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2016年7月23日 (土)

QVCジャパンがマリンスタジアムのネーミングライツ契約解除を申し入れ。

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日のスポーツ報知web版によると、千葉市は、千葉ロッテマリーンズが本拠地として使用している千葉マリンスタジアムのネーミングライツ契約を結んでいる通販番組運営会社、QVCジャパンから、ネーミングライツの契約解除の申し入れがあったと発表した。



QVCジャパンは20113月から、202011月末までの10年間にわたるネーミングライツ契約を結んでおり、毎年、千葉市とマリーンズ球団に計27000万円を支払っていた。今年6月に「知名度の向上など一定の成果を得た」として、同社から契約解除の申し入れがあったという。

 

【ロッテ】QVCが命名権契約解除を申し入れ 7月22日午前6時 スポーツ報知


現在の十二球団の本拠地でいわゆるネーミングライツ契約が結ばれているのは半数の6球場。そのうちの4球場では球団の親会社またはその関係のネーミングライツになっており、そうでないのが京セラドーム大阪と、QVCマリンフィールド。ならばマリーンズの親会社、ロッテがという声が挙がりそうだ。同じロッテ系でもコアラのマーチランド幕張となるか、キシリトールフィールド千葉になるかでコンセプトが一変するだろうが、親会社本体は今、それどころではないだろう<苦笑>


先月、ファイターズ球団が札幌ドームの使用条件交渉が上手くいかないことなどを理由に新球場建設を視野に入れているとの報道が出たが、う。千葉市が所有する千葉マリンスタジアムもかつては使用する球団にとっては融通の利かない球場だった。それが2004年に勃発した球界再編騒動において、マリーンズにも合併の話が出るなどあって千葉市側が歩み寄りを示した。ネーミングライツの一件も然り。今季も、従来のスコアボードに加え、両翼のスタンド後方に新たな巨大ビジョンが設置され、様々な趣向を凝らした演出で観客を魅了している。
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QVC
マリンフィールドの名前も浸透し、いわゆるウインウインの関係なのかなと思えたが、十年契約の六年目のシーズンに契約解除の申し入れがあったという。年間27000万円のうち、マリーンズ球団にどれだけ入るのかは不明だが、球団にとって大打撃なのは間違いあるまい。



今季、マリーンズの主催試合での入場者数が昨年に比べて飛躍的に伸びていることが話題になっている。
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14日、オールスターゲーム前までの入場者数が発表された。マリーンズは主催試合42試合の平均入場者数が21,109人で、昨年の同時期での39試合、平均17,133人に比べて23.2%のアップである。 球界全体としてホークス以外の全球団が昨年よりアップしているのだが、二桁の%増は13.2%増のスワローズとマリーンズだけ。



もっとも、前同比というものは比較される前年の実績が低ければ低いほど数値が高くなる傾向もある。マリーンズの主催試合での入場者数は十二球団最低。異様な盛り上がりを見せるライトスタンドばかりがクローズアップされるが、昨年などは十二球団で唯一、一試合平均の入場者数で20,000人を割っていた(一試合平均17,133人。十二球団で11位はスワローズの20,774)。今季も23.2%の伸びがありながら、まだ十二球団で最下位(11位はライオンズの22,033)。もちろん、十二球団最低といっても、かつての川崎球場時代とは全然違う。あの時代のままだったら、今ならさしずめスタンド全体をポケモンGOポケストップに指定しろなどのネタにされていただろうが…。


入場者数が23.2%も増えているということは球団にとっては大きな収入増と言える。よく言われる、シーズン中としては異例の、選手とファンが直接触れ合えるイベントの多発などが入場者数の急増に寄与していると思われるが、スポンサー収入の減少は大打撃となろう。もちろんQVCジャパンに代わる新しいスポンサーを見つければ良いだけの話だが、新しいスポンサーを探しても交渉では足下を見られるのは関の山。


親会社ロッテ本体のお家騒動も、重光武雄オーナーの長女が逮捕されるに至り、予断を許さない状況が続いている。マリーンズ自体はパ・リーグで2位から3位に落ちたものの好成績を続けているが、球団フロントは特に、試合だけに集中しづらい状況だろう。


