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2016年3月27日 (日)

勝利の方程式は続かない…

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昨年
10月の福田聡志の関与発覚に端を発した野球賭博問題で世間を騒がせたジャイアンツが開幕カードで昨年のセ・リーグ王者のスワローズに三タテを食らわせた。昨年の三選手だけでなく、今月新たに関与者が出たことで「ペナントレースの出場を辞退しろ!」という声まで挙がったがふたを開けてみれば高橋由伸新監督率いるジャイアンツが三連勝!さすがに、ジャイアンツの三連勝に賭けていた人は少な…<以下自粛>


今日の第三戦はスワローズが八回に勝ち越し、新しい勝利の方程式で逃げ切られるかと思われたが、新外国人、ギャレット・ジョーンズ秋吉亮から逆転本塁打。ジャイアンツが見事に逆転勝ちで開幕三連勝を果たした。


(写真:1点ビハインドの八回裏に逆転本塁打を放つギャレット・ジョーンズ)

 

公式戦が開幕したら、早めにファイターズとジャイアンツの試合を生観戦したいもの。ここ数年、ジャイアンツは東京ドームでの開幕カードが続いているので開幕三連戦の中の一試合を観ているが、札幌ドームでの開幕が多いファイターズが、三年前の順位を元に組まれた開幕カードで、QVCマリンフィールドで開幕を迎えたので昨日QVC、今日東京ドームという生観戦予定を組んだ。


ジャイアンツに関しては、冒頭にも書いたように、野球賭博関与問題でファンの顰蹙を買った。もちろん、野球賭博に手を染めたのは選手個人の問題という見方も出来るが、処分を受けた四選手だけでなく、本来は鍛錬の場であるジャイアンツ球場でのトランプなどの賭け事が常態化していることなども発覚し、球団全体への蔓延、球団の体質も問われるに至り、厳しいファンからは公式戦への出場辞退を求める声も飛んだ。


それが先週、各球団から出るわ出るわの選手間での厳禁のやり取りと、取って付けたようなNPBと選手会による幕引き宣言で何とか無理矢理に開幕にこぎつけた感じは否めない。24日付エントリー読売巨人軍よ、前に進め! で書いたように、個人的には完全に納得した訳ではない。


12日にジャイアンツ球場にイースタン・リーグの開幕戦を観に行ったときほどの葛藤は無かったが、例年の初生観戦のようなワクワク感がないまま東京ドームに足を運んだ。


因みに、今日の座席は三塁側B指定席。隣のブロックが“レジェンドシート”だった。今日のレジェンドは両軍に在籍した広沢克己と、スワローズOBの川崎憲次郎だった。
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広沢は今月13日に行われた東京野球ブックフェアでの杉浦亨八重樫幸雄のトークショーで杉浦からボロクソに言われていた。それを念頭に置いて話を聞いてみたかった<笑>。



前日26日のファイターズ戦の観戦記、ファイターズ、勝利の方程式組めずでは昨年の勝利の方程式を組めないファイターズが逆転負けを食らう過程について触れたが、今日の生観戦でも勝利の方程式が思惑通りにいかないケースが出た。


試合は投手戦。オープン戦で結果を出して開幕第三戦に抜擢されたジャイアンツの田口麗斗はまだ入団三年目で20歳。スワローズの先発、ドラフト1位ルーキーの原樹理より2歳年下。若き両投手の投手戦で試合が進む。
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ジャイアンツが三回裏にルイス・クルーズの左前タイムリーで
1点を先制すれば、スワローズは六回表に山田哲人のソロ本塁打で追いつく。試合は11の同点だったが、六回を投げ終えて両投手とも降板。それぞれが勝ち越すことを前提に勝利の方程式に入っていく。


七回表は昨年まで8年連続60試合以上登板の山口鉄也が貫禄の三人斬り。
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年々求心力が薄れているのは仕方の無いところ。今季の山口のパフォーマンスは本人の問題より、戸根千明あたりがどれだけ山口の負担を軽く出来るかにかかっているような気がする。山口にはまだまだ頑張って欲しいが、良い意味で今年あたり連続60試合以上登板が途切れて欲しい思いもある。


