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2013年8月 1日 (木)

星野真澄が支配下選手に返り咲いたが…今年のジャイアンツは育成選手から新規の支配下登録なし。

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今年も
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日を以てシーズン途中の外国人獲得、トレード、育成選手からの支配下選手登録が締め切られた。育成選手制度発足の旗振り役でもあったジャイアンツでは7月26日付で育成選手の星野真澄が支配下選手登録されたが、星野は2010年に育成選手から支配下選手登録を果たし、2012年には一軍でプロ入り初勝利も挙げた投手で故障で今季育成選手登録となったいわば返り咲きで、今季はジャイアンツで育成選手から新たに支配下選手登録を果たす選手が出なかった。

これによってジャイアンツでは、2007年に松本哲也が初めて育成選手から支配下選手登録を勝ち取って以来、毎年継続して誰かしら支配下選手登録されていたのがついに途絶えた。


(写真:7月26日付けで育成選手から再び支配下選手登録となった星野真澄。翌27日に撮影)



育成選手制度の旗振り役は、清武英利前球団代表兼GM。いわゆる「清武の乱」で清武前球団代表兼GMがジャイアンツを追われて二年目。今季は「第二の二軍」という括りが解消され、独立リーグのチームや社会人などアマチュアチームとの交流試合、練習試合も減った。そして昨年の育成選手ドラフトでは
2007年以降最少の2人しか指名せずと、ジャイアンツは育成選手制度の活用方法を明らかに変えている。

もちろん育成選手制度の活用は球団にとって手段の一つであり、その時期によって活用の度合いが変わるのはむしろ自然かもしれない。ただ現状星野真澄を除いても12人の育成選手を抱えており、彼らの今後が心配される。
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12人の中では土田瑞起柴田章吾、丸毛謙一がイースタン・リーグ公式戦に目立って起用されていた。育成選手と支配下選手の決定的違いは一軍公式戦に出場できるか否か。731日の期限までに支配下選手登録を勝ち取れなかった12人は少なくとも今季の一軍公式戦に出場することは出来ない。言い方を変えれば、一軍に上げる見込みがないから育成選手のままにされたと言うことが出来る。

また、育成選手は三年間を過ぎたらオフに自由契約選手となる。もちろん再契約も可能だが、いわゆる飼い殺しを防ぐ意味も込めて三年という区切りを設けている。ジャイアンツの育成選手で今年三年目なのは投手の成瀬功亮、内野手の荻野貴幸、和田凌太、外野手の丸毛謙一彼らは今オフ自由契約になる。
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個人的には今季イースタン開幕から四番を打っていた丸毛や、昨年イースタンで半数以上の
65試合に出場した和田、足が売りで過去二年間で11回盗塁を企図して10回成功の荻野にはもう一年チャンスを与える気がするが、過去二年間でイースタン公式戦に5試合しか登板せず、今季は登板機会のない成瀬は厳しい結果が待っているかもしれないと思う。
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山口鉄也松本哲也の成功例ばかりがクローズアップされたが最新の育成選手事情はお寒い限りだ。


ここでジャイアンツで育成選手から支配下選手登録を果たした選手を年度別に列挙しよう。再登録は除き、初めて育成選手から支配下選手登録された選手に限る。

2012
年 大立恭平、河野元貴、岸敬祐。
2011
年 福元淳史、山本和作。
2010年 星野真澄、黄志龍、
林羿豪。
2009
年 レビ・ロメロ。
2008
年 隠善智也。
2007
年 松本哲也、山口鉄也、ウィルフィン・オビスポ。

こうしてみると、長く一軍の戦力となっているのは松本哲と山口の二人だけであとは短期的にウィルフィン・オビスポレビ・ロメロが活躍した程度。2011年、そして2012年に支配下選手登録された五選手で一軍入りを果たしたのは今年の河野元貴だけ。皮肉なことに福元淳史山本和作はトレードされたホークス、バファローズで一軍入りを果たした。
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特に山本は今季開幕から一軍入りを果たし、内野の複数のポジションをこなす器用さとしぶとい打撃でバファローズに貢献出来ている。


他球団の例を見ると、育成選手が支配下選手登録されるということは、それは即ち一軍公式戦で出場させるための準備なのだが、ジャイアンツに関しては必ずしもそうとは限らない様だ。

ジャイアンツはこれまで、八年間にかけて36人を育成選手ドラフトで指名している(1人が入団拒否)。他に外国人選手と育成選手契約を結んだのが9人。合計45人に対して、一軍入りを果たしたのが9人というのは確率的に低いという見方もあるかもしれないが、通常のドラフト会議にかからない選手が育成選手ドラフトにかかって育成選手からスタートすることを考えれば一概に低いとは言えないと思う。ただ、松本哲、山口の後が続いていないということは憂慮されるべきであろう。育成選手制度の活用を見直す時期に来ていると考えても不思議ではない。

山口、松本哲が相次いでセ・リーグの新人王に選ばれた時期をピークにすると、その翌年からは長野久義、澤村拓一がセ・リーグの新人王選ばれたことでもわかるように、ジャイアンツはドラフト会議における目玉選手の囲い込みに比重を置いている様にも見える。かつての逆指名、自由獲得枠といった新人選手獲得手法が廃止され、言葉は悪いがくじ運任せのドラフト1位指名になって、2位指名や下位指名でどれだけ好素材を獲得できるかが鍵となり、その流れで育成選手制度でも宝くじ的ではあるかもしれないが、ダイヤモンドの原石を開拓できるかが鍵という流れから、やっぱり有力選手を如何にして一本釣り出来る様にするかに力が注がれた結果、育成選手獲得の効率の悪さに着目し、活用にメスが入るというのは理屈としてはわかる。

だが、福元や山本、特にバファローズで一軍に定着している山本の活躍を見ると、ジャイアンツのファーム、ないしは昨年までの「第二の二軍」の育成能力に疑問を向けたくなる。そもそも「第一の二軍」の育成能力はどうなのかと。

昨年の圧倒的な強さによるリーグ優勝、日本一に続き、今季も首位を快走し、ここに来て6連勝。そろそろ優勝マジック点灯か、などという声も出る強さ。だが本気でV9時代のような常勝チームを作ろうというのなら裾野を広げる必要性に気付くはず。


“ナベツネvs清武”という構図の組織の論理で、清武色の濃い育成選手制度への依存を一掃しようという発想での縮小、撤退ならいただけないが、繰り返すが山口、松本哲以降の成功率の低さを分析した上での非活用なら仕方ないと思う。ただ、今オフの育成ドラフトをどうするかはともかく、今も所属する育成選手12人には、その中から一人でも二人でも一軍で戦える戦力が出てきて欲しいものである。

 

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