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2017年2月24日 (金)

ファイターズは本気で近藤健介を二塁手にコンバートするのか!?

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スポーツ新聞で確認しているレベルであるが、ファイターズの近藤健介が紅白戦や練習試合で二塁を守っている。近藤の本職は捕手だが、スローイングを含め課題が多く、得意の打撃を活かすためにDHや外野手としての出場が大半になっている。
2014年には不慣れな三塁守備や遊撃守備にも挑んだ。


二塁には田中賢介がいるが、レギュラー野手の中で最年長。今年の5月に36歳になる。


栗山英樹監督は本気で近藤健介を二塁手にコンバートする気なのだろうか?


(写真:20149月、ショートを守る近藤健介)



考え方としては理解出来る。ファイターズは昨年、パ・リーグ優勝と日本一を達成したが選手層に関して言えば決して厚いとは言えない。特に内野は一塁手中田翔、二塁手田中賢介、三塁手ブランドン・レアード、遊撃手中島卓也の四人がほぼ一年間固定されていた。中島は
143試合、フルイニング出場を果たし、田中賢は143試合中、142試合で二塁の守備に付き、レアードは140試合で三塁の守備に付いた。四人の中では最も少ない中田でさえ、136試合で一塁を守っている。守備機会(刺殺+補殺+失策)で見ると、四人のレギュラー内野手の守備機会の合計数3130は内野手全体の守備機会326096%を占める。また、引き算して四人のレギュラー以外の守備機会数を出すと130になる。レギュラー以外の内野手は143試合で130回の守備機会ということは一試合に一回ないということになる。レギュラー以外の選手で10試合以上守備に付いたのは飯山裕志だけ。飯山は二塁で20試合、三塁で14試合出場している。飯山は守備要員。田中賢やレアードに適宜休養を与えるための出場だったろう。


良く言えばレギュラーが固定されている、と言えるが、悪く言えばレギュラーに取って代わる選手がいない内野陣に、打撃センスの高さは間違いないが、一つのポジションに固定できていない近藤健介を、二塁を守れるようにすれば、二つの課題が一気に解消されるという発想なのではないか?


内野手に関してはレギュラーが固定されて活躍したことは間違いないが、逆に言えば脅かす存在がいなく、層が薄いとも言える。例えば中島の打撃成績は打率.243、0本塁打、28打点。執拗にファウルで粘り、相手投手を浪費させるなど表に出る数値以上に貢献しているとはいえ、時には代打を送りたい場面もあったろう。ホークスとのクライマックスシリーズでは岡大海を代打で起用されるケースがあったが、公式戦ではなかった。


敗戦処理。は昨年、ファイターズが優勝した時のエントリーで、“最大の要因はこんな時に不謹慎かもしれないが、柳田悠岐選手の長期離脱だろう。”と書いたが、もしもファイターズに故障者が出ていたらと想像するとぞっとする。


ファイターズでいわゆる“スーパーサブ”といえば杉谷拳士を連想する人がほっとんどだろうが、昨年、その杉谷が右手首を痛めて長期離脱を余儀なくされると、登録抹消の翌日にはジャイアンツとの間で乾真大大累進のトレードを成立させた。非常事態に動きの速さを見せてくれたが、これも層の薄さの裏返しだろう。十二球団で唯一、過去を遡っても一度も育成選手を採用していないファイターズにとって一人でもリタイヤする選手が出ると大打撃なのである。因みにこの時、登録抹消こそ免れたが陽岱鋼も左足関節捻挫に悩まされていた。


近藤に二塁守備を挑戦させる背景は以上のように推定できる。だが、敗戦処理。の素人考えのレベルでは近藤に二塁手が務まるとは思えないのだ。


ファイターズの正二塁手は田中賢である。ゴールデングラブ賞四回の名二塁手だ(最後にゴールデングラブ賞を獲得したのは七年前だが)。一朝一夕に出来た守備ではない。そしていうまでもないことだが二塁守備は奥が深い。ただ単に飛んできた打球や送球を正確に処理するだけではない。打球が外野に飛んだときの中継プレーなどを含めた田中賢の二塁守備に近藤が迫れるとは思えないのである。迫れたとしても何年か先のことであろう。


だからその何年か先のことを考えて近藤に二塁の練習をさせているのではないか?

