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2017年1月 1日 (日)

ファイターズ2018年問題 &…

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ファイターズファンとしてファイターズの日本一の余韻に浸る優越感は
2016年で終わり。年が変わったので2017年のシーズンに向けたエントリーを立てていきたい(といっても明日2日昨年一年間で最も印象に残った生観戦を振り返るが)。


新年一発目は、昨年の日本一、北海道日本ハムファイターズ


昨年は最強のホークスに最大で11.5ゲーム差を付けられたのを逆転しての優勝。日本シリーズでもカープを破って日本一になった。普通なら万々歳のオフを過ごせるところだが、中心選手の一人である陽岱鋼がFA宣言を行使してジャイアンツに移籍。ぽっかりと穴が空いた。


ファイターズにとってFA権を取得した主力選手が抜けることは今に始まったことではなく、その繰り返しでありながら、ドラフト会議で獲得した新戦力やファームからのし上がった若手が何とか穴を埋める好循環で、2006年以来の11年間で5回もリーグ優勝している。


だが、この好循環がいつまでも続くとは限らない。日本のプロ野球の歴史を振り返っても、有力選手の流出が続く球団は低迷期に入ることが多い。「ファイターズはそうはならない。」と、ファンなら信じるべきなのかもしれないが、小心者の敗戦処理。には2017年が分岐点になる一年だと思えるのである。



そもそもファイターズファンは陽岱鋼が抜けることのマイナスを小さめに考えすぎではないだろうか?確かに打撃面で物足りなかった面もあるが、チーム事情によってどの打順にはめ込んでもそれなりに結果で応じてくれる。センターの守備は言わずもがな。走力は一時に比べれば盗塁数がかなり減っているが、走塁の勘の良さは相変わらず一級品だ。



メディアで見る今季の布陣予想図だと、岡大海がセンターに入っているものが多い。実績で考えればポスト陽の一番手であることは間違いなかろう。だが、少なくとも昨シーズンを見る限り、岡はセンターを守らせるには心許ない。岡は昨年の日本シリーズ6試合のうち、5試合にスターティングメンバーで出場。陽とともにスタメン出場した第一戦を除く4試合ではセンターで出場した。しかし、いずれも途中からライトに回っている。途中から陽がセンターに入るからだ。


ところが第6戦、継投でリリーフのアンソニー・バースを打順の遠いところに入れたくてライトの近藤健介を退けたのだが、代わりに入った杉谷拳士はライトで無くセンターに入った。岡の守備力がチーム内でどう評価されているか想像出来る。


西川遥輝にセンターを守らせようという話が出てきても不思議で無いと思うが、今後出てくるのだろうか?それともあくまで岡と、大田泰示淺間大基らを競わせようというのか?


日本シリーズを解説した宮本慎也は左から西川、岡、近藤と並ぶファイターズの外野陣を“この十年来で最もレベルの低い外野”と評した。残念ながら認めざるを得ない。SHINJO森本稀哲、稲葉篤紀糸井嘉男…。彼らに比べれば…。


一部のメディアやライター、ブロガーはファイターズの選手がFA権を行使して他球団に移籍することを「ファイターズが放出する」と表現することがある。ファイターズは選手の年俸総額の幅を決めており、それを超える選手に対しては年俸を払いきれなくなるから“放出”するという考え方のようだ。


かつてのダルビッシュ有や今後の大谷翔平の年俸を払いきれなくなるというのはまだ理解出来る。しかし、陽の年俸を払いきれないから“放出”というのは球団経営として情けないと思う。そりゃ「5年で15億」払う球団が出てくればお手上げなのは仕方ない。ジャイアンツは何が何でも欲しいから奮発するだろうが、どう考えても陽の適正年俸では無い。


陽は一昨年の推定年俸2億円から昨年は16000万円にダウンしたと言われているが、昨年は肋骨を痛めたりしながら二年ぶりに規定打席にも達し、その二年前に比べると劣るもののいわばV字回復だ。年俸2億円をベースに四年契約程度の打診は出来るはずだ。それでも陽がより高い好条件を求めてFA権を行使するというならば、それは仕方ないだろう。今回、ジャイアンツは陽獲得に関してはバファローズやゴールデンイーグルスより後出しのような形で出てきた。事前の水面下での打診はあったのかもしれないが真相は藪の中だが、少なくともファイターズの方から陽にお引き取りいただくしかないというのは球団として情けない。新球場建設に向けて親会社とコンセンサスが得られたと言うが、建物より選手でしょ?と言いたい。

そして2017年シーズン中に中田翔FA権を取得。このオフの陽と同じ動きになりかねない。大谷のポスティング移籍も必至とあれば2018年の戦力ダウンは否めない。その時にどうするのか?昨年1231日付エントリー“中田翔断言「本塁打数で翔平に抜かれたら、僕は4番を自分からやめます」-大谷翔平敬遠、中田で勝負より屈辱的なこと。 ”で書いたように中田がリーダーになってくれるのが理想だが。


そこまで考えてGM付シニアアドバイザー兼メジャーリーグスカウトディレクターとしてランディ・スミスを獲得したと考えているファンもいるようだが、陽や中田、大谷の穴を埋める外国人選手を(リーズナブルな金額で)スミスのツテで獲得出来るのだろうか?


