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2016年8月12日 (金)

ドラゴンズの低迷は誰のせい!?-ドラゴンズは何処に行く?

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9日、ドラゴンズの谷繁元信監督の休養が発表された。各報道によると事実上の“解任”。この時点でドラゴンズはセ・リーグの最下位。また、8カード連続負け越し中とファンをやきもきさせていたが、ついに球団は大ナタをふるった。



谷繁監督が会見で語った通り、チーム低迷の責任を取るのは監督。だが、谷繁監督と、腹心の佐伯貴弘コーチを休ませることが今のドラゴンズにとって最適の打開策なのか?低迷の本当の責任者は谷繁監督なのか?など、様々な疑問が残る。


ドラゴンズファンでない敗戦処理。が見ても不思議な休養劇。ドラゴンズは何処へ行く!?


(写真:谷繁元信監督休養という一大事にもかかわらず、表面に出てこない落合博満ゼネラルマネージャー。監督時代の20085月撮影)



これまで谷繁元信監督は、選手兼任で監督に就任した時点から四年契約を結んでいると見られていた。そうであれば今季は四年契約の三年目。過去二年間は選手兼任であり、監督専任としては今季が初めてのシーズン。だが今回の休養劇で、谷繁監督は単年契約で更新を繰り返してきたということが判明した。もっとも、この世界では成績の伴わない監督の契約年数なんてあって無いようなもの。本当の谷繁監督の契約形態などわからない。



ドラゴンズはGM制を採用している。ドラゴンズのゼネラルマネージャーは落合博満。だが今回、谷繁監督の休養を発表する記者会見に落合GMの姿はなく、佐々木崇夫球団社長が発表していた。


敗戦処理。の記憶では谷繁監督誕生の経緯を日刊スポーツはこんな感じで報じていた。


白井文吾オーナーは高木監督の後任に、当時現役捕手だった谷繁に白羽の矢を立てた。だが谷繁には野村克也の持つ通算出場記録と、捕手としての通算出場記録を超えるという目標が目の前にあった。そこで白井オーナーは谷繁を選手兼任監督として就任させ、歴代最多記録を更新させた上で専任監督にする事を考えたのだが、兼任監督の成功例が少なく不安なので、球団を離れていた落合に相談した。落合がいいアイディアだと返答すると、白井オーナーは落合に協力を要請。落合は自分が監督時代にヘッドコーチを務めていた森繁和にヘッドコーチとして谷繁兼任監督をサポートさせ、自分はGMとしてチーム造りを手がけると提案。白井オーナーは当時、GM制を理解しておらず、書籍『マネーボール』等を読んで理解し、落合の申し出に理解を示し、谷繁選手兼任監督、落合GM、森ヘッドコーチの体制がスタートした。


日刊スポーツは白井オーナーと落合の顔写真にイラストを加工してこのやり取りを紙面で再現していたと記憶している。


GM制度を敷く球団では成績低迷の責任が監督にあるのか、GMにあるのかを球団社長や球団代表が判断する。だとすると、今回の谷繁監督休養という判断は、落合GMが整えた体制には特に問題なく、それを結果に結びつけられない谷繁監督の能力の問題とみなして監督休養、事実上の解任に踏み切ったと推測することが出来る。


だが、今回の休養発表に関する各スポーツ紙の報道を見ると、少なくとも各メディアは落合GM体制において谷繁監督との一枚岩の関係が築かれていない等の問題を指摘している。東京中日スポーツは翌10日から三日間にわたる特集を組んだが、谷繁監督一人の責任ではないことを遠回しながら書いている。


ドラゴンズにとって、今回の監督休養劇は大なたの序章に過ぎないと思う。


誰に責任があろうと、今シーズンはまだ終わっていない。将来のことも重要だが、今季も、まだAクラス進出の望みが断たれた訳ではない。今季の残り試合でどう巻き返すかを考えた時に、大なたを振るう対象として監督がやり玉に挙がっただけだと思う。


既に各紙が報じているように、落合GM体制での編成面でそれなりに結果が出ているのは外国人獲得くらいで、それ以外の補強、ドラフト、トレード、FA移籍などでさしたる成果は挙がっていない。白井オーナーは落合擁護派と言われているが、落合GM体制にメスを入れるとしたら、三年間成果が出ない原因の追及とは別に、結果が出ていないのに手を打たない幹部クラスも道連れになるだろう。


