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2016年3月24日 (木)

読売巨人軍よ、前に進め!

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日付が変われば、プロ野球公式戦開幕の日になる。何か釈然としない感じはするが、とにかくプロ野球の公式戦は開幕する。



昨年の10月に発覚した福田聡史の野球賭博関与に始まるジャイアンツの野球賭博関与問題は、第四の関与者、高木京介に対する処分が発表された22日、プロ野球公式戦開幕を前に堰を切ったように各球団から高校野球の試合に金銭を賭けていた等の事例が報告された。どうやら「コミッショナーから懸案事項があるのなら開幕前にすべて出し切ってくれという通達があったため」(ライオンズ鈴木葉留彦球団本部長)と言うのが真相らしい。


まさに「赤信号みんなで渡れば怖くない」の世界。これではまるで、黙っていて「週刊文春」に暴かれるくらいなら、自ら白状してしまえと開き直っているようにも思えた。



そして昨日23日、NPBは共同声明を発表、日本プロ野球選手会も日本プロ野球選手会声明を発表した。


いささか性急に過ぎる気もするが、
NPBは何が何でも予定通りに25日に公式戦開幕を迎えたいのだろう。


しかし、本当にこれで幕引きと安心して良いのだろうか?


他球団のことはともかく、四人もの失格選手を出してしまったジャイアンツ。ファンの中からは、もう読売新聞社は球団経営から身を引くべきとの声まで挙がる始末。敗戦処理。も一ファンとして、公式戦開幕を前に愛するジャイアンツに関して書いておきたい。



NPBも選手会も、もうこの件はこれっきりにして欲しいと言わんばかりの強引な動きだ。しかしファンの中には今日
(24)発売の「週刊文春」に野球賭博関連の記事が載っていなかったことで初めて安堵した人も少なくないのではないか。


話は少しさかのぼるが、NPBの調査委員会は一連の野球賭博問題のキーマンを、ジャイアンツから契約を解除された笠原将生と、「週刊文春」が報じるところの、野球賭博常習者と認定したB氏と見なし、両氏に調査への協力を要請し、B氏には断られたが、笠原からは応じるとの回答を得たという。


これを、事件解決への前進と見る向きと、ジャイアンツの意向を汲んだ事件の幕引きのための裏取引が存在し、笠原はB氏を裏切ってジャイアンツの描いたシナリオに沿って「これ以上の賭博関与者はいない」との方向で事件を収束する茶番だとの見方があるようだ。


正直、あまりにもいろいろなことが有り過ぎて敗戦処理。もどうなるかわからない。


ジャイアンツファンである敗戦処理。はどうしても身びいきというか、ジャイアンツに立ち直って欲しいと願っている。


高木京介への処分決定、十二球団からの賭け事などの慣習の実態の吐露を以て幕引きとしようという印象が強いが、本当にこれで膿を出し切ったのだろうか!?


高木京へのNPBの処分は福田聡史、笠原、松本竜也の三人と同じ失格選手だが高木京には一年間の失格処分と期限が定められた。


NPBの調査委員会の最初の調査でバレて観念した先の三選手が無期限の失格処分になったのに対し、その調査でバレなかったことを良いことに沈黙を貫き、最近になって疑われて隠しきれないと判断して自白した高木京が一年間の失格処分というのは処分のバランスとしてどうなの?というのはある。


うがった見方をすれば、高木京の処分を軽くすることで、今なお沈黙している、今さら言い出せないという選手のハードルを低くするためではないかととれる。そして、22日の一斉告白である。うがち過ぎかもしれないが、もうこれ以上出て欲しくないという思いの反面、これで幕引きで良いのかという葛藤が敗戦処理。にもある。


ジャイアンツに関していえば、根強く噂されるあの主力選手の行状が明らかになり、処分を受けるようなことになると大幅な戦力ダウンになる。ジャイアンツファンの中にはそれだけは避けたいと考える人も少なくないようだが、個人的には率直に言ってもう腹をくくった。誰であろうと野球賭博に手を染めた選手はすべて処分を受け、残った選手で公式戦を戦えば良いと思う。それで今季の順位が絶望的な結果に終わろうと、それは身から出たサビ。


ファンの中には、巨人軍もNPBの調査委員会のことも信用出来ない。信用出来るのは「週刊文春」の記事だけ、という人も少なくないようだ。そんな人も含め、紹介したい記事がある。
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これは昨年、原辰徳前監督の退任が決まってからの「週刊文春」
1029日号の特集記事である。


