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2015年10月26日 (月)

ミッチ・ライブリーとは何だったのか!?

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日本シリーズ第一戦が行われた
24日、ファイターズは今季活躍したルイス・メンドーサ投手、ブランドン・レアード内野手との契約を更新したと発表した。一方で左手舟状骨結節不全骨折によりシーズンの大半を棒に振ったジェレミー・ハーミッダ外野手とシーズン途中に入団したミッチ・ライブリー投手の退団も発表した。


解雇された両外国人選手はどちらも今季の成績を見れば、今季限りで退団となって止む無しという成績だ。だがちょっと不思議なのは、この両選手よりはマシと思えるマイケル・クロッタビクター・ガラテがシーズン終了を待たずに首になるのに対し、ほとんど戦力になっていないハーミッダやライブリーの解雇の発表が今の時期までずれるのだろうか?


(写真:マウンド上で厚沢和幸投手コーチのアドバイスを受けるミッチ・ライブリー=右から三人目の最長身の選手 20159月撮影)



ミッチ・ライブリー
が支配下選手として公示されたのは交流戦が終わってパ・リーグ同士の対戦が再開した
6月19日。中継ぎ陣の層を厚くする期待の右のパワーピッチャーだった。だが、一軍選手登録された626日以降、期待に応えるものではなかった。


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ライブリーのようなシーズン途中入団の選手やシーズン中のトレードに対応すべく、週刊ベースボール誌では、シーズン中の補強期限の731日が過ぎるのを待って2週にわたって選手名鑑のアップデート版を掲載した。同選手名鑑では今季の731日現在の成績が記載されているが、ライブリーの731日現在の成績は5試合で00敗、61/3を投げて9奪三振という、三振奪取力にこそ魅力があるものの自責点10で防御率14.21ととても接戦で使える投手でないことは明白だった。


結局、ライブリーの使いどころはほぼ敗戦処理に近い形が多かった。ライブリーの貢献度を強いて挙げるとしたら、ファイターズで最後の登板となったクライマックスシリーズのファーストステージ、対マリーンズ1回戦のように5点ビハインドの場面で八回表に登板し、最後まで投げきって、勝ち目の薄い試合に他の投手を不必要に投入しないで済ませるという形くらいだろう。



今季のファイターズの継投では昨年、61試合に登板して4530ホールド、6セーブで防御率2.62の成績を残し、主にクローザーの増井浩俊の前の八回の1イニングを抑える役回りで貢献したマイケル・クロッタの安定感が今ひとつ。
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オープン戦から調子が上がらぬまま公式戦に突入し、開幕して三日目に登録を抹消されるとその後は一軍と二軍を行ったり来たりする有様だった。



クロッタの不在は左投手の宮西尚生がある程度カバー出来たが、右投手で接戦で使えるのが谷元圭介一人という状態になり、谷元の負荷が増えるシーズンになった。シーズン途中でのライブリー獲得は必要に迫られての緊急補強だった。


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一方のビクター・ガラテは左のリリーバーと報じられていた。推測だが昨シーズンでフリーエージェントの権利を取得した宮西の流出対策という一面もあって獲得に至ったのだろう。ただ宮西の残留もあり、開幕時には野手の新外国人二人、ジェレミー・ハーミッダブランドン・レアード、そして投手では昨年の実績のあるクロッタとルイス・メンドーサで一軍の外国人枠四人が埋まるものと思われていた。

実際には先発要員のクロッタの初登板が開幕二カード目に決まったため、クロッタの登板日まではガラテを登録しておくことが出来るので、ガラテは開幕一軍入りを果たした。そして開幕第三戦に先発予定だった浦野博司がアクシデントで登板出来なくなったために急遽先発に回り、5イニングを投げて勝利投手になった。5イニング投げた以上、次の登板まで間隔を空けなければ投げられない。いっそのこと次も先発でという構想もあったようだが、次の登板の前に左太股二頭筋筋挫傷となって登録を抹消されてしまう。ガラテが再び登録されるまで一ヶ月を要した。


