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2016年9月10日 (土)

25年ぶりに優勝するということ。

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本音を言えば敗戦処理。はジャイアンツファンなので、悔しい結果ではあるが、カープがセ・リーグで優勝した。カープファンの皆さん、本当におめでとうございます。


カープが前回優勝したのは1991年だから25年ぶりということになる。25年ぶりというと、偶然だろうがファイターズが北海道移転三年目に優勝したあの2006年が、同じく25年ぶりの優勝だった。敗戦処理。もそうだったがあの1981年の優勝を知っていたファイターズファンには25年の空白というのはあまりにも長い…。


おそらく、25年間期待し続けたカープファンもこの長さを実感しているのではないか…。


もちろん、今はそんなことより、優勝の余韻に浸っていただきたい。誰が何と言おうと、プロ野球チームにとって優勝は最高の結果。ファンは心の底から喜びをかみしめて欲しい。


(写真:25年ぶりのセ・リーグ優勝を決め、胴上げされる緒方孝市監督)



このところ、ジャイアンツとファイターズが同時間帯に試合を行っているときには敗戦処理。はジャイアンツの試合にチャンネルを合わせることが多い。対戦カードにもよるが、ファイターズは一時の15連勝の勢いは消えたとはいえ安心して観ていられるのに対して、ジャイアンツが心配なのである。そして、特にカープに優勝マジックが点灯してから、カープの優勝マジック減少に協力するかのような不甲斐ない試合が続くに至り、ファンとして負けることに対する悔しさが薄れていくことを感じていた。ジャイアンツが負けても「またか…”という感じで、今までのような悔しさが沸いてこない。



もちろん、私が達観しようと、ムチャクチャ気合いを入れようとジャイアンツの勝敗には全く関係ない。プレーするのはジャイアンツの選手達だ。


今日のチケットは、知人のカープファンに高値で転売もとい譲るという選択肢も考えなくはなかったが、敢えて、ジャイアンツが負けて緒方孝市監督の胴上げをしっかりと目に焼き付けることでこのところ薄れている、負ける悔しさを植え付けることでファンとしてのモチベーションをもう一度というのもあった。もちろん、勝ってカープを足踏みさせることが出来れば、良い生観戦になる。


試合開始一時間を切った東京ドーム22番ゲート前広場。
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今日のチケットを取り損ねたカープファンだろうか、集まっている。2012年にジャイアンツが勝てば優勝という試合を敗戦処理。もこの広場で観たことがある。チケットを持っていなかったので、仕事が終わるや否や、ここに駆けつけて優勝を味わった。


ちろん東京ドーム自体がここは本当に東京ドームなのかというくらい赤くなっていた。敗戦処理。は一塁側二階席で生観戦したが、通路での人の動きの波が何かいつもと違うのだ。普段東京ドームに来ない、遠方からのカープファンが多いのだろう。


試合に入ろう、この大一番に先発は黒田博樹
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ジャイアンツ打線は黒田に対して苦手意識は少ないだろうと推測する。そんなに完璧に抑えられた印象が無いのだ。もちろん、今日は特別なマウンド。攻略に手こずることは想像出来た。


一回裏に坂本勇人2点本塁打でジャイアンツは幸先良く先制したが、個人的には良いハンディをもらったくらいの感覚だった。敗戦処理。の隣の席のジャイアンツファンの男性は一回表にジャイアンツの先発、マイルズ・マイコラス田中広輔菊池涼介を連続三振に取るスタートを切った時点で「今日の広島の胴上げは無し」と断言していたが


案の定というか、奇しくも先制弾を放った坂本のタイムリーエラーで三回表に1点をすぐに返される。逆転勝利を売りにするカープだけに、ジャイアンツナインもこういう失点はこたえるのだろう。もっとも坂本は今月4日の試合で左膝内側に自打球を当てた影響でスタメン落ちしていたばかりだが、この守備だけで無く、ゴロを打ったときの走塁など無理をしているのがわかった。カープの優勝が決まってしまったので明日はまたスタメンから外れるのでは無いか。


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マイコラスは味方の失策で1失点を喫したがこの三回までに74球を投じた。被安打はこの時点でまだ0だったが、カープ打線にとにかく粘られ、二回表には投手の黒田に11球粘られた。
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スコアボードを見たら黒田の打率は.075だった。黒田がいつも以上の気合いで打っていたのか、マイコラスの調子が悪かったのか


これじゃ早めに継投をなどと考えていたら四回表に鈴木誠也にレフトスタンドに放り込まれた。
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そして松山竜平が続き、あっという間に逆転。マイコラスの投球数は四回終了で108球。投球数の多さが善し悪しの全てでは無いが、黒田は四回終了で55球。ほぼ半分だ。