昨年、ジャイアンツの原沢敦GMはシーズン中に解任された。これは異例のことだが、決定打となったのは打線の貧打解消のテコ入れとして獲得したホアン・フランシスコの不出来だった。多くのジャイアンツファンがすぐに見限るような選手を疑いもなく獲得する。現場に示しが付かないということもあり、異例のシーズン中での解任となった。フランシスコを担当した元ファイターズなどのフェルナンド・セギノールスカウトも契約を打ち切られた。


ドラゴンズは今シーズンをまだ巻き返し可能と考え、今この苦境から巻き返すには何をするべきかという視点から谷繁監督の休養に踏み切っただけで、大なたをふるう本丸は落合GMなのではないかというのが敗戦処理。の勘ぐりなのである。今、落合GMを斬ったところで今季の残り試合に好転する材料は考えにくいからだ。


ただ、谷繁監督の代行を務めるのが落合GMの懐刀である森ヘッドコーチで、新たに一軍に登用された辻発彦、早川和夫コーチも落合監督時代の一軍コーチ。より落合色が強くなるとの見方もあろう。次期監督候補として名前が挙がっている小笠原道大二軍監督も、落合GMがジャイアンツから獲得した人物だ。


だが、現状首脳陣の顔ぶれを動かすとしたら、外部招聘は困難。そうなると、優勝や上位を経験した旧落合内閣を頼らざるを得ない。今シーズンは現実的な打開策を立て、来季以降のチーム像をその間に描こうというのが白井オーナーのグランドデザインではないか?そうして考えた上で、ドラゴンズ再建のために落合GM体制が最適なのか、そこまで踏み込んで欲しい。


ドラゴンズは昨年まで三年連続でBクラス。これはドラゴンズにとって、1968年から1970年に三年連続Bクラスに沈んで以来の球団ワーストタイ記録である。今季もBクラスに終わるようだと、球団創立80周年の記念すべき年に不名誉な球団ワースト記録を塗り替えるという最悪の結果になる。


上述した様に、落合の監督時代は成績が上位に安定し、ドラゴンズにとっても最も長期安定した八年間だったと言えよう。それでも落合監督を解任に踏み切ったのは好成績に比例した観客動員の増加などの収入増が見込めず、選手は成績に伴って高年俸化が進むのに対し、その原資となるべく球団の収入が伸びないというジレンマに陥り、その主要因を落合監督の不人気と、再三のバランスを顧みない経費の膨大化とみなし、監督交代に踏み切ったと見られる。


ただ、その落合監督の後任が高木監督だった時点でファンの一部が首を捻り、なおかつ主力選手の高齢化に対処する若手の育成がままならぬうちに高木監督の二年が過ぎ、本当ならここで危機感にさいなまれた監督人事、チーム編成をしなければならないはずなのに、いかに日本プロ野球歴代最高記録とはいえ始めに個人記録達成ありきの監督就任が良かったのか?と言う疑問は残る。



白井オーナーは時として「中日のナベツネ」と例えられるほどの最高権力者だ。白井オーナーがやろうと決めたことに反対を主張出来る人はなかなかいないという。落合も、白井オーナーの後ろ盾がなければ成績にかかわらずもっと早く解任されていても不思議でなかったそうで、二人の信頼関係は強固であるという一面もあるが、逆らえない。


であるならば、ドラゴンズとしては何が何でも谷繁監督体制を成功させなければならないはずなのだが、一連の報道を読む限りではとても一枚岩とは思えない。


各報道で小笠原が次期監督の筆頭候補とされているが、こんな状況で結果だけ求められたら小笠原に限らず誰がやっても短命に終わるだろう。小笠原ファンである敗戦処理。はドラゴンズ球団に大恩を感じるが、指導者として失格の烙印を押されることが濃厚な中で敢えて火中の栗を拾う役を務めて欲しくない。


そんなドラゴンズを激変させられそうな人物が一人思い浮かぶが、幾多の球団を渡り歩いてきたとはいえ、今の球団のオーナーが手放すとは思えないし、本人も古巣に戻る気なんぞさらさらないかもしれない。


ドラゴンズよ何処に行く?

