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2016年4月 9日 (土)

タマスタは鎌スタを超えた!?

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今日(9日)はホークスのファームが今季から本拠地としているJR鹿児島本線、筑後古小屋駅のそばにあるタマホームスタジアム筑後に行ってきた。ファイターズのファームが遠征し、ウエスタン・リーグのホークスと交流戦を行う。今日と明日
10日の二連戦。


ホークスが繰り出す一軍並みの豪華投手リレーを相手にファイターズ打線が少ないチャンスをものにしてロースコアの接戦で終盤までもつれる好ゲームだった。


そして、資金力を持つ球団がその資金の使い方を誤らずに正しく使うと、そうでない球団との差がどんどん付いてしまうのではないかといささかの危機感を覚える観戦旅行となった。


(写真:八回表に同点打を放つファイターズの太田賢吾)

 


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一軍の本拠地、福岡
 ヤフオク!ドームとほぼ同サイズのグラウンドでホークスのウエスタン・リーグ公式戦などを行うほか、もう一つほぼ同サイズのサブグラウンドが隣接し、十二球団一と言われる室内練習場と選手寮も同じ敷地に併設されている。二軍の他に三軍を擁し、より厳しい競争下に選手を置いて育成するホークスとしては効率よく練習、試合を行える。
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ファイターズのファームの本拠地、ファイターズタウン鎌ケ谷も、試合を行える球場、室内練習場、選手寮が同一敷地内にあり、なおかつファンが楽しめるコミュニティーゾーン的に正面広場が機能していることを考えると、選手育成の場、そして近隣住民を中心としたファンに一体感を持ってもらえるスペースという点で素晴らしいが、サブグラウンドがあるという点で、ホークスの方が一枚上と言わざるを得ない。詳しくは別途、
52日エントリー予定の“敗戦処理。が「生」観戦した野球場(69)”で紹介しようと思っているが、まずはとにかくでかさに圧倒される。


試合はファイターズの先発が新垣勇人で、ホークスが東浜巨
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ファイターズは一軍で開幕二連勝の有原航平が腰椎捻挫で離脱し、今日は開幕から一軍入りしているルーキーの加藤貴之を先発させていたが、加藤は宮西尚生が一軍に昇格するまで一軍で唯一の左投げのリリーバー。先発させると勝ちパターンの終盤で使いたい宮西以外に左のリリーバーがいなくなり、しかも先発で投げたらその状況が数日続いてしまう。新垣が今日ファームで先発出来るのなら一軍で先発させた方が、仮に新垣がゴールデンイーグルス打線につかまって敗れるとしても、他の試合に及ぼす影響は限られる。ファームの方がぐだぐだな試合になっても、新垣を一軍で投げさせて欲しかった。



試合はホークスが二回裏に塚田正義のソロ本塁打で先制すると、ファイターズも三回表に二死から九番の清水優心がチーム初めての走者となる左前安打を放つと、松本剛、岸里亮佑の三連打で11の同点に追いついた。
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新垣はその裏にも先頭の細川亨
(何でここで試合に出ているんだ!?)にセンターの頭上を越す二塁打を打たれ、四球と送りバントで一死二、三塁のピンチを招くが三番の上林誠知を遊飛、バーバロ・カニザレスを三振に仕留めてピンチを切り抜けた。


東浜は初めから決まっていたのか、この回で降板。四回からは大隣憲司が登板。
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大隣は四回と五回の2イニングを三人ずつで片付けた。五回表には姫野優也の三ゴロを塚田が悪送球して走者を出したが直後に清水を遊ゴロ併殺打に仕留めた。さすがにこのクラスの投手にきちんと投げられると、攻略は容易でない。