鈴木は五回表に二打席連続本塁打を放ち、一塁側だろうとお構いなしに陣取っている赤い人達のボルテージは最高潮に。


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一応、ジャイアンツもその裏に一死二、三塁からマイコラスの代打、堂上剛裕の一塁ゴロの間に1点を返し、3対5と点差的には挽回可能な範囲に収めているのだが、スタンドのカープファンの熱気に押されているせいか、とてもたった2点差とは思えない空気に覆われている感じだ<苦笑>



極めつけは八回表、二死三塁からの新井貴浩の平凡な二ゴロの一塁送球を阿部慎之助が捕り損ねる信じがたいミスで1点を追加された。この1点が3点くらいの重さに感じた。


結果的に坂本と阿部がタイムリーエラーを記録したが、今季、全体的に低迷していたジャイアンツ打線の中で辛うじて気を吐いていたのが坂本と阿部だと思う。阿部はタイムリーエラー直前の丸佳浩の打球処理にももたついていたし、相当疲労がたまっているようにも思えた。坂本と阿部頼みの野球の限界を感じた。


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ジャイアンツはその裏に村田修一のタイムリーで4対6と反撃したが、今季、敗戦処理。の生観戦時に中田翔の8本に次ぐ5本塁打を放っているギャレット・ジョーンズが不発で追いつけない。結局4対6で負けた。最近の負け試合の中では意地を見せた方かもしれないが、今季のゲーム差通り、力の差を感じた試合だった。



悔しいがカープの強さに脱帽するしか無い。


ところでカープは優勝が25年ぶりだが、Aクラス入りするようになったのもここ数年。あの「メークドラマ」で長嶋茂雄監督が率いるジャイアンツに逆転優勝を喫した1996年と、その翌年の1997年にAクラス入りした後、1998年から2012年まで15年間もBクラスに低迷し続けた。2012年の時点で、セ・リーグでクライマックスシリーズに出た経験がないのはカープとベイスターズだけだった。いや、パ・リーグを含めてもだ。


最下位に低迷するシーズンが多く、1998年に38年ぶりに優勝したものの再び低迷期に入り、次の優勝までまた38年かかるのではとファンを呆れさせ、他球団ファンや、とにかく弱い者いじめをしていれば気が済むネット上のファンからいじられ続けるベイスターズに比べ、特にネットでいじられるほどではないカープの方が敗戦処理。的には本当はヤバい球団なのではないかと思っていた。この時点ではカープはベイスターズ以上に優勝から遠ざかっていたし、ベイスターズよりAクラス入りも遠ざかっていたのに、ファンにいじられることすら稀有な球団。


しかしこの間、チームはひたすら黒字経営を続けていた。他球団のような大資本の親会社からの補填を望めない状況だったから、そうせざるを得なかったのだが、チームを強くすることより、予算の範囲に収めて黒字を出すことを最優先しているとしか思えない球団運営に、事情は理解しても、腑に落ちない、忸怩たる思いのファンも少なくなかったはずだ。それでいいのか、カープファンは本当にそれで良しとしているのか?というのが、余計なお世話と知りつつも、敗戦処理。の疑問だったのだ。



そんな時に知ったのが、東京野球ブックフェアに出展されていた作家の堀治喜さん( @suitonton )だ。


東京でも、大きな書店のスポーツ関連本コーナーに行けば、当時万年Bクラスといっても過言ではなかったチーム状況にも関わらず、このチームはバラ色のチームであるかのように持ち上げたり、特定の選手を過剰に取り上げるカープ本が並ぶ中、堀さんが「東京野球ブックフェア」で出品していた書籍はタイトルを見ただけで引き付けられるものだった。
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『「マツダ商店(広島東洋カープ)」はなぜ赤字にならないのか?』『衣笠祥雄はなぜ監督になれないのか』



「やっぱりこういう問題意識を持った本を書いている人がいるのか…」


敗戦処理。は自分がカープファンでないことはもちろん、ジャイアンツのファンであることを告白したうえで、カープに関する疑問などを堀さんにぶつけた。堀さんはそれらに時間を割いて答えてくださった。以後、「東京野球ブックフェア」では毎回堀さんのブースに行き、話を聞かせていただいている。


辛口ではあっても、客観的に俯瞰でカープを観察する。こういう人がいてこそカープファンもカープという球団の良い点、悪い点を比較しながら語れるのだと思う。(余談だが、敗戦処理。に言わせればヨイショ本ばかりのカープ作家Sさんについて堀さんに質問してみたら一笑に付していた。)


何しろ広島野球ブックフェアを立ち上げた人だ。敗戦処理。はうっかり由宇まで日帰りで野球観戦に行ったことがあると話してしまったので「来てよ」と広島でのブックフェアへの来場を期待されてしまったが、さすがに行けなかった。また、野球文化大学広島校の校長代理も務めている


