フォト
無料ブログはココログ

« マエケン体操ばかりか大谷翔平“二刀流”もルール違反!?公認野球規則3.17 | トップページ | 素直に喜べない快挙!?ファイターズ宮西尚生が史上12人目の通算100ホールドを達成 »

2013年5月18日 (土)

「勝ちに不思議の勝ちあり」ファイターズがようやく9連敗でストップ。

Cdsc_0215
どこまで続くのかと思われたファイターズの連敗が、
17日、ベイスターズに6対5で逆転勝ちして9連敗で止まった。久々の関東圏でのファイターズ戦ということで仕事の一部を投げ出して横浜スタジアムに駆けつけた敗戦処理。としては満面の笑み…と言いたい所だが…ま、勝って良かったということにしておこうか…。


(写真:九回表、山口俊のこのイニング2回目の暴投で勝ち越しのホームインをする陽岱鋼。)


敗戦処理。が横浜スタジアムに着いたのは3対5と逆転された直後。矢貫俊之が降板して宮西尚生がマウンドに上がったタイミングだった。逆転されたら再逆転すればいいだけの話だが、直後の六回表には中田翔稲葉篤紀の連打で無死一、二塁としたが小谷野栄一がバント失敗、大引啓次に代打、マイカ・ホフパワーを送るも、ベイスターズリリーフの大原慎司に抑えられて無得点。連敗中の悪い流れを感じさせた…。この後、栗山英樹監督はスタンドから見る限りでは疑問点オンパレードの采配を見せる。


まず六回裏、イニングまたぎとなった宮西が荒波翔、内村賢介と打ち取って二死無走者で多村仁志から右打者がずらっと並ぶところで宮西降板。同じサウスポーの石井裕也を送った。左打者には左投手、右打者には右投手という原則にこだわりすぎると批判されがちだが、イニングの間の二死無走者で、対右打線に左投手から左投手にスイッチするのは珍しい。ただそれをやるのなら、次のファイターズの七回表の攻撃が投手の打順から始まることを考えるとこの回から守備に付いたばかりとはいえ中島卓也の打順に石井を入れ、今浪隆博を宮西に代えて入れて先頭打者にするという交代をすれば、石井を1/3イニングで降板させることはなかった。

石井はこの回を抑えると、七回表の攻撃で代打を送られて七回裏には2点ビハインドながら増井浩俊の投入。何が何でもこの試合を引っ繰り返すぞという姿勢はうかがえるが、増井は石井の代打で出た杉谷拳士の打順にそのまま入った。八回表の攻撃で六人目に増井に回る。そこまでに同点ないし逆転すれば問題ないが、例えば二死満塁で打順が回る。増井に代打を出したら八回裏のマウンドに誰が上がるのかという疑問が生じた。敗戦処理。としては七回裏のマウンドには中村勝が妥当だと思ったが…。

増井は七回裏のベイスターズの攻撃を三人で抑え、八回表に中田翔がベイスターズのホルヘ・ソーサからソロ本塁打を放ち、ファイターズは4対5と一点差に迫った。
Cdsc_20131
その後二死から中島が四球を選ぶと、鶴岡慎也の打席の初球に二盗成功。二死二塁となってから、鶴岡に代打、二岡智宏を送った。二岡は鶴岡の次の増井の代打要員としてネクストバッターズサークルに待機していたが、同点の走者が二塁に進んだことで栗山監督が勝負を賭けた。既にホフパワーを使っていることを考えると、二岡はいわば切り札。好調なら歩かされたかもしれないが、今季ここまで
13打数1安打と不振の二岡は真っ向勝負のソーサの前に三振に倒れた。

鶴岡の代打、二岡で攻撃を終えたのだから増井続投という選択肢もあったはずだがファイターズは1点ビハインドで武田久を投入。
Cdsc_0140
二死無走者で中島が打席に入った時点で増井は三塁ベンチ前で投球練習をしていたから、最初は増井続投も考えていただろう。そもそも七回裏から増井を出した時点で、勝つためには七、八、九回の3イニングを増井と武田久の二人でまかなわなければならないわけで、どちらかが2イニング投げなければならないのだ。原則としてリードした1イニングしか投げない武田久に2イニング投げさせるより、若く、セットアッパーで試合展開によっては2イニング行くこともある増井に2イニング投げさせた方が無難とは考えないのだろうか?ましてや七回裏の時点では2点ビハインド。勝つためには延長戦も視野に入れなければなるまい。


