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2013年10月 8日 (火)

ジャイアンツが三年連続で最終戦にサヨナラ勝ちで有終の美!

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既にセ・リーグ優勝を決めているジャイアンツが8日、今季の公式戦最終戦を東京ドームで迎え、スワローズ相手に4対3と逆転サヨナラ勝ちした。ジャイアンツが公式戦最終戦をサヨナラ勝ちで締めくくるのはこれで
2011年以来三年連続で、相手はいずれもその年のセ・リーグの最下位のチーム。

日本シリーズ進出をかけて16日からセ・リーグクライマックスシリーズのファーストステージの勝者と対戦するジャイアンツはドラマチックに公式戦を締めくくり、有終の美を飾った。


(写真:2対3で迎えた九回裏、無死満塁からセンターの頭上を越すサヨナラ安打を放った村田修一)


敗戦処理。は例年、ジャイアンツの東京ドーム最終戦には出来るだけ足を運ぶようにしている。今年のように平日開催だと仕事を終えて途中からの観戦が余儀なくされるが、試合後にセレモニーがあることがほとんどなので一年の締めくくりとして行くように心がけている。この十年間で、東京ドームでの最終戦を観に行かなかったのは
2007年と、ジャイアンツのファームが出場するファーム日本選手権と重なった2009年だけだと思う。

セ・リーグがクライマックスシリーズを導入してからは、順位が決まっていてもクライマックスシリーズに出場するチームにとっては最終戦はいわゆる消化試合にならない。それにタイトル争いや、功績の大きな選手のラストゲームになったりする。単なる72分の1(主催試合数)ではない場合が多い。

今年もセ・リーグ優勝を決めたジャイアンツはクライマックスシリーズは16日から始まるファイナルステージのみの戦いのため、今日の試合のあとに中七日空くことになる。そこで内海哲也、菅野智之、杉内俊哉の主力三投手がそろって投げるという豪華継投のプランが報じられた。奇しくも108日といえば、19年前の1994年には当時の長嶋茂雄監督が「国民的行事」と名付けた、勝った方が優勝というドラゴンズとの最終戦が行われ、当時のジャイアンツの三本柱、槙原寛己、斎藤雅樹、桑田真澄という豪華リレーでドラゴンズ打線を封じ込めてジャイアンツが優勝を決めた試合が思い出される。だが今年は杉内が調子が今一つだということで、今日の登板を回避。同じく先発ローテーションの一角を担うデニス・ホールトンと共に主にファームの選手や若手選手の鍛錬の場となるフェニックスリーグで調整登板する事に変更になったそうだ。

一方のスワローズも既に新記録を達成した年間本塁打記録を60本の大台に乗せたウラディミール・バレンティンにはかすかに逆転首位打者と打点王の可能性が残っているが、半ばギブアップ気味。今季限りで現役引退を表明している宮本慎也の引退試合も既に終えており、セ・リーグ新人王が当確と思われる小川泰弘が勝ち星を伸ばすかに関心が集まった。

バレンティンは四番でスターティングラインアップに名を連ね、一回表に無死満塁とトニ・ブランコ6点差の打点を詰めるチャンスであったが、押し出しの四球で1打点のみに終わると、二打席目に凡退し、首位打者の望みも絶望的になり、交代した。

敗戦処理。が到着したのは四回裏。入場者全員にプレゼントされるというオレンジもしくは黒のTシャツを入口でもらえなかったので、「あれ?」と思ったら座席に貼り付けてあるという。
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なるほどこれなら、着用すれば狙い通りの絵になる。オレンジと黒の見事なコントラストだ。


0対3から反撃ののろしを上げた長野久義のソロ本塁打はコンコースで確認した。そして席に着く時には二番手の菅野がマウンドに上がった。

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実は菅野の登板を生で観るのは今年まだ二回目。しかも一回目はオールスターゲームだったのでジャイアンツの公式戦で観るのはこれで初めてだ。東海大学四年時(留年中じゃないよ)に一度見ているから通算で三度目。既に大谷翔平、藤浪晋太郎、小川、東浜巨をそれぞれのチームの試合で観ているので、最後に菅野を観ることが出来て良かった。

菅野は五回から八回までの4イニングを、主砲バレンティン交代後のスワローズ打線相手に無失点に切り抜けた。三番の川端慎吾に2安打されたことを考えると、バレンティンがいたら…という点で今日の投球は差し引いた方が良いのかもしれない。

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ジャイアンツ打線は小川を打ちあぐみ、長野の本塁打の後はろくにチャンスも作れなかったが、1対3のまま迎えた八回裏、先頭の高橋由伸が右中間にシングルヒットを放った。ジャイアンツベンチはすかさず鈴木尚広を代走に送り、次打者坂本勇人の打席で二盗に成功。
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一死後、ジョン・ボウカーのライト前安打で鈴木が生還。
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代走起用が奏効した形だが、それでもまだジャイアンツは1点のビハインド。そう考えれば、このタイミングで代走鈴木は早い。逆転するためにはもう一度高橋由の打順に打席が回るからだ。代走の切り札を起用するのは少なくとも同点の走者か、勝ち越しの走者だろう。敢えてこの場面で鈴木を起用したのは鈴木の試合感が鈍らないよう、出せるうちに出そうという判断だったのだろう。


結局この回は小川をマウンドから引きずり下ろしたものの、1点止まりで2対3で九回表に突入。攻撃で菅野に打席は回らなかったが、4イニング投げた菅野に代わって、このところリリーフに回っている澤村拓一を起用した。
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先発でなかなか勝てなかった頃の澤村の、マウンド上で時に見せるイライラした表情が、人気ドラマ「半沢直樹」(TBS系)の人気キャラ、片岡愛之助が演じたオカマの黒崎が、半沢にしてやられた時の表情に似ていると、敗戦処理。は方々で言いふらしたが、あまり共感を得ることが出来なかった<苦笑>。



実はジャイアンツでは今シーズンの勝利の方程式を担った、いわゆる“スコット鉄太朗”の三人、西村健太朗、山口鉄也、スコット・マシソン全員に投手のタイトルを獲得させようということで、最多セーブが確定している西村に加え、最多ホールドポイントの投手が選ばれる最優秀中継ぎを山口とマシソンに二人で獲得させようとし、先行する山口にマシソンを追い付かせた。ある試合ではリードした試合の終盤3イニングをマシソン、西村、山口の順に投げさせた。これだとマシソンにホールドが付くが、山口にはセーブは付いてもホールドが付かない。マシソンはホールドポイントを稼ぎ、42ホールドポイントで山口と並んだ。

二人仲良く最優秀中継ぎを受賞させるには、最終戦に二人とも登板しないのが一番だ。もちろん最終戦で二人共にホールドをつけさせることも可能だが、当たり前のことだが登板して抑えられるとは限らない。ここは澤村の調整登板という局面が無くても、山口とマシソンを投げさせる訳にはいかなかったのだ。ビハインドの展開での登板にホールドは付かないが、攻撃で逆転サヨナラ勝ちしたら、勝利投手になってホールドポイントを構成する“球宴での勝利投手”になってしまうからだ。これは即ち、この試合が今後延長戦になっても、うかつに山口かマシソンを起用できないことになる。澤村と西村で四イニングを考えなければならないことになる。

そこで澤村を九回のマウンドに上げるなら、同点で延長戦という展開に備えて打順の遠い所に入れるかと想像したが、単に菅野の後に入れた。九回裏の二人目の打者である。まあ一に調整、二に個人タイトルである消化試合と考えれば、延長戦になっても西村は1イニングしか投げさせず、青木高広高木京介をつぎ込めばすむだけのことだ。個人的には澤村には短期決戦ではロングリリーフ役を頼んだ方が良さそうに思うが…。

こうして“スコット鉄太朗”三人にタイトルが行き渡る形を取り、あとはジャイアンツが逆転なるかに関心が移った。

冒頭に書いたように、ジャイアンツは三年連続で最終戦にサヨナラ勝ちという結果になった。2011 年は長野久義が代打満塁逆転サヨナラ本塁打2012年は矢野謙次が代打サヨナラ本塁打。いずれもその年の最下位のベイスターズ戦で打った。今年も最下位のスワローズを相手に、2011年最終戦サヨナラ弾の長野と2012年最終戦サヨナラ弾の矢野の連打で無死一、三塁とスワローズのクローザー、石山泰稚を攻めると阿部慎之助がよく見て四球で無死満塁として、村田修一がセンターの頭上を超える一打を放ち、長野と矢野が相次いでホームインして逆転サヨナラ勝ちを果たした。(冒頭の写真)
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(サヨナラの一打を放った直後の村田。二塁走者が還ればサヨナラなので、打球を見ながら走らない!?敗戦処理。が懸念したとおり、高橋由の打席に回るところだった。その打順には鈴木。七番スタメンのボウカーにも代走の脇谷亮太が起用されて打順に残っているので村田がもし凡退していたら無死満塁が無得点でそのまま敗れていたかもしれない。これも消化試合のなせる技か…。

サヨナラ打を放った村田へのジャイアンツナインの歓喜の祝福の輪が溶けると、逆転サヨナラ負けで一度はベンチに帰ったスワローズナインもグラウンドに再び現れた。既に引退試合を終えた宮本慎也を慣れ親しんだショートの守備位置当たりの場所でジャイアンツナインも交えて胴上げを行ったのだ。
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これは素晴らしい!阿部と高橋由の発案でスワローズ側に働きかけて実現したそうだ。最後によいものを見させてもらった。



ところで敗戦処理。は上述したように、東京ドーム最終戦をここ何年か観戦しており、この三年連続サヨナラ劇もすべて生観戦出来ている。


2011年の最終戦は長野がタイガースのマット・マートンと首位打者争いをしており、内海はドラゴンズの吉見一起と最多勝利争いで並んでいた。澤村は新人投手としては50年ぶりという、200イニング到達して防御率1点台の可能性があり、山口には四年連続60試合以上登板がかかっていた。

澤村は四回表一死の時点で200イニングに到達し、防御率もぎりぎり1点台だったが、ここで続投して前の打席にも本塁打を浴びていた、当時ベイスターズの主砲だった村田に本塁打を打たれて防御率が2点台になってしまった。続投させて再び防御率1点台を狙わせることも出来たかもしれないが、下手に長いイニングを投げさせてその間に味方が逆転したら澤村に勝利投手の権利が付きかねない。結局澤村はこの時点で降板し、山口が登板。無事に四年連続60試合登板を果たした。そしてビハインドのまま内海をリリーフで登板させ、逆転して勝利投手になれれば内海が最多勝争いで単独トップに立てるという展開になった。

長野はスタメンを外れて打率の低下を避け、ライバルのマートンが打率を下げているのを確認した上で、一点ビハインドの九回裏無死満塁で代打に立った。これなら外野フライでも犠飛になれば打率が下がらない。長野はここで何と代打満塁逆転サヨナラ弾を放って自らの首位打者を確実にすると共に、最多勝争いの内海に白星をプレゼントした。


2012年はその長野が最終戦を前に173安打でセ・リーグで最多安打。最多安打はあまりマスコミに語られないが立派な連盟表彰タイトルだ。これにチームメートの坂本が3本差で迫っていた。また、阿部は捕手としての最高打率がかかっており、1打数0安打で逃してしまうため、この試合を欠場した。坂本にも最多安打を狙わせたい原辰徳監督はこの年のオーソドックスな打順、1番長野、3番坂本を入れ替えて1番坂本、3番長野とした。すると坂本は第一打席、第三打席と安打を放ち、長野1本差と迫った。長野はこの間、無安打…。そして第四打席、坂本が安打を放って長野に並ぶと、原監督はこの回、長野に代打を送った。坂本も次の打席で代打を送られた。三安打を放った坂本を誉めることは出来ても、この間、追い付かれた長野は故意に安打を打たなかったのではと言う疑問も残る、何とも後味の悪い“タイトルそろい踏み”だった。昨年のこの例があったので、ひょっとして今年もイヤな予感がしたが、ある意味二人とも投げる展開にならなかったのは救いだったかもしれない。


宮本の姿を最後に拝めたのは何よりだったが、ジャイアンツにも去就が心配されるベテラン選手がいる。小笠原道大と谷佳知だ。クライマックスシリーズに向けてどこかでお呼びがかかるかと思ったが、二人とも一軍から声がかからなかった。優勝決定直後の報道では二人とも現役続行を希望しているとのことだが…この時点で去就がはっきりしないのは寂しい。

今日は試合後に、ジャイアンツの今季を振り返るハイライトシーンの映像が流れ、65日の小笠原のサヨナラ本塁打のシーンが流されると、東京ドームのファンからひときわ大きな拍手が贈られた。小笠原は昨年、クライマックスシリーズと日本シリーズで出場を果たしたが、今年は…。もしもこのままで…いや、それは今日は考えるのをよそう。


P.S.
オマケです。
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