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2016年3月13日 (日)

今年も「東京野球ブックフェア」に行ってきた。

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今日
(13)は今年で6回目を迎えた「東京野球ブックフェア」に行ってきた。敗戦処理。は月島の相生の里で行われていた第2回から5年連続で参加しているが、年々来場者が増えて熱気がこもっている感じがする。


「ブックフェア」と名が付いているが、単に新刊本、古本の即売の場であるだけではない。野球に関する書物を販売する出品者の作家さん達とファンが生で触れ合える貴重な機会である。こういうイベントはこれからも定期的に続けて欲しい。

 



また会場が変わった
<>。月島の相生の里から、原宿のレンタルスペースさくらを経て今回は世田谷区池尻の「世田谷ものづくり学校」にて開催。


こう見えても世田谷生まれの世田谷育ちである敗戦処理。「三軒茶屋」駅より徒歩約15というアクセス方法に興奮。何十年ぶりだろうか、ひょっとしたら平成になってから初めてかもしれない世田谷線に乗るというだけでワクワク。それこそ前身の玉電の時代によく利用した記憶があるが、ずいぶんと変わった下高井戸駅で乗り換えた。
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三軒茶屋駅からは「世田谷ものづくり学校」の公式ホームページのアナログな地図でたどれば近くまでは行けるのだが、この看板を見落とすとさ迷うことになる。

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敗戦処理。もまさか校庭の脇を突っ切るとは思わなかったので看板を見落として右往左往した。
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今回も即売の他に、楽しみなイベントが複数用意されていた。敗戦処理。は「知的書評合戦ビブリオバトル@東京野球ブックフェア」と「八重樫幸雄×杉浦亨 クロストーク」に事前に申し込んでいた。


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会場近くに着いてからぐるぐると迷ったため、開始ギリギリで会場入りし、すぐに「知的書評合戦ビブリオバトル」の部屋に入った。四人の出演者がそれぞれ1冊の野球に関するオススメ本を持ち込み、その良さを規定の5分間語り尽くす。そして会場の客の最も多い支持を集めた出演者が勝ちというもの。


四人の内、三人が紹介した本は少なくとも書名くらいは知っていたが、元近鉄ファンで現在は楽天を応援しているという出演者が紹介した前野重雄氏の「客は幾万
 来なくとも 川崎球場ロッテ一部始終」は初めて聞いた本。俗に言う閑古鳥が鳴いていた川崎球場の日常と、「1019」の非日常を扱った本とのこと。5分間の紹介の後に3分間の質疑応答タイムがあるので質問しようと思ったが最前列の熱心なファンがやたらに長い質問をしていたのでその一つだけで終わってしまい、質問出来なかった。こういう人、どこにでもいるなぁ…<苦笑>


結局、客席からの挙手で最も人数が多かったのはこの「客は幾万 来なくとも 川崎球場ロッテ一部始終」だった。


印象としては、もっと出演者間でのトークバトルが展開されるのかと思っていたが、「あ、この本なら私も読んだことがあります」などとお互いにほめ合う緩い空気だった。


その後は多くの出品者のブースが並ぶ2階へ。


ながさわたかひろ氏、村瀬秀信氏、カネシゲタカシ氏、広尾晃氏、堀治喜(文工舎)石黒謙吾氏、長谷川晶一氏、牧啓夫(野球雲)、純パの会、といったこのフェアの常連さん達のブースにはこちらからも安心して足を運べる。


『「マツダ商店(広島東洋カープ)」はなぜ赤字にならないのか?や、『衣笠祥雄はなぜ監督になれないのか?』といったタイトルだけでカープのヨイショ本でないとわかる書物を著した堀治喜氏はカープが初優勝を決めた19751015日にクローズアップした新刊本が今月末に発売される。
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敗戦処理。にとっては1975年は長嶋茂雄監督一年目、屈辱の最下位の年。しかもカープが初優勝を決めた試合は後楽園球場のジャイアンツ戦。ひとしきり当時の思い出話に花が咲いたが、発売前のこの本はまだ印刷されていないサンプルだった!
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毎冬に神楽坂の画廊、
eitoeikoで個展を開いているながさわたかひろ氏、恒例の、スワローズの全試合を一試合ごとにイラストにしている「プロ野球画報シリーズはスワローズがリーグ優勝を果たしたため一区切りにするとか。もったいないと思う気もするが、あれほど長く続けてきたものをやめるということは、本人に期するところがあるのだろう。
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真中満
監督のサインにもあるように長く続けることに意義があるのだろう



人気ブロガーの広尾晃氏とはじっくりお話をさせていただいた。
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最近の同氏の
blogのエントリーの傾向に見られるように清原和博の麻薬問題、ジャイアンツの野球賭博問題に対してかなりお怒りの様だ。もちろん敗戦処理。もかなり怒っているから、ついつい話し込んでしまう。


「知的書評合戦ビブリオバトル」にも参加されていた菊地高弘氏は巨人ファンを辞めた人を探していた。
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ジャイアンツのグラウンドコートをまとっている敗戦処理。に声をかけて下さったので、「私が
になることはこの先もありません」と答えたが、巨人ファンを辞めに理由を聞かれたりし、いろいろと話し込んだ<>


後述する「八重樫幸雄×杉浦亨 クロストーク」の司会進行も務める長谷川晶一氏は公式戦開幕の325日に新刊本『このパ・リーグ球団の「野球以外」がすごい!」』を出す。
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労作「プロ野球12球団ファンクラブに10年間入会してみた」に着目したパシフィックリーグマーケティングからの依頼での刊行だそうだ。よって「このセ・リーグ球団の…」が世に出ることは無いとのこと。


と、そんなことを話していたら、トークショーに出演する杉浦亨2階ブースに姿を現した!「東京野球ブックフェア」すげえ!


