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2016年11月27日 (日)

ジャイアンツの河野元貴と鬼屋敷正人が新入団選手に背番号を奪われる。

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日に発表されたジャイアンツの来季の新人選手の背番号を見て気付いた方も多いと思うが、河野元貴の背番号53と鬼屋敷正人の背番号64がともに新入団選手に与えられることになった。


この結果、河野は背番号94に、鬼屋敷は背番号95に変更。背番号的には降格と思える措置だ。二人とも来季で26歳。捕手としてはこれからが期待される年齢だが…。

(写真:一軍オープン戦に帯同して試合前のシートノックを受ける鬼屋敷正人<左端>と河野元貴<左から三人目>。 20162月撮影)



背番号の大きさが球団からの期待の大きさのバロメーターの一つという見方もある。その意味では背番号
53から背番号94に変わる河野元貴、背番号64から背番号95に変わる鬼屋敷正人は来季、相当厳しい形で臨まなければならないだろう。


ジャイアンツの捕手事情を考えてみる。長く正捕手を務めた阿部慎之助は満身創痍に近く、捕手としての常時出場が難しくなって一塁手に転向している。入団一年目から「ポスト阿部」として英才教育を受けている小林誠司が一応正捕手として起用し続けられている。


小林誠に関してはまだまだ捕手としては完全に一本立ちしているとは言えないだろう。それでも今季はセ・リーグの正捕手で最多、両リーグでもマリーンズの田村龍弘と並ぶ最多タイの129試合に捕手として出場した。セ・リーグの捕手では唯一規定打席に達していたのでひょっとしたらセ・リーグのベストナインに選ばれてしまうのではと思ったが、カープの石原慶幸が選ばれた。語弊はあるだろうが“事なきを得た”という感じだ。


だが、繰り返しになるが小林誠がまだ一本立ちしているとは言えないだろう。また、実際に今季も左肩甲骨骨折で16日間登録を抹消されている。小林誠を補佐する捕手の存在も重要になってくる。今季の公式戦での捕手としての出場数を見てみよう。


小林誠司(28) 129試合
實松一成(37)  19試合
相川亮二(41)  15試合
加藤健(37) 2試合

()内は来年度の年齢。


この四選手しか一軍の公式戦ではマスクをかぶっていない。この中から加藤健が戦力外通告を受けた。加藤をもっと若いと思っていたファンも少なくないかもしれないが、来年度で37歳である。余談だが加藤は今季終了時点でFA権を一度も取得したことのない現役選手では最古参であった。加藤が戦力外通告を受けた旨の報道では「今季は2試合の出場にとどまった」との記述があったが、一軍には32日間登録されていた。今度はジャイアンツの捕手の、今季の一軍登録日数を見てみよう。

小林誠司(28) 184日間
實松一成(37) 144
日間
相川亮二(41) 135
日間
加藤健(37)  32
日間
河野元貴(26)  13
日間
鬼屋敷正人(26) 2日間



本エントリーで注目している河野と鬼屋敷は試合には出場しなかったが一軍入りは果たしている。


個人的な見解だが、捕手は出場数もさることながら登録日数にも注目すべきである。捕手は他のポジションの選手で代替えがききにくいポジションであるから、ベンチとしては最後の一人の捕手はなかなか試合に使いづらいものである。加藤を「今季は2試合の出場にとどまった」の一言で片付けるのは如何なものかと思う。ただ逆に、三人目の捕手は滅多に試合に出場しないから、河野や鬼屋敷には二軍でより多くの試合に出場させて経験を積ませた方が良いと判断して敢えて加藤を三人目の捕手として一軍に入れていたという見方も出来る。


今季のイースタン・リーグ公式戦でのジャイアンツの捕手の出場数を見てみよう。


鬼屋敷正人
(26) 48試合
河野元貴(26)  37試合
宇佐見真吾(24) 36試合
加藤健(37)  22試合
田中貴也(25)  11試合
相川亮二(41)  10試合
實松一成(37)   9試合
阿部慎之助(39) 4試合
小林誠司(28) 3
試合
斜め文字は育成選手。



推測通り、河野と鬼屋敷が最も多く試合でマスクをかぶっている。一軍でひたすらベンチ待機をさせるより、二人にはファームでも試合で実戦経験を積ませようとの判断だろう。個人的にはこの両選手の次に多いのは育成の田中貴也ではないかと印象を持っていたが、新人の宇佐見真吾が三番目に多かったようだ。他に捕手登録では新人の松崎啄也、育成で芳川庸小林大誠がいる。芳川は今季限りで戦力外通告を受けたが、育成ドラフトで九州産業大の高山竜太朗捕手を指名して入団にこぎ着けた。


チーム事情を考えれば、小林誠のさらなる成長を促す一方で、小林誠を補佐する体制も整えなければならない。ゴールデンイーグルスが、ホークスから戦力外通告を受けた細川亨にすぐに飛び付いたことでもわかるように、経験豊富なベテラン捕手がベンチにいることは編成上心強いのだ。ただ、相川亮二は来季で41歳。終盤戦の起用法を見ると、経験を買われて手薄な右の代打要員としての起用が多かったように思える。實松一成もいるが、そろそろ河野、鬼屋敷が一軍でもっと多く試合数を経験させたいところであろう。河野と鬼屋敷はトモニ1991年生まれで同年齢(生年月日がたった5日違い)。他球団で同学年の捕手を見てみよう。

吉田裕太
小関翔太
原口文仁
梅野隆太郎
中村亘佑
木下拓哉
桂依央利
嶺井博希



この中ではマリーンズの吉田裕太が一軍定着というイメージが強いが、三学年下の田村龍弘の後塵を拝している。またタイガースの原口文仁が今季、ブレークしたがどちらかというと捕手としてというより打撃でクローズアップされた印象がある。むしろ梅野隆太郎を正捕手にして原口を他のポジションにコンバートして打力を活かそうという動きもあるようだ。いずれにしてもこれからが期待される位置づけの選手ばかりだ。


河野と鬼屋敷に関しても、期待の裏返しとして、奮起を促す意味で球団が河野と鬼屋敷の背番号を敢えて大きくして刺激を与えたという見方も出来る。いや、そうであって欲しい。


河野は育成選手から支配下を勝ち取った選手。川相昌弘が二軍監督だった時代には試合状況にほとんど関係なく、打席で塁に走者がいたら二死でないかぎり送りバントを命じられていた時期があった。
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ファンの間では大事な場面で送りバントを失敗したことがあってその制裁を兼ねて送りバントの練習を試合でさせられているのだろうと憶測が飛んでいた。最初に支配下になった時の背番号は
95だった。今回も「原点に返ってやり直そう」という意味合いでの背番号変更ならば河野に鬼屋敷が付けることになった背番号95を与えるべきだろうがそうはしない。
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球団は本気で河野という選手と向き合っているのだろうかという疑問も感じる。



鬼屋敷は新人の頃、たまに出る試合でとにかく捕球ミスが目立った。ワンバウンドの投球を逸らして走者に進まれると“暴投”が記録されるが鬼屋敷は普通の投球を捕り逃す捕球ミスが多かった。あれでは投手が気の毒だと当時思った。だが年数を経て徐々に捕手らしくなってきた。

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これまでに書いてきたことを総合すれば、河野と鬼屋敷が今このタイミングで、背番号的に降格処分的な扱いを受ける状況とは思えないのである。



もしもジャイアンツが河野や鬼屋敷の現在に物足りなさを感じてペナルティ的に二人の背番号を大きくしたのならば、それ以前に市川友也をファイターズに金銭トレードした見る目の無さを反省する方が先だろう。

 

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