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2015年3月 1日 (日)

堂上剛裕骨折は安直な一塁転向への警鐘か!?

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昨シーズン限りでドラゴンズから戦力外通告を受け、ジャイアンツと育成選手契約を結び、先月
23日付で支配下選手登録されたばかりの堂上剛裕が、昨日228日の対スワローズ戦の一塁守備で右手親指付け根を骨折。復帰時期は未定だという。


紅白戦、練習試合などでの打撃好調が買われてのオープン戦抜擢だったがまさに好事魔多しといったところ…


(写真:228日の試合で一塁守備で右手親指付け根を骨折した堂上剛裕。その後もプレーを続けたが



問題のシーンは、敗戦処理。も現地観戦していたので観ていた。一回表、二死一塁から田中浩康の頭上を襲うライナーに飛びついた一塁手の堂上剛裕が着地の際に右手を強打。その結果、親指の付け根部分を骨折したという。



率直に言って、よくあるプレーだ。堂上自身、そのプレーの直後に骨折の自覚はあったが離脱をしたくないばかりにそのままプレーを続行したと言うが、スタンドから観ていても全く気がつかなかった。


戦力外通告を受けて他球団に拾われて育成選手契約にこぎ着け、キャンプ、紅白戦、練習試合などでアピールして支配下選手登録を勝ち取り、一軍オープン戦でもアピールしている真っ最中に自ら離脱を申し出たくないという堂上の感覚も理解出来る。だが、敢えて言わせてもらえば、あの手のよくあるプレーで骨折するようでは使う側としては、いくら打撃に目を見張る面があるにしても、使いにくいのではないか。


頭上を越えそうな打球に飛びついて着地に失敗する。動きの中での避けられないアクシデントだったのだろうか?素人がうかつなことを言ってはいけないのかもしれないが、堂上にはきつい言い方になるが、打撃を優先し、一塁手としての出場への備えが不十分だったのではないか?


堂上の本職は外野手。昨年、ドラゴンズでのウエスタン・リーグでの出場実績を見ると、外野手として84試合に出場している一方で一塁手としての出場は2試合のみ。2013年と2012年には一軍、二軍を通じて公式戦では一塁の守備についていない。ジャイアンツでは外野手に人材が豊富で、その一方で一塁には、今季、捕手から転向する阿部慎之助が右ふくらはぎの張りを訴えて調整中と言うこともあってそれまでの間、一塁手として出場することで出場機会を与えようと考えたのではないか。


何故かずっと四番に固定されている大田泰示を始め、亀井善行、橋本到、松本哲也、フレデリク・セペダに移籍の金城龍彦らがひしめき合うジャイアンツの外野陣。今季からコーチを兼任する高橋由伸がいて、足のスペシャリスト鈴木尚広もいる。故障で離脱中の長野久義、レスリー・アンダーソン、矢野謙次が復帰したら空前の過当競争になる。


首脳陣が、左投げ左打ちの堂上を経験のある一塁で出場機会を与えようと考えるのも無理はないが、一塁手として出場するための準備は万端だったのだろうか?一塁手というポジションを軽視し、十分な準備のないままに一塁手としての起用に踏み切ったのではないか?「堂上は中日で一塁をやったことがあるのか、よし、阿部もいないことだし一塁で使おうか」程度の認識で、最小限の準備で一塁手として起用したということはないだろうか?


これは根拠のない勘ぐりだが、そう勘ぐらないと納得出来ないくらい、よくある普通のプレーで骨折はないだろうというのが敗戦処理。の感想だ。そしてこれが起用する側の問題だとしたら、今季から一塁手に転向する阿部にも当てはまるのではないか?


今現在の、ふくらはぎの張りという症状も、例年とは違うポジションへの挑戦で、身体がついて行かなかった、一塁手としての練習を甘く見ていた結果ではないのか?


堂上には悪いが、堂上の骨折は、今季、初めて年間を通して一塁手に挑戦する阿部への警鐘なのではないか?そう考えて、阿部の戦列復帰には細心の注意と万端な準備が必要だと認識して欲しい。


確かに、他球団を見ると一塁しか守れないだろうという選手が一塁手として起用されているケースも散見される。打撃力優先で起用されることの多いポジションであることは否めない。


しかし阿部には、一塁手に専念することで昨年低迷した打力の復活を意図しているにせよ、長年の捕手経験に裏付けされた投手へのアドバイスも期待されよう。くれぐれも打つだけの一塁手には収まらないで欲しい。


阿部の転向には、推測だが残り270安打と迫った通算2000本安打を達成しやすいようにとの配慮もあろう。
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ジャイアンツで生え抜きの選手が通算2000本安打を達成したら、1980年の柴田勲以来だ。もう三十年以上も達成者が出ていないのだ。落合博満、清原和博、小笠原道大とジャイアンツで2000本目の安打を打った選手はいても、ジャイアンツで2000本の安打を打った選手は三十年出ていないのだ。球団が後押ししても不思議ではないだろう。


だが、その記録達成も常時出場あってこそ。阿部自身はもちろん、ジャイアンツ球団も安直には考えないで欲しい。敗戦処理。の心配が杞憂に終わって欲しいものである。


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P.S.
堂上といえば、ドラゴンズ時代には弟・直倫との堂上兄弟が売りだったが、父親も元ドラゴンズの投手。父の堂上照(どのうえてらし)は現役時代、横浜大洋ホエールズの強打者、レオンの弾丸ライナーの打球を腹に直撃しながら、落ち着いて打球を処理して一塁で刺したファイターであった。当時の「珍プレー集」の類いでは必ず取り上げられたシーンだ。息子・剛裕も早期復帰、打棒復活を期待したい。

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