振り三振にとったときなどは、相手ながら見事なリードだと思いました。

巨人の捕手にもそういう攻撃的なリードをして欲しいと思います。

昨年とは逆に、打線のほうは頑張っていると思います。
打撃の方は、よく分かりませんが、ファースト阿部の4番がよく機能しているような気がします。

いまは、苦しいときですが、なんとか、巻き返して欲しいと願っています。
そのための対策として、小林を少し休ませたらどうかなと思っています。
代わりは、実松でもいいと思います。

頑張れ巨人軍
のんき

のんき様、コメントをありがとうございます。

> テレビで見ていて、インコースのボール球をほとんど使えていないです。
外角一辺倒の投球では、打者は逆方向を意識して打つのは当たり前だと思います。

そうですか?私も全試合観ているわけではありませんが、特に偏りは感じられませんが。

> いまは、苦しいときですが、なんとか、巻き返して欲しいと願っています。
そのための対策として、小林を少し休ませたらどうかなと思っています。
代わりは、実松でもいいと思います。

私は逆に、今の逆境を乗り越えてこそ小林が真の意味でも一人前になると思っていますので厳しいとは思いますが、小林で乗り切って欲しいと思います。

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