しかし、栗山監督は八回裏の頭から武田久を投入した。せめて三人でさくさくっと攻撃を抑えれば希望がもてるものの、二死からミチェル・アブレイユ西川遥輝の連続エラーでわざわざトニ・ブランコに打席を回し、慎重に慎重に攻めた結果四球で二死満塁とし、中村紀洋を辛うじて打ち取って無失点に切り抜けたものの三者凡退どころか21球を要した。

とても「さあ反撃だ」という感じでは無かったが、九回表、ベイスターズの守護神、山口俊から先頭の今浪隆博が右中間を破り、無死二塁。陽岱鋼が打席に向かう前に栗山監督が何か耳打ち。すると陽は打席でバントの構え。「おいおいもう武田久を出しちゃっているのに同点狙いかよ!」と思ったら山口が初球に大暴投。バントするまでもなく無死三塁となった。陽はレフト前に運び、今浪が還りついに5対5の同点になった。

陽はすかさず二盗を決め、西川が送って一死三塁。アブレイユは三振で二死三塁となると、ベイスターズは今日既に2本の本塁打を放っている中田を敬遠して稲葉で勝負。だが稲葉の打席で山口が再び暴投。

Cdsc_0214
陽が生還し、ファイターズはついに6対5と再逆転した
(冒頭の写真)

九回裏は2イニング目となる武田久にベイスターズも二死から代打のアレックス・ラミレス、金城龍彦が連打で二死一、二塁と最後まで食い下がるが武田久が荒波をライトフライに打ち取って長い連敗をようやく止めた。九回で両軍ともにベンチ入り野手を全員使い尽くす総力戦だったが、現地観戦者としては延長戦にならなくて良かった…<苦笑>


野村克也ではないが、「負けに不思議の負けなし。勝ちに不思議の勝ちあり」だ。守備の乱れが重なっての五回裏の逆転から、何とかそれをチャラにして引っ繰り返そうと栗山監督の積極的な選手起用の気持ちはわかるが、スタンドで見ていて疑問符のオンパレード。就任二年目で未曾有の低迷地獄にはまり、栗山監督がかなり焦っているのがわかった。逆転勝ちに漕ぎつけたのは栗山監督の執念ではなく、明らかに山口の独り相撲、自滅だったと思う。

 

宮西以降の継投を早め早めの攻めの継投と評価する人もいるかもしれないが、だとしても八回から武田久を出しておいて、九回表に陽に同点狙いのバントはないだろう。同点止まりなら十回までやらないと勝てない。武田久に3イニング投げさせるつもりだったのだろうか?

 

連敗が止まったといっても9連敗は重く、借金は9。この借りを返すには時間がかかるかもしれないが、取りあえず連敗が止まったことで栗山監督が平常心を取り戻し、明日から地に足の着いた采配を見せてくれることを期待したい。

Cdsc_0244

なお九回裏にライト前安打を放ったラミレスは3500塁打を達成した

日本プロ野球27人目の記録で、外国人選手としてはタフィ・ローズに次いで二人目。ローズは3509塁打だったのでラミレスに外国人選手最多塁打記録の期待がかかる。
Cdsc_35000248
ちなみに
3500塁打26人目は同僚の中村紀洋で、その中村はこの日通算の二塁打を349とした。


試合後、ベイスターズの中畑清監督は山口の配置転換を示唆するコメントを残したという。

« マエケン体操ばかりか大谷翔平“二刀流”もルール違反!?公認野球規則3.17 | トップページ | 素直に喜べない快挙!?ファイターズ宮西尚生が史上12人目の通算100ホールドを達成 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/602714/63107620

この記事へのトラックバック一覧です: 「勝ちに不思議の勝ちあり」ファイターズがようやく9連敗でストップ。:

« マエケン体操ばかりか大谷翔平“二刀流”もルール違反!?公認野球規則3.17 | トップページ | 素直に喜べない快挙!?ファイターズ宮西尚生が史上12人目の通算100ホールドを達成 »

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

最近のトラックバック