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2016年2月17日 (水)

阿部慎之助の捕手復帰はどこまで本気なのか?

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昨年は一塁手に転向し、一時的に捕手に戻ったものの大半が一塁手としての出場だったジャイアンツの阿部慎之助が再び捕手に戻る構想がある様だ。



原辰徳前監督の方針では長年の捕手稼業で満身創痍に近い阿部を捕手から一塁手に転向させることで選手寿命を延ばすとともに本来の打棒を発揮してもらうという算段だったはずだ。実際、開幕して半月も経たないうちにすぐに捕手で起用されたが数試合で故障して離脱した。


高橋由伸新監督は就任時に阿部を始め、坂本勇人長野久義といった生え抜き選手の奮起を求めていたが、今さら阿部に捕手復帰をさせて大丈夫なのだろうか?

 

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今日(17)のスポーツ報知は、マリーンズの涌井秀章とモデルでタレントの押切もえの熱愛報道を追いやって、キャンプ地を宮崎から沖縄に移したジャイアンツの阿部慎之助が捕手として嬉々として調整に励んでいる姿を1面で報じている。春季キャンプで阿部が捕手としての練習をするのは二年ぶりだが、群を抜く存在感を示しているようだ。どこまで本気?というより、完全に本気モードのようだ。


敗戦処理。は、昨オフに当時の原辰徳監督による阿部の一塁コンバートに当初、反対の意思を表明した。(2014年11月26日付エントリー 阿部慎之助の一塁コンバートは本当に本人とジャイアンツのためにプラスになるのか!? )理由は名捕手と言われた先人たちが、阿部の年齢の時期に捕手として円熟期を迎えることが多く、阿部にはこれからは打撃の負担を軽くして、捕手としての味わいを発揮して欲しかったからだ。ところがその後のいくつかの報道により、阿部の身体が悲鳴を上げていて、捕手としての常時出場が難しい状態だと判明し、それならばその前年に入団した小林誠司を育てながら、FAで獲得した相川亮二らと併用して捕手をまかない、阿部をコンバートするというのに合点がいった。


また、阿部は2014年終了時で通算の安打数が1730本で、名球会まであと270本と迫っていた。ジャイアンツ生え抜きでの2000本安打達成は1980年に2000本安打を達成した柴田勲を最後に出ていない。その後何人かの選手がジャイアンツで2000本目の安打を打つ例はあったが、ジャイアンツだけで2000本安打を記録する選手は柴田以降、もう35年間も出ていない。阿部に何とか2000本安打を達成させたいという親心もあるのではと予想した。それがどうして、一年を経て阿部に捕手復帰という話が出るのだろうか?


阿部は2014年まで主将を務めていたが、“阿部主将”という響きが“安倍首相”とぴったりということで、よくネタにされた。2012年のMVPとして活躍した年にはオフに安倍晋三首相とも対面し、首相からもその話をされた。安倍首相は「捕手と保守、内角と内閣」をもじった話もしたそうだ。
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その安倍首相も一度は体調不良その他の理由で退陣したが、今は返り咲いている。以前は体調を気遣って飲食にも制限を加えていたが、昨今ではその制約もほとんどなくなっているという。安倍元首相が安倍首相に返り咲いたように、阿部元主将が主将に返り咲くことはないだろうが、体調が復活して捕手に返り咲くことはある
!?


冗談はさておき、阿部の捕手復帰構想には、ひとつには阿部の後継者候補である小林が今ひとつだというのもあろう。まだ阿部が正捕手だった小林のルーキーイヤーから、敢えて小林にマスクをかぶらせるケースが多々あったが、首脳陣からは物足りなかったのだろう。


だが捕手というものは、実戦を積み重ね、それにより時には失敗してチームとしては高い授業料を払うことがあっても、実戦で経験を積むことによって成長していくものである。実際、阿部の一年目も桑田真澄にはバッテリーを組むのを嫌がられたし、かつての山倉和博も正捕手として一本立ちしたのは四年目からだった。高橋由伸監督に、小林の成長を我慢と辛抱で待つ度量があるか、とにかく短期間での結果を求めた原前監督にはない手腕を見せるのなら、小林の起用はバロメーターになると思うのだが…。


