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2015年5月25日 (月)

もしもプロ野球交流戦があと10年早く始まっていたら!?

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明日から交流戦が始まる。
2004年の球界再編騒動を機に2005年から導入され、今年は10周年に当たる。だが、リーグを超えた交流戦を行うという着想は、球界再編騒動の中で産まれたものではない。それ以前から、パ・リーグ側を中心に交流戦の導入を呼びかける声はあったものの、セ・リーグ側が首を縦に振らなかったという構図が存在したようだ。


それが
2004年の球界再編騒動、大阪近鉄バファローズが経営的に危機を迎え、オリックス・ブルーウェーブとの合併を表明。パ・リーグではさらなる合併まで囁かれ、その後東北楽天ゴールデンイーグルスの新規参入を以て、辛うじて球団数の減少を免れた。さすがに危機感を感じたNPBは2005年から交流戦の導入を決めたが、もっと早く交流戦を導入していたらという声もあった。


では、もしもあと10年早く交流戦を始めていたら<!?>



ちょっとシミュレーションしてみた。
2005年の10年前、1995年の526日が交流戦の開幕だったら。当時のスターティングメンバーで、今年の交流戦の組み合わせで対戦したらどんな戦いになっていたか。二十年前にゴールデンイーグルスは存在しないから、近鉄バファローズに置き換える。まずその前に、明日の対戦はこの通り。


読売ジャイアンツ対埼玉西武ライオンズ
東京ヤクルトスワローズ対北海道日本ハムファイターズ
横浜ベイスターズ対オリックス・バファローズ
中日ドラゴンズ対福岡ソフトバンクホークス
阪神タイガース対東北楽天ゴールデンイーグルス
広島東洋カープ対千葉ロッテマリーンズ


では二十年前の5月26日のスターティングメンバーでこの顔合わせで交流戦を行っていたらを考える。DH制はパ・リーグの球団だけ採用するものとする<苦笑>


読売ジャイアンツ対西武ライオンズ
(セ3位)    (パ1位)
順位は1995年当時の、前日までの順位。以下同じ


ライオンズ
 監督:東尾修

()大塚光二
()奈良原浩
()佐々木誠
()清原和博
()ジャクソン
()デストラーデ
()伊東勤
()鈴木健
()辻発彦
()新谷博



ジャイアンツ
監督:長嶋茂雄
(
)マック
(
)川相昌弘
(
)広沢克己
(
)落合博満
(
)松井秀喜
(
)岡崎郁
(
)原辰徳
(
)村田真一
()斎藤雅樹



L 001 110 000 =3
G 020 010 000 =3
)新谷、橋本、鹿取-伊東
)斎藤雅-村田慎
本塁打)斎藤雅1号(新谷・5回)


いきなり前年の日本シリーズが再現された。セ・リーグ同士の対戦で5連勝のまま、初の交流戦に臨んだジャイアンツ、二回に落合博満の中前打を皮切りに、ライオンズの連続失策で1点を先制。さらに原辰徳の犠飛で2点目を加えた。ライオンズは小刻みに反撃。三回に清原和博のタイムリーでまず1点を返すと、続く四回には奈良原浩のタイムリーで同点、五回には鈴木健のタイムリーで逆転した。逆転されたジャイアンツはその裏、投手の斎藤雅樹が1号ソロを放ち追いつくと、その後は両軍とも決め手を欠いた。延長十回、ライオンズの選手が守備についたが、一塁を守る清原が突然泣き出したため、また、大人の事情もあって引き分けとなった。


ヤクルトスワローズ対日本ハムファイターズ

(セ1位)      (パ5位)


ファイターズ
監督:上田利治
()広瀬哲朗
()渡辺浩
()デューシー
()田中幸雄
()マッキントッシュ
()片岡篤史
()藤島誠剛
()田口昌徳
()井出竜也
()
グロス


スワローズ

監督:野村克也
()
飯田哲也
()
真中満
()
荒井幸雄
()
オマリー
()
古田敦也
()
池山隆寛
()
ミューレン
()
土橋勝征
()山部太



Fs 210 000 010 =4
Ys 010 010 000 =2
Fs)○グロス(10試合45)、S金石(11試合11敗8S)-田口、山下
Ys)●山部(8試合3勝2敗)、高津-古田


