フォト
無料ブログはココログ

« 大谷翔平、初のイースタン教育リーグで逆転V打 | トップページ | 寒いジャパン打線はオランダ戦の爆発でどう変わるか!?-残り三試合の展望!? »

2013年3月 9日 (土)

主客転倒-“ハダカの王様~シブトクつよく~”

Cdsc_12363
WBC公認サポーター、SMAPの中居正広の評判が芳しくない。
テレビ中継される日本戦にすべて登場し、ベンチのすぐ脇からリポートをしているが、野球ファンの視聴者の一部から「評論家気取り」と手厳しい批判に晒されている。ネットなどでの面白半分な茶化しばかりか、本気の抗議が多く寄せられているという。


そして拍車をかけるように3月5日付けの東京スポーツには取材時に山本浩二代表監督相手にポケットに手を突っ込んだままの状態で話している写真が掲載された。



Cdsc_2360
別に芸能人などの異分野の人を中継の放送席やグラウンドでのリポーターに招くこと自体には反対ではない。
もちろんその人選次第だが、仕事で球場の放送席や、ましてやグラウンドに足を踏み入れるのなら、自分の通常のフィールドと異なる分野の世界に足を一歩踏み入れる際にそれなりの覚悟を持って欲しいのだ。その覚悟とはもちろん相手をリスペクトすることであり、一歩足を踏み入れた瞬間、自分は主役ではないという覚悟だ。


東京スポーツに掲載された写真では中居正広は代表監督である山本浩二監督と話をするのにポケットに手を突っ込んでいる。もちろんこのこと自体、目上の人物に対して礼を失した行為であり、批判されるのは仕方ないところだろう。一部の人の見方では取材という仕事を終えて、その直後にリラックスした雰囲気で一緒に練習を見ていた一瞬のシーンなのではないか?という中居擁護論もあるようだ。

だがそうだとしても、これは敗戦処理。の個人的意見なのであるが、グランドという野球人の聖地に脚を踏み入れた以上、仮に取材を終えてリラックスして練習を見物しているにしても、自分のフィールドでなく、その分野に対してリスペクトがあれば、ポケットに手を突っ込む行為は失礼だと思う。したがってそれだけでも充分に失礼なのに、テレビ番組などで共演歴が豊富とは言えはるかに年上で取材対象である山本監督の前での態度となれば完全にアウトである。

擁護論者がいうようにリラックスした状態での写真だとすれば、確かに明らかに取材中のポーズと思われる亀梨和也の写真との併載は恣意的と言わざるを得ない。だが上述した通りそれ以前の問題だろう。

敗戦処理。自身、ツイッターでWBC日本戦中継での中居をネタにしたツイートをいくつか投下したが、いつもより多くの反応があるものがほとんどで驚いている。野球ファンに中居が野球関係の仕事をすることを好ましくないと思う人や、それを茶化して楽しみたい人が多いと言うことか?

言うまでもないことだが、中居はもはや国民的人気グループであるSMAPの一員であるばかりか、リーダー的存在。その活躍の場は歌の世界だけでなく多方面に渡る。だが歌手と言うにはあまりに…な歌唱力を始め、バラエティ番組では三枚目的キャラを抵抗なく演じることから、ファンにとってもいじりやすいタレントの一人であることは想像に難くない。そんなキャラクターだけに今回も安直に批判に晒されやすいのは事実だろうが、本気で怒る野球ファンが少なくないこともたしか。そこに東京スポーツの報道である。

繰り返して言うが、芸能人が放送席で語ったり、グラウンドに降りることそのものを敗戦処理。は否定する気はない。リスペクトの精神を欠かさず、かつ門外漢としての領域を逸脱することさえなければ問題ないと思う。番組を視聴する野球ファンと同じく野球を愛する気持ちが画面から伝わってくればOKである。

例えば、今回の日本戦の多くを中継するテレビ朝日は219日に、いつも日付が変わる時間帯に放送する「アメトーク」をいわゆるゴールデンタイムに二時間枠でWBC応援番組を放送した。野球好きのお笑い芸人がスタジオに集まり、代表選手(放送時点では代表候補選手)達のエピソードなどを紹介し合っていた。番組を見た野球ファンの視聴者には「そんなの知ってるよ」というようなエピソードがほとんどだったが、スタジオの女性観客(この番組はどんなテーマでもスタジオには女性しか観客を入れない)達には新鮮に映ったようだ。野球ファン以外をも視聴者に取り込もうとして、例えばそういった女性層に説得力のあるお笑いタレントが言葉巧みに話せば、今までは見なかったけどテレビ中継を見てみようと思う人もいるかもしれないし、それをきっかけにシーズン中に今までなら彼氏に誘われても嫌がっていた野球観戦に応じる女性もいるかもしれない。WBCの日本代表戦は高視聴率をマークしているが、通常の公式戦が地上波で中継されることは今年も少ない様だ。野球界としてファンを開拓する必要性は高い。利用できるのなら何でも利用したいところだろう。中居の公認サポーター起用もその一つ。