そもそもバースの代わりの新外国人獲得という話が全然出てこない。まさか三人(ルイス・メンドーサ、クリス・マーティン、ブランドン・レアード)でシーズンを戦うことはあるまいが。昨年ファイターズが優勝出来たことの一因にホークスがイ・デホに代わる外国人を獲得しなかったことが挙げられているというのに…。


ここまで読んで「こいつは新年早々何を書いているんだ
!?」と不愉快に思う方もいらっしゃるかもしれない。そこは申し訳ない。メディアではファイターズが日本一になったと言う結果だけで無くそのプロセスを評価する論評が多い。


◆ 新球場構想、国際戦略……日本ハムの挑戦は新フェーズへ。「巨人」「大リーグ」との新しい距離感
ベースボールチャンネル20161228日えのきどいちろう氏


えのきどいちろう氏は好意的なことしか書かないが、多くのメディア、ライターはファイターズを持ち上げてくれる。11年間で5回優勝という事実がある。簡単には否定出来まい。


だが、有頂天になっている敗戦処理。の目から鱗が落ちるような論評もある。球団が強いか弱いかとは別の次元でファイターズがそのあり方を問われる問題にいずれ直面しかねない。


 「唯我独尊」北海道日本ハムファイターズへの懸念
広尾晃氏「野球の記録で話したい」2016年11月2日


確かに、ホークスとジャイアンツの三軍ばかりが脚光を浴びているが、ゴールデンイーグルスに、まさかのバファローズまでもが育成選手を多く抱えるなどで実質的な三軍構想を打ち立てている。こうした動きが他の球団にも拡がっていった時に、適正人数の選手をしっかりと鍛えるファイターズ式をファイターズが捨てられるかという問題がある。


敗戦処理。はファンがブログで展開するNPB十六球団構想にはほとんど魅力を感じない。今のNPBのレベルに達しない選手を四球団分集めて、仮にそれらを既存球団含めてシャッフルしたとしてもファンの鑑賞に耐え得るレベルを保てないと思うからだ。


どうしても球団数を拡張するなら、その前段階として、今の各球団の下部組織のようにしてそれぞれリーグ戦を行ってレベルを上げるしかないと思っている。いきなり横(球団数増加)に拡げるのではなく、まず縦(三軍)に拡げる。それが現実的だと思う。


もしも十二球団全体で縦に拡げようという話が出た場合にファイターズがこれまでのスタイルを捨てられるだろうか?


ファイターズが育成選手を採用しない理由の一つは、選手数が多くなっても試合に出られない選手が増えたのでは意味がないという発想だと言われている。各球団が足並みをそろえて三軍制にするのならファイターズの懸念が解消されるが、大所帯になればなるほど一軍とそれ以外(二軍&三軍)が離れている弊害が出るだろう。


これは仮の話だが、
2018年問題は必ずやってくる。2017年はオイシイ思いが出来る最後の年かもしれない。現行のドラフト制度を考えれば、流出する選手を新人の育成で賄い続けるのは無理があると思う。ファイターズの流動性は異常とも思える。


ファイターズに現在所属している投手のファイターズでの最多勝利は大谷で、まだ39勝に過ぎない。他球団を見て、現所属投手でそのチームで50勝した投手がいないのはファイターズ以外にライオンズ、カープ、ベイスターズと三球団あるが、40勝以上に下げるとファイターズとベイスターズだけ。82勝の武田勝が引退し、48勝の吉川光夫がトレード。ファイターズ時代に35勝したブライアン・ウルフ、34勝した八木智哉が他球団でプレーしており、この二人を上回るのが大谷ひとりで、次ぐのは武田久の31勝…。200勝どころか100勝投手が生まれるのもいつになるやら。


そろそろ、チームの顔を育てることを真剣に考えた方が良いと思う。



敗戦処理。は東京時代からの四半世紀にわたる優勝から遠ざかっていた時代を見ていて「生きている間にせめてもう一回優勝して欲しい」と思っていたのに5回も優勝を見ることが出来た。再び暗黒時代に戻ってもこの球団に付いていく覚悟はあるが、北海道に移ってからの良い時しか知らないファンにどう映るか…。


心してファイターズを見よう。

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