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2016年1月29日 (金)

フジテレビ系「すぽると!」が3月で終了!?

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出どころが日刊ゲンダイではあるが
<失礼>フジテレビ系列の「すぽると!」が今年の3月で終了するらしい。「すぽると!」の前の時間帯の番組「あしたのニュース」も含めたリニューアルで、報道主体の総合ニュース番組に変更。スポーツニュースはその中の一コーナーになるという。


20014月に、それまでの「プロ野球ニュース」に代わるスポーツニュース番組として登場した「すぽると!」の終了で、またぞろ「プロ野球人気が…」という話しに結びつけられそうだが、敗戦処理。はそこではなく…



フジ「すぽると!」打ち切り決定 野球人気低迷がトドメに
(日刊ゲンダイ1261715分配信)



このエントリーを書いている時点で、フジテレビからの正式な発表が為されていないと思われるが、上記記事の通り、「すぽると!」が終了するという前提で書いていく。

 

個人的には、前身の「プロ野球ニュース」から「すぽると!」に代わった時点で、野球をメインにした番組ではなくなっていたから、野球人気の低迷が原因の一つであったにせよ、主要な原因、ましてやトドメというのは当たらないと思う。


それはさておき、
冒頭の画像は、毎月2日に発売されるベースボール・マガジン社分冊百科シリーズ「プロ野球ニュースで綴る プロ野球黄金時代」に毎号付いているDVDのオープニング画像。ベースボール・マガジン社と、「プロ野球ニュース」を放送していたフジテレビのコラボレーションによる企画だ。この画像を勝手に引用させていただいたのは、「すぽると!」終了と聞いて、「プロ野球ニュース」から「すぽると!」に切り替わる時期の話しを思い出したからである。


「プロ野球ニュース」が終了になったのが20013月。もちろんこの時期既に、野球人気の低迷は囁かれていた。媒体は忘れたが、「プロ野球ニュース」終了、「すぽると!」開始の理由を聞かれた関係者が、


「もう『プロ野球ニュース』の名刺で、サッカーを始めとする他のスポーツの現場に取材には行けない」


と言っていた。そうであれば、同じくスポーツ全般を扱いながら、その中の一種目である野球を前面に出した社名である、株式会社ベースボール・マガジン社はどうするのか?という話になり、同社に対しても取材をしていた。

 

「当社としては、社名変更は考えておりません。そういう話すら出ていません」

ベースボール・マガジン社はそう答えた。


それから約15年。ベースボール・マガジン社は今もベースボール・マガジン社を名乗り、野球、サッカー、ラグビー、相撲…多くのスポーツ関係の雑誌や書籍を出版している。売り上げなどの業績を把握してはいないが、少なくとも敗戦処理。の知る限り、野球報道についてネガティブな話題は無いようだ。


もう十年以上前のことだが、敗戦処理。がベースボール・マガジン社と仕事をしている人から聞いたところによると、同社は上述の野球、サッカーなどのメジャーなスポーツばかりで無く、マイナーなスポーツ種目でも広く取り扱い、雑誌、書籍を刊行している。そこそこ大規模な書店に行けばわかるが、スポーツ雑誌コーナーにマイナーなスポーツの雑誌があったら、まず間違いなくベースボール・マガジン社の雑誌だ。同社の創業以来の方針で、種目の人気の多寡にかかわらず、あらゆる種目に付き合っていく姿勢なのだ。


もちろん、マイナーなスポーツを扱っても売れない。利益は上がらない。その分は野球、サッカーなどの人気種目で取り返すのだが


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因みに、今年創刊
70周年を迎えた、現在は隔月発行の「ベースボールマガジン」を創刊し、同社の社長、会長も務めた池田恒雄氏は1989年に野球殿堂入りを果たしている。


かたや、フジテレビ


プロ野球中継が地上波でほとんど視られなくなったのは、フジテレビに限ったことではないが、「プロ野球ニュース」の看板を下ろしてまで、あらゆる種目に対応するための「すぽると!」へのリニューアルだったはずが、こちらも幕引きとは寂しい限りだ。


野球中継が地上波からBS、CSに舞台を移したように、「プロ野球ニュース」も系列のCS、フジテレビONEにて引き続き放送されている。地上波の頃からの主要解説者、谷沢健一の横柄さが時に気になるが、地上波時代の良き伝統である、全試合のダイジェスト中継は継承されている。個人的には「すぽると!」がなくなってもCSの「プロ野球ニュース」が続いていれば何ら困らないが、やはりテレビ界において地上波は華。BSやCS、特にCSとなると、マニアのための番組という色がどうしてもある。野球に限らないが、スポーツはその分野のファンだけで無く、広く国民的な盛り上がり方をしてこそ、真の人気スポーツであり、誰でもチャンネルを合わせれば視ることが出来る地上波でスポーツ報道番組のパイオニア的番組の系譜を継いでいた「すぽると!」の看板をも下ろす決断をしたフジテレビには、残念という一言しか思いつかない。


フジテレビは昨年の暮れに、昨年まで過去35年間の「珍プレー」の大賞を決める番組を放送していた。35年間の大賞に選ばれたのは、宇野勝の伝説のヘディングではなく、タイガース時代の下柳剛が、内野陣のミス続きに露骨に不快感をあらわにし、グラブを地面に叩きつけるなどの蛮行をしたシーンであった。


これは好みの問題かもしれないが、珍プレーに何故ファンが笑うのかというと、誰も珍プレーをしようと思ってしているのではなく、真剣なプレーの中に、何故か信じがたい事が起きてしまい、そのプレーや、選手のリアクションにファンは笑うのだろう。


ところが下柳のプレーはベテラン投手とは思えない、ミスをした味方への不快感を誰が見てもわかる形で現した。あってはならないプレーである。それに軽妙なナレーションをかぶせることにより、面白おかしいネタにしてしまう。野球を面白おかしく見せることが目的の番組とは言え、野球を、スポーツを扱うスタッフのレベルにクビをひねらざるを得ないと敗戦処理。は感じた。「すぽると!」の打ち切りの理由に番組視聴率の低迷があるのならば、この局がスポーツ報道を行っても視聴者の共感を得ることなく視聴率が上がらなくともむべなるかなと思う。


もっとも、民放キー局の中におけるフジテレビの近年の体たらくはスポーツ関連に限ったことでは無いようだ。局全体が陥っていると思われる迷走からいつ脱出できるのか?その時では遅いかもしれないが、テレビ局におけるスポーツ報道の使命について目を覚まして欲しいものである…とまで言ったら言い過ぎか。


「野球」の名を社名に残した出版社と、「野球」の名を番組から外したテレビ局のその後が、ある意味好対照なのは偶然では無いような


P.S.
1月30日追記

1月29日18時06分配信のスポニチアネックス フジ社長「すぽると!」終了報道に「スポーツ番組からの撤退ない」 によると、フジテレビの亀山知広社長が29日の定例会見で、

「一部報道にあったように、フジテレビがスポーツ(番組)から撤退するということもあったが、決してそういうことはない。それだけはお伝えしたい。2020年に向けてスポーツを撤退、縮小するという意味合いは一切持っていない。番組の存続うんぬん以前に、それを明快にしておきたい」

と語ったそうだ。だが、本気で2020年の東京五輪イヤーに最良なスポーツ報道をする体制を整えるなら、今のうちからテコ入れを始めなければならないのも事実だろうし、そのために番組の見直しがなされても不思議では無い。

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