もう一つは、新四番打者候補とも言われている、新外国人助っ人のギャレット・ジョーンズに関して、その打撃にも日本野球への適合に不安視する向きがあるが、それ以上に外野の守備を不安視する向きがあり、実際には一塁くらいしか守れないのではないかという意見が散見される。既に紅白戦ではレフトの守備にも付いているようだが、一塁手として長く守っているようだ。ギャレットが一塁しか守れないとしたら、阿部は捕手に復帰するしかあるまい。


阿部を一塁にコンバートした張本人の原前監督は、高橋新監督とのスポーツ報知での対談で

「僕だったら…。無責任ではないんだけど、2016年度、仮に監督をやっていたら、慎之助には『慎之助、来年はキャッチャーだ。ファーストは君は難しい。キャッチャー一本で勝負してくれ。ファーストはもう少し、330本くらい打てる人を連れてくるから』というふうに言っているね」
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(2015年11月30日付スポーツ報知)
と言っている。記事ではこの直後高橋監督が驚いた表情を見せたことになっている<>。この対談はBS日テレで放送されたそうだから、ご覧なった方も多いのではないか。


原前監督が選手を将棋の駒のように扱っていたことがよくわかるが、かつてはその原監督に「(ジャイアンツは)慎之助のチーム」とまで言わせたのが他ならぬ阿部だ。いくら大枚はたいたとはいえ、新外国人の守備に難があるからと言って阿部がはじき出されるのではなく、始めに阿部ありきでメンバーが決まるくらいであって良いと思う。


blog130日付エントリーこんなオーダーが観たい!-2016年セ・リーグ篇 にコメントを下さったライターの紘野涼さんは「阿部の捕手、4番どちらもないほうが、将来的にはジャイアンツにとっていいことかもしれませんね」と書いてくださったが、将来的にはそうであろうが、まだ今年は阿部の奮起を観たいのだ。阿部の2015年は83安打にとどまったが、通算1813安打となって2000本安打まで残り187安打となった。阿部には安倍首相顔負けの回復ぶりを見せて欲しいのだ。そのために最適なのはマスクをかぶることなのか、一塁に立つことなのか…。


理想は前者だろうが、現実的には後者なのではないか…。そしてギャレットが第五の外国人となってファームに回る状況になるような気もする…。

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コメント

敗戦処理。様、こんにちは。 のんきです。

個人的には、キャッチャー阿部、賛成です。

もともと、打てる捕手が欲しくて、なんとか獲得し、今でも、捕手だったら文句のない打撃成績を残しているのですから。

ただし、故障時の体制もしっかり考えておく必要があると思います。
#これは、阿部にかぎったことではありませんが。

阿部が故障しやすいのは、太ったことが大きいのではないでしょうか?
なぜ、太ったのかは不明ですが。

で、阿部が故障したときの、バックアップの捕手は、相川でよいのではないかと思います。

一塁に村田を回して、三塁は下位(8番くらい)で岡本を起用するとか。

小林は、全く期待していないです。
24歳で入団したので、もう、バリバリ働いていておかしくない年齢です。
小林は、発言から、自分に自信をもっていないような気がします。
自分に自信を持っていない選手が成長するのは難しいと思います。

性格はなかなか変わるものではないです。
他の捕手に期待したいと思います。(打撃は目をつぶっても)

ギャレットは、予想通り、期待はずれの可能性が大きいです。
前にも述べましたが、日本で活躍する外国人は、日本の野球をなめていなくてかつ、チームになじもうとしている選手だと思います。

ギャレットは、報道の限りでは、そんな感じはしないです。
やはり、ロペスを手放したのは、失敗だったと思います。

本題の、阿部を捕手で使うか否かは、難しい問題だとは思いますが、
リスクはあっても、私は捕手の阿部を見たいと思っています。

頑張れ巨人軍
のんき

のんき様、コメントをありがとうございます。

> 個人的には、キャッチャー阿部、賛成です。

> もともと、打てる捕手が欲しくて、なんとか獲得し、今でも、捕手だったら文句のない打撃成績を残しているのですから。

もちろん、それが可能なら、そうした方が良いと私も思います。

> で、阿部が故障したときの、バックアップの捕手は、相川でよいのではないかと思います。

相川は昨年も二回故障をしましたし、今年はその昨年より一歳年を取るのです。期待はしますが、計算に入れて良いものか…。

> 小林は、全く期待していないです。
> 24歳で入団したので、もう、バリバリ働いていておかしくない年齢です。
> 小林は、発言から、自分に自信をもっていないような気がします。
> 自分に自信を持っていない選手が成長するのは難しいと思います。

> 性格はなかなか変わるものではないです。
> 他の捕手に期待したいと思います。(打撃は目をつぶっても)

では他の捕手は、捕手に向いている性格なのでしょうか?

どの捕手の、どんなところが小林より捕手向きなのでしょうか?

率直に言って、捕手の能力って私のような素人にはわかりにくいです。

山倉にしても四年かかりましたし、それまでの三年間は「なまくら」と馬鹿にされていました。

私には小林もまだまだ勉強が必要な段階だという程度にしかわかりません。

そして、試合で学ぶことが多いポジションと言われています。

正捕手が変わる時、チームがリスクを負うのは私は仕方ないと思います。

いずれにせよ小林にとって今年は正念場の一年になると思います。

敗戦処理。様、こんにちは。のんきです。

私ももちろん、捕手に関しては素人なので、印象と結果でしか判断できないです。

>では他の捕手は、捕手に向いている性格なのでしょうか?
>どの捕手の、どんなところが小林より捕手向きなのでしょうか?

少なくとも、小林はいい人すぎる印象があります。
なので、相手のインコースをなかなかつけません。

また、一部報道では、投手とのコミュニケーションをほとんどとらないという話です。もちろん、阿部にも遠慮して、聞きに行ったりはしないとのことです。

他の捕手は、少なくとも小林よりは、ずぶとく、投手ともコミュニケーションをとっている印象があります。例えば、外国人投手の場合、加藤や実松は英語がそこそこできるようですので、通訳を介さず、直接コミュニケーションがとれると思います。

小林は、ドラフトで、本当は石川投手を獲得したかったのだけれども、ロッテとのくじではずれて、外れ1位で獲得した選手です。2位でも、十分獲得できたと思います。

小林の顔つき、体形など、印象で言ってしまって大変申し訳ありませんが、個人的には、巨人の正捕手の器ではないと思っています。

がんばれ巨人軍
のんき


のんき様、再びのコメントをありがとうございます。

> 少なくとも、小林はいい人すぎる印象があります。
> なので、相手のインコースをなかなかつけません。


今年のベイスターズの春季キャンプの紅白戦で、ラミレス監督が直接配球のサインを捕手に出して話題になりましたが、ジャイアンツでも小林の様な若手にはバッテリーコーチが中心に手取り足取りの配球指導が行われるそうです。

それは「この場面ではこういう配球をしろ」というよりは「この場面ではこういう配球はするな」という、間違いをなくすための指導だそうです。

もちろんメリットとデメリットの両方があるのでしょうが、経験の浅い捕手はとにかかう安全策に走ったり、投手のご機嫌をうかがうかのような配球をしがちになる、ということが有り得るそうです。

そういうレベルから脱却させる意味でも、ジャイアンツは腹をくくって小林にゲタを預けて欲しいです。

阿部と相川の併用がいいとのご意見でしたが、阿部より年上の相川が二番手捕手ではジャイアンツの未来は寂しいです。


> 他の捕手は、少なくとも小林よりは、ずぶとく、投手ともコミュニケーションをとっている印象があります。例えば、外国人投手の場合、加藤や実松は英語がそこそこできるようですので、通訳を介さず、直接コミュニケーションがとれると思います。


加藤や實松が英語がそこそこ出来るとは知りませんでした。

確かに、ポレダに彼らがマウンドで直接檄を入れているシーンは印象にあります。

外国人投手が投げている試合で、捕手がマウンドに行って投手と打ち合わせをする際に通訳がマウンドに行くと、コーチが行くのと同じく「1回」とカウントされてしまうので、監督かコーチがマウンドに行くとき以外は通訳がマウンドに上がることはまずありません。捕手には通訳を経ずしての外国人投手とのコミュニケーションも求められますね。


> 小林の顔つき、体形など、印象で言ってしまって大変申し訳ありませんが、個人的には、巨人の正捕手の器ではないと思っています。


印象で言うなら、例えば昨日(27日)の試合で捕手としてベンチ入りしていた河野や鬼屋敷もとうてい正捕手の器では無いと私には思えます。

でも、前に書いたように捕手の能力って見えにくいと思いますので期待はしています。

新人の宇佐見と松崎も早く見てみたいです。

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