フォト
無料ブログはココログ

« 西武プリンスドームにプロ野球界初の野球専門人工芝導入 | トップページ | 試合に出続ける捕手、試合に出られない捕手 »

2015年11月10日 (火)

ジャイアンツ球場が賭場に…ジャイアンツ選手間で賭け事が常態化

Adsc_2161
どの記事を読んでも虚しく、そして腹立たしくなるばかり。ジャイアンツ選手の野球賭博問題は、
9日、日本野球機構の調査委員会の報告を前にジャイアンツが独自の調査で福田聡志、笠原将生、松本竜也3投手のいわゆる「裏カジノ」での賭博行為などを重く見、裁定を待って解雇処分とすることを発表。同時にこの3選手以外にも、高額なレートでの賭け麻雀やジャイアンツ球場のロッカーでの賭けトランプなどが常態化していたことも公表した。


そして今日
10日、日本野球機構は3選手を無期の失格処分とし、ジャイアンツ球団に対して制裁金1000万円を科した。


もちろん、野球賭博行為や、それを通しての反社会的勢力とのつながりの有無が今回の件の最大の焦点だが、野球選手としての鍛錬の場である二軍の本拠地のロッカーで賭け事が行われたり、自分たちがプロ野球選手になるきっかけでもあったはずの高校野球の試合を対象に賭け事が為されていたということに怒りを禁じ得ない。


何をやっているんだ、ジャイアンツは!?


(写真:長嶋茂雄終身名誉監督の直筆からおこした石碑「巨人への道」。京王よみうりランド駅からジャイアンツ球場に向かう時、敗戦処理。は283段の階段を上り、ここから球場入り口に向かう。 2015年7月撮影)



本当に腹立たしい。もちろん、ポイントは野球賭博行為への関与と、いわゆる反社会的勢力とのつながりの有無だ。野球賭博にかかわっている反社会的勢力につけ込まれ、八百長行為が行われているとしたら、最悪の事態だ。



だが、それとは別の次元で9日のジャイアンツの発表は衝撃だった。福田聡志、笠原将生、松本竜也3投手の賭博行為以外に、球団内では賭け事が恒常化していたと球団自ら発表したからだ。雀荘での賭け麻雀や、ジャイアンツ球場での賭けトランプ、さらにはかつては自分たちも汗と涙を流したはずの高校野球の試合を対象としたゲーム感覚のくじ引きによる賭け事。もう感覚が麻痺しているとしか考えられない。


10日のサンケイスポーツは「巨人2軍球場が賭場」と大見出しを打った。
Bdsc_2607

このチームのファームに興味を持ち、年に数回とはいえ若手選手の成長過程を見るのが楽しみでジャイアンツ球場に足を運ぶ敗戦処理。としては目を覆いたくなる見出しだ。


もう若くもなく、体力もない敗戦処理。だが、ジャイアンツ球場で生観戦する時には基本的には京王よみうりランド駅から283段の階段を上る「巨人への道」を上がっていく。
Cdsc_2159
他にも球場にたどり着く手段はあるのだが、ここから這い上がろうと、日々精進している選手達に何か敬意を示すことが出来るかと、ちょっとしんどいながらもこの道を上ることにしている。ゴールには冒頭の写真のように長嶋茂雄終身名誉監督の石碑がある。



ジャイアンツ球場はファームの本拠地というだけでなく、ジャイアンツ自前の施設ということで一軍選手も練習の場として使用している。確かにロッカー室は選手達にとってつかの間の休息の場だろう。ファンからも見えない。激しい練習の後に、全く違う気分転換をしたくもなるだろう。だがそれが、賭け事であって良い訳がない。


仲間内でのお小遣いが動く程度の賭け事なら、一般の人でもやっている人はいくらでもいるだろう、そもそも雀荘で金を賭けずに麻雀をしている人がいるのか?動く金が大きいのは二軍選手といえども一般のサラリーマンよりは金を持っているからだろう、反社会性力とのつながりがなければ、さほど問題にする必要はないのでは?という声もあるようだ。


しかし、そういうものではない。今回球団が公表した実態が昨日今日の話でなく長年続いているならば、その延長が福田、笠原、松本竜なのである。遊び気分であっても、エスカレートすると歯止めが利かなくなり、やがては一線を越える。


当初、福田の問題が発覚した時に、福田が今季、一度も一軍に上がっていないから、福田を通して一軍の試合に八百長行為が行われているとは考えにくいという論調が散見された。だが敗戦処理。に言わせれば、一軍の試合に影響を及ぼしていないとしても、敗戦処理。を含めファームの試合やファームの選手に興味を持ってジャイアンツ球場に足を運ぶファンは仮にまだ一軍に上がれない選手であっても、一軍に上がるためにプロ野球選手としての鍛錬を欠かしていないと信じているものだろう。だから応援するのだろう。それがとても社会的に容認されない賭け事に夢中になっており、なおかつその鍛錬の場で賭け事が日常的に行われていたとは腹立たしくて、怒り以外の感情が出てこない。


鍛錬の場であるジャイアンツ球場をファンと選手の架け橋とも言えるスポーツ新聞の顔である1面に「賭場」と書かれたことをジャイアンツは真剣に反省して欲しい。原沢敦球団代表が引責辞任したが、久保博球団社長が責任を取るくらいのレベルであると思う。


福田、笠原、松本竜の3選手が失格処分となることで野球賭博問題は大きな節目を迎えたと思える。だがしかし、非合法の「裏カジノ」に入り浸っていたプロ野球選手が反社会的勢力と本当に繋がっていないのかという疑問が残る。もちろん敗戦処理。はその分野に明るい訳ではない。反社会的勢力とつながりのない非合法な賭け事に興じる集団がいると言われればそれまでだ。3選手に対しては警察が任意で事情徴収をしたという報道もある。ならば特に笠原と福田には徹底的にやって欲しい。そもそもジャイアンツは笠原の「裏カジノ」入り浸りを最初に突き止めた時に、何故公表し、処分を科さなかったのか?厳正な処分もせず、内々で誓約書を書かせて罰金を取ったものの、あっさりと破られ、その後も入り浸っていたというではないか。笠原は昨年、120日間も一軍に登録されている。最初の時点で笠原に対して厳正な対応が出来ていたら、少なくとも松本竜を救うことは出来たのではないか。


福田に関しては反社会的勢力とのつながりを高校時代の野球部仲間に吹聴したとの報道が出ている(週刊新潮115日号)
Bdsc_2605

これが事実と異なるのであれば、たとえ失格処分になる選手の件であっても、球団は告訴すべきだと思うし、福田も告訴して身の潔白を証明すべきであろう。



日頃の風紀の乱れを、見て見ぬふりをしていた結果が、この3選手の大事に至ったと思えなくもない。そして、全体から見れば一部の選手かもしれないが、選手達にそんな振る舞いをさせた一因は球団自体のたがの緩みではないのか?


かつての原辰徳前監督の1億円の件のあやふやな処置や、基準を超える契約金を支払っていた問題などでの対処。子供は親の背中を見て育つ、ではないが、球団が嘗められているのだろう。あるいはトラブルにおける大甘決着を間近で見て「俺達は何をやっても許される」と勘違いしてつけあがったか…。


ジャイアンツ球場で行われていた賭け事に球団幹部が気がつかないはずがない。球団社長の肝いりで「GⅡプロジェクト」と銘打ってファームの活性化を図っていたが、実態はこれである。本当に情けない。


せめてもの救いは、どうやらジャイアンツ以外の他球団にはこの手の愚かな行為に手を染めている選手がいないと言うことだ。だがこれを契機に、他球団にとってはいい迷惑かもしれないが、注意喚起を厳しくして欲しい。


まだまだ、ジャイアンツのこの問題は続くと思う。



Cdsc_0103
イースタン・リーグ優勝を決めた試合に二番手で登板した松本竜。この試合には笠原もリリーフ登板している。

 

« 西武プリンスドームにプロ野球界初の野球専門人工芝導入 | トップページ | 試合に出続ける捕手、試合に出られない捕手 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/602714/63040918

この記事へのトラックバック一覧です: ジャイアンツ球場が賭場に…ジャイアンツ選手間で賭け事が常態化:

« 西武プリンスドームにプロ野球界初の野球専門人工芝導入 | トップページ | 試合に出続ける捕手、試合に出られない捕手 »

2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最近のトラックバック