これは推測だが、中居の野球好きは決して仕事上の営業ツールではないと思う。亀梨もまた然り。敗戦処理。や、多くの野球ファン同様、野球が、そして選手が大好きなのだろう。

歌手、タレントとして成功し、趣味と実益を兼ねた仕事が入るようになり、憧れの的だったプロ野球選手と仕事を通じて接する機会も増えただろう。そしてそれは仕事以外、即ちプライベートでの接点増も意味するだろう。そしてそうこうするうちに歳月が経ち、憧れであったプロ野球選手が自分より年下になる。中居は今四十歳だそうだ。一部のベテラン選手を別にすれば、プロ野球選手の大半は年下だ。もちろん歌手、タレントとしてのステータスも相当なものになっている。選手の方から“憧れの芸能人”と思われても不思議ではない。よって関係が逆転してしまう…。


プロ野球ファンからの評判が芳しくない点や、東京スポーツに載った写真の様な行動の背景には、かつては憧れの対象だったプロ野球選手との関係が逆転してしまったことから油断というか慢心があったのではないか。主客転倒になっていたことに無自覚だったかもしれない。

これまた変な例えだが、芸能界の中で、歌手や俳優と比べ、お笑いタレントは一段低く見られる風習があるようだ。初期の「笑っていいとも」タモリのテレホンショッキングや、明石家さんま「さんまのまんま」を覚えている人がいたら、思い出して欲しい。お笑いタレントであるタモリや明石家さんまが芸能界でそれなりに功成り名を遂げた先人の話を聞くという意外性に視聴者は期待する面があったのは確かだろう。両番組の初期を知らない方はダウンタウンがMCを務めたHEYHEYHEYMUSIC CHAMPでも構わない。あの番組の当初、ゲストコーナーのメインのアーティストは「チャンプ」と呼ばれていた。誰もが知るヒット曲を多数持っているアーティストがダウンタウンのトークという他流試合に臨む。お笑い界の時代の寵児、ダウンタウンがビッグアーティストの本音にどう迫るかというのが番組の注目だった。それがいつしか、ダウンタウンの方がどんどんビッグになっていき、ビッグアーティストがほぼひと通り出演してしまうと、逆に新しいアーティストにとってはダウンタウンの番組に出るのがステータス、登竜門になる。これは前述のタモリ、明石家さんまとの関係にも同様だ。

シャ乱Qが「HEY!…」に初めて出演したとき、つんく♂(当時はまだ“つんく”だったと思う)はボケて浜田雅功に頭をド突かれたが、その瞬間にガッツポーズをした。おそらくはこの時がダウンタウンとアーティストの関係が逆転した分岐点だったと思う。やがてこの番組は懐メロ番組への転身を余儀なくされ、昨年長寿番組と惜しまれながら終焉を迎えた。中居とプロ野球選手の関係も似たようなものでは無いか、とんねるずの石橋貴明にも当てはまることだが…。

明日10日は、日本代表にとっては勝てば準決勝が決まる大一番。負けたとしてもまだチャンスは残るのだが、一試合多く試合をしなければならない。日本代表としては出来ることなら勝って早く決めたい。まだ確認していないがTBS系列での中継に中居はまたリポーターで出演するのだろう。局や事務所が中居を“ハダカの王様”にしていれば別だが、そうでなければ中居も自分なりに反省して今後のリポートに活かすことだろう。“シブトクつよく”戦う日本代表のサポーターとして真価が問われる。

1995年、SMAPは「ハダカの王様~シブトクつよく~」という曲を出した。当時の日本テレビ系列の「劇空間プロ野球」のイメージソングだった。当時「長島茂雄監督を『ハダカの王様』とは何事だ?」と揶揄されがちだったが、中居正広をハダカの王様にしてはいけない!?

 

« 大谷翔平、初のイースタン教育リーグで逆転V打 | トップページ | 寒いジャパン打線はオランダ戦の爆発でどう変わるか!?-残り三試合の展望!? »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/602714/63107674

この記事へのトラックバック一覧です: 主客転倒-“ハダカの王様~シブトクつよく~”:

« 大谷翔平、初のイースタン教育リーグで逆転V打 | トップページ | 寒いジャパン打線はオランダ戦の爆発でどう変わるか!?-残り三試合の展望!? »

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック