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2013年7月 7日 (日)

タイガースの鳥谷敬が遊撃手一筋で日本歴代単独3位の1251試合連続試合出場!

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タイガースの鳥谷敬が7日のカープ戦に「三番・遊撃」でスタメン出場。
200499日からの連続試合出場を1251とし、ジャイアンツ時代の松井秀喜を抜いて連続試合出場記録の単独3位に躍り出た。

六回表には自ら祝砲とも思える5号本塁打をカープ先発の前田健太から放った。

連続試合出場記録で上を行くのは衣笠祥雄2215金本知憲1766だけとなったが、最も肉体的負荷がかかると言われる遊撃手というポジションでこれだけの記録を続けているのは極めて高く評価したいところである。


(写真:連続試合出場記録、日本歴代単独3位になった鳥谷敬<写真右>。 20136月撮影)

これまで拙blogでは遊撃手というポジションが最も肉体的負担がかかるポジションという前提で、かつての石井琢朗 井端弘和を取り上げてきた。鳥谷敬の連続試合出場記録に関しても遊撃手という側面から考えてみたい。

まず、遊撃手が最も肉体的負荷がかかるという根拠を示すデータを出そう。ポジション別の最多出場選手をリストアップする。


投手  米田哲也  949試合
捕手  野村克也 2921
試合
一塁手 王貞治  2799
試合
二塁手 高木守道 2179
試合
三塁手 長嶋茂雄 2172
試合
遊撃手 石井琢朗 1767
試合
外野手 張本勲  2429
試合
    
金本知憲 2410
試合
    
福本豊  2293
試合


投手を別にすれば、遊撃手の最多出場選手の出場試合数が最も少ない。2000試合出場した選手がいないのも遊撃手だけだ。中継プレーなどを含め、最も広範囲な守備範囲を求められるポジション故に肉体的負荷がかかるのだろう。

それゆえに、多くのレギュラー遊撃手が年齢を経ると共に他のポジションに移る事例が見受けられる。

タイガースで遊撃手というポジションを守り続けての1251試合連続出場という実績は、連続試合出場記録で上を行く衣笠祥雄、金本知憲とは別の意味で評価されて良い記録だと思う。

もちろん、鳥谷はこの1251試合の間、全試合に遊撃手として出場したわけではない。直近では2011年には144試合中、遊撃手としては136試合しか出ていない。残り8試合は代打として出場したものと思われる。

鳥谷の連続試合出場記録はルーキーイヤーの200499日のスワローズ戦からスタートしているが、この試合では代打に一打席立ったのみ。次の10日のベイスターズ戦も代打で1打席立ったのみ。遊撃手として出場するのは連続試合出場3試合目の11日のベイスターズ戦からで「八番・遊撃手」としてスタメン出場。

blogにお付き合いして下さる方には釈迦に説法だろうが、連続試合出場記録を続けるための定義は代打として1打席立って打席を完了させるか、守備なら1イニング(イニングの最初から最後まで)以上出場するかが必要だ。余談だがこの時期のタイガースで、鳥谷が最後に不出場だった98日のスワローズ戦や、代打で出た二試合に鳥谷でなく遊撃手として出場していたのは現スワローズの藤本敦士。そう考えると藤本も息が長い。

結局この2004年の最後の22試合に連続出場を記録した鳥谷だが、最初の2試合を除く20試合にはスターティングメンバーで遊撃手として出場している。推測だがこの年4位に終わったタイガース、まだセ・リーグにはプレーオフ制度がなかった時代、タイガースが翌年以降に眼を向けたのがこの時期だったのではないか…。

して2005年から今年の今日(チーム73試合目)まで全試合に出場を続けている鳥谷だが、今日の今季73試合目を含めた200499日からの1251試合中、1236試合に遊撃手として出場している。そして前述した連続試合出場3試合目の、遊撃手としてスタメン出場した試合で途中から三塁手に回ったのを最後に鳥谷は以後、遊撃手以外のポジションに着いていない。残りの15試合は代打で出場したと言うことだろう。

鳥谷は2005年から昨年2012年まで、もちろん全試合に出場しているのだが、年間で全試合に遊撃手として出場しているのが2005年から2009年までの5年間と、昨年の計6回。そのうち、全試合全イニングを遊撃手として出場したのが2006年、2008年、2012年の3回もある。ちなみに今季も今日のチーム73試合目まで全試合に遊撃手としてスタメン出場し、フルイニング出場をしている。

