フォト
無料ブログはココログ

« 読売巨人軍よ、前に進め! | トップページ | 勝利の方程式は続かない… »

2016年3月26日 (土)

ファイターズ、勝利の方程式組めず…

Adsc_0257
プロ野球開幕二日目、昨夜の開幕戦をエースの大谷翔平をたてて落としたファイターズとしては二連敗を避けたいところ。ましてや今日
3月26日は北海道新幹線の開業を記念した特別ユニフォームを身に纏っての試合。何が何でも勝ちたい試合で六回表まで4対2とリードしていたが、先発のルイス・メンドーサが五回きっちりで降板した後のリリーフ陣が打ち込まれ、悔しい逆転負けとなった。


多くの球団は“勝利の方程式”を七回から組み立てるが、そこにつなぐまでの六回の1イニングをどう凌ぐかが重要、そして盲点になりがち。ファイターズにはそのエキスパートがいたのだが、その一人が投げられないばかりに…。 


(写真:六回裏、逆転を喫した後にさらにピンチを迎えた鍵谷陽平にアドバイスを送る吉井理人コーチ。吉井コーチはこのイニングだけで4回もマウンドへ。)

 

敗戦処理。はファイターズが試合を行うQVCマリンフィールドに向かった。公式戦が三月下旬の金曜日に開幕するようになってから、開幕戦を観に行くことが出来なくなった。月末、期末、年度末のトリプルスリーならぬ三重苦。昨日の開幕戦の結果はCSのフジテレビONEの「プロ野球ニュース」を録画したもので確認した。


だが、今日は現地観戦。前回この球場で観戦したのが、ファイターズがリーグ優勝した
2012年の最終戦だったから約四年ぶりになる。


QVCマリンフィールドの今季の目玉は、外野席の両翼の後方にも大型ビジョンが出来たことだ。
Cdscn0199

総工費約7億円を球団と千葉市で負担したらしい。確かに迫力は凄いが、これがなければ今江敏晃を手放すことにもならなかったのではないか…?


試合に先立って、始球式が行われた。昨夜の開幕戦には、NHKの朝の連続テレビ小説「まれ」で主演を務めた女優の土屋太鳳が起用されたが、今日はセレモニーが近づくにつれて背中にAMIという文字が入ったユニフォームの女性が一塁ベンチ横の通路の当たりにうろちょろしていたので神スイングの稲村亜美菊地亜美あたりかと思ったら鈴木亜美だった。


Cdsc_0054
BGMには代表曲の
BE TOGETHERが流れる。90年代に一世を風靡した小室哲哉の楽曲、いわゆる「小室ファミリー」の一人だ。TRFglove、安室奈美恵鈴木あみ…あれほど栄華を極めた小室哲哉も後に転落…。プロ野球界も小室哲哉が音楽業界を席巻していた時代に比べると、特にパ・リーグの人気向上はめざましいものがあるが、日本のプロ野球も小室哲哉のように大きなものを失ってから気付く…なんてことのないようにと戒めの選曲だろうか…などと考えた<笑>。


なお開幕セレモニーと言えば昨夜の東京ドームでは野球賭博問題に揺れたジャイアンツの老川祥一新オーナーが試合前にファンに謝罪したが、ファンを心配させたという点ではジャイアンツに次ぐと言っても過言でない重光武雄オーナーが挨拶する、ということはなかったようだ。


試合はファイターズのルイス・メンドーサとマリーンズの大嶺祐太、両先発がどっちもどっちの乱調ぶり。こういう試合は我慢比べになるなという感じ。12とリードを許して1点を追うファイターズは四回表、一死満塁と攻めて西川遥輝の中前安打で3対2と逆転。
Cdsc_0160



さらに一死一、三塁から田中賢介の三塁ゴロをマリーンズの三塁手、高濱卓也がバックホームするも陽岱鋼が間一髪ホームイン。
Cdsc_0164

これもコリジョンルールが無ければアウトだったのではないかというタイミング。スライディングに負けて落球したようにも見えた。これで4対2とした。さらに一死一、二塁で打席には四番の中田翔と、一気にマリーンズを突き放すチャンスだったが、中田は三ゴロ併殺打に倒れた。だがマリーンズの先発、大嶺祐はこの回限りでKO。我慢比べという点ではファイターズがこの時点では優っているかに思えた。


