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2016年11月26日 (土)

大谷翔平が投手と指名打者でベストナインをW受賞!-みんな大谷を持ち上げすぎではないか!?

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日に発表された今季の両リーグのベストナイン。ファイターズの大谷翔平は投手と指名打者の両部門で得票数がトップとなり、史上初、同時に複数ポジションでの受賞となった。


今年から投票規定が変更になり、投票時に同一選手を複数のポジションに投票することが可能になり、また、昨年までは同一選手が複数のポジションで最多得票となった場合には得票数が多いポジションのみで受賞(指名打者のみ重複受賞可。他ポジションは次点の選手が受賞)だったが今年からは複数ポジションでの受賞が可能になった。


まさに“大谷翔平のためのルール”改定だが、それが奏功した。


しかし、本当に大谷は投手と指名打者でパ・リーグのベストナインに選ばれる成績だったと言えるのか!?


(写真:三年ぶりに「五番・投手」としてスターティングメンバーで出場した65日の対ジャイアンツ戦の大谷翔平)



2016年ベストナイン投票結果-パ・リーグ
【投手】
1位 大谷翔平  111票

2位 石川歩    69票
3位 和田毅    61票


【指名打者】
1位 大谷翔平  190票
2位 デスパイネ  47票
3位 メヒア     5票


ベストナインとは各ポジションで最も優秀な成績を収めた選手を記者投票で決めるものである。打撃成績(盗塁数を含む)主体で決められる傾向があり、優勝チームから選ばれやすい傾向もある。上述の様に今年から投票規定が一部変わった。大谷翔平のような二刀流の選手が選ばれやすくなった。ただしこれは同一の選手が複数のポジションで№1だとみなした投票者が同一の選手を複数のポジションへの投票を可能にすることと、同一の選手が複数のポジションで最多得票になった場合に、これまでは最も得票数の多かったポジションのみでの受賞となり、それ以外のポジションは無効となって次点の選手が受賞となっていた
(指名打者のみ重複選出可)のを一人で複数のポジションで受賞できるようになったということである。過去に南海ホークスの国貞泰汎という選手が1966年に二塁手と三塁手で最多得票になったことがあるが、より得票数の多かった二塁手のみでの受賞となった前例がある。国貞は後にカープに移籍した。「侍ジャイアンツ」にカープの選手として出てきて名前を覚えた。


まさに大谷のためのルール改定だが、本当に大谷が投手としてもベストナインにふさわしく、かつ指名打者としてもベストナインにふさわしいと言えるのだろうか?

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投手としての大谷はシーズン中盤の指のまめの影響で登板出来ない時期が長く、結果的に規定投球回数に3イニング足りなかった。
140回を投げて防御率1.86の大谷はパ・リーグで防御率1位のタイトルを受賞したマリーンズの石川歩2.16(1621/3)よりはるかに良いが、規定投球回数に達していないという点で石川や他の規定投球回数到達投手と比較の対象にはならない。


打者の場合、規定打席に達していない選手であっても、その不足数をすべて凡打として打率を計算してそれでも打率がトップになる場合には首位打者に見なすという決まりがあるが、投手の場合、不足するイニングでの自責点は可能性としては0から無限大。防御率がどこまで悪くなるか分からない。


大谷の104敗という成績は素晴らしいが、石川の145敗やパ・リーグの最多勝利となったホークスの和田毅155敗に比べ見劣りする。大谷の登板数の少なさを二刀流だからとか、故障だからと言うのはベストナイン選出の基準に左右されるべきではない。実際にマウンドでどんな記録を残したかで評価されるべきであろう。


大谷は奪三振数では
174と、104奪三振の石川、157奪三振の和田を上回っているがそれだけで他の成績を覆すものでもないだろう。因みに大谷の登板数21は最多勝利の和田とは3試合差、10勝の大谷に3勝をプラスしても和田の15勝には届かない。石川とは2試合差で、大谷に2勝をプラスしても石川の14勝に届かない。つまり、投手としての成績ではベストナインの得票数で2位だった石川や3位だった和田より下とみなすのが妥当だと敗戦処理。は考える。


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また、大谷は指名打者としての成績もパ・リーグで№1かというと疑問である。大谷の指名打者としての成績は81試合で300打数95安打、21本塁打で63打点。打率.317と立派だが、こちらも規定打席に達していない。この部門ではマリーンズのアルフレド・デスパイネが指名打者として123試合に出場し、463打数124安打、24本塁打で87打点。打率.268。大谷もデスパイネ並みに指名打者で試合に出ていればというのはあるが、一年間コンスタントに指名打者としての実績を挙げたデスパイネが指名打者部門のベストナインに選ばれるのが妥当だと敗戦処理。は思う。


結局のところ、大谷が二刀流である以上、二刀流としては素晴らしいという成績を残すことはあっても、一年間を通して一つのポジションで活躍した選手を上回るということはかなり難しいことで、大谷の二刀流を形として表彰してあげたいと思った記者が多くいて投票したのだろうが、


ストナインの趣旨としてこの投票結果があるべき姿だとは敗戦処理。は思わない。投票基準の改定に関しては、実際に二刀流をこなす選手が出てきたのだから、重複選出の可能性を閉ざすべきではないので改定には大賛成だが、だからといって今季の大谷のようにそのポジションで№1ではない場合に投票するのは良くないと思う。


ただ、最優秀選手(MVP)は別だと思う。大谷の投手としての成績と打撃成績を総合して、最も優秀な成績を残した選手だと思ったら、大谷に投票すれば良いと思う。だがベストナインはそういう賞では無いと思う。


冒頭の写真は65日の東京ドームでのジャイアンツ主催の交流戦。セ・リーグのジャイアンツの主催で指名打者を使えない試合ということもあって、大谷が三年ぶりに先発投手でクリーンアップを務めた試合だ。この試合から大谷は指の故障で打撃一本に絞るまで先発登板の試合でもクリーンアップの一角を担うことが多くなった。だがこの“リアル二刀流”で大谷が投打に活躍したとしても、“投”はともかく“打”での活躍はベストナインで指名打者部門に選ばれる要素にはならない。当たり前の話だ。指名打者部門は指名打者として出場した試合での成績で評価されるべきである。


過去のベストナイン選出者を振り返ると、成績が同程度の場合には優勝チームの選手が選ばれやすい傾向がある。今回の大谷のW受賞を敢えて肯定するとしたら、優勝のご祝儀というしかない。そうでなければ、投票した記者達は大谷に甘すぎる。持ち上げすぎだと思う。きちんと精査して投票しているのか、ノリで投票しているのではないか?大谷がこのW受賞で慢心したり天狗になったりと言うことは無いと思うが、制度の趣旨に反する投票はしないで欲しいものだ。ベストナインに“二刀流”というポジションはないのだ。それでは大谷の二刀流を表彰という形で記録に刻めない!?新語・流行語大賞のノミネート30語からも漏れてしまったが、今年の場合は最優秀選手があるし、やはり水島新司賞を設立するしかないだろう。

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