いきなり「東京ダービー」が組まれた。パ・リーグで打点トップの田中幸雄が初回に先制の2点タイムリーを放ち、主導権を握ると、八回には小島武士球団代表と三沢今朝治編成部長が米大リーグ視察に行き、途中解雇の噂が出ていたティム・マッキントッシュがとどめのタイムリー。キップ・グロス、金石昭人のリレーで逃げ切った。四連勝のかかったスワローズは2点ビハインドで守護神高津臣吾をつぎ込むも報われず。


横浜ベイスターズ対オリックス・ブルーウェーブ
(セ2位)      (パ2位)


ブルーウェーブ
監督:仰木彬
()
イチロ-
()
福良淳一
()
田口壮
()
ニール
()
藤井康雄
()
D・J
()
馬場敏史
()
三輪悟
()
勝呂壽統
()
野田浩司


ベイスターズ
監督:近藤昭仁
()
波留敏夫
()
石井琢朗
()
鈴木尚典
()
ブラッグス
()
ローズ
()
駒田徳広
()
進藤達哉
()
秋元宏作
()三浦大輔



BW 210 000 100 =4
B  000 020 000 =2
BW)野田、金田、鈴木(14試合1)、S平井(14試合634S)-三輪
)●三浦(4試合2)、野村、島田-秋元、谷繁


今回の交流戦実現の立役者は実はイチロー。これまで、交流戦を導入するとその分、同一リーグの対戦が減り、ドル箱の対ジャイアンツ戦が減ることになるから固辞していたセ・リーグ側が「イチローのいるオリックス戦を組める」という理由で交流戦導入に同意したからだ。


そのイチローは「一番・センター」で出場。4打数1安打だった。ブルーウェーブは一回表、イチローが二ゴロに倒れた後に5安打を集中し、三浦大輔の暴投も絡んで2点を先行。3点リードの五回裏に1点差まで詰め寄られると、仰木彬監督は勝利投手の権利取得目前の野田浩司から金田政彦にスイッチ。鈴木平、平井正史とつないで逃げ切った。ベイスターズの連勝は5で止まった。


中日ドラゴンズ対福岡ダイエーホークス
(セ6位)     (パ3位)


ホークス
監督:王貞治
()村松有人
()山崎賢一
()秋山幸二
()小久保裕紀
()石毛宏典
()ライマー
()西俊児
()安田秀之
()湯上谷ひろ志
()
渡辺智男
※湯上谷ひろ志のひろは立が辺で広が造り


ドラゴンズ
監督:高木守道
()
清水雅治
()
種田仁
()
立浪和義
()
パウエル
()
彦野利勝
()
山崎武司
()
中村武志
()
前原博之
()古池拓一



H 000 100 000 =1
D 000 000 010 =1
)渡辺智、田畑-安田、坊西
)古池、中山、北野、若林弘-中村
本塁打)山崎3号(渡辺智・8回)


ホークスは、この記念すべき初の交流戦開幕の前日に、お騒がせ外国人助っ人のケビン・ミッチェルが突如帰国。瀬戸山隆三球団代表によると「無断帰国」でこのまま解雇となる模様。大リーグ10年、通算220本塁打で推定年俸4億円の大物外国人助っ人はわずか28試合の出場で日本を去ることになった。
Ccsc_1994


王貞治
新監督はミッチェルの離脱に加え、これまで四番を打っていた吉永幸一郎が右肩甲骨を痛めたため、二年目の小久保裕紀を四番に抜擢する新打線で臨んだ。今季未勝利の渡辺智男が七回まで無失点と好投したが、山崎武司にソロ本塁打を浴びて同点とされ、そのまま引き分けになった。



阪神タイガース対近鉄バファローズ
(セ5位)    (パ4位)


バファローズ
監督:鈴木啓示
()大島公一
()水口栄二
()ブライアント
()石井浩郎
()鈴木貴久
()スチーブンス
()中村紀洋
()古久保健二
()内匠政博
()
山崎慎太郎