Bdsc_0082
だが、よれよれながらも五回までを
95球の2失点で凌いだメンドーサがマウンドを降りた六回裏、昨年までのファイターズならまず起こらなかった事態が起きた。


二番手は藤岡好明。昨年までなら谷元圭介が涼しい顔をしてマウンドに上がり、何とか抑えていたイニング。だが谷元は開幕前にインフルエンザにかかってしまい、開幕の出場選手登録から登録抹消にこそなっていないが、昨日と今日、ベンチ入りしていない。もっとも、いたとしても今季の谷元には七回以降の「勝利の方程式」の一翼を担うことになっており、このイニングには別の投手が挙がることに変わりは無い。


Bdsc_0225
個人的には藤岡はリードしている試合で出す投手では無いと思っているのだが、ここで起用するということは昨年までの藤岡とはひと味違うのだろうと期待したが、その期待はもろくも裏切られた。



先頭の田村龍弘に中前に運ばれると、一死から岡田幸文に右翼線を破られ、1点差に。
Cdsc_0230
そして続く高濱に、あわや陽の頭上を超えられるかという中飛を打たれると、二死三塁で清田育宏を迎える場面でファイターズベンチはたまらず鍵谷陽平にスイッチ。
Bdsc_0242

しかしこの鍵谷もマリーンズを止められない。清田には中前に抜けそうな当たり、これを田中賢介が好捕したものの一塁送球が逸れ、同点。しかも悪送球が重なって清田も二塁へ。


Cdsc_0252
そして続くアルフレッド・デスパイネにあわやセンターオーバーの本塁打という二塁打を打たれ、逆転された。



ファイターズベンチは打つ手がないという感じ。鍵谷が続く角中勝也に四球を与えると、吉井理人投手コーチがこのイニング、三度目のマウンドへ(冒頭の写真)。吉井コーチのアドバイスも効果がなかったのか、井上晴哉にセンター前へ。
Cdsc_0258
陽が前進してダイビングでの捕球を試みるも及ばず。



田中賢の一塁送球といい、デスパイネの大飛球といい、井上のライナーといい、陽は紙一重の感じで捕球出来ない。ここで栗山英樹監督はようやく鍵谷を諦め、左打者の鈴木大地に対してサウスポーのルーキー、加藤貴之を投入。
Cdsc_0261

鈴木を中飛に打ち取り、この荒れたイニングを何とか終わらせた。4対6、ファイターズは逆に2点のビハインドとなった。加藤は続く七回裏もマウンドに上がり、二死二塁となって高濱の代打、井口資仁を迎えたところで榎下陽大にマウンドを譲ったが、榎下が井口を抑えたため加藤は無失点デビューとなった。


2点のビハインドといってもファイターズ打線にはまだ3イニング残っているのだが、何故かひっくり返せる気があまりしなかった。松永昂大、益田直也、内竜也、西野勇士とつながれた3イニングで2本の安打が出たものの反撃機という感じがしなかった。試合序盤には3月とは思えない暖かい陽気だったのが、ファイターズが逆転されたあたりから肌寒くなった。まさにファイターズ気候…。


ファイターズも4対6とされた後の七回、八回を無失点で切り抜けたが実際の点差以上に話された感じの終盤戦だった。ファイターズは昨日の大谷に続き、連敗スタートとなった。


26日・QVCマリンフィールド】
F 010 300 000 =4
M 002 004 00×  =6
)メンドーサ、藤岡、鍵谷、加藤、榎下、マーティン-大野、市川

)大嶺祐、藤岡、松永、益田、内、S西野-吉田、田村
本塁打)両軍とも無し。


どちらのチームも二番手に藤岡が挙がったが、藤岡の出来不出来が勝敗を分けたといっても過言ではない試合だった。
Bdsc_0177



ファイターズはオフに左肘の手術を受けた宮西尚生が開幕に間に合わず、白村明弘は調整が遅れており、昨シーズンの調子が取り戻せない。そして、谷元圭介がインフルエンザに罹った。谷元は開幕一軍入りを果たしたが、二試合まだベンチ入りすら出来ていない。


