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2016年7月24日 (日)

阪神タイガースが71人目の支配下登録選手獲得へ!?

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日の日刊スポーツによると、タイガースが新外国人選手として米大リーグのロサンゼルス・ドジャースからフリーエージェントになっているアレックス・ゲレロ外野手の獲得を検討している。NPBではシーズン途中のトレードや新外国人選手獲得、育成選手の支配下選手登録は7月末までとなっており、獲得が決まれば期限ぎりぎりでの獲得となる。



今季のタイガースはシーズンが始まってから育成選手登録の原口文仁を支配下選手登録させて救世主的な大活躍をして金本知憲監督が言うところの「超変革」の象徴的存在となっている。この原口を支配下選手登録した時点で支配下登録の選手が69人となり、リリーフ要員として獲得したコーディ・サターホワイト616日に支配下選手登録した時点で支配下選手登録の選手の人数が上限の70人に達している。ゲレロを獲得するには何らかの方法で現状の支配下登録の選手の枠を空けなければならない。新たな「超変革」を起こして新外国人を獲得するのだろうか?


(写真:今季4月に支配下選手に返り咲き、大活躍でオールスターゲーム出場を勝ち取ったタイガース「超変革」の象徴的存在、原口文仁)



阪神が右の大砲ゲレロ獲り、貧打打開へ駆け込み補強  7月22641



23日現在でこそセ・リーグの最下位と低迷しているが、例年にない若手抜擢が奏功してシーズン序盤には好成績を収めていたタイガース。その抜擢の象徴として、427日に育成選手登録から支配下選手登録されて即一軍登録、スターティングメンバーで出場し、活躍した原口文仁金本知憲監督が標榜する「超変革」の象徴的存在となり、先ごろ行われたオールスターゲームへの初出場も果たした。


今季のタイガースはこの原口を含め、シーズン中に支配下登録選手を3人追加。他は原口と同じ育成選手からの返り咲きとなる田面巧二郎と、途中獲得した新外国人投手のコーディ・サターホワイトだ。この結果、シーズン開幕時には支配下登録の選手数が67人だったタイガースは支配下登録の選手が上限いっぱいの70人となった。



しかし、上の報道によると、さらなる新外国人補強でアレックス・ゲレロ外野手の獲得を検討しているという。ゲレロと育成選手契約を結ぶのなら問題ないが、支配下登録するのならば、現状の70人いる支配下選手を誰か外さなければならない。しかし当然のことながら、シーズンの途中に支配下登録の選手を首にする訳にはいかない。


単純に考えれば、誰かを育成選手契約に回すか、他球団にトレードするなりして支配下登録の枠を空けるか、後はブライアン・ウルフを獲得するためにライオンズが行ったように、外国人選手であるアンディ・バンヘッケンを解雇するしかあるまい。


シーズン中に支配下選手登録の選手を、育成選手契約に回すのも安直に用いられる手段ではない。2007年に、ドラゴンズの金本明博という投手が開幕早々に野手に転向することが決まった。野手転向そのものは金本本人と話し合ったうえでの決定だったが、ドラゴンズが金本に野手転向させて大成させるには時間を要すると考え、少なくともその年いっぱいは一軍に上がるレベルにはならないだろうことから金本を育成選手登録に切り替えようとし、その前提としてウエーバー公示をしたところ、選手会から待ったがかかり、セ・リーグがウエーバー公示を取り下げるという事例があった。育成選手として身分を保証しても、支配下選手の安直な育成選手への登録変更は認めないという前例がある。


トレードに関しては1999年のジャイアンツが今のタイガースと同じ状況で三野勝大投手を横浜ベイスターズに金銭トレードして支配下選手登録の枠を空けて、その後にドミンゴ・マルティネス内野手を獲得した事例がある。


ただし、当然ながらトレードは相手球団との合意がなければ成立しない。


ネットの世界でありがちなのは、贔屓の引き倒しなファンが「○○はどうせこの先も駄目だろう」等と勝手に考えて、トレード構想を語るが、タイガースファンが要らないと思うレベルの選手を他の球団が喜んで獲得するかどうか考えるべきである。ファンの頭の中はひいき球団を中心に回るが、現実の球界はその球団を中心に回っている訳ではないのだ。


参考までに23日現在の十二球団の支配下選手の人数を列記する。カッコ内は公式戦開幕時点での支配下選手の人数である。

ホークス 67(66)
ファイターズ 65(66)
マリーンズ 64(64)
ライオンズ 70(69)
バファローズ 70(66)
ゴールデンイーグルス 70(67)


スワローズ 70(66)
ジャイアンツ 69(64)
タイガース 70(67)
カープ 68(67)
ドラゴンズ 70(68)
ベイスターズ 69(65)


どの球団も公式戦開幕の時点では支配下登録の人数に余裕を持たせているが、補強期限の今月末を約一週間後に控え、タイガースを含め6球団が上限いっぱいとなっている。ジャイアンツの69人というのが不気味だが…。タイガースはトレードを仕掛けるのなら、支配下選手登録の人数にまだ余裕のある球団に交渉しなければならない。当然ながら、足元を見られる可能性はある。


そして最後の方法はライオンズと同じく外国人選手との契約解除による支配下選手登録枠の確保だろう。


タイガースの外国人選手は、投手ではマルコス・マテオ、ランディ・メッセンジャー、ラファエル・ドリスに加え、途中入団のサターホワイト。野手ではマウロ・ゴメス、マット・ヘイグ、ネルソン・ペレス。合計7人だ。外国人選手特有の契約条項までわからないが、期待外れで二軍生活が長いヘイグか、本来は長い目で日本で育てるはずのペレスが危ないか…。


いずれにせよ期限は今月末。ライオンズの例を見ると、バンヘッケンの自由契約(ウエーバー移籍不成立)より前にウルフの支配下登録が認められているので、ウエーバー公示がなされた時点で支配下選手の人数から外されるのだろう。


そして、人数枠や補強期限の問題とは別に、そもそもそこまでやってまで外国人選手の補強が必要なのかという疑問もある。


ゲレーロは外野手が本職だが、二塁や三塁の守備もこなせるという。西岡剛が左アキレス腱断裂によって今季中の復帰が絶望的であることを考えれば、うってつけの補強と言えなくもない。とはいえ、タイガースファンの中にはジャイアンツと並ぶ補強依存体質にうんざりしている層も少なからず存在し、待望していた金本知憲監督が開幕からルーキーの高山俊を抜擢したのを筆頭に横田慎太郎、中谷将大、緒方凌介ら昨年までファームにいた若手の積極的登用に喝采を送っていたのに成績が低迷したら結局金にあかせて補強かい!?という葛藤もあるようだ。


球団としても「ミスタータイガース」掛布雅之を二軍監督に迎え、将来的には現在のファームの本拠地である鳴尾浜を見直してホークスやファイターズのような一大育成拠点を樹立する構想もあるようだ。そんななかで、このドタバタ補強の話が出る…。



金本監督自体のカリスマ性も先日の藤波慎太郎161球罰投指令などで揺らぎつつあるという。そんななかで獲得しようとするゲレーロ。貧打打開なら他に方策はないのだろうか…。と直下選と直下選

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コメント

結局新外国人は獲らなかったみたいですね。阪神がどう対処するかは見たかったです。

今回改めて思ったのは金本問題(中日のほうの)の処遇のおかしさとその後の影響です。野球協約の解釈、運用方法において支配下登録選手をシーズン中に育成選手契約にする(厳密にはウェーバー公示され他球団が獲得の意思を示さなかった場合育成選手契約にする)ことはなんらおかしなことではなかったのですが、当時は「金本が可哀相だ」「落合が法をすり抜けた汚いことをやろうとしている」等とルール以前に感情的な意見がまかり通り、またそれが多数派であったと記憶しています。

選手会は支配下登録選手はその1年間はずっと支配下登録選手でなければならないというまったく根拠のない自分達に都合のいいある種の既得権益化を当然のように主張していましたがそれは決して全ての選手にとって利益となるわけではありませんでした。

育成選手にとってみればシーズン中の育成落としが可能なルール下であるほうがそれだけ支配下選手登録のチャンスが増えるためむしろよく、育成に落とされる選手にしても所属球団よりも他11球団の評価が高ければ拾われる機会が生まれチャンス拡大の機会でもあったのです。

ただ同じプロ、同じ労働者とは言え立場の弱い育成選手本人がそんなことを主張できるわけもなく、選手会に育成契約選手は所属できないということもあってか、選手会は格下の同じ労働者のことなど考えもしませんでした。

育成落としの理由はコンバートであろうと、故障であろうと、コストカットであろうと、ただの伸び悩みであろうとそれを他者が咎めることはあってはなりません。育成落としがシーズンオフはOKでシーズン中はダメというのは前述の選手会の我田引水以外の何物でもないのです。

