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2014年4月28日 (月)

四割打者が見たい!?

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昨年の田中将大
240敗も、ウラディミール・バレンティンの年間60本塁打も、誰もまだ昨年の今頃の時期には予想し得なかっただろう。それなら今年は日本プロ野球では今まで誰もなし得なかった打率四割を見てみたい…。

当代随一の安打製造機、ホークスの内川聖一なら、打率四割達成の夢を見せてくれるのではないか!?

 

(写真:4月下旬とはいえ.443という高打率の内川聖一。 423日撮影。427日現在は.406で同僚の長谷川勇也の.420に次ぐリーグ2位)



NPBでは明日
429日からアグリーメントに定めた基準の範囲内に収まっている統一球を公式戦で使用するという。
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率直にいって内川聖一(に限った話ではないが)のここまでの
96打数39安打、打率.406という成績は飛びすぎる統一球の恩恵を受けているのは確かだろう。しかし、昨年のウラディミール・バレンティンの年間60本塁打も2011年、2012年に使用されていた飛ばない統一球からこっそり仕様変更されたものとはいえ、アグリーメントの基準に適っていた、国際規格に準じた数値に収まっているボールだった。今季のここまでの成績はいわば下駄を履かせた水増し数字と言えるにしても、明日からのボールもテクニックがあれば打者はそれなりの成績を残すと思われる。だからこそ内川に打率四割を期待したいのだ。


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もちろん
27日現在で内川を上回る打率.420を残している同じホークスの長谷川勇也も打率四割の候補であるが、昨年まで六年連続で打率三割を記録している内川こそが打率四割に近いのではないか、と思い期待するのである。 


日本のプロ野球ではこれまで打率四割を達成した選手はいない。年間最高打率は1986年に.389を記録したタイガースのランディ・バース。パ・リーグでは2000年のブルーウエーブ、イチロー.387
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打率四割をキープした最長記録は
1989年のジャイアンツのウオーレン・クロマティで、開幕から96試合目の時点で打率四割をキープした(当時は年間130試合)。因みにクロマティはこの年の年間の規定打席に達した時点で打率四割をキープしていた。残りの試合をさぼれば、日本プロ野球史上初の打率四割を記録に残すこともやろうと思えば出来た。 

 

 


日本のプロ野球で最多となる三度の三冠王に輝いた落合博満は、本塁打を捨てて安打狙いに徹すれば四割を打つことは可能だと当時言っていた。だがチームの主砲として試合展開によっては長打狙いに意識を変えなければならない局面もあり、自分の打率稼ぎだけのための打撃は出来ないと言っていた。落合の論法からすれば、安打を量産する高い技術を持ち、長打力を要求されない打者がいたら打率四割を記録する選手が誕生するかもしれないと言うことになる。敗戦処理。に言わせれば、その近道にいるのが内川なのだ。



内川の定位置は三番打者。今季のホークスには2012年の打点王、本塁打数2位タイのイ・デホが加入し、どっしりと四番に座っている。五番には200安打も狙える長谷川が控え、六、七番に松田宣浩、柳田悠岐と並ぶ打線を組んでいる。内川は長打狙いで確率を下げるより、出塁率を上げることを期待されるだろう。後ろにずらりと怖い打者が並ぶから四球を稼げないが安打狙いに徹すれば高打率も期待出来よう。


内川は六年連続打率三割を記録しているが、セ・リーグの右打者最高打率となった2008年の.378と、江藤慎一以来二人目となるセ・パ両リーグでの首位打者獲得となった2011年の.338を除くと.320を超えた年がない。だが今夏に32歳になる打者として油が乗るシーズンに何か進化があれば、夢の打率四割も決して不可能ではないと思う。


余談だが、27日現在の内川の打率.406という数値はアメリカ大リーグで最後に四割打者となった1941年のテッド・ウイリアムスの年間打率.406と重なる。ということは開幕から一ヶ月強の打てば人のいないところに打球が飛ぶ絶好調ぶりを一年間維持して初めて打率四割を達成することになる。


またこの年の大リーグではジョー・ディマジオ56試合連続安打という金字塔を達成しているが、スポーツライターの玉木正之氏によるとその56試合の成績が223打数48安打で打率.408だったそうで、玉木氏によると年間全試合に安打を打って、それで四割をちょっと超えるということを意味するという。(筆者注.玉木氏の著書から引用したが、計算が合っていない。コメント欄を参照ください。)そう考えると、日本のプロ野球でこれまで打率四割を記録する選手が出てこなかったのも頷ける。


だが、冒頭にも書いたように、昨年の田中将大240敗なんて誰も予想し得なかった成績であるし、バレンティンの年間60本塁打にしろ、これまでこの記録に近づいた数人の選手が王貞治55本に並ぶのが精一杯だった(というか勝負を避けられる)からいきなり5本も超える選手が現れるとは予想し得なかっただろう。だからこそ次は前人未踏の打率四割を見たいのだ。そしてその最短距離にいるのが内川なのではないかと思うのだ。 もちろん、長谷川にもその可能性は充分あると思う。


240敗の完璧エースに60本塁打男の次に見たいのは四割打者だ。そして、それこそ前代未聞の二刀流大谷翔平の成就も近い将来には見たいものだ…。




【参考文献】
「プロ野球大事典」玉木正之著(新潮文庫)
「ジャイアンツ80年史第1弾1981-1992」(ベースボール・マガジン社)
「OFFICIAL BASEBALL GUIDE2014」一般社団法人日本野球機構(共同通信社)

 

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