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2017年3月 1日 (水)

侍ジャパン、応援団も常設化

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この本番直前の壮行試合でも外野席では賑やかな応援が繰り広げられているが、侍ジャパンが公認の応援団を常設したというニュースが入ってきた。外野席を中心とした鳴り物応援は日本独自の習慣。シーズン終了後に日米野球を行っていた時代には外野席で鳴り物応援をする習慣のない大リーグに一目を置き、鳴り物応援を禁止するケースもあったことを考えると、大いなる豹変ぶりだ。日本国内で行われる試合に関しては、日本独自の応援スタイルで相手国のチームを圧倒して侍ジャパンに有利にという考え方なのだろうか?



本音を言えば、外野席での鳴り物応援を認めるか否かで外野席のチケットの売れ行きに差が出るということかもしれないが<>、鳴り物応援を認めるだけでなく、応援団を常設するというのだ。


 侍ジャパン応援団を常設化 新たな応援曲の「チャンス侍」も決定


ご丁寧なことだ。当blogをお読みいただく皆さんには釈迦に説法だろうが、現在、十二球団の各応援団はNPBへの届け出制であり、許可を受けた応援団以外は鳴り物応援などのパフォーマンスを各球場で行うことができない。その侍ジャパン版を侍ジャパンと同じく常設化したということのようだ。各選手が所属チームの試合で演奏されるヒッティングマーチを中心に、各チームにチャンステーマがあるように侍ジャパン独自のチャンステーマもわざわざ作ったということだ。


言うまでもないが、主に外野席で行われる、鳴り物応援は日本独自のスタイル。侍ジャパンは1次ラウンドと2次ラウンドを東京ドームで戦う。ただでさえホームアドバンテージを得ることが出来るが、それに加えてスタンドのファンを巻き込んだ応援でチームを後押ししてもらおうといったところか。


上述したが、かつてシーズン終了後に日米野球が行われていた時代には鳴り物応援の習慣がない大リーグに一目置いて鳴り物応援を禁止したり、大リーグの球場で流れるような効果音を真似したり、大リーグに合わせた演出を行うなどもあった。WBCのような国際大会がなかった時代の日米野球は日本側に比べて大リーグに真剣みがなく、物見遊山的にも思えた。にもかかわらず「うるさい鳴り物応援がない」、「にわか仕込みとはいえ雰囲気がメジャーっぽい」という理由でバカ高い入場料をものともせず球場に向かうファンもいた。もはや完全に日本のプロ野球には定着した応援スタイルとはいえ、一部にはそれを好まないファン層がいるのも確か。いわゆる“サイレント・マジョリティ”である。そういうものを国際試合で日本野球の一部として拡散することが本当に良いことなのかと敗戦処理。には半信半疑だ。


もちろん、これまた上述の通り、鳴り物応援を認めるか否かでチケットの売れ行きに差が出るのは確かにあるだろう。賛否両論あっても、無視できないくらい浸透してしまっているのである。会場が東京ドームでなかったらジェット風船も飛ばすのだろう<>。外野席は価格設定上は安い料金になるが、だからといって軽視できない上お得意様であることは言うまでもない。


言い出しっぺのアメリカが諸事情あって本当の意味での代表メンバーを揃えない。だから勝てないし、アメリカの野球ファンが今一つ盛り上がらない。それ故に今大会が最後のWBCになりかねないという声もある。侍ジャパンも単に興行的に売り上げを伸ばすというだけの事情でなく、少しでも多くの入場者を集め、売り上げを上げたいという事情があるのだろう。一言でいえばなりふり構っていられないのだろう。


ところでこの二日間の侍ジャパンの相手だが、WBCに出場する台湾代表(チャイニーズ・タイペイ)チームではなく、台湾プロ選抜チームである。普通に考えれば、台湾の野球界の精鋭は台湾代表に召集されるだろう。台湾プロ選抜はその台湾代表には選ばれなかった台湾プロ野球選手の中から選び抜かれた選抜チームであり、台湾代表よりはメンバーが劣るということだろう。そのチームに8失点して敗れたというのはどうなの?というのもあるが、それは本エントリーの趣旨とは離れるのでここでは敢えて目をつぶる<苦笑>


侍ジャパンと台湾プロ選抜の対戦というと、敗戦処理。は20123月に、東日本大震災から一年後のチャリティーマッチとして対戦したのを思い出す。侍ジャパンとしても一年後にWBCを控え、有意義な調整試合を組みたいところであったが、東日本大震災からほぼちょうど一年後にあたる2012310日に、東日本大震災復興支援ベースボールマッチと称して侍ジャパンと台湾プロ選抜による試合が組まれたのだ。後から聞いたのだが台湾側から、大震災の一年後ということで何かお手伝い出来ることがあればと申し出たそうだ。



その試合は侍ジャパンが92と圧倒したが、東京ドームのライトスタンドに陣取った応援団連中は試合終了直後、勝利の嬉しさに有頂天になりすぎたのか、日本の災害のチャリティーのためにわざわざ来てくれた台湾チームへの感謝のかけらも見せなかったのだ(拙blog2012310日付エントリー 東日本大震災復興支援ベースボールマッチ を参照されたい)。冒頭の写真はその試合の終了後に、台湾プロ選抜の選手達がマウンド付近に集まり、スタンドのファンに挨拶をしたシーンだ。挨拶をしなきゃならないのは私達スタンドの日本人ファンの方じゃないかと感じた。


あれから五年。NPB各球団の応援団はNPBや各球団の管理下に置かれていると言って過言ではない。侍ジャパンの応援団もその延長線上にあるだろう。ひょっとしたらNPBの関係者から「わざわざ相手をしてくれる台湾プロ選抜に失礼のないように」とくぎを刺されているかもしれない。くれぐれも失礼のないことを祈りたい。


四年前のWBCで、東京ドームで生観戦していて稲葉篤紀の打席で360度“稲葉ジャンプ”が発生したときには本当に壮観だった。応援で圧倒しようという趣旨を必ずしも否定はしない。だが、個人的には応援団の常設化にはいささかの違和感を覚える。NPBの応援スタイルは基本的には国内限定のローカルカスタムに過ぎない。国際試合で大手を振って行えるものなのだろうか?


侍ジャパンの応援団は十二球団の応援団が集結するものだという。せめて、侍ジャパンがいずれ劣らぬ超一流選手の選りすぐりであるのと同様、応援団も選りすぐりであって欲しい。

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コメント

広尾さんのブログによると、今回のWBC台湾代表は人選過程でもめた結果、昨年の優勝チームであるLamigoが選手派遣を拒否したみたいです。
そしてそのLamigoの主力がリーグ選抜のメンバーになっています。4割バッターが何故代表に呼ばれないのか納得しました。

ゴンガッツ様、コメントをありがとうございます。

> 広尾さんのブログによると、今回のWBC台湾代表は人選過程でもめた結果、昨年の優勝チームであるLamigoが選手派遣を拒否したみたいです。

情報ありがとうございます。広尾さんのblogのそのエントリーは読んでいないのですが、実際昨日のスタメン野手9人のうち、6人がLamigoでしたね。

そういう意味では侍ジャパンにとってもかっこうの調整相手だったのかもしれませんが、第一戦を見る限りでは完敗ですね。

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