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2016年10月29日 (土)

栗山英樹用兵に痺れた!ファイターズが10年ぶり日本一に

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ファイターズの三勝二敗で迎えた今年の日本シリーズ第六戦。接戦だったがファイターズが八回に均衡を破り、
10対4で勝利。2006年以来10年ぶりの日本一を達成した。


強豪ホークスに続き、セ・リーグ無敵のチャンピオン、カープも撃破。まさか、本当にファイターズがここまで勝ち上がるとは!


おめでとう、北海道日本ハムファイターズ!!



(写真:日本シリーズMVPに輝くブランドン・レアード<右>。白井一幸コーチを相手にすっかり浸透した寿司ポーズ”  20165月撮影)



いやはや、ファイターズが本当に日本一になってしまった。



昨日(28)、日本シリーズ第六戦の予告先発が発表されてファイターズの先発が大谷翔平でないことが判明して以来、いくつか読んだ記事やブログ、ツイートで、大谷の先発を回避したファイターズのメリットを列挙して栗山英樹監督の知将ぶりを礼賛しているものを見たが、短期決戦、そんな甘くは無いと思った。ましてや「ただいまの回に代打いたしました大谷がそのまま入りピッチャー」と予言していたものまであって何をかいわんや。代打の準備とブルペン、どっち準備するんだと<苦笑>


第五戦のファイターズの勝ち方があまりに劇的だったばかりに、もうファイターズの日本一は決まったとばかりはしゃいでいたファイターズファンも多く見受けられたが、カープが札幌ドームで本来の実力を発揮出来なかったのと同様に、第一戦と第二戦のマツダスタジアムでは地に足の着いたプレーをファイターズナインが出来なかったことなどとっくに忘れている脳天気さはむしろ羨ましくすら思えるが、そういうファンをも「ほら、だから言っただろう」とどや顔にさせてしまうのだから栗山監督は本当に知将なのだろう。


今日の第六戦、大谷を温存して中五日で先発させた増井浩俊は第二戦に続き、不調だった。増井の調子だけを考えれば、同点に追いついた四回表の一死二、三塁での増井に代打は当然だと思うけど、四回裏からどういう継投にするのか不安だった。ベンチには吉川光夫が入っているので、第五戦のルイス・メンドーサのようなロングリリーフを託すのかと思ったら4対2と逆転して鍵谷陽平を指名した。大谷の先発回避が第七戦にもつれた場合の備えなら、この試合は決して無理をせず、かつ勝ちを模索する采配なのだなと痺れた。こういう時、1点リードと2点リードの違いって大きいと感じた。鍵谷は2イニング目に丸佳浩にソロ本塁打を打たれて4対3と1点差に迫られたが、鍵谷で2イニング1失点なら上出来だろう。


六回裏からアンソニー・バース投入かと思ったら左打者の松山竜平から始まるところで石井裕也を投入。石井が松山に安打を打たれると、すかさず右の井口和朋を投入。鍵谷~石井~井口って鎌ケ谷の継投かよとツッコミを入れたくなったが、同点に追いつかれるが同点止まり。挟殺プレーに失敗し、同点にされてなお二死一、三塁のピンチで田中広輔という場面だったが、井口がさくっと田中を打ち取っていた。


こうなるとホームチームが有利になる。カープは七回には今村猛。八回にはジェイ・ジャクソンを投入。ともに第一戦から6試合連続登板。これは昭和31(1956)年の稲尾和久以来二人目、三人目。ファイターズはイニング数を稼げそうなバースを投入。


敗戦処理。は“6連投とは書かない。“6試合連続登板と書く。間に最初から試合がない日が挟まる場合、投手は取りあえず休養を取れる。逆に試合があって登板が無かったとしてもブルペンで肩を作っていたりしたら疲労は蓄積されるのでは無いか?その違いがあるので、一般的な通例と異なることを承知で、敗戦処理。は6連投とは書かない。だが、日本シリーズという大舞台では試合の無い休養日では払拭できない疲労がたまるのだろう。二死までは簡単に取った様に思えたが、西川遥輝に安打を打たれると、中島卓也、岡大海にも連打され二死満塁。打席には中田翔


ここで栗山監督は次の五番に入っているバースに代えてネクストバッターズサークルに大谷を立たせた。



二死満塁なのだから、大谷の出番が来るとしたら中田で勝ち越し点が入ることになる。ファンの一部が勝手に描いている「最後は大谷で締める!」を実現するにはここで代打で出たら2イニングを投げるか、守備に付いてから九回に1イニング投げるしかない。代打で出てもしも凡退したら、切り札を最終回にマウンドに立たせられなくなる。バースを代えても谷元圭介宮西尚生で1イニングずつという計算も成り立つが絶対では無い。


