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2016年7月10日 (日)

「第1巡選択希望選手、読売、清宮幸太郎。内野手、早稲田実業。予約」

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「第1巡選択希望選手、読売、清宮幸太郎。内野手、早稲田実業。予約」



パンチョ伊東さんのそんな声が聞こえてきそうだった。そんな一発を見させてもらった。



昨年の甲子園大会やそのあとのU―18侍ジャパンで大器の片りんを見せた早稲田実業の二年生、清宮幸太郎の夏が始まった。早実は今日(10)、八王子市のダイワハウススタジアム八王子で啓明学園を相手に今夏の初戦に挑んだ。清宮は三回裏の第二打席で、啓明の右投手、奈良井巧からライトスタンドに低い弾道のライナーの本塁打を叩き込み、スタンドのファンの度肝を抜いた。


試合は早実が11対1と啓明学園を圧倒し、五回表終了でコールド勝ち。清宮には三打席回り、他の二打席はいずれも四球だった。


(写真:ライトスタンドに今夏1号を放り込んだ早稲田実業の二年生、清宮幸太郎。)



早稲田実業の初戦が今日10日の八王子市民球場(ダイワハウススタジアム八王子)で朝の9時から行われると知り、この日だけは日曜日とはいえ早起きしようと決めていた。昨日(9)、大雨で東東京、西東京とも全試合が中止になったが幸いなことに日程は変わらないと知り、球場に駆け付けた。敗戦処理。が高校野球の試合を観るのは、三年前の桐光学園高、松井裕樹以来になる。
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早稲田実業は一塁側となったが、敗戦処理。は左打席に立つ清宮を見やすいようにと三塁側に陣取った。三塁側内野席は啓明の応援席になるが、応援団を避けて一般席と思われる席に座った。



正直に言って、相手の啓明学園の力のレベルがわからない。ただ早実の先発投手が「背番号1」のエースではなく、背番号17の一年生の左投手、赤嶺大哉だったことから何となく推定できた。
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一方の啓明学園は「背番号1」でエースと思われる奈良井巧が先発。

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だがこの奈良井が制球難で、一回裏から試合が荒れた。



早実の一、二番に対し、死球と四球で無死一、二塁。それも一番打者の金子銀佑には初球を死球、二番の橘内俊治にはストレートの四球と、一球もストライクが入らないままに清宮を迎えることになった。


奈良井は清宮に対してもストライクが入らずカウントが3-0になった。ここから何とか低目でストライクを2球とったが、フルカウントから結局四球。無死満塁とピンチを拡げた。


早実は一死から工藤航輔の左前安打と押し出し四球で2点を挙げるが、さらに続く一死満塁のチャンスに三振と内野飛球で大量点とはいかなかった。


啓明学園は直後の二回表に、二死から荒井四海の左翼線二塁打と米田勇大の右前安打で1点を返して1点差に迫るが、善戦したのはここまで。冒頭に記した三回裏の清宮の一発を境に、どんどん力の差が露わになった。


三回裏の早実の先頭打者は清宮。二回裏を併殺を含め三人で攻撃を終わらせた啓明学園の奈良井は調子を上げてくるかと思ったが、先頭の清宮に軽く一発を食らった。


そんなに力を入れて振り回したスイングでもなかった。軽く掬った感じの低い弾道の打球。三塁側スタンドから見ていた敗戦処理。にはライト方向に切れる打球なのかと思えたが、そのままライトスタンドに消えた。これで3対1。


これだけなら啓明はまだよかった。奈良井もこの後併殺があって二死までこぎつけたが、ついにここから早実打線が爆発した。七番の小掛雄太と八番の赤嶺の連続二塁打でもう1点。この後に二人連続の四球があって二死満塁。
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清宮の前を打つ二番の橘内が左翼線に走者一掃の二塁打を放ち、8対1とリードを拡げた。



ここで啓明は奈良井を諦め、二番手にサウスポーの中西志を投入するが、清宮にストレートの四球。本塁打の次の打席ということもありスタンドの期待が高まっていただけに白けた空気が流れた。そして不覚にもシャッターチャンスを逃したが、続く四番の、清宮を差し置いて早実の四番に座る一年生大砲の野村大樹が打った瞬間にわかるレフトオーバーの3ランを放ち、とどめを刺した。清宮の本塁打が低い弾道でそのままスタンドまで伸びていったように見えたのと対照的にこちらは典型的な弾丸ライナーという感じだった。