もちろん、変化球な著書だけでなく津田恒実投手や前田智徳、黒田博樹と向き合った名著もある。カープが東京ドームでジャイアンツに勝って優勝を決めたのは初優勝だった昭和50(1975)以来だったが、その初優勝決定の一日を追った労作『初優勝 PLAYBACK 1975.10.15』は、オビに“「優勝」を知らないカープファン必読!”とあるが、カープ初優勝を知るジャイアンツファンが読んでも当時が生々しく甦る。
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今季の優勝でこのオフには雨後の竹の子のように便乗本が出版されて書店に並ぶことだろう。比較的新しくカープファンになった方で、この優勝を機にカープの黄金時代など球団の歴史を知ろうと考える人がいたら、ヨイショ本ばかりではなく堀治喜さんの本も手に取って欲しい。


それにしても、ジャイアンツはジャイアンツ自体の優勝回数が多いこともあってか、ジャイアンツが敗れて、その相手チームが目の前で優勝を決められて胴上げをされる回数は少ないはずなのだが、敗戦処理。はこれで生で相手チームの優勝胴上げを観る羽目になったのが(日本シリーズを除いても)三回目だ。1995年の神宮球場でのスワローズ、2006年の東京ドームでのドラゴンズ、そして今日。何という巡り合わせだ2009年にはジャイアンツのリーグ優勝決定も生で観ているのであと、セ・リーグで生で観ていないのはタイガースとベイスターズだけだ。


タイガースファンまたはベイスターズファンの方は、もし贔屓チームが「このジャイアンツ戦に勝てば優勝」と言うシチュエーションになったらその試合を敗戦処理。と生観戦することをお勧めする<>


敗戦処理。は胴上げの後の、優勝監督インタビューも、選手達によるスタンドのファンへの挨拶まで見届け、悔しさがふつふつと沸いてきた。この悔しさはジャイアンツナインにクライマックスシリーズで果たして欲しい。四年ぶりにジャイアンツとファイターズの日本シリーズを見たい!だが、ジャイアンツナインは緒方監督の胴上げを見るでも無く、いつもの試合と同じく、試合が終わるとベンチを去ったという。あららら。


最後に、珍しく敗戦処理。のツイートが3,300以上も公式リツイートされたのでそのツイートをここに再録。

@haisenshori 【重要】JR総武線水道橋駅でのアナウンス「駅のホームでタオル、帽子など赤いものを振り回す行為はおやめください。赤いものが振られていると、運転士が緊急停止の信号と見間違える恐れがあります。」

敗戦処理。がJR総武線水道橋駅のホーム(新宿方面行き)を歩いていたときには幸いにも危険な行為は行われていなかったが、何回も何回も執拗にアナウンスすいていたということは、ひょっとしたら、あわやという事態があったのか、それともJR側が先手を打って封じようとしていただけなのか。間違ってもクライマックスシリーズや日本シリーズの際に常軌を逸した行為に走る人が出ないように


こうやって書いていると、比較的新しくファンになった方を敗戦処理。が軽視しているかのように思われる方もいるだろうが、決してそんなことはない。新しいファンが増えるのはどこの球団であっても素晴らしいこと。野球人口(観る人も含む)の先細りが心配される中、カープは野球でファンを増やしているのだ。これは称賛に値する。確かに、優勝が目前になって、行き過ぎたファンの実態がネットで露呈されているが、人気の分母が大きくなれば、確率的によろしくないファンも目立ってくる。どこの球団のファンも玉石混交。特定の球団のファンがサイコーなんてことは敗戦処理。には考えられない。


ただ、25年間待ったファンにはやはり、より一層の、本当に心から敬意を表し、おめでとうございますと伝えたい。

P.S.
【最後にオマケ】
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黒田博樹、歓喜の胴上げ!


十年前に25年ぶりの優勝を果たしたファイターズはその後も優勝を重ね、ファンの期待に応え続けてきた。まだ気が早いが、カープは…

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» 広島東洋カープ、祝!25年ぶり7回目のリーグ優勝\(^o^)/はじめ、9月10日の野球・サッカー関連 [ポロと旅する&あさちゃん。スポーツ3]
※25年ぶり優勝おめでとう!9月10日【巨人×広島|東京D|46643人|3時間41分】[広|001 220 010 = 6|7H/残塁11][巨|200 010 010 = 4|11H/残塁7](勝)黒田[9勝8敗](S)中崎[33S](敗)マイコラス[3勝2敗]mdash; パ・リーグ DATA Lab. (@PLDATALab) 2016年9月10日【試…... [続きを読む]

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