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2014年5月 5日 (月)

ゴールデンルーキー松井裕樹6回72球9K!鎌ヶ谷ファイターズに格の違い見せつける

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ゴールデンイーグルスのドラフト
1位ルーキー、松井裕樹が二軍降格後、今日(5)初めて実戦マウンドに上がった。もとより入場者の多いゴールデンウイークのファイターズスタジアムだが、話題の松井裕登板とあって5,025人もの入場者数を集めた。ファイターズスタジアムでの試合で球場創立以来最多の73,625人を動員した昨年でも一試合の最多入場は4,354人だったから、いかに松井裕樹目当てのファンが多かったかということになる。


松井裕は先発して六回を投げ、72球で1失点。奪三振は9で、一軍登板時に課題となった制球面では四死球0と課題克服の一面も見せた。大器が覚醒するその一歩が今日のマウンドとして将来記憶されるとしたら、贔屓チームの枠を超えて、敗戦処理。も5,025人の中に含まれたことを誇りに思う。


松井裕は昨年のドラフト会議ではファイターズも1位指名で入札していた投手。「その年のナンバーワンを指名する」という球団方針があるようだが、菅野智之、大谷翔平と共に松井裕もファイターズのスカウト陣の目の確かさを証明してくれることだろう。



(写真:5,025人が集った今日のファイターズスタジアム。ビジター側の一塁側スタンドもぎっしりで、ブルペンの松井裕樹に注目するファンがずらり。)



いやはや凄い。一年目の斎藤佑樹が、東日本大震災の影響で公式戦開幕が延期になったために調整で登板したヤクルト戸田球場のスワローズ対ファイターズ戦が土手までいっぱいになって推定
5000人の観衆を集めたと当時言われていたが、今日も凄かった。


試合はファイターズの先発が右腕打撲で登録抹消中の矢貫俊之、ゴールデンイーグルスの先発が松井裕樹で始まった。


と、その前にファイターズの地元支援団体選出による3・4月度月間MVPの表彰式が行われた。投手部門で4試合に登板して無四球試合1を含む30敗、防御率2.42という好成績を残した新垣勇人、野手部門では28試合で31安打、3本塁打12打点、打率.292渡邉諒が選ばれたが渡邉は右踵腓靱帯断裂で治療中のため、失踪騒ぎを起こしていてようやく発見されたC☆Bが代理で表彰式に参加していた。
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渡邉は昨年のドラフト会議では松井裕の外れ外れ外れ1位。故障前は「一番・遊撃」で出場していたから、故障がなければ今日も松井裕との対戦が実現していたはずなのでもったいない。因みに上述の斎藤佑樹のヤクルト戸田球場登板ではスワローズが斎藤を抽選で外して獲得した山田哲人が斎藤から3安打して意地を見せていた。


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一軍では序盤に崩れた先発投手の後を受けて立て直す役回りが多い矢貫。一説によると今日の先発も3イニングの予定だとか。



初回に一死から松井裕に次ぐドラフト2位指名ルーキーの内田靖人にレフト前に運ばれた。
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強打の捕手として呼び声が高かったが、ファームでは専ら三塁手として出場している。一軍で松井稼頭央が日米通じて二十一年目にして初めて三塁の守備に付いたと話題になったが、ファームの期待の星も三塁守備に挑んでいる。



矢貫は「三番・中堅」でスタメン出場の聖沢諒を何とか中飛に打ち取って二死まで漕ぎつけたが続く四番の中川大志の高~く上がった三飛を宇佐美塁大がポロリ。
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二死一、三塁とされる。何とか抑えたいところだったが、五番の北川倫太郎に右前に運ばれて先制点を献上した。
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その裏、松井裕がマウンドへ。先頭の松本剛1-0の二球目で左飛に打ち取ると、二番の岸里亮佑と「三番・DH」でスタメンの金子誠から連続して三球三振を奪う好スタートを切った。
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岸里が見逃し、空振り、空振り。金子誠が見逃し、見逃し、空振りと二人はバットに当てられなかった。三球三振だった。



松井裕は二回裏も、四番の鵜久森淳志を右飛の後、赤田将吾、北篤から連続奪三振。北には2-0ナッシングとなり、フルカウントにまでなるが最後は力でねじ伏せて空振り三振。因みにスリーボールになったのはこの時を含めて三度だけ。一軍登板時には制球難が露呈したが、この日は低めいっぱいのボールでストライクを取る場面が随所に観られ、早くも修正の後が見える。


三回裏には先頭の森本龍弥を力のない二ゴロに打ち取ったあと、八番の大嶋匠が右中間を綺麗に破る二塁打。
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だが大嶋は直後の宇佐美の初球に飛び出し、捕手の小関翔太からの牽制でアウト。一打同点のチャンスが一球でしぼんだ。宇佐美は結局三球三振でファイターズはこの回も無得点。


矢貫はここで交代。初回のピンチを抑えられなかったのは残念だが、二回と三回には打ち取った聖澤をショート森本の失策で生かした他は全員打ち取った。


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二番手はFA移籍した鶴岡慎也の人的補償でホークスから獲得した藤岡好明


矢貫
が先制打を浴びた北川にいきなり中前に運ばれ、すぐに二盗を決められる。中島俊哉には三遊間を破られ、あっという間に無死一、三塁のピンチ。三好匠を詰まった遊ゴロに打ち取って三塁走者そのままで一塁走者封殺の一死一、三塁から小関も詰まった三塁ゴロに。5-4-3の併殺かと思ったが二塁手の松本の一塁送球がワンバウンドになって一塁手の赤田が逸らしたため北川が生還して1点を献上した。スコアボードでEのランプが点灯したから松本に失策が記録された模様だが、たぶん失策は打者走者の二塁進塁に対してで、藤岡の自責点になっていると思う。だが一塁はタイミングはアウトに見えた。初回に続くミス絡みの失点と言えると思う。


四回裏、二巡目のファイターズ打線対松井裕。松井裕は三回までで30球。


先頭の松本が左前に弾き返して無死一塁。
Cdsc_0470_2 松井裕は岸里への初球の前に一塁に牽制、松本牽制死かと思いきや長川真也一塁塁審が直ちにボークと判定して無死二塁。敗戦処理。が陣取った三塁側スタンドからは何がどう悪かったのか判明しなかったが、ゴールデンイーグルス側から誰も抗議しなかったから、ボークだったのだろう…。


岸里は
1-0から送りバントを試みるがこれが捕飛に終わって失敗…。再び金子誠を迎え、初球、高めに浮いたボールを捕手の小関が大きく弾いて松本が三塁へ。金子誠に対しても3-0になって一球ストライクを取ったものの次の球を綺麗に三遊間を破られた。
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松本が三塁に進んでから、ゴールデンイーグルスの内野陣は二塁手と遊撃手が前に守る守備陣形を敷いた。2点差、四回裏と考えるとこのような守備陣形を敷く意味が今一つわからないが、二軍ではよくある。
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中盤以降を想定する方針なのかもしれないが結果的には裏目に出たかもしれない。



ファイターズとしてはここで一気に攻めたいところだったが鵜久森、赤田が連続三振で1点止まりだった。というか、金子誠がタイムリーを打ったとき、正直に言うとホッとした<苦笑>


松井裕は下位打線と対した五回裏には北を二ゴロ、森本一飛、大嶋左飛と毎回奪三振が途切れたがこの時点でゴールデンイーグルスが1点リードで勝利投手の権利を手中にした。ここまで60球。


ファイターズの藤岡は五回には先頭の榎本葵に右翼線二塁打を打たれピンチを招くが何とか後続を断った。しかし藤岡といい、今浪隆博との交換トレードで加入した増渕竜義といい、いつまでもここで投げていては困るのだが…。六回からは多田野数人が登板。


松井裕は六回裏も続投。先頭の宇佐美が2-0から中前に弾き返して無死一塁。松本が初球送りバントを決めて一死二塁と再び同点のチャンスを迎えたが、岸里が1-0からハーフスイングを含めて三球連続してボール球を空振りして三振。前の打席でタイムリーの金子誠も空振り三振とファイターズはチャンスを活かせなかった。松井裕は六回まで投げて72球。奪三振は9で、四死球が0。被安打4の1失点。確認は出来ていないが金子誠タイムリーの前の松本の三塁進塁が捕逸なら非自責点、暴投なら自責点1。何しろテンポがよいので六回終了で約1時間50分。


れで一塁側を中心に集まった松井裕目当てと思われるファンが帰り始めるかと思ったらさにあらず。小雨が降ったり止んだりの中、出口に向かう人が少ないのには驚いた。同じ“ゆうき”でも降板するとマダムが集団撤退する「台風18号」とは様相を異にした。


っともゴールデンイーグルスの大久保博元監督もそれを危惧したか、松井裕に代わる二番手に身長2m16cmルーク・ファンミルを起用。これは誰でも見たい!
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本当はコーチや通訳がマウンドにいるタイミングで撮影すればデカさが印象づけやすいのだろうがシャッターチャンスを逃した。



七回裏のファイターズは先頭の鵜久森が選んで四球。赤田の遊ゴロで走者が入れ替わると、赤田に代走村田和哉。村田がすかさず二盗を決める。大柄の外国人投手にありがちな制球難とモーションの大きさをそのまんま突いての一死二塁から北が守備位置を浅めに変えた聖澤の頭上を超える三塁打で同点。
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さらに森本が低めのボールに食らいついて中前に落とし、ファイターズは3対2と一気に逆転した。
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逆転してもらった多田野は3イニング目となる八回表、二死走者無しで迎えた内田を
0-2と追い込むと、得意の超スローボールを投じた。
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ストライクゾーン近くに来たので内田は打ちに行ったが待ちきれず、ファウルにするのが精一杯。この後、粘られたが多田野が遊ゴロに打ち取った。


その裏、ファンミルも2イニング目のマウンドへ。こちらも二死まではいったが、そこから金子誠四球、鵜久森三塁線二塁打、村田粘りに粘って四球で満塁になり、北が二打席連続のタイムリーをセンター前に。
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ホームを狙った二塁走者は好返球でアウトになるが、ファイターズに貴重な1点が追加された。
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ァイターズの小坂誠三塁コーチはゴールデンイーグルスの中堅手が聖澤だということをわかっていて鵜久森に本塁を突かせたのだろうか!?まさか自分の脚力で考えたとか<>


八回終了で恒例の、入場者数発表。
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既に述べたように
5,025人の大観衆。ゴールデンウイークに松井裕樹登板と好条件が重なった。もしも昨日登板した斎藤佑樹が今日先発だったら…。個人的にも55日には二年連続で“松井”を観に行ったことになった<>


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九回表は現状のファイターズのファームの守護神、白村明弘が二死から小関にソロ本塁打を浴びるも何とか逃げ切り、ファイターズは4対3と逆転勝ちした。




5日・ファイターズスタジアム】
モ 100 100 001 =3
F 000 100 21× =4
モ)松井裕、●ファンミル-小関
F)矢貫、藤岡、○多田野、S白村-大嶋
本塁打)小関1号ソロ(白村・9回)
入場者数5,025


敗戦投手になったファンミルには上述した通り、大柄な外国人投手にありがちな欠点が見受けられた。長身の角度のある投球は打者によっては当てるのが精一杯という感じもあったが、しぶとくカットする村田には根負けした感じだったし、北、森本のようにここという場面で痛打される。せめて左投手だったら…と思う人もいるだろうが、今日の投球を見る限りでは長身も宝の持ち腐れに思えた。


逆に勝利投手になった多田野は3イニング、打者9人に対してパーフェクト。一軍復帰のためには今日の先発の矢貫がライバルになるのではないか。吉川光夫武田勝の一軍ローテーション復帰でとりあえず先発投手の頭数は揃った。序盤に崩れた先発投手を早いイニングからリカバリーする存在として矢貫と多田野の争いになると敗戦処理。は見ているがどうか…。


松井裕を生で観るのは昨年7月の神奈川県の予選以来。その時は何かバタバタした感じの登板だった。約一年弱を経て再び観た
松井裕は、はっきり言って鎌ヶ谷で投げるレベルの投手ではないと思った。テンポ良く低めにスバズバ決まる。登録抹消後に何かを吸収して今日の出来というのならかなりの適応力だ。もちろん今日の結果だけで即一軍復帰とはいかないだろう。大久保監督もどんどん投げさせるとコメントしていた。次も事前に登板予定がアナウンスされるようであれば、近隣のファン、対戦相手のチームのファンはぜひ生で松井裕樹を見て欲しい。


そして松井裕に抑えられたファイターズ打線。クリーンアップを除けばほとんどの選手がまだ若く、松井裕よりプロ野球界で先輩とはいえ年齢もそんなに離れていない。今日の松井裕と対戦して「凄いルーキーだな…」と驚くばかりでなく、この松井裕でも一軍で未勝利で二軍に落とされたということをよく考えて欲しい。一軍とはどれだけレベルが高いかを…。



ところで、ゴールデンウイーク後半の「こどもの日」、ファイターズ球団も集客のための企画に趣向を凝らしていたが、球団マスコットのC☆Bの失踪騒ぎ解決という、地元のちびっ子や常連ファンに対象を特化したようなお遊びをしていた。
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個人的な主観で申し訳ないが、敗戦処理。には茶番にしか映らなかった。マスコットC☆Bはともかく、かつては落合博満の専属広報担当まで務めた社員をピエロ的にキャラを際立たせ、常連さんや頻繁に足を運んでいる人にしかわからない様な、例えていえば「学園祭」的なノリ。普通の土日ならまだわかるが、より広範囲な層の来場が見込まれるゴールデンウイークに、後から決まったとはいえ話題のゴールデンルーキー松井裕登板。今さら企画内容を変えるわけにはいかなかっただろうが、松井裕樹を目当てに来場した人や、ゴールデンイーグルスの応援に駆けつけたファンの目にこの内輪受けのイベントはどう映ったのだろうか?



プロ野球の興行はファームも一軍と同様、入場料収入はすべてホームチームのもの。松井裕目当てのファンが払った入場料も、ゴールデンイーグルスのファンが払った入場料も、ファイターズ球団の収入だ。ファイターズ球団は試合内容以外の部分で、ビジターチームのファンにも満足をさせるファンサービスをしなければならないはずだ。ビジターチームのファンへの配慮に欠ける点が散見される例は他球場、他球団でもある(というかNPB全般的な課題と思える)のでファイターズだけを責めるのは意味がないかもしれないが、ファイターズ球団にはより多くのファンが集まってくるゴールデンウイークこそ、特定のファンだけが満足するようなネタを持ってくるのではなく、もっと誰もが楽しめるネタはなかったのか…。松井裕目当てのファンや、ゴールデンイーグルスのファンの中には意味が理解出来ず退屈していたように思えた人もいた。


ファイターズスタジアムの来場者には常連客の占める割合が高いと言うが、松井裕を目当てに来た方や、ゴールデンイーグルスのファンが「また鎌スタに来よう…」と感じたかどうか…。それがなければ5,025人のファンが再び足を運んでくれることはない。



P.S.
【特別付録】
松井裕樹全対戦
(投球凡例:見逃しストライク=○、空振りストライク=×、ボール=●、ファウル=△、打撃=打。)


一回裏(モ1- F)
松本●打=左飛
岸里○××=空振り三振
金子誠=○○×=空振り三振

二回裏(モ1-0F)
鵜久森△打=右飛
田△○×=空振り三振
北●●○○●×=空振り三振

三回裏(モ1-0F)
森本●△●打=二ゴロ
大嶋○○△打=右中間二塁打
宇佐美○(直後大嶋牽制死)○×=空振り三振

四回裏(モ2-0F)
松本●○打=左前安
岸里(初球の前の牽制球がボーク)●打=捕飛
金子誠●(捕逸or暴投で一死三塁)●●○打=左前適時打
鵜久森○△△×=空振り三振
赤田○●×●△●△×=空振り三振

五回裏(モ2-1F)
北打=二ゴロ
森本●●△△打=一飛
大嶋●打=左飛

六回裏(モ2-1F)
宇佐美●●打=中前安打
松本打=捕犠打
岸里●×××=空振り三振
子誠○●○×=空振り三振
(敗戦処理。調べに付き正確さを保証するものではありません。)

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