記事によると、原前監督の退任の最大の理由は、昨年の4月に「週刊アサヒ芸能」に出た、「巨人原監督を陰で操る『黒幕男』の闇行状」と題された記事に端を発する。


原監督と親しいあるメディア関係者が原監督の腹心であるかのように、采配やチーム編成に関してアドバイスをしており、まるで陰で監督を操る黒幕になっているという。そして原監督がその人物を出来ればGMとしてフロント入りさせたいと考えている、というもの。


この記事を「週刊アサヒ芸能」で敗戦処理。は読んだが、媒体が「アサヒ芸能」ということもあり、半信半疑に感じていた。ところが球団の調査ではそれらしい人物の存在を把握し、結果として編成や人事に他社の人間を介在させている原監督を問題視するとともに、原監督を掌握しきれない原沢敦GM(当時)が解任されたというのだ。


こうした動きの背景にあるのが、昨年の六月に読売新聞グループ本社代表取締役経営主幹・東京担当及び東京本社社長に就任した山口寿一社長の存在。


山口社長はニュースよりコンプライアンス重視の考え方の持ち主で、記者がとってきたスクープ記事の取材方法、情報入手にコンプライアンス上で危ないと判断すればボツにしてしまう適正報道委員会も設置されているという。


読売新聞本体に対してそうなのだから、グループの顔と言えるジャイアンツ球団に対しても推して知るべしといったところのようだ。もちろんこれは渡邊恒雄主筆の考えでもあるという。


そんなにコンプライアンスにこだわるならあの一億円の時に…というのはさておき、本当に読売がグループを挙げてコンプライアンス意識を高め、ジャイアンツも右へ倣えということになったら…。


因みにコンプライアンス重視の球団体制下では監督に編成の権限を持たせない。極論を言えば、目先で勝てる監督より、本社主導のフロントのコントロール下に置ける監督ということになる。それで原監督の続投が消え、新監督に関しては他に候補者もいたが高橋由伸に落ち着いた、と言うのが記事の趣旨だ。


一連の賭博問題で、まず昨年の時点で原沢球団代表が退任し、今月の高木京で渡邊最高顧問を始め、白石興二郞オーナー、桃井恒和球団会長の三人が引責辞任をした。渡邊最高顧問に関しては2004年の一場靖弘に対するいわゆる“栄養費問題”でオーナーの座から退きながら、ほとぼりが冷めたら会長として復帰し、その後最高顧問になったので今回も…と言う見方があるようだ。


だが、敗戦処理。は願望を込めてそうでないと思いたい。


残った久保博社長は、昨年の着任以来ファームに注目し、「GⅡプロジェクト」を立ち上げ、ジャイアンツ球場の集客に力を注いでいる。昨秋のドラフト会議では大量の育成選手を指名し、三軍制を始めた。


ジャイアンツでは以前に「第二の二軍」と称して、やはり多くの育成選手を抱え、裾野を広げる取り組みをしてきた。山口鉄也、松本哲也という成功例も輩出した。しかしその旗振り役だった清武英利球団代表兼GM(当時)が球団に反旗を翻す「清武の乱」を起こして解雇されると、だんだんとトーンダウンしてきた。その背景に渡邊最高顧問の意向があったことはほぼ間違いないだろう。しかし久保球団社長は敢えて時計の針を元に戻した。


これは渡邊最高顧問の球団に対する影響力を考えれば、とてつもない動きである。それこそ清武氏によれば、球団内部には実際に渡邊最高顧問が命令を下さなくても、その意向を鑑みてその意向に沿った動きをする忖度族が多数いて、最高顧問が具体的に命令を下さなくても、同等の結果になるという。そんな組織で、そのトップが目の敵にしている反旗を翻した男の、活動の象徴とも言えるファームの再強化を断行する人物が社長になったのだ。


過去はともかく、これからの巨人軍に新しい流れがようやく到来すると、希望を持っても良いのではないか?


監督主導でない現場編成は時として、失敗するトレード、外国人獲得なども起きるだろう。ファンがそれらをどこまで許容出来るかという問題になるかもしれない。きちんとしたフロント組織を作ることからジャイアンツは始めなければならないかもしれないが、そうなっても敗戦処理。はジャイアンツについていく覚悟である。

ジャイアンツやNPBは、公式戦が始まるからスッキリさせてシーズン突入、ではなく、公式戦開幕後も周辺調査を続けて欲しい。シーズン中故に疑惑の選手も調査に協力するとは思えないが、本人の証言頼りの調査ではもう何も出てこないだろう。高校野球くじの実態はどうなのか?高校野球くじにB氏は参加していたのか?参加していたとしたら、笠原以外の参加者はB氏の参加を知っていたのか?


そしてジャイアンツ以外では笠原やB氏と賭け麻雀を行ったライオンズのユニフォーム組に関しては少なくとも調査をするべきだろう。


公式戦が始まるからこの辺で幕引きで済む問題ではないと思う。

 

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