新垣も時折走者を得点圏に背負いながらも粘り強い投球を続けていたが、11で迎えた六回裏、一死から塚田に三遊間を破られると、二盗を決められ、捕手の清水の悪送球が重なって一死三塁のピンチ。ここで釜元豪の深くない左飛で塚田が生還。12と勝ち越されてしまう。
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ホークスは六回表から三番手に寺原隼人がマウンドへ。
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「ファイターズ賛歌」が流れた直後の七回に二死から荒張裕司平沼翔太の連打で一、二塁のピンチを招くが姫野を三振に仕留めてピンチを凌ぐ。


のまま終わりそうな雰囲気だったが八回の一死から松本が四球を選ぶと、二盗を決め、岸里の二ゴロで二死三塁と変わり、三番に入っている太田賢吾が見事なセンター返し。ホークスの二塁手、金子圭輔がゴロで抜けそうな打球に追いつくも、タイムリー内野安打となって22の同点になった。(冒頭の写真)


太田は五回裏の二死三塁のピンチでファウルフライを追いかけ、三塁側のブルペンに入りかけながら好捕するファイトを見せていたが、打撃でもいいところを見せた。


と、ここまでは緊迫したロースコアの好ゲームで「ウエスタン・リーグは延長戦の規定はどうなっているのだろう…」等と考え始めたが、そんな心配は杞憂だった。


ファイターズは先発の新垣が六回まで投げた後、金平将至が七回に登板。八回裏は屋宜照悟がマウンドに上がった。


屋宜は先頭の、新垣との対戦ではタイミングをとるのに苦心していた感じの上林に初球をセンター前に運ばれると、続く四番の、これまた新垣には高低のバランスを考えた配球で牛耳られていたカニザレスに打った瞬間にわかる左中間オーバーのツーラン本塁打を浴びる。
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いきなりの連打で失点と、屋宜はこれで冷静さを欠いたのか、塚田にもセンター前に運ばれてまた無死一塁。釜元には豪快に右中間を破られるタイムリー三塁打でさらに
1点。ここでようやく伊藤剛総合コーチ兼投手コーチがマウンドに上がってアドバイスをするも、猪本健太郎にも右中間を破られるタイムリー二塁打。
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結局
5人の打者にシングルヒット、本塁打、シングルヒット、三塁打、二塁打と被サイクルヒット状態で一死も奪えぬまま降板。須永英輝がマウンドに上がった。


須永は変わりっぱなの河野大樹にストレートの四球を与えて「須永よお前もか!?」と数少ないファイターズファンをやきもきさせたが、続く細川を三振に仕留め、フルカウントでスタートを切っていた二塁走者の猪本を清水が刺す三振ゲッツーでアウトカウントを稼いだが、続く真砂勇介にこの日4安打目となるタイムリー三塁打でさらに1点、この回5点目を献上した。


なおこの打球でファイターズの中継の乱れをついて打者走者の真砂が一気に本塁を狙うがホーム直前でタッチアウト。ホークスの長い攻撃はようやく終わった。打者8人で5得点。凡退したのは細川だけという猛攻だった。


9日・タマホームスタジアム筑後】
F 001 000 010 =2
H 010 001 05× =7
F)新垣、金平、●屋宜、須永-清水
H)東浜、大隣、○寺原、柳瀬-細川
本塁打)塚田1号ソロ(新垣・2)、カニザレス12ラン(屋宜・8)


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ホークスの一番打者・真砂がこの日、
4打数4安打と大暴れ。


それも中前安打、三塁線を破る二塁打、三遊間を破る安打、右中間を破る三塁打と全ての安打が方向が異なる。


ホークスの外野手の陣容は、一軍に柳田悠岐、長谷川勇也、中村晃、福田秀平と左打者中心。左打者ばかりでも、左投手を苦にしない顔ぶれとはいえ、ここに右打者の真砂が入り込んだらバリエーションが拡がる。工藤公康監督が打線にテコ入れをするとしたら真砂の抜擢があるかもしれないと思ったら今日一軍はバファローズ相手に14安打で13得点


