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2013年4月11日 (木)

♪今見せろ~お前の底力を~

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日、ファイターズが今季四カード目にしてようやく初のカード勝ち越しを決めた。1対1の膠着状態が続く中、八回裏にミケル・アブレイユが二死一、二塁から特大の本塁打を放ち、4対1とし、そのまま逃げ切った。連勝も今季初めてで、借金も1となった。

だが劇的な勝利でファンを魅了する一方、ひとり蚊帳の外状態の選手がいる。稲葉篤紀だ。今日も4打数0安打で、通算32打数2安打、打率は.063となった。


(写真:八回裏、ミケル・アブレイユの勝ち越し本塁打の後に打席に向かう稲葉篤紀。この日の第三打席までで打率は.065)

 

ミケル・アブレイユが八回裏に美馬学から放った特大の決勝本塁打のシーンも撮影したのだが、運悪く大塚光二一塁コーチと重なってしまって当エントリーでお見せできるものとならなかった。いつも下手な写真にお付き合いいただいている皆様にはお詫び申し上げる。
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もちろん大塚コーチは“仕事”をしているので素人ファンの撮影に気を使う必要など全くないのだが、昨年までの三木肇コーチがうまく邪魔にならない位置にいてくれたことを考えると、まだまだ不慣れなのかなと
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この三連戦、稲葉篤紀は三試合ともスタメン出場したが、最後まで快音は聞かれなかった。第一戦こそ、芯で捉えたと思う打球が外野手の正面を突くなどの惜しい当たりもあったが、どんどん悪くなる感じだ。前日の第二戦では最終打席に代打を送られた。

技術的なことはわからないが、素人目にはスイングが投手に対して押されている感じがすることが多い。スイングにキレがないというか…。この日は前日までのDHではなく一塁手として守って打つという昨年までのリズムに戻したが、打撃は昨年までのように戻らなかった。

冒頭の写真はアブレイユの3ランが出た直後に打席に入った際の稲葉だが、投手が美馬から片山博視に代わり、二死走者無しにもかかわらずライトスタンドと一塁側内野席の一部で“稲葉ジャンプ”が行われた。この三連戦では走者を得点圏に置いて稲葉の打席というのがなかったので東京ドームでの“稲葉ジャンプ”はおそらくWBC東京ラウンド以来だったろう。だが稲葉は平凡な二塁ゴロに倒れた。敗戦処理。の後方の席からは「働け!」、「仕事しろ!」等とおよそこれまでの稲葉の貢献度を無視した罵声まで飛んでいた…。

既に多くのファンが指摘しているが、普通ならスローペースでも開幕に向けて調子が上がればいいベテラン選手である稲葉に、WBC日本代表という名誉があったため、約一ヶ月早くピークを持ってこなければならない調整を余儀なくされた。当初代表候補入りしたときには山本浩二監督の法政大学の後輩ということもあり、元メジャーリーガーの松井稼頭央とともに代表メンバーの精神的支柱を期待されているのかと思ったら、結構出ずっぱりだった。国内の試合では走者の有無にかかわらずほとんどの打席で“稲葉ジャンプ”が行われるハイテンションの中、老体に鞭打って他選手を引っ張ってきた。
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敗戦処理。が生観戦した東京ラウンドの対オランダ戦でも本塁打を放ったほどだ。
だがそのツケがレギュラーシーズンに回ってきたのだろうと。

しかし敗戦処理。は仮に巷間言われるように稲葉の極度の打撃不振がWBC出場に起因するとしても、その事を責めるつもりはない。WBCという戦いに諸々の問題があるのは否定しないが、日本代表を組んで出場すると決めた以上、それに選ばれた稲葉は名誉なことであり、出たことを成績不振の言い訳にしてはならないと思うからだ。

アブレイユは春季キャンプ中のテスト採用だが稲葉に年齢的にフル出場を期待できないと見越しての採用だったと思う。稲葉、アブレイユ、マイカ・ホフパワーの三人で一塁手とDHをまかなうという構想なのだろう。球団も悪い方を想定したのだろうが、現状稲葉もホフパワーも打率一割を切っている。

昨日10日付け吉川光夫、バックに支えられながら7回まで無失点の好投。東京ドームで今季初勝利! でも書いたが、稲葉には適度の休養を与えながら調子を上げてもらうよう使い続けると思う。ただでさえ昨年の三割打者、田中賢介、糸井嘉男が抜けた打線だ。稲葉にもそれなりに働いてもらわないと困る。早い時期に復調のきっかけをつかんでもらいたいところだが、個人的には時間がかかるという覚悟で見守っていこうと思っている。応援歌の歌詞は♪今見せろ…で始まるが、こればかりは「今でしょ!」でなく、長い目で見守りたい。

