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2013年4月14日 (日)

オリックス・ブルーウェーブ復刻試合でファイターズが復刻したもの

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バファローズのは
12日からのファイターズ三連戦を“LEGEND OF Bs 2013 Miracle!夢が叶ったあの時~”と題してオリックス・ブルーウェーブ時代のユニフォームを復刻させてプレーしている。マスコットもバファローブルバファローベルはお休みで、当時の人気マスコットの一方、背番号111ネッピーが登場した。

ブルーウェーブファンでない敗戦処理。でも当時のユニフォームや、まして袖の「がんばろう神戸」のスローガンを見ると様々な感情が胸を去来する。バファローズの二連勝で迎えたこのカード、今日(14)の三戦目はQVCマリンかと思うほどの強風の中、ファイターズ打線が一発攻勢で逆転勝ちした。

バファローズがオリックス・ブルーウェーブを復刻した三連戦の最後でファイターズも復刻したものがあるように思えた。それは…


(写真:八回表に決勝打となる勝ち越し本塁打を放った西川遥輝<写真左>と、続いて二者連続本塁打を放った陽岱鋼<写真右>



バファローズのオリックス・ブルーウェーブ時代の集大成と言えば、阪神淡路大震災が起きた1995年に「がんばろう神戸」のスローガンを旗印にイチロー、田口壮らの活躍で、前年までリーグ五連覇のライオンズに代わってパ・リーグの頂点に立ち、翌1996年にはリーグ二連覇とともに日本一も勝ち取ったことだろう。この復刻企画の最中の昨13日早朝に関西を中心に広域で大きな地震が起きた時には、ちょうどこの観戦などのための遠征に向かう出発準備をしていた時なので動揺したが、幸いにも少なくとも敗戦処理。の移動に関しては交通網の混乱もなく、野球観戦を含むこの二日間は楽しませてもらった。ただニュースなどで見ると、少なからずケガなどの被害に遭われた方もいらっしゃるようだ。被害に遭われた皆様にはあらためてお見舞い申し上げます。

さて、今日もほっともっとフィールド神戸の正面脇にあるBsステージではこの三連戦にチームに帯同しているB☆Bポリーネッピーとともにステージを盛り上げた。司会者から与えられたお題をマスコットの三人がジェスチャーで示して観客に当ててもらうコーナーでは「イチロー」というお題に対し、B☆Bはイチローの振り子打法の真似をしたが、ポリーは何かを飲む仕草をした。
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司会者は「さすがポリーちゃん、某健康ドリンクを飲むジェスチャーですね、B☆Bの物まねもナイスでしたね」と持ち上げていたが、敗戦処理。には一番搾りを飲んでいるように思えた
<苦笑>

この後ブルーウェーブ時代のOBがトークショー。D・J、本西厚博に続いて今日は三連戦の最後を締めるにふさわしい田口壮の来場で大賑わい。
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話題の中心は1995年、1996年の二連覇や阪神淡路大震災直後の宮古島キャンプの話などだったが、ブルーウェーブからFAで海を渡ってセントルイス・カージナルスで2006年に勝ち取ったワールドシリーズ制覇の記念のチャンピオンリングを左手の薬指にはめていてその話題にも触れていた。
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ホセ・カンセコ
はワールドシリーズのチャンピオンリングをオークションにかけ、
500万$の値が付いたとか…。また投手交代の時などに見せた、ライトのイチローとレフトの田口がセンターの本西を介さずに直接キャッチボールしていたパフォーマンスにも言及。「二人とも本西さんのこと嫌いなんですよ」とジョークで笑いを取った後、「最初イチローがライトからレフトの僕に直接投げてきたので、僕も負けず嫌いなので直接投げ帰したらお客さんが盛り上がった。」と当時の真相を語った。ちなみにイチローと田口に挟まれた本西の守備力も天下一品だったが、その本西は前日のトークショーでジャイアンツとの1996年日本シリーズ第五戦の井上真二のセンター前の小飛球をぎりぎりダイレクトで捕球したのにワンバウンド(安打)と判定されて仰木彬監督らの抗議で試合が中断したときのことに言及した。
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「退場を覚悟で(審判の)井野さんに『そんな判定ばかりしているから巨人寄りだって言われるんですよ!』と詰め寄ったのですよ」
と言っていた。あのシーンは敗戦処理。もよく覚えているが、それ以前に当時の斎藤雅樹が5失点したことがショックで…
<以下自粛>

試合に入ろう。谷元圭介ブランドン・ディクソンの先発。

三回表にファイターズが一死満塁から大引啓次が押し出しの四球で先制。ただしなおも続いた一死満塁では鶴岡慎也三ゴロ、西川遥輝遊直で1点止まり。ファイターズは二回表にも一死満塁から陽岱鋼三振、杉谷拳士遊ゴロでチャンスを潰しており、相変わらずの満塁病。唯一押し出しの四球を選んだのがバファローズ育ちの大引というのも…。