中田がタイムリーなら2点入る可能性もあったが、押し出しの四球で1点だけ。敗戦処理。は大谷はダミーで陽岱鋼が出てくるのかと思ったがバースがそのまま打席に入った。日本シリーズでバースの打席というと、昭和60(1985)年の三試合連続本塁打を思い浮かべるが、ライトへレフトへの先代と違ってセンター前に弾き返し、2点差に。さすがにジャクソン交代かと思ったがまだ続投。ブランドン・レアードがとどめを刺した。


今年の栗山監督の用兵、采配は期待や予想の上を行くことがままあったが、この日本シリーズがその集大成だったようにも思えた。二刀流・大谷の超人ぶりにも驚かされた今季だったが、最後の栗山用兵はその大谷をダミーに使い、最後のリリーフ投入も無かった。これほどピタリとはまるとはファンとしても恐ろしいくらいだ。


クライマックスシリーズではDHで出場していた大谷を最後のマウンドに上げた。いかに大谷と言えどもオーバーワークは明らかで、田中将大の所属最終年に日本シリーズで先発完投させた翌日にリリーフ投入した星野仙一のようにオフにポスティングで売り飛ばすんじゃ無いだろうな!?と疑問を持ったがどうなるだろうか?


個人的には最悪、マツダで二連敗するのではないかと内心おびえていた。そうなった場合、相手のカープを褒め称えるしか無いのだが、ここまで両軍のファン以外の野球ファンにも「近年に無い目の離せない日本シリーズ」と感動を呼んでいた日本シリーズが何年か後には「内弁慶シリーズ」の七文字で片付けられてしまうのは寂しいなと思え、やっぱり勝つしかないなと思った。



リーグ優勝の時に強い奴が勝つんじゃない。勝った奴が強いんだ。と書いたが今もその気持ちは変わらない。カープとファイターズ、どちらが強いかと聞かれたら、セ・リーグでの圧倒的な強さを見ている敗戦処理。にはカープの方が強いと思える。だが勝ったのだ。これが短期決戦だ。勝った奴が強いのだから、ファイターズが一番強かったのだろう。


最後まで謎だったのが緒方孝市監督による黒田博樹の第三戦先発起用。もしも第七戦までもつれていたら、黒田が中四日で先発していただろう。衰えを感じたから引退を申し出た投手が雌雄を決する第七戦に中四日で先発するという展開が本当にカープにとってベストな選択だったのだろうか?そりゃ現役最後の登板となれば最後の火事場のバカ力が出るかもしれないし、ビジターパフォーマンスシートまではみ出るカープファンで埋まるマツダスタジアムのスタンドが後押しするというプラスアルファが期待できるかもしれないが、曲がりなりにもパ・リーグを、それもホークスを破って王者に立ったファイターズに対してそれがベストの選択なのだろうか?


黒田を第三戦に投げさせるなら、先発投手を五人で回して第六戦と第七戦をクリス・ジョンソン野村祐輔にするべきだったと思うし、黒田を二度投げさせるなら中五日キープできる第二戦と第六戦に投げさせるべきだったろう。


昨年は野村謙二郎前監督以上にファンから否定された緒方采配が今年は手のひらを返したように絶賛されたが、この日本シリーズに限ってはおかしかった。でも、それが日本シリーズというものだろう。ファイターズが日本シリーズで敗れた年に書いたと思うが、日本シリーズを制して日本一に立つ球団も十二球団の中で一つだけなら、日本シリーズで敗れる球団も十二球団の中で一つだけなのである。他の球団はその舞台にたどり着くことすら出来ないのだ。だからカープのファンはまさかとは思うが緒方監督に限らず、日本シリーズの結果でカープを批判しないでもらいたい。


ホークス・柳田悠岐選手のリタイヤと緒方監督の乱心。ファイターズはこの二つの外的要因があって日本一まで登り詰めたという点も否定できないかもしれない。でも、勝った奴が強いんだ。西川も中島も、もちろん中田も敗戦処理。は鎌ケ谷で泥にまみれてヤジり飛ばされた頃から観ている。いろいろな要素が絡み合いながら、全員の努力が結びついた結果の日本一だろう。

 

 

 

やっぱり勝った奴が強いんだ。

 

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