球界再編騒動が起きるちょっと前だと記憶しているので、21世紀に入って早々の頃だったと思うが、経済誌に十数ページにわたるロッテの特集記事が載った。重光武雄氏のロングインタビューも載り、重光氏がこの手の密着取材に応じるのも異例と紹介されていた。


その十数ページの中でマリーンズ球団に触れたのはほんの数行。岸信介氏の要請なので考えるまでもなく球界参入を決めたということと、球団の赤字は好ましくはないが、グループへの貢献度を考えれば赤字の額は何ら問題がないということ。十数ページの中でほんの数行というのが、マリーンズ球団のロッテグループにおけるウエートの大きさをうかがわせるが、逆に言えばロッテグループ全体の規模の大きさを感じさせる。


考えてみれば、阪神タイガースのように、なまじ親会社が上場しているばかりに、株主総会で、株式を持っているというだけで球団のことをお偉方に質問出来る特権を利用して満足するようなファンにいじられる球団と違い、親会社は日韓両国を股にかけた大企業でありながら非上場。昨今の連結決算全盛の時代に球団の赤字は本社の宣伝費で埋めるが通用しにくい時代に、ロッテという企業は日本のプロ野球チームのオーナーとしては最高の企業だ。実際に、身売りの変遷が多いパ・リーグにおいて、現在では最古の親会社だ。


今回のQVCジャパンの契約解除申し入れとマリーンズ球団の親会社のお家騒動と結びつけるのは早計だが、この二つの出来事が燎原の火となって燃えないと楽観視して良いのか?嫌な予感がする。

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コメント

パ・リーグはここ45年の間に、16年周期で2球団の経営譲渡が生じてるんですよね。

1972年オフ:東映→日拓、西鉄→太平洋クラブ
1988年オフ:南海→ダイエー、阪急→オリックス
2004年オフ:ダイエー→ソフトバンク、近鉄→オリックス

そう考えると、東京オリンピックの年に2球団身売りがあるんじゃないかと思ってしまいます。
もしロッテ以外にあるとすれば、オリックス、西武のどちらかだと思っています。
オリックスは、宮内CEOが目の黒いうちは球団を手放さないでしょうが、鬼籍に入ったら、あっという間に手放しそうな気がします。
西武も、何度となく身売りの話が出ているし、日本シリーズに7シーズン連続で出場できていないという西武球団史上最悪の事態が生じています。
この辺りは、なんとも目が離せないところでしょう。

xyz様、コメントをありがとうございます。

> そう考えると、東京オリンピックの年に2球団身売りがあるんじゃないかと思ってしまいます。

そのサイクルは気がつきませんでした。

セ・リーグも安泰とは言えない嫌な予感がしますが…。

というか、その年より早く動きがあるかもしれません。

せめてTBS⇒DeNAのように、ファンにプラスになる身売りであって欲しいです。

まあ身売り話は地震予知みたいな話なんでね。

まともに予知が当たったためしがない。

話のネタにはよくあるけど、まあロッテは低いでしょうね。

現実にはロッテは韓国にも球団を所有しており、広報活動の中核の野球事業を手放すとは思えませんねー(笑)

ホークスとの噂も売却されるのはホークスでありダイエーでもあった訳です。ロッテが手放す訳ではありません。その点を勘違いすると大間違いをする事になりますね。

まあダイエーも近鉄も本業の債務の処理で原因は親会社にあります。ダイエーは無理な店舗拡大と開発事業の失敗、近鉄は慢性的な鉄道収益の悪化です。近鉄に限らず多くの鉄道は赤字ローカル線の問題を抱えています。ダイエーは会長の拡大路線の失敗です。

それに引き換えロッテの経営は強固です。理由がないのです。

まあそれでも身売りを予測するなら、ソフトバンク、楽天、DeNAが危ないでしょう。ソフトバンクは会長のM&A路線で莫大な負債を持ってますし、楽天は本体事業がよろしくありません。規模から言ったらDeNA
は他社に買収を仕掛けられたら、耐えられないでしょう。球団ではなく、親会社ごと身売りって話になりかねないのです。

まあいろいろな要因があるので、単に順位とかとは別の要因の方が球団売却には大きいのです。

それとは別にQVCの撤退ですが、そもそも命名権は単なるスポンサー契約なので、その程度案件でしかなく、そうしたものです。次なるスポンサーを探せばよいと言うことです。見つかるかどうかは営業活動次第なので、何とも言えません。それにマリンスタジアムは千葉市の所有で厳密には球団とは直接の関係はありません。共同管理ではありますが、命名権の損失をすべて球団が被るのと言うのは無理があります。

どうしても問題があるのなら、日ハムのように新球場を自前で持てば良い訳ですからね。それが球団売却とどう関係するのですか?

