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2017年1月16日 (月)

星野仙一ゴールデンイーグルス副会長らが殿堂入り-2017年度野球殿堂入り発表。

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本日(17)東京ドームにある野球殿堂博物館にて2017年度の野球殿堂入り顕彰者が発表された。競技者表彰委員会ではプレーヤー表彰からマリーンズの伊東勤監督、エキスパート表彰ではドラゴンズを始め三球団で監督としてチームを優勝に導いた星野仙一ゴールデンイーグルス副会長と、「カミソリシュート」の異名をとった切れ味鋭いシュートを武器に通算201勝を挙げた元大洋ホエールズの平松政次氏が選ばれた。



特別表彰にはアマチュア野球の名審判員としてならした郷司裕氏と、プロとアマの規則書が初めて統一された「1956年度公認野球規則」の編纂を始め長きにわたり「公認野球規則」制作の中心的役割を果たしてきた鈴木美嶺氏が選ばれた。


今回初めてエキスパート表彰の候補となった原辰徳ジャイアンツ前監督は惜しくも次点だった。


(写真:野球殿堂入りを果たした星野仙一ゴールデンイーグルス副会長<左>。大先輩の杉下茂氏から祝福のスピーチをもらって恐縮する)



敗戦処理。は今回、幸いなことにこの名誉ある野球殿堂入り発表の席を見物する機会を得ることができた。情報を解禁してよい時間になったので書いてみたい。



場所は東京ドーム21番ゲート横に入口がある野球殿堂博物館。通常、月曜日は休館日だが今日はこの発表のためだけに開館した。


受付で手続きすると、動画撮影、録音禁止。SNSなどでの情報公開は本日午後5時以降からなどの注意事項の説明を受け、殿堂ホールへ。
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何となくこっちも緊張してくる。「輝く!日本レコード大賞」のように司会者がひとりずつ発表していくのかと思ったら職員の人達がパネルを用意し始めた。
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「わかっちゃった<苦笑>」。そして本人達が所定の席へ。顕彰者に祝福のスピーチを贈るゆかりの深い人達も着席。何だかネタバレみたい。臨席する我々にも顕彰者の経歴やこの日の段取りなどが記された資料が配付される。
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司会進行は「ニッポン放送ショウアップナイター」でおなじみの胡口和雄アナ。胡口アナの美声は同じ野球殿堂博物館で8日に古葉竹識さんのトークイベントで聞いたばかり。



まずは野球殿堂博物館の理事長である熊﨑勝彦コミッショナーが挨拶。
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続いて競技者表彰委員会と特別表彰委員会の、それぞれの選考過程などが発表された。



特別表彰委員会の選考過程については池田哲雄特別表彰委員会議長が説明。
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名前でピンと来た方もいらっしゃると思うが、ベースボール・マガジン社の社長。だからといって殿堂入りの副賞にマカンは贈られない



続いて熊﨑理事長から顕彰者五人に“殿堂入り通知書”の授与。表彰はオールスターゲームで行うので、ここではその通知書を渡すにとどまるということなのだろう。特別表彰のお二人は故人なので、郷司裕氏の代理として郷司氏の次男、鈴木美嶺氏の代理として東京大学野球部OB会の会長を務める橘谷健氏が出席した。配付された資料によると“平成29年野球殿堂入り表彰式の日程は、後日発表いたします。”とのことなのでどの試合かはこれから決まるのだろうが、伊東監督の本拠地、ZOZOマリンスタジアムで行われるオールスター第2戦で行われるのではないか?


続いて顕彰者より挨拶。トップバッターは今回唯一の、競技者表彰のプレーヤー表彰で選ばれた伊東勤監督。
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これまでお世話になった人達の名を挙げて感謝の気持ちを語るとともに、昨年出身地の熊本が震災で打撃を受けたことにも触れ、少しでも現地の被災者の励みになればと語っていた。


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星野仙一
副会長は野球への感謝、野球への還元を考えていることを語っていた。所属するゴールデンイーグルスのことだけでなく、広く野球界に恩返ししたいと語った。自らを現役時代は大した選手ではなく、それでも選ばれたのは選手達を始め、周囲のお陰と謙遜していた。「弱いチームばかり率いて優勝した“という表現を用いていたが、タイガースとゴールデンイーグルスはともかく、ドラゴンズは弱いチームでは無かったと思うが…。



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続いて平松政次氏も周囲への感謝を挙げながら、プロ野球界の発展に協力したいと語っていた。



特別表彰の二人は上述の代理の方が挨拶をした。


続いては顕彰者にゆかりの深い人からの祝辞。


伊東監督に対しては現役時代に対戦もした「ロッテ」の先輩に当たる村田兆治氏。
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西武ライオンズ時代の恩師かと思ったら違った。村田氏は伊東を祝福するとともに「ロッテは戦力が無いが伊東監督が何とかして欲しい」と要望も出していた。



星野副会長に対しては明治大学と中日ドラゴンズの先輩で、ともにドラゴンズのエースナンバー背番号20を背負った杉下茂氏が祝福。
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杉下さんは大正14(1925)9月生まれ。現在91歳だ。背筋はピンと伸びているし、喋りもはっきりしている。昨年、始球式でノーバウンドの投球をして度肝を抜いたが、本当にお元気だ。


余談だがここまで掲載した写真の大半には右隅に人の顔が写ってしまっているが、これは二列前に座っている杉下氏が写っているのだ。182cmの長身の杉下氏が前に座っていると撮影しにくい。


星野副会長に関して「とにかくジャイアンツを倒すことしか考えていない人」、「現役の時にジャイアンツを倒して優勝した時の祝賀会で『日本シリーズは邪魔だ。ジャイアンツに勝ったのだからもう充分』と言い切っていた。実際、選手でも監督でも日本シリーズには勝てなかった」、「楽天の監督では日本シリーズに勝てたが、相手がジャイアンツだったからだろう」と語った。冒頭の写真は杉下氏が祝辞を終えて席に戻ろうとしたところで星野氏と握手した後。大先輩の祝辞にさすがの星野氏も小さくなっていた。こんなに小さく縮こまっている星野氏を観るのは珍しい。これだけでも来た甲斐があった<>



平松氏への祝辞は大洋ホエールズの大先輩、土井淳氏。
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土井氏の現役時代の晩年に平松氏がホエールズに入団。土井氏は中部謙吉オーナーから平松投手を一人前にしろと厳命されていて、そのために平松氏の登板時にはマスクをかぶっていたそうで「平松のお陰で選手寿命が二年延びた」とも。土井氏が横浜大洋ホエールズの監督を務めた時に平松氏はエースだった。

 

 

郷司元審判員への祝辞は特別表彰委員会の委員も務める井上明氏。
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どこかで聞いた名前だと思ったら、太田幸司擁する三沢高校と延長再試合となる名勝負を繰り広げた松山商業で太田と投げ合った投手。敗戦処理。より世代が上の野球ファンには懐かしい顔だろう。


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その後はマスコミ向けの撮影、インタビュー。ここは蚊帳の外。


しかし、とても素晴らしい体験をさせていただいた。


そして、帰ろうとすると、早くも殿堂入りに因んだ展示が。
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明日からの通常展示で見ることが出来るのだろう。



今回、特別表彰のお二人は既に故人。ご健在であれば郷司氏は84歳、鈴木氏は95歳だ。もっと早く殿堂入りを実現させることは出来なかったのだろうか?これは今回だけでなく、殿堂入りされる方が既に故人となっている度に思う。特に鈴木美嶺氏はとっくに野球殿堂入りしているものだと敗戦処理。は思っていた。


郷司氏も、敗戦処理。が今より高校野球に熱を上げていた子供の頃、大きな試合の審判といえば必ず“郷司球審”だった印象がある。郷司審判と、西大立目(にしおおたちめ)審判は特にインパクトが強かった。


また、配布された資料を見ると、今回特別表彰の候補者の中に一昨年なくなられた松原徹氏の名前があった。
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日本プロ野球選手会の事務局長として選手会の活動を側面から支えてきた。2004年の球界再編問題で選手会のトップとして立ち上がった古田敦也の野球殿堂入りにもある意味驚いたが、それを支えてきた松原氏が候補になったというのも感慨深い。今回は残念ながら得票数は0だった。


また、
冒頭にも書いたが、今回初めて競技者表彰のエキスパート表彰の候補者となった原辰徳前ジャイアンツ監督がいきなり選ばれるのではないかと注目されたが原前監督は次点。選ばれるために必要な、有効投票の75%にあたる84票に22票足りない62票だった。


原前監督が候補者入りした際には拙blog昨年124日付け“清原和博が野球殿堂入り候補から除外。で、原辰徳はOKなの?”で言及したが、一発当選はならなかった。レコード大賞は1億円払うと手にすることが出来るが、野球殿堂は1億円払うと手に出来ないのだろうか<苦笑>!?



因みに伊東監督が選ばれたプレーヤー表彰での次点は立浪和義氏で、こちらは有効投票の75%に当たる250票に33票足りない217票だった。原前監督といい、立浪氏といい、もう一息というところで当選しなかったのは“野球の神様”が原と立浪を殿堂入りさせることを許さないのかもと言ったら邪推だろうか。


立浪はあくまで噂レベルだから、原と一緒にしてはいけないかもしれないが…。


原に次いで得票が多かった権藤博氏も、とっくに選ばれていても不思議でない人物だ。このように何故というツッコミどころは少なくない野球殿堂だが、その価値を揺るがすことのないよう、“疑わしきは罰せず”ではなく“疑わしきは見送る”くらいでも良いと思う。そもそも候補者に含むことがおかしいとも思える。原を候補者に入れるならそろそろ江夏豊にもチャンスを与えて欲しい。


まだまだ人選面で課題はあると思う。歴史と伝統があるだけに難しいが、選出漏れが無いよう、特にご本人がお元気なうちに殿堂入りを果たせるように、いろいろと考えていって欲しいものだ。


最後になりましたが、今回野球殿堂入りを果たした五名と、その関係者の皆様、本当におめでとうございます。

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