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2016年2月 6日 (土)

そこまでやるか!?甲子園歴史館が清原和博に関する展示を撤去

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日刊スポーツ他によると、阪神甲子園球場にある甲子園歴史館が、清原和博に関する展示物を
4日から撤去したという。2日夜に清原が麻薬取締法違反の容疑で逮捕されたことに対応しての動きのようだ。


同館は館内メンテナンスのために休館しており、4日から再び開館したのだが、高校野球ゾーンに掲示されていた、PL学園高校時代に甲子園大会歴代最多となる
13本塁打目を放った金属バットや、PL学園の複製ユニフォームなどが撤去された。当時の活躍シーンが含まれている、館内で流す映像も差し替えが検討されるという。同館の担当者は「教育上の配慮から撤去した」と説明したという。


清原が行ったことが容疑の通りであれば教育上よろしくないことは間違いないが、展示物の撤去までやる必要があるのだろうか?


(写真:甲子園歴史館に展示されていたPL学園高校時代の清原和博のユニフォームの複製品と、当時使用していた金属バット 2010年12月撮影)



清原容疑者PLユニ&バットが甲子園歴史館から撤去
 (日刊スポーツ 201615)


ON引退後の日本のプロ野球において、ことホームラン・バッターという点では清原和博がナンバーワンだろう。それほどの大物選手の逮捕ということで野球界にとっては大きな衝撃なのだろうが、その清原の原点とも言える、PL学園高校時代の活躍の軌跡を示す展示物が、聖地、甲子園球場にある「甲子園歴史館」から撤去されたそうだ。


不祥事という点では芸能人と比較して、例えば俳優であれば出演作品の放映がお蔵入りになるとか、出演シーンがカットされて放送されたり、また歌手、音楽家であれば楽曲がテレビなどで使用されなくなるケースが見られる。それと同じ論理で、甲子園歴史館は清原に関する展示物を撤去したのだろうか?


芸能人の場合、印税などはたとえ容疑者となった人にさえも発生するから、一切を打ち切る、自重するというのはわかる。だから清原の展示物も、もしも展示をすることで清原に対して報酬が支払われるという性質のものであるならば、撤去は当然だろう。だが、資料の展示という性質を考えると、そうしたことは考えにくい。


また、清原が高校時代から麻薬に手を染めていたというのなら高校時代の記録を無かったことにするという考え方もあり得るだろうが、いくら何でもその時代からの常習者だという報道は今のところ無い。


清原自身の麻薬に手を染めたという逮捕容疑に関して、清原の人格が否定されるのはわかるとしても、歴史上の記録までが抹消されるものではああるまい。清原が甲子園大会史上最多の歴代最多となる13本塁打という記録が消えるわけではない。


甲子園といえば阪神タイガースの本拠地であるが、阪神球団はかつて江夏豊がやはり麻薬取締法違反で逮捕されたときに、球団関係者が江夏に球団の歴史に泥を塗られたと激怒して江夏の存在を球団史から抹殺したいとまで言い放っていた。


本当に江夏の存在を球団史から消すというのなら、過去にさかのぼって試合の記録を塗り替えることは不可能であっても、江夏見たさに球場に詰めかけたファンが支払った入場料収入や、グッズの売り上げなど江夏によって球団にもたらされた収入のすべてを球団は返上すべきだ。そこまでやるのでなければ、江夏が所属していたことの恩恵を手放すこともいとわない姿勢を示さない限り、存在を球団史から抹消する等と言うべきではないと敗戦処理。は思う。


もちろん直接支払った購入者を特定するのは不可能だろうが、寄付するなどで返上することは可能なはずだ。



江夏に対する阪神球団の対応と、清原に対する甲子園歴史館の対応を同一に考えるのは無理があるにしても、他にも清原にあこがれて野球に精進した選手がやがて成長してプロ野球選手になってファンを魅了したりとか、清原の高校時代の活躍というのは展示物を撤去して無かったことにすべきではないと敗戦処理。は考える。強いていえば、サイン入り色紙のたぐいがあるとしたら、撤去するのも良いだろうが。


ただ、考えなければならない点もある。


「教育上の配慮から撤去した」



高校野球は、どんなに国民的規模のスポーツイベントとして巨大化しても、原点は高校生のクラブ活動である。あらゆる点でこの視点を忘れてはならない。


高校野球連盟の、投手に過酷な状況での連投を強いる大会の日程の組み方に大きな改善が見られないこと等の旧態依然的な体質には大反対だが、プロ野球のドラフト会議で大学、社会人側は折り合いを付けた逆指名、自由獲得枠などの諸制度に妥協せず高校生がプロ野球界の大人の事情に巻き込まれないようにした芯の太さなどは評価できると思う。甲子園歴史館は高野連の運営ではないが、教育上の配慮というものは欠かしてはならないものだと思う。


では、不祥事を起こしたと容疑がかかり、逮捕された選手の展示を撤去するというのは教育上の配慮なのだろうか?


「逮捕容疑を認めているとの報道もあり、教育上の配慮から撤去した。来館者にはお子さんも多いので配慮した」


う~ん、子供たちには清原のユニフォームや活躍したシーンを見せてはいけないのだろうか?


「どうしたらあんなに大きなホームランを打てるのだろう?」

「好き嫌いをなくせば清原選手みたいに大きな身体になれるのかな?」


歴史
を展示する施設が子供たちに及ぼす良い影響とは、その選手の活躍の一端がわかる展示物の展示によって、子供たちに希望を持たせることだろう。じゃあ、その選手が犯罪を犯してしまったら


それを見た子供たちが非行に走るきっかけになるだろうか?


考えすぎじゃないかな


クレームを付ける来館者が後を絶たないだろうから、その対応に時間を割きたくないというのが本音じゃないのか?


誤解のないように断っておくが、別に敗戦処理。は清原を擁護するつもりで書いているのではない。


清原はいずれ裁判を受け、償う罪の重さが確定するだろう。それが清原に対する制裁だ。


裁かれるのは清原和博という人間ではあるが、その清原和博が残した記録には、記録や記録達成に向けての過程に不正や違法行為をしていない限り、ケチが付くものではないと敗戦処理。は思う。


いささか極論かもしれないが、敗戦処理。は思う。

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