さて、タイトルを稲葉の打席での応援歌の歌詞にしてみたが、今日はもう一人、テーマ曲に負けない働きを見せた選手を取り上げたい。

ルーキーの鍵谷陽平だ。

1対1の六回表、二死二塁のピンチでベンチは先発の木佐貫洋アンドリュー・ジョーンズを敬遠して牧田明久との勝負を指示したが、木佐貫は牧田に死球を与え二死満塁。ファイターズベンチはここで木佐貫に見切りを付け、ケーシー・マギーを迎えた場面でルーキーの鍵谷陽平に託した。

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♪ヒーロー、ヒーローになる時、Ahハァーそれは今~
という往年の甲斐バンドの大ヒット曲「HERO~ヒーローになる時、それは今」をバックにこのルーキーがマウンドに上がるとスタンドからは「これでマギーが今日のヒーローになったらシャレにならないな…」などと自虐的な声も聞かれたが、開幕戦でもプロ入り初登板で中盤のピンチを切り抜けたこのルーキーは、マギーにジャストミートされるが、火の出るような痛烈なライナーが幸いにも陽岱鋼の守備範囲に飛んでピンチを切り抜けた。


いささか結果オーライで、果たしてあの場面での木佐貫→鍵谷のスイッチが適切な継投だったのかは個人的には疑問なのだが、なんとか抑えた鍵谷には大きな拍手を贈りたい。アブレイユに隠れて目立たないが、今日のHEROの一人と言って差し支えないと思う。

対1の同点、3月31日付エントリー3時間30分ルール撤廃でやはりビジターは投手のつぎ込み順が難しい。 の逆と考えれば、ホームチームのファイターズは早め早めの継投が奏効する可能性はある。だが相手が先発美馬を引っ張っていることを考えると延長戦にもつれるとファイターズは不利かもしれない。栗山英樹監督もそう思ったのか七回裏に一死から大引啓次が二塁打で出ると八番の鶴岡慎也に代打、二岡智宏を送って勝負をかけた。
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打率が
.000とあるが、まだ今季3打席目なのだ。それほど、これまでは二岡を使う場面がなかったのだ。控え捕手が大野奨太ひとりしかいない、3時間30分ルールが撤廃されて延長は最長で十二回までとなっていることを考えると、仕掛けが早過ぎる気がした。出すなら鶴岡の打席でなく、西川遥輝の打席で代打を出す方がリスクは少ないと思う。木佐貫から鍵谷へのスイッチと、鶴岡への代打二岡起用。結果でなく、最適だったのかいささか疑問に残る。

だが試合は、アブレイユの一発で決着が付いた。実はこの直前、ゴールデンイーグルスは二死一塁、四番中田翔という場面で美馬が中田にストレートの四球を出した。二球目以降明らかなボール球が続いた。
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中田とアブレイユ、素人目にはアブレイユの方が穴が大きいと思う。だが、二死二塁ではない。二死一塁だったのだ。中田に長打が出ないと一塁走者の杉谷拳士は帰ってくることが出来ない場面で中田と勝負を避けてアブレイユとの勝負を選んだとしたら、小さなピンチをわざわざ大きなピンチにしたとしか思えない。極論すれば中田に仮に本塁打を浴びても2点だが、アブレイユに本塁打を浴びたら3点だ。ファイターズのベンチに百戦錬磨の武田久がいない事を考えれば、勝負する相手の選択を誤ったとも思える。もっといえば、中田に向けた慎重さをアブレイユにも向け、最悪二死満塁で対稲葉という選択肢もあったかもしれない。

美馬は力尽きたのだろう。オーロラビジョンで見た勝負の一球は打って下さいと言わんばかりの甘い球だった。


もちろんそれを見逃さず、仕留めたアブレイユが素晴らしいのだ。あの場面で甘い球が行ってしまうか?それを正確に打ち返すか?はもはやベンチワークではない。あの場面に関してはアブレイユが美馬に優ったのだ。同様に鍵谷もマギーに優ったのだ。

稲葉はいつか底力を見せてくれるだろう。それまでHEROになるのは日替わりでもいい。皆で一試合一試合勝ち上がっていこう。


P.S.
【今日のオマケ】
今日もありました。試合後のファイターズガールのサービスタイム!
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三連戦の初戦にはなかったので、昨日の第二戦の時に【勝った試合の日限定なのか?」と球団のエロい、もとい偉い人に聞いてみたら「まだ決まってない」と言われたが、今日お姉さんのひとりに聞いてみたら「ずっとやりま~す!!」と応えてくれた。次のファイターズの東京ドーム主催試合は6月25日からの対ホークス二連戦…。

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