タイガース
監督:中村勝広
()和田豊
()関川浩一
()クールボー
()グレン
()石嶺和彦
()長嶋清幸
()桧山進次郎
()久慈照嘉
()山崎一玄



Bu 100 100 130 =6
T  001 020 000 =3
Bu)○山崎(9試合53)-古久保
)●山崎(7試合13)、古溝-関川、山田
本塁打)スチーブンス11号(山崎・4回)、村上2号(山崎・8回)


「関西ダービー」は奇しくも山崎同士の投げ合い。11の同点から四回、バファローズがリー・スチーブンス418日以来の11号ソロで勝ち越し。一方のタイガースは五回裏、二死走者無しから関川浩一、スコット・クールボーの連打とグレン・デービスの四球で満塁とし、FA移籍二年目ながら本来の調子が上がらない石嶺和彦の右前打で2点を入れて一度は逆転した。だがバファローズは七回に途中出場の村上隆行の2号ソロ本塁打で同点に追いつくと、八回にはラルフ・ブライアントの振り逃げからチャンスをつかんでスチーブンスが勝ち越しのタイムリー、さらに中村紀洋も連続タイムリー。その後に押し出し四球で1点を加え、6対3と突き放して逃げ切った。バファローズの山崎慎太郎が今季3度目の完投勝利。


広島東洋カープ対千葉ロッテマリーンズ
(セ4位)     (パ6位)


マリーンズ
監督:バレンタイン
()諸積兼司
()堀幸一
()初芝清
()フランコ
()インカビリア
()平井光親
()南渕時高
()五十嵐章人
()山中潔
(
)ヒルマン


カープ

監督:三村敏之
(
)
野村謙二郎
()
正田耕三
()
メディーナ
()
江藤智
()
金本知憲
()
音重鎮
()河田雄祐

()西山秀二
()近藤芳久


M 000 003 000 =3
C 100 000 000 =1
)○ヒルマン(9試合33)-山中
)●近藤(6試合22)、高橋建-西山、瀬戸
本塁打)野村13号(ヒルマン・1回)=初回先頭打者


4連敗のまま交流戦に突入したカープは一回裏、先頭の野村謙二郎が先頭打者本塁打を放つ幸先の良いスタートだったが、後が続かない。マリーンズは1点を追う六回表に、女房役の山中潔が安打で出ると、諸積兼司が送った二死二塁から堀幸一、初芝清、フリオ・フランコの三連打で3点を奪い逆転。そのまま3対1で逃げ切った。完投勝利のヒルマンはもちろん「信じられな~い」の方ではなく、後に「肩に小錦が乗っているの名言を残したエリック・ヒルマン


なお20年前、1995526日には本物の交流戦も行われていた。日本アマ・プロ・キューバ対抗戦の初日で、オリックス二軍対キューバ、阪神二軍対日本アマ選抜の二試合がこの日、行われた。


第一試合ではキューバが10安打を放ち、オリックスの二軍に快勝。キューバの三番打者は後にドラゴンズでプレーする「キューバの至宝」オマール・リナレス、四番はオレステス・キンデラン。両巨頭が三、四番に座るまさにキューバ選抜。ブルーウェーブの二軍には野村貴仁が四番手で登板し、1イニングを無失点に抑えている。


第二試合は日本選抜がタイガースの二軍に8対4で勝利。日本選抜には翌年ジャイアンツに入団してセ・リーグの新人王を獲得する仁志敏久(当時日本生命所属)が「三番・三塁」で出場。二打席連続本塁打を放った。タイガースの二軍には萩原誠、田中秀太、北川博敏が名を連ねている。


交流戦がスタートする10年前の1995年。前年にパ・リーグにスーパースター、イチローが誕生。そして球界の宝、ONの一方の雄、王貞治がホークスの監督に就任。セ・パ両リーグの垣根を越えた交流戦の導入に踏み切るには格好のタイミングだったかもしれない。


歴史にもし、は禁句だが、まだジャイアンツ戦のテレビ中継に視聴率が見込めた時代に、交流戦を始めていたら、2004年の出来事は変わっていたかもしれない。あくまでも仮定の話だが


※ 
架空の交流戦のスコアは各チームの1995526日に行われた試合の攻撃スコアをそのまま用いた。試合の説明も、基本的に各チームの攻撃の再現だ。

【参考資料】日刊スポーツ1995526日、27
‘95プロ野球12球団全選手百科名鑑」日本スポーツ出版社

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