ここで鳥谷が連続試合出場記録を続けている2004年から今年までの鳥谷の遊撃手としての出場数と、各年度で他球団で遊撃手として全試合に出場した選手を列挙する。

年度 鳥谷の遊撃手としての出場試合数/チーム試合数 ()内は他球団で全試合に遊撃手として出場した選手。◎印は遊撃手としてフルイニング出場

2004年 鳥谷52試合/タイガース138試合 (井端弘和、◎中島裕之)
2005年 鳥谷146146
 (井端弘和、◎石井琢朗)
2006年 鳥谷◎146146
 (井端弘和、石井琢朗)
2007年 鳥谷144144 (井端弘和
)
2008年 鳥谷◎144144 (坂本勇人
)
2009年 鳥谷144144
 (井端弘和、◎中島裕之)
2010年 鳥谷140144 (◎坂本勇人、梵英心、◎西岡剛、川崎宗則
)
2011年 鳥谷136144
 (坂本勇人、中島裕之、◎川崎宗則)
2012年 鳥谷◎144144 (坂本勇人
)
2013年 鳥谷◎7373 (坂本勇人)77
日現在。


現役選手として遊撃手での出場数がナンバーワンに当たる井端弘和もタフな選手だが(落合博満前監督の構想で一時期二塁手に回っていた)、鳥谷は際立っている。ちなみに井端はこの前年の2003年には遊撃手として全試合出場しているわけではないので、遊撃手として全試合出場を続けたのは2004年から2007年までの四年間。鳥谷でも五年連続が最長だから大したものだ。坂本勇人は現在四年目に挑戦中…。

鳥谷は今季を別にしても過去に3回遊撃手としてフルイニング出場を記録しているが、この期間に他に複数回フルイニング出場を記録したのはライオンズ時代の中島裕之だけ。試合に出続ける体力が必要なのはもちろんのこと、守備が悪ければ守備要員を送られる。打撃不振になれば代打を送られる。足が遅ければ代走を送られる。フルイニング出場というのは容易に達成できる記録ではない。それを中島や鳥谷は複数回経験している。もちろん一度記録するだけでも難しいのは言うまでもないが…。

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谷は先月誕生日で32歳になった。かつて敗戦処理。は遊撃手の定年を33歳と想定していたが、近年の調査で37歳と延長した。

打者の規定打席や投手の規定投球回数のように、守備での規定出場数というのがあって、内野手の場合はチーム試合数の
3分の2以上の試合にあるポジションで出場した選手がゴールデングラブ賞の対象となり、守備率の比較対象になるのだが、遊撃手の場合、その規定出場数に達する選手がこれまで37歳になる年度までが最高齢で、38歳以上になる年度に規定出場数に達した選手がいないのだ。近年、宮本慎也と石井琢朗が37歳止まりだった。ただ今季、松井稼頭央、井端弘和に38歳で初めて規定出場数に達するチャンスがある

鳥谷もこのケースに当てはめれば遊撃手としてチームに貢献出来るのはあと五年か六年ということだろう。しかしむしろそれより早く、タイガース球団が鳥谷の選手寿命を考えて三塁手など他のポジションに転向させると考えることと、大リーグに行ってしまう事が今後の記録の障害になるかもしれない。

後者に関しては鳥谷次第(ちなみに鳥谷に抜かれて連続試合出場記録が四位になった松井秀喜はジャイアンツでの1250試合に続けてヤンキースでも連続試合出場を続け、日米通算だと1768試合連続出場になる。)だが、前者に関してはどうだろうか?

タイガースの本拠地、甲子園球場が土と天然芝の球場というのは鳥谷にとってプラスだが、新井兄弟がいながらブルックス・コンラッドなどという一塁か三塁しか守れそうにない選手を獲得するフロントである限り、当面鳥谷は遊撃手として働かざるを得ないかもしれない<笑>。

鳥谷は今シーズンいっぱい全試合出場を続けると、1322試合連続出場となる。衣笠祥雄の2215試合連続試合出場にあと893試合となる。公式戦の試合数が現状の144試合のまま変わらなければ、2020年の開幕から29試合目までず~~~~~っと出場し続けて衣笠に並ぶことになる。その時鳥谷は39歳。衣笠が40歳の時に2215試合連続出場継続中で現役引退したことを考えると、気の遠くなる年数だが決して不可能なチャレンジとは思えない。

ただそう考えると、やはり遊撃手であることがネックになるかもしれない。一つの案だが、上述したように、遊撃手としての歴代最多出場記録は石井琢朗の1767試合。現在、遊撃手としての出場試合数が1269試合の鳥谷は遊撃手としての出場数ではまだ歴代10位の河埜和正1370試合にも及んでいないが、遊撃手として出場し続ければこちらは2016年、35歳のシーズンに石井を抜いて歴代1位に躍り出る。遊撃手初の2000試合出場は2018年、36歳のシーズンにも可能だ。そこまでは遊撃手にこだわってもらい、その後は三塁手か二塁手として多少負担を軽くしてもらって鉄人の記録に挑んでもらってはどうか…。

現時点でも鳥谷の記録は、遊撃手というポジションを続けながらのものであることを考えると、極めて高く評価されるべきものであると思う。そして鳥谷の将来的な記録も気になる。ぜひ井端や衣笠の記録を超えてほしい。

もちろん、日米通算でなく、日本での記録として…。

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