ファイターズは満塁になるとなかなか点が入らないが、それはファイターズ特有の傾向で普通の球団は走者満塁となれば大量点のチャンス。その裏のバファローズは谷元から三安打で一死満塁とすると四番のイ・デホこそインフィールドフライに倒れたがアーロン・バルディリスがレフトスタンドに突き刺さる逆転満塁本塁打。
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1対4となり、谷元はこの回限りで降板。

谷元は開幕から日曜日ごとに先発してこの日が三試合目。
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前回の7日のホークス戦こそ四回のマウンドに上がったが一死も奪えず3回
0/3投げた形になっているがあとの二試合は三回を投げ終えた降板と残念ながらここまでは先発投手としての役割を果たしていない。

いくらオリックス・ブルーウェーブ復刻企画とはいえ、三連敗は避けたいファイターズは直後の四回表に先頭の陽岱鋼がレフトオーバーのソロ本塁打で反撃開始。こういう時によく「単発で一本ホームランが出るより、安打安打で繋がれた方が相手は嫌がる」と言う人がいる。わからなくもないが、ファイターズは走者を貯めても還せないのだから本塁打でとりあえず1点を返すのは「まだまだこれからだぞ!」と意気軒昂になる。そして中田翔も一発を放ち、すぐさま3対4と一点差に肉薄した。余談だが生観戦で中田の本塁打を関東地方(千葉、東京、埼玉)以外で観たのは初めてだ。

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3対
4としたファイターズは四回裏から矢貫俊之を送ってバファローズの追加点を阻む。

今日のほっともっとフィールド神戸は風がいろいろな向きに変わりながら吹き続けていて、バファローズのディクソンも神経を使っていたのか六回に投球数が三桁の大台に乗り、佐藤達也と交代。ファイターズはその佐藤から七回表にマイカ・ホフパワーがライトにソロ本塁打して4対4の同点に追いついた。
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そして八回にはこの回から登板のサウスポーの中山慎也に対し、西川遥輝陽岱鋼が二者連続本塁打(冒頭の写真)でついに逆転。さらに代わった小松聖から杉谷拳士小谷野栄一の連続二塁打で1点を加え、7対4と形勢を逆転した。


なおタイムリー二塁打を放った小谷野が二塁塁上で辛そうな仕草をし、トレーナーがすっ飛んできて代走が送られた。
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自力でベンチまで歩いて戻ってきたので軽傷だと信じたいが、これ以上の故障者は勘弁して欲しいところだ。



ここまで本塁打が5本。ある意味、ファイターズらしからぬ点の取り方だ。バファローズがオリックス・ブルーウェーブを復刻するならファイターズもその当時の野球、東京ドームを本拠地にしていた頃の野球をした形になった。ファイターズの打線が「ビッグバン打線」と呼ばれたのはブルーウェーブが二連覇した時より後になるが、ブルーウェーブと名乗っていた時代の出来事に変わりはない。七回表裏の攻防に入るときの応援歌はバファローズがブルーウェーブ時代の「リトル・ネプチューン」だったのに合わせたのか、ささきいさおバージョンの「ファイターズ賛歌」だった。福原美穂「La La La FIGHTERS」でないのは言わずもがなだが、速水けんたろうバージョンでもない。余談だが鎌ヶ谷では解禁され、かかっている。

レフトスタンドの闘将会も七回表から中田の打席で田中幸雄のヒッティングマーチを演奏したのを皮切りに、東京ドームを駆け巡っていた選手達のヒッティングマーチが次々と奏でられた。本塁打攻勢といい、ファイターズも東京ドーム型の野球で対抗した形になった。もちろん意図的ではないだろう。だが敗戦処理。のような後楽園球場時代からのファンには懐かしい野球である。ジャイアンツは東京ドームを本拠地にし続けて今でもそういう野球をしているがファイターズで見られると感慨深いものがある。もちろんそうした野球は確実性に欠け、だからあの時代はなかなかパ・リーグの頂点に立てなかったということも理解しているが…。

逆にバファローズは試合の序盤に各打者のヒッティングマーチを当時のラインアップに合わせていた。
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今日も右に左に二安打を放った糸井嘉男にはイチローのヒッティングマーチが使われていた。


前方の飛球をスライディングキャッチしたり、何処に行っても糸井は糸井なのだが、わかっていても対戦相手に回る糸井は厄介だ。敗戦処理。自身まだどこかに「ファイターズの糸井」が残っている。

リードしたのが八回表だったので、その後は現在の勝利の方程式、石井裕也、増井浩俊を投入。ともに1失点ずつする綱渡りの内容だったが、3時間58分の熱戦を辛うじて制することが出来た。敗戦処理。もよく利用させていただいている @himajin_train さんの試合実況では対戦チームを沿線の鉄道名で表すことが多いが、今日は敗戦処理。の気分的には東京7-6神戸だ。

ファイターズが辛うじて逃げ切って勝ったが、その最終回、先頭のT-岡田が増井から本塁打を放って1点差にした直後、ジャイアンツから移籍の山本和作が代打で一、二塁間を破るライト前安打を放って同点の走者となった。
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ジャイアンツに育成選手として入団し、2011年に待望の支配下選手登録を果たすもその年の秋季練習で故障し、様子見のために再び育成選手契約となり、そこからまた支配下選手登録を勝ち得たもののジャイアンツでは一軍に上がることなく東野峻を中心にしたトレードでバファローズに移籍。ジャイアンツ時代の苦労を知る森脇浩司が監督のチームにトレードされたのが良かったのか、森脇監督の薦めがあってトレードで獲得したのかは定かではないが、この大事な場面でのプロ入り初安打は格別だろう。
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新しい
ボールと交換されてしまう前に記念ボールを佐竹学一塁コーチが回収しようとしたら、状況を察したのか一塁のホフパワーが「こっちに投げてくれ!」という感じでファーストミットを差し出していた。ホフパワーいい奴じゃないか!