現実問題としてQVCの撤退の影響は一個人の立場で言えばテレビ放映ですね。

エントリーにも書いてありますが、QVCは通販会社です。簡単に言うと「テレビ通販番組制作会社」です。そして多くの番組を民放各社に放映してもらってます。

その関係もあって命名権のあるロッテー主催ゲームを関係の深いBS12で放映しています。もちろん球場名は「QVCマリンフィールド」なので広報活動ですね。

なので来年以降のそのロッテ主催ゲームをBS12が放映するかと言われると、たぶん無くなるのではないかと。QVCも価値の無くなったロッテ戦のスポンサーになろうとは考えないでしょうし。BSではありますが、ファンとしたら、貴重なテレビ放映が消えると言うのは痛いでしょう。

ちなみにBS12は通販番組中心の放送局なので無料です。なのでまあQVCがコンテンツ提供もしてるのでしょう。

こんな所です。

でくのぼう様、コメントをありがとうございます。

> ホークスとの噂も売却されるのはホークスでありダイエーでもあった訳です。ロッテが手放す訳ではありません。その点を勘違いすると大間違いをする事になりますね。

そんなことは、当時を知るファンの多くが知っています。

ただ、もし合併が成立した場合に、合併球団がどちらを本拠地に選ぶか。球場の器の大きさ等を考慮したら…千葉市サイドが危機感を持っても不思議ではありませんでした。

地震に例えられましたが、まさに多くの人が不安感にさいなまれ、疑心暗鬼に陥るに充分な時期でした。

十年を経た今なら楽観論で語れるかもしれませんが、当時はそれこそ球界、野球ファンにとっては激震でした。

> まあダイエーも近鉄も本業の債務の処理で原因は親会社にあります。ダイエーは無理な店舗拡大と開発事業の失敗、近鉄は慢性的な鉄道収益の悪化です。近鉄に限らず多くの鉄道は赤字ローカル線の問題を抱えています。ダイエーは会長の拡大路線の失敗です。

現実に大阪近鉄バファローズは毎年数十億円という赤字を計上しており、親会社がそういう状況の中で手放したくなるのは止む無しでしょう。個人的には近鉄の決断は90年代に下されても良かったのでは無いかと思っていました。

> それにマリンスタジアムは千葉市の所有で厳密には球団とは直接の関係はありません。共同管理ではありますが、命名権の損失をすべて球団が被るのと言うのは無理があります。

現実にスポンサーが離れればスポンサー収入がなくなり、球団と千葉市の収入が減るということを言いたかったわけです。

> 現実問題としてQVCの撤退の影響は一個人の立場で言えばテレビ放映ですね。

それも多くのファンが気付いて危惧している点でしょう。

ネーミングライツのスポンサー収入がなくなり、テレビ放映権料の収入も失う。

確かに仰るように、スポンサーもテレビ局も代わりを探せば済むことです。営業力の問題だと言ってしまえばそれまでですが、営業力とは交渉力。これだけマスコミで明白になれば、交渉相手に足下を見られるのは当然の流れでしょう。

救いはロッテが上場企業でなく、一部球団に見られるような、株主様から茶化される、あ、いや、糾弾される心配がない親会社であることですが、そうは言っても報道にあるように創業者家による骨肉の争いが繰り広げられています。

誰がグループの実験を勝ち取るかにもよりますが、赤字を垂れ流すグループ会社を、いつまでもグループの象徴、広報的企業だからと守ってくれるとは私は羅漢出来ないと思っています。

意見はいろいろとあると思います。

でくのぼうさんのご意見も尊重します。

ただ、現実を見誤ると、大間違いをする事になりかねませんね。

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