70人枠という生温い既得権益がある一方、MLBでは40人枠のメジャー契約を巡り絶えず激しい生存競争が繰り広げられており、そこに「シーズン中のウェーバー公示は選手が可哀相」などという声はありません。40人枠があるからこそ金満球団の飼い殺しは防がれ、戦力均衡化にも寄与しています。こうした控えレベルの選手の流動性が高いことはリーグ全体の視点で見ても望ましい姿であると言えます。

金本問題の頃に比べればNPBでも育成選手の数は増加傾向にあると言えます。であるからこそ育成選手及び育成選手一歩手前の支配下登録選手の人材の流動性を高める制度改革は今後より重要なものと言えそれによって戦力均衡化を図ることでより魅力的なプロ野球にすることが可能だと僕は考えます。

サフラン様、いつもコメントをいただき、ありがとうございます。

> 結局新外国人は獲らなかったみたいですね。阪神がどう対処するかは見たかったです。

そうですね、結果的には波風が立つ様なことにはなりませんでした。

> 今回改めて思ったのは金本問題(中日のほうの)の処遇のおかしさとその後の影響です。野球協約の解釈、運用方法において支配下登録選手をシーズン中に育成選手契約にする(厳密にはウェーバー公示され他球団が獲得の意思を示さなかった場合育成選手契約にする)ことはなんらおかしなことではなかったのですが、当時は「金本が可哀相だ」「落合が法をすり抜けた汚いことをやろうとしている」等とルール以前に感情的な意見がまかり通り、またそれが多数派であったと記憶しています。

“金本問題”は事例として紹介しただけなのですが、要するに計画性のある人員体制、補強をしているかということですね。

ライオンズにしたって、もう70人に達しているのに元ファイターズ、ホークスのウルフを獲得したくて、先発要員として獲得したバンヘッケンを解雇するという手段を使いましたが、肝心のウルフは初めて登板したイースタンの試合で故障。

そして同じくシーズン途中で獲得したポーリーノは8戦全先発で勝ち星無し。バンヘッケンが10戦全先発で勝ち星無しで解雇されたことを考えると、本人の能力と言うより、獲得する側が“目利き”でないとしか思えないですね。

ルールに触れなければ何をしても良いわけではないという、野球の神様の警告かもしれません。

> 選手会は支配下登録選手はその1年間はずっと支配下登録選手でなければならないというまったく根拠のない自分達に都合のいいある種の既得権益化を当然のように主張していましたがそれは決して全ての選手にとって利益となるわけではありませんでした。

まぁ、これは一般の企業でも、雇う側の恣意的な解雇を安直に認めないのと同様で、根拠がないと言われれば確かにそうかもしれませんが、安直な、支配下→育成への降格は防ぐべきだと私も思います。

> 育成選手にとってみればシーズン中の育成落としが可能なルール下であるほうがそれだけ支配下選手登録のチャンスが増えるためむしろよく、育成に落とされる選手にしても所属球団よりも他11球団の評価が高ければ拾われる機会が生まれチャンス拡大の機会でもあったのです。

敢えて言えば、オフシーズンにおける、支配下選手から育成選手への降格ですが、これも建前は本人の同意を得ていると言うことになるのでしょうが、他球団の評価を聞くに値する時間をかけているのかという疑問は残ります。ホークスからドラゴンズに移籍した亀澤みたいな例が増えて然るべきでしょう。

>ホークスからドラゴンズに移籍した亀澤みたいな例が増えて然るべきでしょう。
ここは重要なポイントですね。
現在の所謂戦力外とは支配下登録でも育成契約でもいらないと言われた選手のことで毎年トライアウトを経てこの戦力外選手の中から数人の選手が他球団に拾われています。ところが支配下登録ではいらないが育成契約ならいるという戦力外選手よりは評価の高いはずの選手の移籍はほとんどないというおかしな現象が起きており、もはや12球団が空気を読んで獲得を控えているとしか思えません。
このことは原口(阪神)や平井(ヤクルト)のような選手を獲得するチャンスをみすみす逃しているということでもあり、もしどこか優秀なGMがいたとしたらその手腕の見せ所でもあるのです。

一応亀澤、丸毛という例もありますがこの2選手の場合は育成ドラフト入団3年後の自由契約選手で上記の例とは少々異なり、白根の場合は育成落ち直後ではなくそこから更に1年後の移籍でした。