調べてみるとこの野村大樹、中学生だった昨年はU-15侍ジャパンの主砲だったそうだ。う~ん、清宮に続いて二年後のドラフトでも早実の主砲を1位指名したくなったぞ


とどめを刺したと書いたが、規定では五回で10点差以上になるとコールドゲームになるのである。この時点で三回裏で11対1。早実は後攻めなので五回裏の攻撃を前に終わってしまうかもしれないのだ。


そして、四回裏の早実の攻撃が清宮の直前で終了し、11対1のまま五回表を迎えると、早実はエースと思われる「背番号1」の三年生右腕、吉村優が登板。

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投球練習の時点で、これまでに出てきた両校の投手とはモノが違うという感じがしたが、三者三振でかたづけ、五回表終了でコールドゲームとなった。

【10日・ダイワハウススタジアム八王子】

啓明 010 00 =1

早実 209 0× =11

啓)●奈良井、中西、鈴木-落合

早)赤嶺、○吉村-小掛、杉浦

本塁打)清宮ソロ(奈良井・三回)、野村3ラン(中西・三回)

清宮の本塁打を観ることが出来たのは幸いであったが、正直に言って物足りなかった。二つの四球は、状況から見て歩かせたのではないだろう。清宮に対して位負けしてストライクが入らなかったのだろう。そんな感じがした。そのなかで唯一のチャンスをモノにして一振りでスタンドまで運んだのはさすがだ。


敗れた啓明学園の監督は、元スワローズで、プロ野球マスターズリーグでも活躍した芦沢真矢だ。明日のスポーツ紙には、元プロが見た清宮の印象が載るかもしれない。


そして蛇足ながら付け加えると、球場で購入した選手名鑑で早実と啓明学園の隣のページに載っている都立府中西高の助監督の名前が伊達昌司となっている。タイガース~ファイターズ~ジャイアンツと渡り歩き、ジャイアンツで現役生活に終止符を打った伊達はアマチュアの資格を得るために引退後に法政大学に進んだところまでは把握していたが、資格を取得して都立高校の助監督になったのだろうか。法大進学時、学費などをまかなうためにジャイアンツで、選手を寮からジャイアンツ球場まで送る運転手をしてバイト料をもらっていた頃を観ていたので懐かしい。ある時、岡崎郁二軍監督から「伊達、たまには打撃投手やってくれよ」と言われ「俺が投げたら、まともに打てるのは(岡崎)監督くらいですよ」と言い返しているのを聞いたことがある。岡崎二軍監督は「練習にならないな」と苦笑いしていた。


清宮はまだ二年生。ドラフト会議にかかるにしても来年の秋のドラフトだ。だがこれまで、欲しい人材はどんな手を使ってでも交渉権を得てきたジャイアンツには久々の「ウルトラC」を使ってでも欲しい選手かもしれない。冒頭のタイトルはもちろんジョークだが、一年後のドラフト会議での争奪戦を見込んで、今年のドラフト会議で予約して交渉権を確保してしまいたいほどだ。ジャイアンツはもっと高校生の素材型を獲得すべきだと思う。


ただ、今日の清宮に一つ、苦言がある。第一打席でカウント3-0から一球待って3-1の後の五球目を見送ると球審の判定の前に一塁に歩きかけたが、「ストライク」と判定された。プロ野球ならよくあるケースだが、高校生としてはあるまじき態度なのではないか?さすがに清宮も、バツが悪そうに球審に頭を下げていたが。早実には斎藤佑樹がいた頃にも一部の選手にラフプレーが散見されてライターなどから指摘されていたが、校風なのだろうか気になった。


早実は次の試合に勝つと、再び週末の16日、土曜日の朝10時からこのダイワハウススタジアム八王子に登場する。9日の雨天中止で日程に影響が及んでいる可能性もあるが、敗戦処理。のように京王線沿線に住んでいる方は、京王線のトリプルスリー、もとい、山田駅で降りて改札を出てひたすら左方向に道路に沿って登っていけば約15分でたどりつく。甲子園まで行かなくとも、この大器を観ることが出来るチャンスだ。

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