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2013年5月 1日 (水)

ファイターズのファームは5月も黒星スタート 

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先月イースタン・リーグでは
48年ぶりとなる14
連敗を喫したファイターズのファーム。その後連敗ストップの試合を含め二勝を挙げ、月が変わって5月に巻き返しが期待されたが、今日(1)の5月最初の一戦は先発の大塚豊が七回まで1失点の好投を見せたものの、九回に登板した植村祐介がマリーンズ打線につかまり、結局0対6で敗れた。

植村が…とお怒りのファイターズファンも多いだろうが…


(写真:九回表のピンチで田之上慶三郎コーチにアドバイスを受けた植村祐介。)



先週のジャイアンツ戦に続き、ファイターズのイースタン・リーグ公式戦を今季初めて生で観た。ファイターズスタジアムでは
27日から今日まで五連戦が組まれている。27日から29日までは三連休に合わせて様々なイベントが行われていたようだが、昨日と今日は平日ということで、いわば“通常営業”。賑やかな鎌ヶ谷の雰囲気も楽しいがたまにはこういうまったりした野球観戦もいい。

とはいうものの、ファイターズは一軍復帰が近いと見られている大谷翔平がライトを守って三番を打ち、四番には稲葉篤紀が入って一塁を守る。一方のマリーンズはセス・グライシンガーが先発と役者が揃った。

ファイターズの先発は大塚豊。キャンプの頃から「今年の大塚は期待できる」という声を方々から聞いていたが、なかなか結果が出せない。
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新しいスコアボードにここまでの成績が出ているが、何とも頼りない成績だ。

 

だが今日の大塚は力強く映った。序盤はマリーンズ打線からフライアウトを取り、中盤からは内野ゴロの山に打ち取っていた。三回表に売り出し中のルーキー一番打者加藤翔平にライトオーバーのソロ本塁打を浴びるが、その後きちんと抑えていく。

ファイターズ打線はマリーンズ先発のグライシンガーに苦しんだ。

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二回裏には先頭の稲葉篤紀がきれいにライト線に弾き返す二塁打で出て、近藤健介の一塁ゴロで一死三塁のチャンスをつかむが、加藤政義が三振、石川慎吾の四球を挟んで宇佐美塁大も三振で無得点。

 

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大谷もグライシンガーの前では第一打席、第二打席と二打席連続三振。

 

稲葉は第二打席でもあわや一、二塁間を抜けるかという痛烈なゴロを放ったが、マリーンズの二塁手、角晃多のファインプレーに阻まれる。
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稲葉はこの四回裏の第二打席を以て退いた。

 

グライシンガー攻略に手をこまねいていた打線は六回裏にようやく、先頭の一番・村田和哉が三塁前にセーフティ・バントを試みるなど工夫を見せるが、続く杉谷拳士の逆らわずに左中間に弾き返した打球も加藤に好捕され二死。
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大谷のどん詰まりのレフト前の打球がレフト工藤隆人のダイビングキャッチも及ばずラッキーな二塁打になって同点のチャンスを作ったが、稲葉に代わって「四番・一塁」に入った佐藤賢治が二塁ゴロに倒れた。

大谷は足を痛めて登録を抹消されてから実戦での初安打だそうだ。大谷はそれまでイースタンの公式戦では投手として登板したことはあっても打席に立っていなかったので、これがイースタン公式戦10打席(10打数)目にして初の安打ということになった。日刊スポーツのサイトでは極めて冷静に扱っているが、内容的にはあまり誉められた打撃という感じには思えなかった。飛んだところがラッキーな一打だったと思うが、他マスコミはどう扱うだろうか…。


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結局グライシンガーは六回まで投げて打者
22人から被安打3、奪三振6で無失点と力強さを見せた。ファイターズの大塚も七回まで投げて打者27人から被安打3、奪三振3と負けず劣らずの安定した投球を見せたが、加藤の一発が響いてファイターズは0対1とビハインド。ともに継投に入るが、0対1のまま迎えた九回表に試合は大きく動く。

 

八回を三者凡退に抑えた二番手の河野秀数に代わり、マウンドに上がった植村祐介大松尚逸に投手強襲安打、高濱卓也に腕をかすめる死球で一死一、二塁のピンチを招くと、翔太にレフト線に二塁打を浴び、走者二人が生還。0対3と手痛い通過点を喫した。
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ここで止まっていればまだいいものを、植村は続く工藤に右中間を真っ二つに破られるタイムリー三塁打で0対4。

