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2013年9月 6日 (金)

パ・リーグ史上最長試合

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今年は生観戦試合がことごとく長時間試合になっているが、究極の長時間試合を観てしまった。4日に東京ドームで行われた「レジェンド・シリーズ
2013」ファイターズ対ホークス戦は延長十二回、6時間01分というパ・リーグ史上最長の試合となった。

日本プロ野球記録最長は1992911日~12日のタイガース対スワローズ戦の6時間26分だが、この時は延長十五回。延長十二回制では両リーグ最長記録となった。


(写真:激闘を表すスコアボード。試合終了で止まるTIME欄は6時間超えを示し、時計の針は12時を回って二日がかりだったことを示している。ちなみに“明日の試合”とあるが、実際には“今日の試合”)

しかし壮絶な試合だった。前日(

3日のこと)に続いて仕事を終えて東京ドームに駆けつけたが、四回裏にファイターズが一気に逆転して4対2としたところから現地観戦に入ったが、この四回裏の時点で午後8時に達した。前日の試合も中盤まではスローペースだったが、五回以降両軍無得点ということもあって九回で3時間23分で終わった(それでも充分長いが…)。

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だがこの回はさらにミケル・アブレイユ小谷野栄一に連続して犠牲フライが出て6対2とホークスを突き放した。かに思えた。


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「鬼に金棒」、「武田勝に援護点」
と昔から言われているが、今日はそうはいかなかった。六回表、内川聖一、長谷川勇也の安打での一死一、二塁から李杜軒に中前タイムリーを浴びて6対3。
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ファイターズベンチはここで武田勝から矢貫俊之にスイッチした。


いつも思うのだが、エース級の投手の割には武田勝の替え時は早い。イニング数でなく投球数でという考え方もあろうが、この試合は84球。イニングも球数的にも早いのではないか。

昨今、ほとんどのチームが最終回を託すクローザーの前に、その前の八回、さらにその前の七回を凌ぐためのセットアッパーを配している。かつてのタイガースのJFKが代表例だろうが、マリーンズのYFK、ホークスには偶然にもグループ企業とイニシャルが合致するSBMなんてものもあった。だが、ここで抜け穴というか、六回の攻防が鍵になる。先発投手は調子がよい。七回からは盤石のセットアッパーとクローザーが出てくる。となればポイントは六回だ。リードされている側は同点に追いつくだけでも相手の“方程式”を狂わせられる。

代わった矢貫が松田宣浩を三振に仕留めたものの、明石健志の打ち取ったような打球がセンターの陽岱鋼の前にポトリと落ちると、続く代打ブライアン・ラヘアの登場に合わせて登板した石井裕也からの江川智晃、中村晃の連続タイムリー、すべて詰まった打球だったが、運が悪いのか結果的に同点となった。前エントリーファイターズが「レジェンド・シリーズ2013」四戦目で初勝利!でクローズアップした河野秀数が登板したのは同点にされて右打者の今宮健太を迎えたところだった。

この後は我慢比べだ。ホームチームのファイターズは増井浩俊に八回、九回の2イニングを投げさせた。たぶんこの時点で最長延長十二回までをシミュレーションしたのだろう。増井と武田久を両方とも2イニング投げさせてしまうと、次の日に二人とも投げられなくなるかもしれない。もちろんそうなる前にサヨナラ勝ち出来るのが理想だが、そうならない場合のことも考えておかなければならない。増井2イニング、武田久1イニング、鍵谷陽平1イニングという予定なのだろう。

だが、十一回までは何とかなった。十二回表、鍵谷の球が高めにうわずり始めたのが素人目にもわかった。それで抑えようとしたのだろうが、制球がままならなくなり、明石と江川に連続四球。そして、その直後の初球を中村にガツン!
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残念ながら、これはルーキーの投手を使う上でのリスクと捉えるしかないだろう。十二回表に3点。遅くまで付き合っていたファイターズファンがさすがに見切りを付け始めたところに、栗山英樹監督が打った手は「代打・大谷翔平」。
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通路を上がって出口に向かうファンが足を止めるのがわかった<>

その大谷翔平が三振に倒れ、一度は立ち止まったファンが本当に帰り始めてからファイターズが反撃開始。鶴岡慎也大引啓次が安打を連ね、二死から陽岱鋼がタイムリー。1点を返し、打席にアブレイユ。もしも一発が出たら逆転サヨナラ勝ちだ。
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鳴り物を使えなくなり、人数的にもだいぶ寂しくなったライトスタンドが最後の絶叫をするも、アブレイユはショートゴロに倒れた。


日付は変わっていた。試合時間は6時間1分(冒頭の写真)。パ・リーグ史上最長で日本プロ野球歴代5位タイ記録だそうだ。上を行く記録はすべて延長十三回以上で、十二回までに終わった試合では最長だったそうだ。

最長記録の1992年のタイガース対スワローズは優勝争いの天王山で、八木裕のスタンドインならサヨナラ本塁打となる打球の判定での中断がかなりあった。また、フジテレビ系列の「プロ野球ニュース」で試合が生中継されたのも印象深かった。

そう考えると、特に中断をした訳でなく、6時間を超えたこの試合は何だったのかと言うことになる。ホークスは千賀滉大のアクシデントで「それでも痛けりゃ病院行けよ!」とCMで棒読みしているトレーナーが出てきたが、何と10人の投手を起用した。四回裏の四人がかりと、千賀の打者一人での降板が誤算だったろう。

武田翔太、嘉弥真新也、金澤健人、江尻慎太郎、千賀滉大、山中浩史、森福允彦、ブライアン・ファルケンボーグ、五十嵐亮太、柳瀬明宏。リリーフで出た9投手のうち、イニングの途中に出てきたのが四人。これも試合時間が長くなった一因か…。特にファイターズが6点を入れた四回裏は、四球が4つに死球が1つ。武田が四球、安打、二塁打で1点を返されて無死二、三塁で降板。嘉弥真が出てきて中島卓也の代打、杉谷拳士に死球、続く左対左の西川遥輝に押し出しの四球。2対2の同点。これで金澤と交代。金澤は大引啓次にセンター前に勝ち越しの2点タイムリーを打たれ、陽に四球でまたまた無死満塁。これで江尻に交代。江尻はアブレイユと小谷野に連続犠牲フライを打たれ、失点しながらもアウトカウントを稼いだかなと思ったら、赤田将吾に四球。こりゃ長くなる…。ちなみに一試合での投手10人登板は両リーグタイ記録。ベンチ入り25人の内、24選手が出場。最後に残ったのは捕手の山下斐紹だった。

一方のファイターズも似たり寄ったり。同点に追いつかれた六回表は先発の武田勝から、矢貫、石井、河野とこちらも四回裏のホークス同様四人がかり。河野はイニングまたぎで七回表の先頭打者を打ち取ったところで宮西尚生に交代。そして増井、武田久、鍵谷。8人を投入。ベンチ入り24人中、22選手が出場。試合に出なかったのはこの日登録された佐藤賢治と投手の乾真大だけだった。


正直、観る側としても“時間との戦い”というより意地でも帰れないという感じで、どこかで腹をくくったのだろう。まあ敗戦処理。はあまり深く考えず、「なるようになるさ…」というか、ほとんど何も考えずにひたすら試合の決着を待った感じだった。敗戦処理。の席のすぐ近くにも、近藤健介ユニの女の子と谷口雄也のユニの女の子の二人組が時間を気にしながら最後まで観戦していたが、祈るように最後まで諦めずに声を出し続ける姿には胸を打たれた。無事に帰れたのだろうか…?

余談だが、過去の敗戦処理。生観戦試合の最長記録は
1996517日の東京ドームのジャイアンツ対スワローズ戦の5時間27分。延長制限が十五回だった時期で、5対5の同点から延長十四回にヘンスリー・ミューレンの内野安打の間に二塁走者が一気にホームを駆け抜けて決勝点になりスワローズが6対5で勝った。金曜日のナイトゲーム。翌日が土曜で休みだったので、終電に間に合えばいいやと腹をくくったのを記憶している。

この試合の同点だった八回裏、ジャイアンツ一死満塁の勝ち越しのチャンスで代打の吉村禎章が放ったセンター前に抜けるかという打球を投手の伊東昭光が利き腕である右手で打球を抑えに行き、弾かれながらもバックホームして珍しく
1-2-6の併殺が完成した。このシーンは先月24日の日本テレビ系「上田晋也と亀梨和也のGoing!×野球」でも紹介された。

冒頭に“今年は生観戦試合がことごとく長時間試合になっている”と書いたが、今年のここまでの公式戦、生観戦の長時間試合トップ5を列挙してみた。

6時間01分 94日 ファイターズ対ホークス(東京ドーム=延長十二回)
4時間53分 815日 ジャイアンツ対ベイスターズ(東京ドーム=延長十二回)
4時間11分 517日 ベイスターズ対ファイターズ(横浜)
3時間58分 414日 バファローズ対ファイターズ(ほっともっと)
3時間56分 626日 ファイターズ対ホークス(東京ドーム=延長十回)
※ 
イニング表記がない試合は九回。バファローズ対ファイターズ戦のみデーゲーム。

4日のこの試合こそ贔屓チームのファイターズが敗れたが、それ以外は贔屓チームの301引き分け。長時間でも報われているので、最後まで観ようという感覚を保てているのかもしれない。また、試合時間こそこの五試合より短かったものの、他に延長十一回まで行った試合が二試合ある。節電対応で一昨年、昨年と設けられていた3時間30分ルールが解除された途端にこれである…<苦笑>

このカードは5日にもう一試合ある。4日の試合が終わったのが5日になってからだから、東京ドームでは珍しい“一日二試合”になる<>。昨今、日本プロ野球でダブルヘッダー開催はほとんどない。ましてや、試合消化が確実な東京ドームでダブルヘッダーが開催されたことなどないだろう…。ファイターズは一日に二敗なんてネタになる様なことは避けてもらいたい…。


最後になったが、長時間記録ばかりがクローズアップされたこの試合、ファイターズの五番手として登板した宮西は今季の登板数が50試合となり、入団以来6年連続50試合登板となった。
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藤田宗一のパ・リーグ記録5年連続を抜き、パ・リーグ初、両リーグでも三人目の記録となったことを書いておく。山口鉄也が昨年五年連続を樹立するまで記録だった四年連続60試合登板も近い。


P.S.
【今日のオマケ】

エントリーで挙げたシーンとは別のシーンですが、
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「それでも痛けりゃ病院行けよ!」
とCMで棒読みしているトレーナー

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