七回裏のスワローズのマウンドは昨年ならオーランド・ロマンが上がる場面だが、今年はジョシュ・ルーキ
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ルーキーの後にルーキがマウンドに上がった。ルーキは先頭打者として対戦する大田泰示の一発を恐れたか、四球で歩かせる。ジャイアンツはチャンス到来と思ったが一番の長野久義が普通に打って遊ゴロ併殺打。結局三人で終わった。


八回表はスコット・マシソン。春季キャンプでは先発転向を前提の調整をしていたが、元のさやに戻った。
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昨年あたりから力勝負でやられるケースが目立ち始めたが、先頭の山田に四球を出し、暴投で二塁に進めると四番の畠山和洋にライト線に運ばれ、あっさりと1点を勝ち越される。
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クリーンアップとはいえ三番と四番の二人で
1点を失うとは今年もマシソンにははらはらさせられると覚悟しておこう。


スワローズの八回裏にはてっきりサウスポーのルイス・ペレスが登板かと思ったら秋吉亮が登板。
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昨年、トニー・バーネット、ローガン・オンドルセク、ロマンの勝利の方程式に先発投手が直接繋げないときにリードを維持したままつなぐ役割を務めていた。同点や若干のビハインドでも起用され、昨年はセ・リーグ最多の
74試合に登板。


だが先頭の坂本勇人にライト前に運ばれると、ジャイアンツの四番、ギャレット・ジョーンズに豪快に右中間に運ばれた(冒頭の写真)。秋吉は1イニングを投げきれずに降板。開幕戦に続く途中降板となった。


両軍とも、勝利の方程式の思惑通りにはいかなかった。


「勝利の方程式」は成功の評価が高いほど、方程式を構成するリリーバーの負担は重くなる。何年も続けるのは困難なのだろう。ジャイアンツの山口は9年目、マシソンでももう5年目だ。


スワローズは二連敗で迎えた今日、同点の七回裏から「勝利の方程式」に入るのは理解出来る。(ホームチームとビジターチームの継投の物理的な相違点については2012年6月11日付エントリービジターゲームの難しさ、同点でクローザーをいつ使うか? を参照されたい。)ただ八回の秋吉投入は、今季は秋吉をこういう場面で投げさせる役割だということなのか?新外国人のペレスにはまだそこまでの信頼を置けないということなのだろうか?


秋吉を「勝利の方程式」に組み入れた場合、昨年の秋吉が務めたようなオールラウンドなリリーバー役は誰が務めるのか?実は昨年秋吉が務めたポジションは誰にでも務まるポジションでは無い。本当に力のある投手はまず優先的に「勝利の方程式」に組み入れられるというのもあるが、その「勝利の方程式」の代わりを務めたり、同点や若干のビハインドでもマウンドに上がる。かなりハードだ。


この役割のエキスパートは現役ではファイターズの谷元圭介だろう。今季こそインフルエンザで開幕からベンチを外れているが、昨年、一昨年と登板数が50を超えている。一昨年に62試合登板を果たし、チームの2位進出に欠かせぬ存在となったバファローズの比嘉幹貴は翌2015年、故障に泣かされ8試合の登板にとどまった。秋吉は谷元になるか、比嘉になるか


ところでこの試合、五回終了で試合が成立すると、オーロラビジョンにこんな表示が出た。
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嵯峨美樹
公式記録員が
1,000試合出場、つまり記録員としての担当が通算1,000試合になったそうだ。現役の公式記録員では三人しかいないとのこと。審判員が節目の出場試合数に達して五回終了時に記念の花束を渡されるケースは見たことがあるが、公式記録員では初めて見た。オーロラビジョンに顔が映されるかと思ったが無かった。


ジャイアンツが三連勝スタートとは敗戦処理。も正直驚いた。


野球賭博関与問題を別にしても、これまで高橋監督の意図通りにチームが進めていないというのがある。


阿部慎之助の捕手復帰は、結局調整遅れで開幕二軍となった。マシソンの先発転向はマイコラスが開幕に間に合わないのがわかっていながらあっさりと撤回された。期待の星、二年目の岡本和真も結局開幕二軍。やろうとしたことがことごとくその通りにならないでの開幕。
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岡本と共にオープン戦で積極起用されたドラフト2位ルーキーの重信慎之介も最終的にオープン戦の打率が二割を切った。こちらは開幕一軍入りを果たせたが、開幕三連戦では一試合のみの出場にとどまり、打席も1度だけ…。ジャイアンツのメンバー構成を考えると、先発メンバーに二番打者の適性を備えている選手がいない。開幕三連戦では立岡宗一郎が二番に入っているが、本来は一番打者タイプ。
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昨年までの二番打者、片岡治大が守る二塁に打線強化でクルーズを獲得したためにバランスの悪いメンバー構成になったのだが、それを是正する可能性を秘めたのが重信。打率が低かろうと、立岡、重信の一、二番で開幕スタートを切るべきではなかったのか?


臨機応変といえば聞こえは良いが、一度決めたことは一定期間続ける監督の方が選手はついて行けるのでは無いだろうか!? ただ、そんなことに構っておれず、何が何でも開幕ダッシュを成功させなければならない事情がジャイアンツにはあった。


言うまでもない、野球賭博関与問題によるモヤモヤからの脱却を果たさなければならない。今回のような場合、個人的にはチームとして勝ち続けることがファンへの罪滅ぼしという考え方にはならない。たとえぶっちぎりで優勝したとしても、四人の失格選手を輩出した事実は消えない。そのくらい重い問題だという自覚を持って長丁場のペナントレースを戦っていかなければなるまい。ただし、例年以上にスタートダッシュで転けることが許されない年であると考えられる。信念もへったくれも無い。勝つしかないのだ。



最後に、2月28日付エントリー今年の大田泰示はひと味違う!(…毎年言っている) で言及した東京ドームのスタンドのリニューアルの件。昨年まで記者席があったスペースに新設される特等席はいかにも高級そうな席になっていた。
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だが、従来席も前列とのスペースに余裕が出来るという話はまだ先らしい

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コメント

観戦おつかれさまでした。
賭博や声出しの際のかけ金などの問題でジャイアンツに対しお怒りになっても、生観戦に行かれるということに本当に頭が下がります。
確かに勝つということと賭博問題は別とは思いますが、開幕早々泥沼の連敗になればまたいろいろ探られることにもなると思いますので、負けるよりはいいと思います。
高橋由伸は、引退してすぐに監督就任という事で、長嶋監督の1年目と重ねて見られることも多く自分も注目していましたが、長嶋監督の1年目は開幕で連敗し、そのままずるずると閉幕まで最下位低迷という形でしたから、ともあれまずそんな事態は現状避けられたという事でその面では安心しています。

長緯様、コメントをありがとうございます。

> 賭博や声出しの際のかけ金などの問題でジャイアンツに対しお怒りになっても、生観戦に行かれるということに本当に頭が下がります。

ありがとうございます。単に節操がないだけかもしれませんが…。

> 高橋由伸は、引退してすぐに監督就任という事で、長嶋監督の1年目と重ねて見られることも多く自分も注目していましたが、長嶋監督の1年目は開幕で連敗し、そのままずるずると閉幕まで最下位低迷という形でしたから、ともあれまずそんな事態は現状避けられたという事でその面では安心しています。

引退して即監督就任と言うだけでなく、開幕に主砲が欠場というところまで共通しているので、これで新外国人選手のギャレットがスカだったら本当に長嶋監督の一年目とオーバーラップしますが、真逆の好スタートを切れましたね。

先発投手が揃って好投しているのが嬉しいです。

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