勝敗という視点で見ると、ビジターのファイターズは同点では駄目だというのを痛感した。大嶋匠が再び一軍に上がり、高濱祐仁渡邉諒を欠く打線で少ないチャンスをよく逃さずにものにしたと思うが、一度もリードを奪えなかったのが苦しかった。もっとも、屋宜の大乱調では少々のリードも吹っ飛んでいただろうが、白村明弘などの投入で異なる展開になったかもしれない。


タマホームスタジアム筑後は筑後船小屋駅から徒歩約5分の距離だが、この間、コンビニの一つも無い。球場には軽食を扱う売店があり、グッズも発売しているが、選手たちには野球だけに打ち込める格好の環境だと思う。


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スコアボードの大型ビジョンは、画面表示としてはファウルボールが飛んだときの注意喚起などが中心で、ファイターズスタジアムのようにホームチームの選手が打席に入るごとに動画で紹介するなどの演出はない。


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試合前に選ばれたファンが選手とキャッチボールを行ったり、一回表にちびっ子等選ばれたファンが選手と一緒に守備に付くなどのファンサービスは行われていたが、マスコットもただそこにいて、適当に動いているだけという感じだったし、うるさいDJもいない<>。とりあえずは器は用意し、演出面はこれからなのだろう。隣接するサブグラウンドもまだ天然芝が養生されておらず使用されていないそうだ。


今日は現地で合流する予定だった友人が都合が付かなくなる想定外がある観戦だったが、たまたま席が近くなった現地のファイターズファン、ホークスファンの方が親切で、試合結果は別としてとても楽しい生観戦になった。ただ、前売りで購入した席が“フィールドシート”の一列目なので期待したのだが、防球ネットがあってちょっとがっかりした。
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「フィールドシートのお客様は必ずヘルメットとグラブを使用して下さい」と書いてあったので、ネットは取り外し可能なのだろうが…。



三軍を含めた選手育成の場としてはこれ以上無いという環境が整った。あとは雁ノ巣時代からのファンをベースに、筑後市の地元のファンをどう引きつけていくか。それには球場内、球場外周でどれだけファンを楽しませる仕掛けを講じることが出来るかだ。今日一試合見ただけの印象ではエンターテイメント的要素はこれからという感じがした。

タイトルのタマスタは鎌スタを超えたに!と?を付けたのは、施設としては鎌スタを超えた!エンターテイメントとして鎌スタを超えた?という思いからだ。

 

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コメント

今年からFOX SPORTSでソフトバンク2軍の主催試合を60試合以上放送されるということもあり
ソフトバンク2軍の試合はよく見ているのですが、ここまでの試合を見る限りソフトバンク2軍から際立った若手育成の意図があまり感じられませんでした。

特に先発投手に言えることで
主に岩嵜、笠原、島袋、寺原、中田、東浜、山田が2軍の先発要員なのですが
笠原と島袋を除けば若手育成とは言い難いメンツで1軍投手の調整登板の色合いを強いものです。
今後は更に2軍先発投手として攝津や松坂も入ってくることが予想され、2軍ローテが豪華な陣容になるにつれ若手先発投手育成の足枷となることでしょう。

一方野手のほうに目を映すとこちらはちゃんと若手が使われているほうですがソフトバンクで最も若手育成が求められる捕手のポジションに
細川が居座ってしまっている試合を見るとうーんとなってします。
高卒1年目から清水に試合経験を積ませ育成する日本ハム的な考えからすれば、同期の栗原なんかを2軍で英才教育していてもおかしくないのにと思ってしまいます。

勿論ソフトバンクもソフトバンクなりに若手育成より主力選手の調整を優先する理由があり、若手育成はそのために3軍を作ったんだという考えなんでしょうが
果たしてそんなやり方でどれほどの育成成果をあげられるものか。
僕は若手選手が練習の成果を確認したり、プロで通用するコツを掴めるのは実戦の場しかないと考えており
1軍と2軍が違うように2軍と3軍にも大きな差があり2軍の実戦で得られるものは
3軍(正確には大学野球や独立リーグとの練習試合)では得られません。