 

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コメント

まあ、形だけGM制を真似しても意味ないかと。

落合GMと谷繁監督との確執はともかく、日本の組織はまあ責任の所在が明確ではありませんな。

ちなみに監督と言う役職も良くわからないと言われています。

ヘッドコーチ、監督、GM。ヘッドコーチは現場の指揮として、GMは編成。では監督って何をするの?ちなみにアメリカでは監督はいません。ヘッドコーチが現場の指揮権を統括します。

まあGMとか言っても要は「だれが編成権を持つのか?」に過ぎないので、役職でチームが変わるもんでもないでしょう。

どうせなら落合がGM兼監督にでもすれば現場もフロントも変わって良いかもですが。アメリカではヘッドコーチとGMを兼任はよくある事なので。それくらいの事はしないのかな?

どこぞのFAXじゃないけど「落合FAX」で現場の監督に指示するより、直接GM兼任監督になれば良いのにね。まあ楽天の謎FAXも出所は「シニアアドバイザー」じゃないかと思ってます。まあ元気だけど健康に問題があるから「口は出したいけど現場には立てない」から二軍監督の大久保を昇格だったのでしょうな。

三木谷はそんな暇じゃないですよ。社長なんだから。

次期監督は小笠原二軍監督って話なので、どうせ落合が現場に指示するのでしょうが、それで良くなるのかは分かりませんな。二軍監督昇格で傀儡にするのが最近の流行りなんでしょうかね。

まあ落合GMはコストカットと言う面では結果は出してるので首脳陣の覚えも良いのでしょう。敗戦は監督に責任転嫁できますし。落合が解任されるかどうかでしょうが。まあ落合は名古屋の財界から総スカンらしいですから、解任されると考えますが。そろそろ用済みです。

小笠原が監督になるとして、契約年数が気になりますが「なんでもアリ」でもあるら契約は所詮紙切れなのでしょうかね。

まあこの手のネタは週刊誌程度の怪情報ばかりなので、適当な事を書けますけどね。面白おかしく騒ぐには丁度良いです。

でくのぼう様、いつもコメントをいただき、ありがとうございます。

> 落合GMと谷繁監督との確執はともかく、日本の組織はまあ責任の所在が明確ではありませんな。

そう思います。さすがにそれではいけないということで、アメリカを真似してGM制を導入する球団が日本でも増えてきたのでしょう。

でもドラゴンズのように最高権力者がGM制をそもそも知らず、慌てて本を読んだという話ですから、こういうことも起こりかねないのかなと。

> ヘッドコーチ、監督、GM。ヘッドコーチは現場の指揮として、GMは編成。では監督って何をするの?ちなみにアメリカでは監督はいません。ヘッドコーチが現場の指揮権を統括します。

それは初耳です。メディアの記事などを見ると、各球団で「○○監督」という書き方をしていますが、あれはヘッドコーチのことなのですか?

> どこぞのFAXじゃないけど「落合FAX」で現場の監督に指示するより、直接GM兼任監督になれば良いのにね。まあ楽天の謎FAXも出所は「シニアアドバイザー」じゃないかと思ってます。まあ元気だけど健康に問題があるから「口は出したいけど現場には立てない」から二軍監督の大久保を昇格だったのでしょうな。

> 三木谷はそんな暇じゃないですよ。社長なんだから。

「シニアアドバイザー」って誰のことですか?星野仙一なら役職は副会長ですよ。それに私も最初はまさか多忙なオーナーが…!?と思いましたが、本当にオーナーが指示を出していたそうです。

戦略室など、チームをバックアップする体制を整えたにもかかわらず、ベンチが全く活用せずベンチの中だけで野球をやっているのに業を煮やしたオーナーが強権発動したというのが真相だそうですよ。

もちろん、トップであるオーナーに対して正確な状況が情報として流れていないという現場には現場の主張も存在します。


独特の想像力を駆使して、ご自身の見解をお書きになるのも興味深いですが、役職を誤ったり、申し訳ありませんが説得力に欠けますね。

これでも私は不十分な点はあるとは思いますが、最小限の事実確認はしているつもりです。その上で自分の意見を書いています。意見は主観であって客観ではありませんから、コメントで異論をいただくのは歓迎しますが…。

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