あやうくこの走者が同点の走者であることを忘れそうになった。バントで進められて一死二塁となり、代走に駿太が起用されて一打同点のピンチになったが増井が後続を力でねじ伏せた。「延長戦になったら3時間30分ルールがないから…」などと帰路の不安が頭をかすめたが、増井が何とか抑えてくれた。


14日・ほっともっとフィールド神戸】
F  001 200 130 =7
Bs 004 000 011 =6
F)谷元、矢貫、○鍵谷、石井、S増井-鶴岡
Bs)ディクソン、佐藤、●中山、小松、松本-伊藤
本塁打)バルディリス2号満塁(谷元・3回)、陽岱鋼2号ソロ(ディクソン・4回)、中田4号ソロ(ディクソン・4回)、ホフパワー2号ソロ(佐藤・7回)、西川1号ソロ(中山・8回)、陽岱鋼3号ソロ(中山・8回)=二者連続、T-岡田2号ソロ(増井・9回)


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ファイターズが勝ち越す前の六回、七回の2イニングを無失点に凌いだ三番手の鍵谷陽平がプロ入り初勝利となり初めてのヒーローインタビューに選ばれた。

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blog4月11日付♪今見せろ~お前の底力を~ で鍵谷の登場曲について触れた。甲斐バンドの往年の大ヒット曲HERO~ヒーローになる時、それは今」だ。今日はビジターなので登板時にもお立ち台登場時にもかからなかったが、早くもヒーローになれた。


ライオンズの「ライオンズクラシック」のクオリティの高い成功が火付け役となって、他球団でも過去の歴史を振り返ることを必要事項と気付いたのか、営利イベントと言われながらもいくつかの球団で復刻イベントが恒例化してきた。オリックス・ブルーウェーブと大阪近鉄バファローズが合併したという特別な事情のある球団では過去の歴史を振り返る際に一つ間違えるとファンの思いを踏みにじることになりかねない。その意味で拙blog1月3日付エントリー巨人→近鉄→楽天の吉岡雄二はBs OB!? @Orix_Buffaloes さんのツイートに思う。 ではツイッターの人気アカウントであるバファローズ球団公式氏( @Orix_Buffaloes )の軽率とも思えるツイートに苦言を呈したり、阪急ブレーブス時代の人気マスコット“ブレービー”の復刻企画にも2012526日付エントリーマスコットを復刻させるということ。で一言言わせてもらった。今回もこの球団のファンでない敗戦処理。をも唸らせるクオリティであったのは事実だがそれだけに一つだけ苦言を呈させていただく。

これはないだろう!

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ほっともっとフィールド神戸のスタジアム外周にある、ブレーブス、旧バファローズ、ブルーウェーブの偉大な先人を讃える“Wall of fame Legend of Bs山田久志、鈴木啓示らの写真入りボードの前がまるで物置状態。これは試合後の片付けの途中ではない。試合前に撮影したものだ。これでは「仏作って魂入れず」だ。残念でならない。


さて、試合後に今日もマスコットのグリーティングがあるかなと正面広場で様子をうかがっていたら、もう一人のLegendに遭遇した。
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ベルト・バルボンさんだ!ぶしつけにいきなりカメラを向けてしまったが気さくに対応して下さった(注.怒っているのではない。手を振ってくれた後だ)。そしてしばらくして、ネッピーが単独でグリーティングを始めた。昨日はB☆Bポリーと三人でファンとの記念撮影を希望者全員、最後の一人まで丁寧に応じていたが、B☆Bとポリーは移動の都合があるのか、試合後のグラウンドではフェンス越しにファンとグリーティングをしていたものの正面広場には姿を現さなかった(たぶん)。

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ネッピーはイチローと田口のユニを着たちびっ子<!?>を始め、大勢のファンに対応していた。今日は写真撮影のみでなく、サインも書いてくれるということなのでせっかくだから書いてもらった。ネッピーはこれから海に帰るそうだが、船ではなく泳いで帰るそうだ。人差し指と親指で輪を作っていたから費用の問題かもしれない。

ファイターズの北海道移転以来、敗戦処理。が関西方面でファイターズ戦を生観戦した試合はこれで88勝となった。相性が良い場所だが、今回は勝利ばかりでなく、普段鎌ヶ谷でお世話になっている人に思いがけず会えたり、相手チームの伝説のマスコットと触れ合えたりと楽しい二日間になった。

 

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