毎年ライバル選手が入団してくるプロ野球の世界では伸び盛りの時期に得られる出場機会というのは意外に短く貴重なものです。
その積み重ねも開花まで時間を要するので、それでいてそれまでの我慢の起用が報われないこともしばしばあるというのは一朝一夕でない若手育成の難しさの一つです。

2軍の地方移転&新球場・新練習場というハード面で立派な改革をしたソフトバンク。
3軍制を創設しただけで育成球団になれるほど若手育成は甘いものじゃないぞと思いつつ各球団の2軍の試合を見ています。

サフラン様、コメントをあrがとうおざいます。


> 特に先発投手に言えることで
主に岩嵜、笠原、島袋、寺原、中田、東浜、山田が2軍の先発要員なのですが
笠原と島袋を除けば若手育成とは言い難いメンツで1軍投手の調整登板の色合いを強いものです。

ホークスのファームが二軍と言うより“準一軍”という感じだという意見は多いようですね。

昨年、何の記事かは忘れましたが、一軍の週六試合のローテーションで、谷間に近い曜日にファームでは最も一軍に近い投手を先発させると書いてありました。

摂津が投げていた金曜日に、この試合に先発した東浜が代役で上がりましたが、この日の時点で摂津降格ははっきりしていましたから、東浜昇格を決めた上での3イニングでの降板だったと思います。

さすがに、開幕投手が数回の先発で再調整を余儀なくされるとは水上二軍監督も考えていたとは思えませんから、最も登板間隔的に良い東浜を抜擢したというのが実態だと思います。
(東浜のウエスタンでの防御率は安定していますが…)

> 一方野手のほうに目を映すとこちらはちゃんと若手が使われているほうですがソフトバンクで最も若手育成が求められる捕手のポジションに
細川が居座ってしまっている試合を見るとうーんとなってします。

細川の出場に関して、この日にたまたま近くに座ったホークスファンの方に聞いてみたところ、(サフランさんが名前を挙げたような)投手をいつでも一軍に投げさせられる状態に保たせるために細川を二軍で使っているのではないかとのこと。

髙谷に次いで斐紹(変換面倒くさいですね)を一本立ちさせたいという考えではないかとのこと。

当たらずとも遠からずかと思います。中村悠平を一本立ちさせたいスワローズが相川を遊ばせていたのよりは有効な使い方かも。鶴岡も明日は我が身ですね。

まぁ捕手以外の野手では、真砂、塚田あたりに勢いを感じました。特に外野手が左打者ばかりなので右打者の真砂にはチャンスが近いような…

> 僕は若手選手が練習の成果を確認したり、プロで通用するコツを掴めるのは実戦の場しかないと考えており
1軍と2軍が違うように2軍と3軍にも大きな差があり2軍の実戦で得られるものは
3軍(正確には大学野球や独立リーグとの練習試合)では得られません。

確かに投手陣はこの試合に東浜、大隣、寺原が投げて日曜日の先発が山田と、“若手”の入り込む余地がない顔ぶれでしたが、野手は本来の“二軍”だったと思います。

三軍の相手不足の件は、三軍自体がホークスとジャイアンツにしか無いのでどうにもならないでしょうね。

格下相手との試合の積み重ねの中で、きらりと光る逸材を見出す三軍監督、コーチの力量も問われるでしょうね。

> 毎年ライバル選手が入団してくるプロ野球の世界では伸び盛りの時期に得られる出場機会というのは意外に短く貴重なものです。
その積み重ねも開花まで時間を要するので、それでいてそれまでの我慢の起用が報われないこともしばしばあるというのは一朝一夕でない若手育成の難しさの一つです。

球団からすれば、一軍に人数枠がある以上全員が上がれるわけでは無く、極端に言えば「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」的に二軍、三軍選手の中から使えそうな選手を選ぶのでしょう。

恵まれた環境に甘えてはいられないですね。

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