今は無き、おっと失礼昨年再開した「プロ野球ナイト」で知り合った、八川社主宰の牧啓夫氏は野球雲」のブースにいた。これまた公式戦開幕の日に発売となる、高橋ユニオンズを特集した「野球雲」の第6号の先行発売。こちらはサンプルでは無くきちんと印刷されている<>
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この他、村瀬秀信さんのブースでも、本も買わずにベイスターズ話を拝聴したり、昨年一目惚れした審判本の新刊が出ていたので購入したり、カープのファームにスポットを当てた本を買ったり、謎のアクセサリーを衝動買いしたりと、けっこう散財してしまった。
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そして、もう一つのトークショー「八重樫幸雄×杉浦亨 クロストーク」へ。



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クロストークといっても、ほとんど杉浦亨氏のワンマンショー。一年違いの先輩、八重樫幸雄氏と共に入団した頃のスワローズ、もといアトムズ時代の話から代々の監督さんとの話を、毒舌を交えて語っていた。アトムズ、スワローズと流れるお二人の野球人生(八重樫氏23年間、杉浦氏22年間)を長谷川氏が上手く引き出していた。


杉浦氏は後輩の広沢克己の怠慢プレーなどをかなり根に持っている様子で場内を爆笑の渦に巻き込んでいた。もっとも、後輩いじりだけでなく、荒川博、武上四郎、広岡達朗、土橋正幸、関根潤三といった歴代監督も俎上に上げていた。長谷川氏は誰もが聞きたい1992年日本シリーズ第1戦の杉浦氏の代打満塁サヨナラ本塁打のシーンを、相手投手の鹿取義隆からの取材情報も交え、杉浦氏に当時を思い出させていたが、話はそこから第7戦の伝説の広沢の走塁ミスに話を繋げ、怒っていた。


長谷川氏はこの「東京野球ブックフェア」では昨年も坂井保之氏を招いて西鉄ライオンズから太平洋クラブライオンズ、クラウンライターライオンズ、西武ライオンズへと至る激動期の裏側の話を絶妙に引き出していた。「東京野球ブックフェア」には欠かせない人物の一人と言えよう。第1回で佐々木信也氏を招いたそうだ。今回、八重樫氏と杉浦氏を招いたのは、長谷川氏が、村瀬秀信氏の大力作「4522敗の記憶」(双葉社)のスワローズ版を発刊予定でその過程で両氏を始めとする多数のスワローズOBに取材をしたからだそうだ。村瀬氏にはパクりたいとことわったそうだ<笑>。



敗戦処理。としては、今回は本を買うということより一人でも多くの出品者と話をすることを主目的に考えて臨んだ。既に購入済みの出品者の書物を持ち込んでサインをお願いするのを忘れてしまったのは痛恨だが、堀氏からまだ印刷されていない宣伝用の新刊本にサインをいただいた。
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印刷されていない本への著者サイン本はなかなか貴重だと思う。



今回はこの堀氏だけで無く、長谷川氏、野球雲、カネシゲ氏も恒例の「みんなのあるあるプロ野球…」シリーズが近々刊行と、タイミングが合わず、出たばかりの新刊本をブースに山積みして…というシーンが見られなかったのがちょっと残念だった。


帰りに書いたアンケートでは年
2回にして3月と10月に開催して欲しいと安直に書いたが、野球関連本だけに公式戦開幕の時期に合わせて発行される本が多くても不思議では無い。昨年の様に4月に入ってからの開催の方が盛り上がるかもしれない。毎回増え続けているであろう来場者数に合わせたキャパシティのある会場選びと共に関係者も悩みどころかもしれない。


今日の会場では出品者とのコミュニケーションのみならず、主に「プロ野球ナイト」で知り合った野球ファン仲間ともけっこう顔を合わせた。それがまた嬉しかった。また、逆に同じ会場にいながら運悪くご挨拶を出来ない方もいた。個人的にはこの「東京野球ブックフェア」は多少のものを犠牲にしてでも駆けつける行事なので、次回(があればの話だが、たぶんあると思うが)また多くの人との出会いを楽しみたい。


最後になりましたが、会場でお会いし、野球の話でお付き合いいただいた皆様、特に出品物をろくに買いもしないのに長く野球の話にお付き合い下さった広尾晃さんと堀治喜さんを始めとする出品者の皆様、楽しい一日をありがとうございました。

 

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コメント

初めまして。東京野球ブックフェアの記事のツイッターを見て参りました。

牧啓夫氏は野球雲を率いているわけではありません。野球雲は雲プロダクションのpowee takeda氏のプロジェクトです。
牧氏は自費出版サークル「八川社」の主宰です。野球雲にはたびたび寄稿しているのですが、今回は八川社の作品を野球雲さんのブースに委託させていただくということで、あの場所にいました。
かくいう私は八川社の一員でございます。

ぶしつけな文章、お許しくだされば幸いです。

きめらにせん様、コメントをありがとうございます。

> 牧啓夫氏は野球雲を率いているわけではありません。野球雲は雲プロダクションのpowee takeda氏のプロジェクトです。
牧氏は自費出版サークル「八川社」の主宰です。野球雲にはたびたび寄稿しているのですが、今回は八川社の作品を野球雲さんのブースに委託させていただくということで、あの場所にいました。

大変失礼いたしました。

エントリー内の該当部分を修正しました。

きめらにせん様、牧啓夫様、八川社の皆様、野球雲に携わる皆様、

本当に申し訳ありませんでした。

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