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2016年8月25日 (木)

週刊ベースボールを「オレが許さん!」

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こんなバカなことがあるか。今週の「週刊ベースボール95日号」(ベースボール・マガジン社)に豊田泰光さんに関する報道がほとんどないのだ。



豊田さんがなくなられたことが明らかになったのは今月15日。17日発売の前号に間に合わないのは仕方ないが、逆に今週発売号には充分なスペースを割けるはず。


野球界での功績はもちろん、同誌でも名物コラム「豊田泰光のオレが許さん!」が連載1001回を数えた大功労者だ。見識を疑う。



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オレがこっちの世界に呼ばれて一週間とちょっと。その間、オレのことをいろんな人たちが惜しんでくれている。いやぁこれは正直意外でした。野村克也なんてオレは、“挨拶をしたくもされたくもないほど嫌い”と公言していたんですがね、ま、野村も本心は同じだと思うんですけど、残したコメントが「勝負強さは抜群で、痛いところでよく打たれた。同世代がまた一人逝ってしまった。寂しい限りだ」だって。大人になりましたね。そうそう、野村といえば、オレが20年間週刊ベースボールで書かせてもらっていた「オレが許さん!」の後釜に座っていました。最初の何週かだけチラッと読みましたが「本物の野球は…」とかタイトルは偉そうでしたけど、書いていることは野村克也回顧録。まぁオレの後に誰にかかせるかは出版社が決めることだけど、オレはがっかりしましたね。



読者の方はご存知かもしれませんがオレは野球を大事にしないフジテレビと決別しました。一日の全部の試合を解説者付きで振り返る「プロ野球ニュース」を終わらせるなんて正気の沙汰じゃありません。そんな局とはサヨナラです。


そうそう「プロ野球ニュース」といえば、前の番組がニュースでそのキャスターの俵孝太郎さんと佐々木信也さんが入れ替わるときに何か会話しているのがいつも気になりました。あれは何を話していたんだろう。


オレはね、フジテレビも週刊ベースボールもホントは好きなんです。便利な時代になって、今、オレはこっちでも「週刊ベースボール」を読めるんです。今週の巻頭特集は『遊撃守備バイブル』。ま、オレは守備より打撃の人でしTからね。でも打てるショートの走りだったかな。あ、オレのことも12行だけ書いてありますね。後輩の稲尾和久がまだ若手だった頃、スイスイと投げて完封勝ちしたことがあった。オレはいつもの通りショートを守っていたんですが、ほとんど打球が飛んでこなかった。そこで試合が終わったときに「稲尾、ナイスピッチングだ。今日はオレのところにほとんど来なかったから暇だったよ。安心してみていられた」とねぎらったら稲尾の奴、こんな風に言いましたよ。「先輩の(河村)英文さんから『勝ちたかったらショートに打たせるな』と言われました」と淡々と言いやがった。昔のオレのことを、横着で態度が大きかったという人がいますが、稲尾の方がよっぽどですよ。もっとも、だからこそ「神様仏様稲尾様」と言われるほどの大投手になったのですがね。


「週刊ベースボール」には長いことお世話になった。オレの連載を20年も続けてくれたのです。きっと今週号ではオレのことをあれ、あ、野村が書いてますね。また心にもないことを。あとは石田雄太くんですか。ベーマガとしてはオレに触れてない。唯一あるのは広告頁。オレが書いた本の広告です。つまりオレが死んだことでまた商売したい。20年書いてきて、こんな扱いです。オレの連載のタイトルは「豊田泰光のオレが許さん!」でしたが、週刊ベースボールこそ「オレが許さん!」ですよ。


社長の池田哲雄さんはいい人ですよ。この人がオレの連載を始めてくれた。オレはね、野球選手が野球選手である間は野球バカでもいいと思うんですよ。でもね、野球をやめたらそれでは通用しない。オレも井上ひさしさんや丸谷才一さんにずいぶん勉強させられましたよ。


池田社長と言えば、日本ハムの斎藤佑樹にマカンをプレゼントしていたと最近話題になりましたね。基本的に車が好きなんですよ。昔はオレことTOYOTAに仕事をくれ、今は斎藤にマカンですからね。まああれだけ騒がれても、斎藤も池田社長もお咎め無し。これはもう、野球界はやっぱりね、どこか間違った方向に進んでいると思いますよ。


ベースボール・マガジンは野球カードを作っているでしょう。斎藤のカードに車のボディの一部を刻み込んでレアカードとして売り出せばいいんですよ。あのカードの裏面には池田社長の署名があって本物を使用していることを証明している。ちょうどいいじゃない。


ただね、「週刊ベースボール」もドラフト特集を組むでしょ。そういう雑誌を出している出版社の社長が谷町になって抱え込んでいるのが斎藤君では説得力が薄いですよ。社長に見る目がないのに、編集部にアマチュアの有望選手を見抜く力があるのかと。当然そう言われますわな。


それに、社長の個人的なポケットマネーで斎藤のおねだりに答えていたとしても、言論機関として誌面でそれに触れないのもけしからん。まあ清原の問題や、巨人の選手の野球賭博問題にしたって及び腰。これでオレのことだけ大々的に書いてあったらかえっておかしいですよね。オレのことを書いているのが連載陣だけというのがね、かえって良かったかもしれませんよ。


まあオレもこっちの世界じゃ新参者。でもあっちの世界じゃ新人の年に27本塁打で新人王をもらいましたから、こっちでも遠慮せずに新人から大暴れしますよ。


と、「豊田泰光のオレが許さん!」風にまとめてみましたが、文体を似せるって難しいですね<苦笑>。不愉快にお感じになる方がいらしたら。ごめんなさい。


ベースボール・マガジン社には本当に功労者への敬意が感じられません。ご本人、もしくはご遺族の意向で取り上げないで…と言う話でもあったのでしょうか?往年の名文を読みたい方はこちらでお楽しみください。あ、これ、あ、違った、こっちか。


P.S.
【9月2日追記】

天国の豊田さんに「オレが許さん!」と怒られたからか(どうかは定かではないが)、週刊ベースボールはこの翌週の9月12日号にて「豊田泰光のオレが許さん!」の第1回と最終回を復刻掲載した。

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