もちろん松本剛、渡邉諒、高濱祐仁といった若手内野手の伸び悩みという要素もあろう。“帯に短し襷に長し”という諺があるが、今挙げた三人の若手内野手は“襷に短い”状態だ。敗戦処理。はこのオフにFA移籍した陽の人的補償としてジャイアンツから(プロテクトに漏れたら)辻東倫を獲得すると目論んでいたのだが、金銭補償のみだった。いつまでもこの限定人数で戦うチーム編成で成功し続けるとは思えず、特に優勝、日本一でライバルチームからターゲットにされるだろうことを考えればこのチームはこの十年間の成功体験を過信していてはこの先の十年でまた寂しい思いをしかねないと思っている。


横道に逸れた。話を戻そう。近藤は2014年には三塁手として70試合、遊撃手として2試合出場した。近藤の三塁守備は敗戦処理。の目にはにわか仕込みの域を超えるものとは映らなかった。だが、当時の報道ではその年の春季キャンプでもほとんど内野守備の練習をしていなかったという。それでも曲がりなりにも試合でこなせたのだから、春季キャンプで相当な時間をかけている二塁挑戦は楽しみではある。だが、この二塁挑戦は着想としては良いと思えるが、実現は厳しいし、成果はすぐに出ないと思う。近藤の打撃は確かなものになっていると思うから、守備で“二兎を負うものは一兎をも得ず”にならないで欲しいというのが敗戦処理。の本音である。


そしてもう一つ、今季から走者の危険なスライディングが禁じられるとはいえ、二塁手として試合に使うのならば、走者による併殺防止のスライディングをかわすスキルを身につけてからにして欲しい。1点勝負となれば一か八か、罰則覚悟で過激なスライディングを仕掛けてくる選手がまだまだいなくなるとは言い切れないからだ。


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一部のファンからは皮肉も込めて“田中賢介ルール”と言われるこの新規制で第一号の犠牲者がファイターズの近藤ではシャレにならない。週末にはオープン戦が始まる。近藤は二塁の守備位置に付くのだろうか。興味津々だ。

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コメント

固定化された内野陣から近藤コンバートの考察をされていますが、この近藤問題は捕手陣から考えたほうがいいように思います。現在日本ハムの1軍捕手陣は大野、市川は確定、次いで近藤、清水といった序列であると認識していますが、前者2人は共に30代であることを考えれば次の世代の捕手の準備は喫緊な課題と言え、この捕手陣から近藤がいなくなるとなれば一気に若手捕手層は薄くなってしまいます。以前敗戦処理さんは今成のトレードの際、若手捕手陣の層が薄くなることの危惧をされていましが、当時僕はあのトレードを良しとは思わないものの捕手近藤の英才教育のためならと受け入れていましたがその後の扱いを見ても今成放出はなんだったのかと思ってしまいます。近藤を除く若手捕手の中では清水が一番手となりますが、それは同時に近藤問題の一番の鍵は清水になるとも言えます。この清水がすんなり次代の正捕手になれれば話は早いですが、清水も石川亮も大嶋も特に打撃面で1軍レギュラーレベルに到達するかはまだまだ不透明な状態。なので僕は近藤をコンバートするのであれば次代の若手捕手が台頭してからで今はまだ時期尚早であると考えます。

>守備で“二兎を負うものは一兎をも得ず”にならないで欲しいというのが敗戦処理。の本音である。
同感です。他の選手に対しても栗山は試したがりのきらいがありそこは気がかりですね。勿論色々試すことで新たな発見があるのかもしれませんがコンバートというのは選手・監督共に不退転の覚悟で決断するものであってもらいたいです。特に捕手という野手の中で専門職とも言えるポジションは尚更です。

>十二球団で唯一、過去を遡っても一度も育成選手を採用していないファイターズにとって一人でもリタイヤする選手が出ると大打撃なのである。
日本ハムはファーム育成のため意図して選手保有数を抑えているので、仮に野手の数が足りなくなり選手獲得となった際でもその増加分は育成選手である必要性はありませんよ。選手保有数を抑えていることのリスクと育成選手どうこうは関係ない話です。

サフラン様、コメントをありがとうございます。

> この近藤問題は捕手陣から考えたほうがいいように思います。

私も最初はそう考えたのですが、球団がもう近藤を捕手としては計算に入れていないふしが感じられるので、捕手近藤を外して考えました。

大野、市川に次ぐのは清水と石川亮で争ってもらう。郡も加わりましたね。

実際、近藤を第三の捕手と考えてしまうと試合での起用法が制限されますからね。

> 日本ハムはファーム育成のため意図して選手保有数を抑えているので、仮に野手の数が足りなくなり選手獲得となった際でもその増加分は育成選手である必要性はありませんよ。選手保有数を抑えていることのリスクと育成選手どうこうは関係ない話です。

これは私の書き方も拙かったかもしれませんが、要するに人数が少ないので一人でも故障すると大打撃だと言うことです。

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