育成落ち直後に他球団が獲得する
昨オフで言えば由規、平井(ヤクルト)、坂口、田中大(巨人)、片山、今野(楽天)のような選手の移籍が増えてこそ自由契約選手が他球団の評価を聞く機会となっていくでしょう。

>“金本問題”は事例として紹介しただけなのですが、要するに計画性のある人員体制、補強をしているかということですね。
たしかに現行ルール下では71人目の選手獲得は無計画と言われるのはその通りです。ただその71人目の選手が新外国なのか成長著しい育成選手かでそのイメージもだいぶ異なるものと言えます。

例えば支配下登録選手69人のチームがあったとします。このチームが育成選手を支配下登録させた後に新外国人選手を獲ろうとした場合これは無計画だと非難されるでしょうが、順番が逆で新外国人選手を獲った後、支配下登録したい育成選手が出てきた場合こちらは無計画というよりは嬉しい誤算として映るはずです。「もっと枠を空けてなかった球団が悪いだけ」たしかにそうも言えますが、この育成選手は先のルール改正によって支配下登録のチャンスが閉ざされたとも言えるものです。

勿論今のルールがある以上そのルールに基いた人員管理をすべきなのはそれ自体はその通りなのですが、果たしてそのルールが選手のためになっているのか、球界のためになっているのかということを考えた場合、金本問題に端を発するあのルール改正は決してそうはなってないというのが僕の見解です。

サフラン様、いつもコメントをいただきありがとうございます。

> 現在の所謂戦力外とは支配下登録でも育成契約でもいらないと言われた選手のことで毎年トライアウトを経てこの戦力外選手の中から数人の選手が他球団に拾われています。ところが支配下登録ではいらないが育成契約ならいるという戦力外選手よりは評価の高いはずの選手の移籍はほとんどないというおかしな現象が起きており、

そうなんですよ。手続きの不透明さも気になるところですが、各球団にプロスカウトなる人物がいて、二軍の試合でも常時とはいわないまでも目を光らせているはずなのに。

> 育成落ち直後に他球団が獲得する昨オフで言えば由規、平井(ヤクルト)、坂口、田中大(巨人)、片山、今野(楽天)のような選手の移籍が増えてこそ自由契約選手が他球団の評価を聞く機会となっていくでしょう。

故障による措置の場合はちょっと違うとも思いますが、例えば坂口は育成契約のままで最近は二軍の四番を務めています。「うちなら支配下で他の選手と競争出来るよ」と名乗りを挙げる球団がでても不思議ではないですよね。

> 金本問題に端を発するあのルール改正は決してそうはなってないというのが僕の見解です。

“ルール”は変えていないんじゃないですかね、セ・リーグ会長やコミッショナーが運用上認めないとしたのだと思います。個人的にも、枠を空けたいという理由で選手を支配下から育成に回すのは良くないと思います。

>“ルール”は変えていないんじゃないですかね、セ・リーグ会長やコミッショナーが運用上認めないとしたのだと思います。個人的にも、枠を空けたいという理由で選手を支配下から育成に回すのは良くないと思います。

違います。

日本プロ野球選手会HPによると。

日本プロ野球育成選手に関する規約

第9条 (支配下選手契約への移行等)

球団は、育成選手との間で当該選手の在籍期間中野球協約第 79 条(選手の制限数)の範囲内で支配下選手として選手契約を締結することができる。この場合には、新規に野球協約「第 8 章 選手契約」の定める
ところにより、統一様式契約書による選手契約の締結を行い、支配下選手としての手続をとらなければならない。

② 球団が支配下選手を育成選手に移行させるときは、野球協約第 58 条(自由契約選手)の手続をとった後でなければならない。なお、参稼期間中に支配下選手を解除した球団は、その年度中にその選手と育成選手契約を締結することはできない。

③ 本年度 26 歳以上となる新入団外国人選手を育成選手から支配下選手へ移行する場合の期限は、3月末日までとする

②に該当します。公開情報なので、ルールくらいは読みましょうね。

でくのぼう様、コメントをありがとうございます。

> 違います。

当時のセ・リーグ会長は選手会の反対もあってドラゴンズのウエーバー公示を会長判断で取り下げて、その上でその年の9月に「日本プロ野球育成選手に関する規約」の改正があったのですね。

ご指摘ありがとうございます。

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