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2014年3月23日 (日)

増井浩俊も、山口鉄也も打たれた最終戦。五日後には公式戦開幕…

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プロ野球オープン戦もついに最終日。敗戦処理。が応援するジャイアンツとファイターズは最後に東京ドームで二連戦を組んだ。昨日
(22)菅野智之大谷翔平の投げ合いも観てみたかったが、開幕前の最終戦ということで今日(23)のチケットを前もって確保しておいた。

開幕前の最後の総仕上げという意味ではロースコアの接戦になってもらった方が両チームを応援する立場としては精神衛生上ありがたいのだが、どちらも抑えることが前提の投手が打たれ、満足して球場を後に出来る観戦ではなかった。


(写真:九回裏、橋本到の左前打で二塁から間一髪ホームインする松本哲也。これで5対5の同点となった。)



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日のイースタン・リーグ開幕日にジャイアンツ球場で観戦した時にこれで東京ドーム、ファイターズスタジアム、ジャイアンツ球場と一通り“本拠地”で今年も観戦したと書いたが、まだファイターズの一軍を生で観ていなかった。ファイターズは北海道移転後も例年、オープン戦で東京ドームでの主催試合を組み、年によっては鎌ヶ谷でも一軍オープン戦を組んでいたが、今年はゼロ。その穴埋めという訳ではないだろうが、ジャイアンツの対戦相手としてオープン戦の締めくくりを東京ドームで迎えた。毎年8試合組まれる公式戦の東京ドーム主催試合に今年は7年ぶりに土日開催が含まれた。そのこととの相関関係は定かではないが、今年は例年組まれているファイターズ主催の東京ドーム開催オープン戦もファイターズスタジアム開催も組まれなかった。

今年はジャイアンツの球団創立80周年ということで歴史の重みを感じる数々のイベントが用意されているというが、その一環として22番ゲートの両脇にある「王ゲート」「長嶋ゲート」がリニューアルされ、試合前にONご両人も臨席して除幕式が行われた。
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除幕式があるのは知らなかった。知っていればもっと早く来たのだが…。


「王ゲート」と「長嶋ゲート」は東京ドームが出来て10周年の時に今と同じ階段をそう呼ぶようになったが、モニュメントは今回初めて造られた。旧後楽園球場時代に、1980年のシーズンを最後に長嶋茂雄監督が解任され、主砲の王貞治が現役を引退した(王は助監督として球団に残った)のを境に二人の功績に報いる形で1番ゲートを「王ゲート」、3番ゲートを「長嶋ゲート」とした。

ところが後楽園球場の後継として東京ドームが造られた際に、1番ゲートや3番ゲートなどの若い番号の入口は関係者用の入口や荷物の搬出入口になったため、ONを讃えたゲートは消滅した。十年を経てようやく大事なものをなくしたことに気付いたのかもしれない。

スタンドに入った時には既に先発バッテリーが発表されており、ジャイアンツが大竹寛-阿部慎之助、ファイターズが武田勝-大野奨太。両チームとも正捕手が開幕マスクをかぶれない懸念があったが、どうやら(無理矢理突貫工事で間に合わせたのかもしれないが)開幕に間に合いそうだ。

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中嶋聡
御大の出場も観たかったが、練習だけだった。


そして、予て球団ホームページで告知されていた、球団創立80周年を記念して登場の新マスコット、おじいちゃんジャビットもこの日が初のお披露目となった。
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おじいちゃんジャビットが加わったにもかかわらずマスコットの人数が5人のままという事に対し、敗戦処理。の近くの席からもツッコミが入った<>555番(ジャバ)は今日はジャイアンツ球場に行ったのかな!?ただ、背番号が球団創立年の1934である事からもわかるように、あくまでもおじいちゃんという設定なのだろうが、バットを杖代わりにするというのは如何なものだろうか?
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大竹を観るのは1日のスワローズ戦に次いで二度目。今日は中四日での登板となったが5イニングを投げてシングルヒット2本を打たれたのみで無四球で無失点。一部では大竹を昨年の成績を例に挙げて“
10勝しても10敗する(貯金の出来ない)投手”と揶揄する向きもあるが、データスタジアム(株)のデータによると、ゴロアウトを多く取る大竹は東京ドームを本拠地とするジャイアンツには大きな戦力になる期待大とのこと。今日の試合でも三振以外の14人の対戦で7人がゴロの打球(安打を含む)だった(1日のスワローズ戦も8対戦中4人がゴロ)。
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ライバル球団のカープから大竹が抜けるマイナスも合わせると、大きなプラスになるかもしれない。

一方の武田勝はイースタン教育リーグでの登板も含め、日曜日ごとに先発。試合後の本人の談話によると「順調」とのことだが、一回裏にはいきなり先頭の坂本勇人にストレートの四球。片岡治大にバントで送られると、2012年の日本シリーズで打たれまくった長野久義にセンター前に運ばれてあっという間に先制点を奪われた。
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長野の打席ではエキサイトシート近くに上がったファウルフライにライトの岡大海が通り過ぎる感じで捕球し損なった。エラーこそ記録されなかったが、捕球していれば先制打を防げたことになるので残念なプレイだった。岡は二回のホセ・ロペスの右中間の二塁打になった打球の追い方もおかしく、落下点に到達しなかった。明治大学では内野を守っていたというから、今はまだ仕方ないのかもしれないが、東京ドームでこれでは札幌ドームでの守備が不安になる…。もっとも、東京ドームのデーゲームだから見づらかったのかもしれない(昨日観ていないが)が…。

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武田勝は四回にも先頭の村田修一に右中間のフェンス直撃の二塁打を打たれると、内野ゴロで一死三塁とされてからロペスの左邪飛が犠牲フライになって1失点。トータルで4イニング投げて被安打3の2失点だった。与四球は初回先頭の坂本だけだった。ロペスの犠飛になった打球は明らかにファウルの打球。中田翔には捕球しないという選択肢もあったろうが、キャンプから最近まで三塁守備を主体にやっていたので距離感などの確認もあったのだろうか!?

スタンドで観ている限りでは武田勝は良くもなく悪くもなくという感じだが本人が順調だというのだから順調なのだろう…。

五回には二番手の榎下陽大
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橋本と井端弘和にともに二塁打を打たれて1失点。一軍にボーダーラインの投手としては厳しい結果になったが、どうやら試合後に二軍降格が決まったようだ。


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井端のチャンスでの勝負強さはさすがというしかないが、今日のスタメン二番二塁手は片岡で、第二打席に早くも井端が代打で起用された。片岡に何かアクシデントがあったのではないかと、むしろその方が心配になった。


大竹がほぼ完璧だっただけに、ジャイアンツ側から観れば五回で3点リードで安心して観ていられる展開になるはずだったが、六回から二番手に上がった新外国人のクリス・セドンがそんな気分をぶち壊した。
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とにかくストライクが入らない。一応注意深く低めを意識して投げてはいるのだろうが、それがことごとく外れる。六回表は四球三つで満塁として、中田を何とか三塁線のゴロに仕留めて無失点に切り抜けた。捕手からの返球をグラブに当ててポロリとこぼすシーンもあり「ストライクも入らない、キャッチボールもおぼつかない投手から1点も取れないのか…」とファイターズ打線に愚痴ってしまったが、2イニング目は通用しなかった。

普通なら四球三つの1イニングだけで降板だろうが、一応ジャイアンツとしては先発ローテーション入りを期待して獲得した外国人助っ人。一週間前にはイースタンで先発登板させて調子が上がるのを待っている状態。今日も最初から2イニングの予定だったのだろう。だがファイターズ打線がさすがに2イニング目はストライクを取りに来るボールを逃さなかった。

 

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左対左となる北篤近藤健介の連続二塁打でいきなり1点を返した。二人とも充分に引きつけ、北は左方向におっつけ、近藤は思いっきり振り切って引っ張った。特に近藤は捕手という途中で代えにくいポジション。コントロールの悪い荒れ球の左投手相手にこれだけ振り切れることをアピールしたのは大きいと思う。


そして二死三塁から岡が食らいつくように右方向に運んだ打球は思いのほか伸びて、ライトスタンド前列に届く本塁打となった。
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いわゆる“ドームラン”の類だが、今季ファイターズは公式戦で東京ドームで10試合を行う。東京ドームの特性を学ぶのは意義があると思う。

セドンは今日の登板を見る限りでは左投手なのに左打者を相手に手こずっていたように思えた。本当に開幕ローテーションの六人に入るのだろうか?



ファイターズが追い付く直前の六回裏はファイターズの新外国人投手、マイケル・クロッタがマウンドに上がった。

二死からロペスに三遊間を破られ、代走に松本哲也が起用されたので盗塁フリーパスになるか危惧したが、レスリー・アンダーソンの打席で二盗を試みた松本哲は近藤の好送球もあって二盗失敗。Cdsc_0243
打席のアンダーソンをカメラ越しに観ていて投球フォームを見損なったが、意外にクイックモーションが出来るのだとしたら「モルケンの穴は埋まった!」どころの投手ではない拾いものかもしれない。


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岡の本塁打で3対3と追い付いた直後の七回裏、増井浩俊が登板するが、高橋由伸がこれぞドームランのお手本と言わんばかりのレフト方向へのドームランで1点勝ち越し。ルーキー岡にドームランを見せつけられてベテランにスイッチが入ったか。

因みに今日の高橋由の打席ではいつものSMAP「オリジナル・スマイル」が演奏されず、第一打席は二岡智宏がジャイアンツ時代、ファイターズ時代を通じて使用していたJigsaw「Sky High」が演奏され、第二打席以降は洋楽曲だった。

蛇足だが實松一成は久保田利伸の「Missing」を使用していて妙に不似合い感があった。昨年までも使用していたかな!?
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雰囲気たっぷりの名曲に迎えられながら打席では遊ゴロ、三ゴロ併殺打と打撃では精彩を欠いた。



4対3と1点リードしたジャイアンツは八回表に山口鉄也を投入。
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オープン戦だけに登板予定と順番は予め決まっていたのかもしれないが、勝ち越した直後に山口投入とは昨年までのジャイアンツファンが最も安心した展開。だが、
21日のベイスターズ戦でも無失点に抑えたとはいえ二人の走者を出して一抹の不安を抱かせたが、今日はそれが現実となった。

先頭のファイターズの新外国人、ホアン・ミランダにまともに捉えられ、バックスクリーン右の外野席に運ばれ、すぐさま同点。
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この後も中田が一、二塁間を破り、バントと内野ゴロで二死三塁になってから大引啓次のセンター前安打でファイターズが逆転した。

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たぶん生で観た試合で山口が2点取られるのも、リードを引っ繰り返されるのも初めてだと思う。一軍復帰戦の15日のホークス戦での1イニング3失点に続き、不安を露呈した。

 

近年の継投全盛の野球では、ほとんどのチームが最終回から逆算して、勝利の方程式と呼ばれる継投パターンを持っている。昨年のジャイアンツも典型で、昨年は六回終了時点でリードしていた65試合に60勝3敗2引き分け、勝率.952と驚異的な安定感を見せた。いわゆる“スコット鉄太朗”が盤石だったからだ。だが、6年連続60試合以上登板の山口に毎年毎年盤石を期待するのはやはり無理があると思った方が良いだろう。6年連続60試合以上登板は日本プロ野球で初の記録だが、快挙であると同時に異常値でもあるとジャイアンツファンは認識しておいた方が良いかもしれない。 少なくとも故障だけには気をつけて(起用して)もらいたい…。

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試合は結局、九回裏にファイターズのマウンドに上がった武田久…ではなく谷元圭介が四球を連発してピンチを作り、センターのポジション獲得に必死のプレーを続ける橋本到のタイムリーで同点(冒頭の写真)。5対5の引き分けに終わった。
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23日・東京ドーム】
F 000 000 320 =5
G 100 110 101 =5
F)武田勝、榎下、クロッタ、増井、大塚、谷元-大野、近藤
G)大竹、セドン、山口、西村-阿部、實松
本塁打)岡2号2ラン(セドン・7回)、高橋由1号ソロ(増井・7回)、ミランダ1号ソロ(山口・8回)

コンディションが懸念された阿部、大野両捕手は試合中盤で退いたが、特にぎこちなさは感じられなく一安心といった感じだった。だが、
オープン戦最終戦で増井、山口が打たれるのを観るのは気分の良いことではない。両投手ともここ何年かの両チームの勝利の方程式に不可欠な存在だ。だが、よく言われるように投手の肩は消耗品。金属疲労は確実に忍び寄る。それ以前に抑えると言うことは素晴らしいことで、決して抑えて当たり前と思ってはならないと言うことだ。

ファン心理として、先発投手が打たれて試合が崩れてしまうことよりも、勝利の方程式に入ってから試合が予定通りに動かない時の方が腹が立ちがちである。しかし、先発投手と比べてどちらがどうというのでなくリリーバーのプレッシャーは並々ならぬものがあろう。今シーズンはジャイアンツにしろファイターズにしろ、今まで通りには行かないという覚悟を持って臨もうと個人的には思う。特に昨年最下位のファイターズにおいては昨年以上に、これまでの北海道移転後十年間ではあり得なかったことが起きるかもしれないが、それが良い方に転ぶと期待するしかあるまい。今年はそういう一年になるかな…。

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