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工藤はファイターズ時代に、ここ一番で決勝打を放つというより、勝ち越しの一打の食後にとどめの一打を打つことが多いという印象だったが、この打席がまさにそうだった。もう1点もやれないと浅めに守っていたファイターズ外野陣の頭の上を悠々と打球は抜けていった。

 

ここで植村交代かと思ったが続投。しかし植村は田村龍弘に四球。ここで田之上慶三郎投手コーチが出てきて喝を入れたのが冒頭の写真だ。だが植村は加藤にライトへ深々と犠牲フライを打たれ0対5。角にはライトフェンス直撃のタイムリー二塁打で0対6。
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この打球は一瞬ライトの石川が落下点に入ったかのようなポーズをしたが、頭上を越されフェンスを直撃。無死か一死なら走者のスタートを遅らせるために“演技”をする事も考えられるが、走者が無条件に走り出す二死ではその必要は無い。単純に石川は目測を誤ったのだろうか?今日は他にショートを守った森本龍弥が三回表には荻野貴司のショートゴロをお手玉し、五回表には角の正面のゴロを一塁に悪送球と二つの失策を記録。スタンドからは「森本剛!」とのヤジも飛んでいた。

森本の二失策は幸いにも失点に結びつかなかったが、森本はこの日DHで守備に付かなかった宇佐美とともに試合後に長々と守備練習をしていた。


0対6となってファイターズベンチはようやく植村を諦め、森内壽春を投入。何とかマリーンズの長い攻撃を終わらせた。


【1日・ファイターズスタジアム】
M 001 000 005 =6
F 000 000 000 =0
M)○グライシンガー、橋本、黒沢、香月-田村
F)●大塚、河野、植村、森内-近藤
本塁打)加藤4号ソロ(大塚・3回)


スコアを見ると緊張感のあった試合を植村が台無しにした感じがするが、個人的にはグライシンガーが投げている間に得点できなかった打線にそもそもの問題があると思う。

グライシンガーは2月のキャンプ期間中に右肩を痛めて二軍での調整が続いており、イースタンでは今日が3試合目の登板。コンディションが整ってきたら、そう簡単には攻略できない投手であることは確かだ。また個人的な印象ではグライシンガーに限ったことではないが、外国人投手には球質の重い投手が多いのか、ファームで登板すると一軍経験に乏しい若手は攻略に苦しむ傾向にあるように思う。安打を打つにしても、内野手の間をゴロで抜ける様な当たりがせいぜいで、力で振り切る打球を打てるケースが少ない様に思う。

今日も大谷を始め、石川、宇佐美、森本といった新人、二年目の選手は完全に手玉に取られていた。グライシンガー、マリーンズバッテリーからすれば例えれば赤子の手を捻る感じだったかもしれない。グライシンガーのジャイアンツ時代にもファームで投げるのを何試合か見たが、だいたい今日のような結果だったと記憶している。

ただ、だからこそそこを何とか攻略の糸口を見つけていくのが各打者の成長の糧であり、打線としての方向性を決めていくのがベンチワークのはずだ。ただ漫然とグライシンガーに向かっていってもダメだと思う。大相撲では本場所の土俵でも、横綱や大関相手には胸を借りるというか、自分がどこまで通用するかととにかく自分の力を尽くしてぶつかっていけば負けても仕方がないという考え方もあるようだが、プロ野球の二軍選手に求められるのは胸を借りるという発想ではなく、いかに攻略するかという工夫だろう。それを見せる選手が一軍に近いのであり、それが出来る選手が多ければ今日のような試合で主導権を握れるのだろう。拙blog4月27日付ファームは必ずしも勝敗がすべてではない…が、 で書きたかったのはまさにこういうことで、勝敗がすべてではないが、結果として勝敗という形に結実するのである。

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ともあれ、防御率
6.00だった大塚の好投、接戦でも自分の投球が出来る河野の好リリーフなど個別に見れば収穫も垣間見ることの出来る試合だった。打撃陣はいずれ稲葉というお手本が一軍に帰ってから、超一流打者を間近で見た成果が出るだろうか。

今日は“平日”ということで静かな鎌ヶ谷だったが、それでも1,286人ものファンが球場に詰めかけた。もちろんマリーンズを応援するファンも含めた数字だが、その内の大多数はファイターズファンだろう。球場まで来るファンは減っているかもしれないが、それでもまだ多くのファンが駆けつけてくれる。そんなファンに応える野球を見せて欲しい。

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