ファイターズでは昨年、50試合以上に登板した5人の投手のうち、ベンチに入っているのが増井浩俊だけ。その増井はリードした試合の最終回に投げる役割だから二試合、登板機会がなかった。


今日の試合は六回裏に引っ繰り返されたが、六回から八回までの3イニングをどうやって守り切ろうと考えていたのだろうか?


この二連敗はただの二連敗では無いと思う。継投に依存するチームなのに、比較的安心してマウンドに送り出せるリリーバー3人が投げられないのだ。ただ谷元は登録を抹消されないところをみると、早めに戦列復帰出来ると期待したいが。また左のリリーバーも加藤しか登録されていない。宮西の昇格が間近ということではなかろうか?


これはファイターズに限ったことではないが、昨今の風潮として先発投手には投球数や登板間隔を厳しく管理する一方で、リリーフ陣にはフル回転を前提としているようにすら思える待遇が目立つ。だからリリーフ投手は活躍した年の次の年が危ない


この二日間で、増井と谷元を除くリリーバー達はルーキーの井口和朋以外、皆マウンドに上がった。吉井コーチにとっても見極めの二日間になったのではないか?公式戦でそんなことをやっている場合ではないが


Cdsc_0366
ただ昨日登板した高梨裕稔と、今日初登板を果たしたクリス・マーティンの使い方は気になるところ。ここ数年繰り返し行われている、シーズン中盤の敗戦処理要員の外国人投手補強を開幕前に行っただけという声もあるようだが…<苦笑>。谷元や宮西が戻ってくるまでにも確実に試合は消化される。早急に役割分担を明確にして欲しい。



Bdsc_0222
明日は有原航平が先発。明日落とすと、2010年の悪夢の再現が現実味を帯びてくると思う。大げさかもしれないが、そのくらいの危機感を持って臨んで欲しい。有原には出来るだけ長く投げて欲しいが、それがかなわなかった場合、どういう継投をするか。それもまた見所の一つだろう。




最後になったが、別に負けた腹いせではないが、マリン自慢の新しい大型ビジョンに一言。
Cdsc_0275

非常に詳細なデータが網羅されている。レフトスタンド後方のビジョンでは常に他球場の経過を確認出来るようになっている。それはそれで素晴らしいのだが、それよりも大事なものが抜けていると思う。


それは審判員の表示がないのだ。


試合前のスターティングメンバー発表に付随して審判団が紹介されたときのみビジョンで審判団が紹介されたが、その時だけだった。
Cdscn0201
神宮球場やファイターズスタジアムなど審判員名が常時掲載されないようでは本末転倒ではないか?敗戦処理。は先走った考えかもしれないが、これは球場なり球団が審判員に対する敬意が薄いことの表れだと思う。NPBは審判団の表示のないスコアボードには是正を求めるくらいの姿勢を示して欲しい。



現在、十二球団の本拠地球場のスコアボードにはイニング間の交代に要する所要時間の表示を義務づけている。そのように指導が出来るのなら、スコアボードのビジョンに審判団を原則として常時表示することを義務づけて欲しい。


新しいビジョンのお陰で、ファイターズ戦を観戦しながらジャイアンツが連勝スタートを切ったことも確認出来た。
Cdsc_0239

このオフ、ファンの信頼を揺るがせた、野球賭博問題の主役だったジャイアンツが二連勝し、十二球団で唯一、誰もやましいことをしていないファイターズが二連敗。


何とも皮肉だが、それもまた野球なのである。

 

« 読売巨人軍よ、前に進め! | トップページ | 勝利の方程式は続かない… »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/602714/63400081

この記事へのトラックバック一覧です: ファイターズ、勝利の方程式組めず…:

« 読売巨人軍よ、前に進め! | トップページ | 勝利の方程式は続かない… »

2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック