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2013年9月 7日 (土)

6時間01分の次は4時間01分!連日の長時間試合を制しファイターズが東京ドーム主催試合最終戦を勝って締めくくる

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足かけ二日の
6時間1分の試合の翌日、いや、日付が替わってから終わったから“第二試合”か<>5日に行われた「レジェンド・シリーズ2013」最終戦、そして今年のファイターズの東京ドーム主催試合最終戦を見てきた。

二回の表と裏に両軍が点を取り合い、二回終了時に試合開始から1時間を経過するというまたも4時間超えペースに呆れたが、その後互いにゼロ行進だったにも関わらずペースが速まることはなく、終盤に得点がドカドカ入ったこともあり、4時間1分のロングゲーム。二日間合計で10時間02分、三連戦合計で13時間25分となった。

「レジェンド・シリーズ2013はマリーンズ戦の三連敗がたたって二勝四敗に終わったが、東京ドーム主催試合は六勝二敗と在京ファンを魅了してくれた。


(写真:表に4点を先取された直後の二回裏、1点を返してなおも二死満塁から大引啓次が逆転満塁本塁打!この回に逆転出来ていなかったらと思うと…)



東京ドーム主催試合最終戦の先発はファイターズがブライアン・ウルフで、ホークスがキム・ムヨン(金無英)。ホークスはいわばローテーションの谷間。キム・ムヨンは二日前のこのカードで先発したエディオス・バリオズの後を受けて登板。1回
1/327球を投じて中一日の登板となる。個人的なホークスの印象だと、ローテーションの谷間になるとファームから準備万端の先発投手が上がってくるイメージがあるが、今回はそうはいかなかったようだ。

想像だがホークスはキム・ムヨンがファイターズ打線に捕まるようなことがあれば早めの継投を考えているだろうが、前の試合で10人継投をしている(キム・ムヨンはベンチ入りせず)。一人一人の投球回数は短いにしても疲労はあるはずだ。ファイターズはリードしてキム・ムヨンをマウンドから降ろすことが出来れば、かなり有利に試合を運べるのではと想像した。

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にもかかわらず、ファイターズの先発ウルフは二回表に二つの四球と安打で満塁のピンチを招き、本多雄一にライト前に
2点タイムリーを浴び、細川亨にはスクイズを決められ、中村晃にタイムリーとあっという間に4点を先制された。九番打者とはいえ二回表からスクイズを敢行するとは秋山幸二監督も確実に点を奪って延長戦やもつれる試合になるのを避けようということなのか…。


「おいおい勘弁してくれよ…」という空気がファイターズファンで埋まる一塁側、ライトスタンドから漂う中、その裏すぐにファイターズも反撃を開始。

先頭の小谷野栄一が四球を選ぶと、続く佐藤賢治がライト前に弾き返して無死一、二塁。杉谷拳士に送らせて少なくとも2点を返す策に出るかと思いきや、強行して三振。あとの打者が大野奨太、中島卓也と続く事を考えると杉谷に繋いでもらうことを期待するしかなかったのだろう。

ただこの後、大野がライト前に運んで1点を返し、二死後に西川遥輝が四球を選び、満塁として大引啓次がライトスタンドに逆転満塁本塁打を放り込んだ(冒頭の写真)

ファイターズは四点差を1イニングで引っ繰り返すだけでも珍しいのに、ここで終わらずに続く陽岱鋼が四球。ホークスベンチはここでキム・ムヨンに見切りを付け、二番手に江尻慎太郎を送った。江尻はこの三連戦三連投。ファイターズはミケル・アブレイユと小谷野の連打で1点を追加して6対4と形勢を有利にした。

この後、ウルフは立ち直り、ホークスも江尻のあと、嘉弥真新也、金澤健人と三日間連投の投手のオンパレードでファイターズの追加点を防ぐ。

ウルフは三回から六回まで4イニングを無失点に抑え、6イニング、964失点で勝利投手の権利を持って降板。七回表は矢貫俊之がマウンドに上がった。
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この矢貫が2奪三振を含む三者凡退。力強い投球を見せてくれた。ホークスも七回裏は前日から一軍復帰で二連投の山中浩史を投入。ファイターズは追加点を奪えない。

ラインアップの9人の内、4人が鎌ヶ谷でよく見るメンバー…。主砲中田翔の不在が響いているのはもちろんだが、この日退団が発表されたマイカ・ホフパワー稲葉篤紀の不振、代打の切り札、二岡智宏も不振で役者がいない。


稲葉は制度上はこの日から再登録が可能で一部ではこの日に再登録されるという見方の報道があったが、結局見送られた。
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稲葉はコーチとしてベンチ入りしたが、稲葉コーチの姿を見るのはもう何年か先でいい。


6対4で迎えた八回表、いつもなら増井浩俊の出番だが、二連投中で前の試合で2イニング、27球投げているのでなるべく投げさせたくない。三日間連投ではあるが、河野秀数がまたまたマウンドに上がった。
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見事、今宮健太、内川聖一を打ち取ると、今度は宮西尚生にスイッチ。河野はこの三連戦に三連投。三試合共に今宮、内川と対戦し、すべていずれも凡打に打ち取った。


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宮西もこの三連戦に三連投。いずれも河野の直後に登板し、柳田悠岐、長谷川勇也と続く打順で登板。前の試合で長谷川に安打を許したがそれ以外は打ち取っている。この場面も柳田を三振に仕留めてチェンジ。


最終回にマウンドに上がるであろう武田久も三日間連投に当たるので、取れるだけ追加点を取りたい八回裏。ファイターズ打線がようやく目を覚ました。陽の左中間の大飛球を、内川が追いついたかに見えたが捕りきれず二塁打となると、アブレイユも強引に引っ張って三塁線を破り待望の追加点。小谷野もセンターの頭上を超える三塁打でもう1点。

ホークスはここで山中からこの日に一軍登録された星野大地にスイッチ。ファイターズは攻撃の手を緩めず佐藤がレフトの頭上を超える二塁打と四人連続の長打。
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さらに四死球が続きいつまで続くのかという感じだったが、結局この試合二度目の打者一巡で5点を追加した。


11対4となって武田久を温存出来ると踏んで、前の試合で唯一出番が無かった投手の乾真大がマウンドに上がった。
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二死を奪ってから7点差なのに四球を連発、直後にタイムリーを打たれ、これで4時間突入。苦笑するしかなかった…。

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試合終了。三塁ベンチからホークスナインが出てきてレフトスタンドと三塁側のファンに挨拶した。
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ファイターズナインも、恒例のサインボール投げ込みの前にライトスタンド前に整列してファンに挨拶。東京ドーム主催試合の最終戦では毎年これをやっている。
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昨年はシーズン優勝争いの最中にこの最終戦で逆転負けを食らって栗山英樹監督も憔悴した表情に見えたが、今日は淡々としているように思えた。

東京ドーム主催試合の八試合を六勝二敗。2011年の日程変更で三試合が中止になって札幌ドームに振替になって五試合になった年の五勝無敗以来の好成績だ。今季のチーム勝率を考えれば、驚異的な勝率と言えよう。


「レジェンド・シリーズ2013は“2013”と冠しているくらいだから、2014年、2015年と続けて欲しい。ファイターズに関しては当時からのファンに評判が高いオレンジユニや、後楽園球場時代に優勝した当時のユニフォームを見てみたい。
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また、今回は千葉、東京での開催となった。在京ファンとしてはありがたい限りだが、北海道のファンはどう思っているのだろうか?「昔のユニフォームの試合なら東京でやってよ」という人が大半なら来年以降も関東で行って欲しいが、必ずしもそうではあるまい。


また、単に過去のユニフォームに袖を通すという回顧企画にとどめて良いのかという視点も必要だ。ファイターズは今回の「レジェンド・シリーズ2013」でも着用ユニフォームのレプリカ版を販売していたが、他にはせいぜい当時のOBを何人か呼んで相手チームのOBと対戦させるくらいで、これならグッズの販売促進企画と思われても仕方ない。初戦は毎年恒例のオートレースデー、最終戦も三菱地所がスポンサーになって、桜庭ななみがオーロラビジョンに流れる新しい同社のCMを紹介したり、始球式を行ったりしていた。
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土日開催と平日主催の相違はあるが、球団歌を歌っている松崎しげるを“レジェンド”として呼んだライオンズとは根本的に意識が違うようだ。
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再度の引用で恐縮だが、拙ブログ
130日付けエントリーパ・リーグ6球団共同企画「レジェンド・シリーズ2013」でファイターズはいつの時代のユニフォームを復刻するのか?で疑問視したファイターズのスタンスが個人的に印象が変わることはなかった。ポリシー的な面だけでない。演出的にも3日付エントリーファイターズが「レジェンド・シリーズ2013」四戦目で初勝利! で言及したように、六回裏に歌う曲を「ファイターズ賛歌」にするとか、あるいは当時のマスコット、ファイティーを登場させるなどディテールにこだわって欲しかった。
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懐かしいユニフォームを着て、応援団が懐かしいヒッティングマーチを演奏する。それだけが復刻企画でもあるまい(懐かしの応援歌は大島康徳らが聞けなかったのが残念だったが、一部から評判が悪かったアウトコールや「贈る言葉」を敢えて復刻した潔さには舌を巻かれたが…)。


もちろん、さらにさかのぼって日拓ホームフライヤーズ東映フライヤーズ時代を掘り起こすことも大事であろう。

観客動員現象の傾向に歯止めをかけるため、また、グッズの売り上げ増を見越しての企画というのも理解出来ないことはないが、ファンの財布の紐を緩めさせるための目先のことにばかりとらわれずに、もう移転して十年になるのだから、球団の歴史に向き合うという姿勢も必要だと思うがどうなのだろうか…

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