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2016年7月30日 (土)

斎藤佑樹、大石達也、福井優也-早大トリオ、1030日ぶりに一軍に揃う。

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敗戦処理。的にはこだわっていたのだが、こういう切り口で報じたメディアは見当たらなかった。



28日のプロ野球は、ファイターズでは斎藤佑樹が、カープでは福井優也が予告先発。両投手ともにこの先発登板に合わせて出場選手登録された。これにより、ライオンズで中継ぎ投手として出場選手登録されている大石達也と合わせ、かつての早大トリオが三人とも一軍メンバーになった。


斎藤、大石、福井の早大トリオが同時に一軍に揃うのは201310月2日以来、1030日ぶりになった。


(写真:イースタン・リーグのライオンズ戦に先発する斎藤佑樹。この試合で斎藤降板後、大石達也が登板。 20129月撮影)



結果はもうご存知だろう。斎藤佑樹はライオンズ戦に先発して四回途中でKO。首位のホークスを猛追するファイターズにとって、直接対決になるホークス戦を前に勢いをつけたいところだったがチームの勢いに水を差した。



対照的に福井優也はジャイアンツ打線を沈黙させた。逆転優勝に一縷の望みをかけ、前の日にクリス・ジョンソンを攻略して意気上がるジャイアンツ打線を7イニング無失点に抑えて勝利投手。


なお斎藤の対戦相手であるライオンズでは大石達也のこの日の登板はなかった。もしも斎藤、福井だけでなく大石もこの日に登板していたら、敗戦処理。が調べた限りでは2012729日以来、1460日ぶりとなるところであった。この時は斎藤がバファローズ戦、福井がジャイアンツ戦に先発。大石はゴールデンイーグルス戦にリリーフ登板した。


残念ながら、三人とも入団時の期待に応えているとは言い難い。


2010年秋に開かれたドラフト会議では大石には6球団が1位入札、斎藤にも4球団が1位入札した。福井は大石に入札して抽選に外れたカープがいわゆる“外れ1位”で指名した。


斎藤は鳴り物入りで入団したルーキーイヤーの2011年には5勝、翌2012年には栗山英樹監督の大抜擢もあって開幕投手に指名されて完投勝利を挙げてシーズンでも6勝と、物足りない成績ではあるが着実に一歩ずつ進んでいる感じはあった。だが、この年の夏頃から肩に違和感を抱きはじめ、11月の終わりに右肩の関節唇損傷と診断されたため翌2013年は右肩痛との闘いでシーズンを終えたと言っても過言ではなかった。


しかしそんな中、唯一度、一軍で先発登板するために登録されたのが102日。この時に福井と大石も登録されており、三人同時に一軍登録されていたのだが、斎藤が翌日に登録抹消となり、その後、今回の728日に三人が揃うまで少なくとも誰か一人は常にかけている状態が続いた。


敗戦処理。にとって、ある意味ショックだったのはこの三人が一軍に揃ったのが3シーズンぶり、日数にして1030日ぶりであったにもかかわらずそれがほとんど話題にならなかったこと。24日に勝利投手になったスワローズの由規の勝利が1786日ぶりだったことに比べると間隔にインパクトが弱いこともあろうが、斎藤と福井が好対照な結果だっただけに二人を比較して云々というものはいくつか見かけた程度で、それに大石を重ねたものには見当たらなかった。


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昨年までの大石は一軍公式戦の通算登板数でこそ斎藤の57試合よりは多い64試合を記録しているが、イニング数と勝利数では福井、斎藤に水を開けられていた。しかし今季は612日に二度目の一軍入りを果たしてからは一軍に定着している。29日現在で19試合に登板、勝敗、セーブなしの1ホールドで151/3を投げて防御率1.76と好投。1登板あたりの平均投球回数が1を割っているから、まだ首脳陣から安心して1イニングを託されているとは言いがたいが、明らかな敗戦処理的登板から始まり、徐々に前進していることは確かだろう。


斎藤に関しては登板以前に、「週刊文春」に報じられた、株式会社ベースボール・マガジン社の池田哲雄社長との関係が話題になっている。取材対象者である立場を利用して、出版社の社長に常識の範囲を逸脱したおねだりをし、高級車の供与を受けていたことが明るみに出た。


いくつかの報道やブロガーの意見では斎藤も斎藤だが、池田社長もかなり批判を受けている。それはそうだろう。スポーツジャーナリズムの最前線であるベースボール・マガジン社のトップが取材対象者の谷町になっていたのである。これでジャーナリズムとしての資質が問われずに済むわけがない。


だが、たかり体質の斎藤を認めてしまった周囲もこの現実を受け入れて反省すべきであろう。


所属するファイターズ球団は、入団時のダルビッシュ有や、中田翔といったいわゆるやんちゃな野球少年を選手として鍛えるだけでなく、一社会人としても通用するように教育を施したと言われている。ジャイアンツの選手の野球賭博問題での各球団が行った選手へのヒヤリングでは他球団からは取るに足らないものも含めれば何らかのものは出てきたのに、十二球団で唯一、誰も何一つやましいことをしていなかった球団だ。ファンの中にはそのことを誇りに感じていた人も少なくはあるまい。そうした実態に汚点を残すことになったという点で斎藤の行為はもっと厳しく批判されて然るべきだと思う。


こういうことがあっても、擁護派のファンからは「ネームバリューのある斎藤だから週刊誌ネタになっただけで、こういうたかり体質の選手はどこにでもいるだろう」といって斎藤を擁護する。だが、野球賭博問題でも「ジャイアンツだからマスコミに足を引っ張られるのであって、他の球団にも似たようなことをやっているのはいるだろう」という意見が散見されたが、結局処分を受けたのは今年になって発覚した高木京介まですべてジャイアンツの選手。他球団からは出ていない。もちろん他にやっている選手がいようがいまいが、やってはいけないことをやってはいけないのだ。


斎藤は28日のライオンズ戦にKOされて敗戦投手となると、翌29日には登録抹消となった。早大トリオが一軍に揃ったのも一日で終わった。さすがに、また次が1030日…ということは無いだろう。仮にそのようなレベルだったら、1030日を待たずして誰かしら現役生活にピリオドを打つことになるだろうから。



繰り返しになるが、28日の斎藤KO、福井勝利という結果よりも、かつての早大トリオが三年ぶり、1030日ぶりに一軍に揃ったことが話題にならなかったことの方が残念だ。それだけ、プロ野球の世界は結果がすべてということだろう。三人とも、もう入団6年目のシーズンなのだ。背景でなく、結果で話題になるしかないのだ。

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