そんな感じでガラテの役割が明確にならない感じもあったが、それでも13試合で31敗、261/3を投げて防御率1.71と決して悪くない成績を残すのだが、シーズン途中の補強期限ぎりぎりの7月下旬に戦力外となりウエーバー公示にかけられることになった。724日に一軍に復帰していただけに不可解な解雇だった。球団の発表では外国人枠の兼ね合いもあって今後活躍の機会を保証出来ない云々というものだった。


この時点でハーミッダは
左手舟状骨結節不全骨折で長期離脱中。クロッタはなかなか昨年の調子に戻らない。途中加入のライブリーもまだ結果を残していない。何故ガラテの契約が解除されなければならないのか?理解に苦しんだ。ガラテ以外の外国人選手に一軍契約の優先権がある契約上の縛りがあるのか、ガラテに表に出せない問題点があるのか、敗戦処理。はこのどちらかだろうと思ったが、ウエーバー公示されて他球団もガラテを獲得可能になったものの獲得する球団は現れず、86日に自由契約選手として公示された。


クロッタはその後も一軍と二軍を行ったり来たり。ハーミッダが一軍に復帰したのはシーズン終盤の923日だった。ハーミッダはそのままクライマックスシリーズまで出場選手登録されたが、マリーンズに12敗で敗れたファースとステージでは出番が無かった。

クロッタの最終成績は30試合で2勝2敗、7ホールド。28回2/3投げて防御率6.59。ハーミッダが再登録された9月23日に契約解除が報じられた。敗戦処理。の見落としで無ければまだ自由契約にはなっていないが、コンポ時点で帰国した模様だ。


また、ライブリーの最終成績は16試合で勝敗無しの1ホールド。18回2/3で防御率5.30だった。


ガラテとライブリー。どちらがファイターズに貢献したかと問われれば、ファンの大半はガラテと答えるだろう。だが球団が選択したのはライブリーだった。外から見ているファンにはうかがい知れぬ何らかの事情があったのだろうが、それにしても不可解だった。


先ほど、ライブリーの貢献度として勝ち目の薄い試合に他の投手を不必要に投入しないで済ませるという形くらい″と書いた。ひょっとしたら、これが大きいのかもしれない。本来ならクロッタの代役が務まれば言うことなかったのだが、それがダメとなると、劣勢の展開でイニングを稼ぐことで例えば谷元や、シーズン終盤に「勝利の方程式」に加わった白村明弘の無駄遣いを防ぐことがライブリーの役割となり、実はその役がファイターズにとっては思いの外、重要なのかもしれない。


今季のフ
ァイターズの先発陣では大谷翔平が完投を5試合記録しているが、大谷以外で複数回の完投を記録したのは吉川光夫の2試合のみ。先発投手セットアッパー増井という継投に持ち込むのが今季のファイターズの勝ちパターンだった。クローザーの増井はもとより他の「勝利の方程式」用投手達に、勝利の公算が大きい展開での起用に専念してもらうには、そうでない展開の試合で投げる投手にもしっかり投げてもらわなければならない。言葉は悪いが汚れ役が必要なのだろう。そしてこういう役回りはファームから一軍に上がってきた投手ではなかなか務まらないのだろう。何故ならこの役回りの投手は多少追加点を奪われようと、定められたイニングを投げきらなければならない。この役をファームから上がってきた成長過程の若い投手に託すと、打たれた時に失うものが多すぎる。


ファイターズは昨年もシーズン途中にアンソニー・カーターという右のリリーバーを獲得した。
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アンソニー・カーターも0勝5敗、451/3を投げて防御率3.97と安定感に欠けた。それでも48試合に登板して中継ぎで20ホールドを記録。リードした試合で終盤に登板させるには危険だったが、六回などに登板して1イニングを抑える期待が持てた。ファイターズのように継投依存が高い球団はこういう投手が必要なのだろう。



現時点で、ファイターズで来季プレーすることが確定している外国人選手はメンドーサとレアードのみ。少なくともあと二人は外国人助っ人を獲得するだろう。その二人が投手なのか野手なのか、どういう組み合わせになるのかはわからないが、アンソニー・カーター、ライブリーに相当する存在が三度緊急補強されるのだろうか?それとも、そんな必要が無いくらいに有原航平、浦野や若手投手が、そしてドラフト1位の上原健太を始めとする新戦力が期待に応える成長を見せてくれるのか?


もちろん、後者になって欲しいのだが

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