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2012年8月16日 (木)

あの“大阪桐蔭の辻内崇伸”がジャイアンツ7年目で初の一軍入り

Cdsf_大阪桐蔭時代に甲子園を沸かせた辻内崇伸が今日(16日)、ジャイアンツ入団7年目で初めて一軍入りを果たした。

高校時代に最速155
kmをマークした左腕はルーキーイヤーの2006年に左肩を痛めて以来、怪我との戦いを続けていたが、今春は初めて一軍のオープン戦に登板し、開幕からはイースタンでショートリリーフを続けてきた。

かつて辻内が一躍脚光を浴びた夏の全国高校野球大会では桐光学園の松井裕樹が驚異的な奪三振ペースで話題をさらっているが、あれから7年…。今日の対ドラゴンズ戦では登板が無く、高校時代のチームメート、平田良介との対戦はお預けとなったが、辻内は“大阪桐蔭の辻内”ではなく“ジャイアンツの辻内”として新たな姿をファンの前に見せることになる。


(写真:2006年3月、ジャイアンツの辻内崇伸として初めて教育リーグのマウンドに立ち、第1球を投じる辻内。あれから6年、背番号は15から3998と変わった)


既に今朝からスポーツ報知が辻内崇伸の一軍昇格を報じていたのでご承知の方も多いだろうが、辻内が
7年目で待望の一軍入りを果たした。入団1年目の途中に左肩痛を訴えて以来、翌年には左肘側副靱帯再建手術を受け、その後はリハビリと左肩痛の再発に悩まされていた。

昨年までの六年間でイースタン・リーグ公式戦での登板があったのはルーキーイヤーの2006年と2009年、2010年のみ。この三年間で合計32試合の登板だったが、今季のイースタン・リーグでは専らショートリリーフということもあって三年間(六年間)通算を上回る34試合に登板して371/3、自責点9で21敗0S、防御率2.15(815日現在)


故障の経緯からも想像できるかもしれないが、今の辻内はあの“大阪桐蔭の辻内”ではない。今年はファームでの登板を生で数回見ているが、球威のあるストレートも健在ではあるが、変化球主体でコンビネーションで打者に対峙しているという印象が強い。
Cdsc_0230
34試合に投げて371/3という数字からも解るように、大半が1イニング限定登板。それでも力で押し切るという感じでは無い。

 

現在、夏の全国高校野球選手権大会の真っ最中。一回戦で22奪三振を記録した桐光学園の松井裕樹が今日の対常総学院戦でも5失点ながら19奪三振を記録して話題をさらっている。ジャイアンツファン、高校野球ファンは辻内にも7年前の姿をオーバーラップさせると思うが、個人的にはもうあの“大阪桐蔭の辻内”ではないと頭に入れて“ジャイアンツの辻内”を見た方が良いと思う。

敗戦処理。辻内を今季のイースタン・リーグ以外にも冒頭の写真の2006年の教育リーグ初登板やイースタン公式戦での登板の他、2009年にもジャイアンツ球場で生で観た。
Cdsc_200901しかしその試合では
150kmの快速球を投げる割には大阪桐蔭の二年後輩の中田翔に対してオール変化球で勝負するという意味不明な投球で、バックの守備ミス連発があって散々だったが、もうこの時点でプロでストレート主体の投球をすることへの疑念があったのかもしれない。
Cdsc_2009



今季のイースタンでの辻内の登板結果を振り返ると、昇格直前の
14日の対マリーンズ戦こそ2イニングを投げているが、最長登板は3イニングが1試合あるだけで、22/3が1試合、2回がもう1試合。それ以外は1イニング前後の登板だ。春先は昨年までの故障の再発を警戒しているのかと思ったが、登板ペースは変わらない。そしてショートリリーフならば避けて通れない連投も、二日連続登板が最長で、それすら三度しかない。ジャイアンツが辻内をどう育てようとしているのか今一つ不鮮明で、拙blogでも折を見て取り上げようかと思っていたところだ。ただ、14日の登板で7登板連続無失点なので、状態がよいことは間違いなさそうだ。


ジャイアンツの投手陣の台所事情を考えても、左のリリーフ投手は山口鉄也は別格としても、高木康成、高木京介と一軍にいるので左のリリーバーが今直ちに喉から手が出るほど欲しいとは思えない。辻内は15日の対ドラゴンズ戦で先発して敗戦投手となった小山雄輝と入れ替えでの昇格。ジャイアンツは次節も六連戦なので小山に代わる先発投手が必要になり、それまでのつなぎの一軍昇格であると考えるのが妥当だろう。一岡竜司を落としたばかりなので補充という意味なら右投手なのだろうが、イースタンで右のリリーバーでこのところ結果が安定しているのは林羿豪野間口貴彦。外国人枠に余裕がある今こそ林羿豪という考え方もあり得ると思うが、一度辻内に一軍を経験させようという事なのだろう。もちろん辻内が好投すれば次の先発投手が登録されても一軍に残る可能性がない訳ではない。

ジャイアンツは今季、シーズンに入ってから左投手の大立恭平岸敬祐を育成選手から支配下登録に移行した。これが他球団なら育成からの支配下登録は一軍登録目前を意味するが、ジャイアンツではそうとは限らない。ただいつでも一軍登録できることは間違いない。岸はイースタンでは先発ローテーションで投げていて、ひょっとしたら一軍の次の六連戦で先発抜擢かとの見方もある。今日(16)の東京ドームでの対マリーンズ戦にも先発し、7回途中までで3失点だったそうだ。杉内俊哉内海哲也の両サウスポー投手が一軍先発ローテーション投手の柱となっているが共に年齢は三十歳代で、二十歳代のサウスポーの先発投手というとジャイアンツファンでもすぐには浮かぶまい。辻内がイースタンで先発で使われないのはもはやショートリリーフでしか生きる道がないとの判断を下されているのかもしれない。

もちろんショートリリーフとて簡単な仕事ではない。それで一軍に上げるならば、イースタンでの連投の回数も少ないし、ロングリリーフ対応への適性も試しているとはいいがたい現状での今回の昇格は個人的にはあくまで辻内に一度一軍を経験させようという球団の方針だろうと見ている。


昨年オフ、ジャイアンツは故障を抱えている選手に治療に専念させ、支配下登録の枠に余裕を持たせるために、何人かの支配下登録選手を育成選手登録に切り替えた。辻内もそうなるかと思われたが、支配下登録のままだった。結果的に6年間チームの役にほとんど立っていない選手であってもこれほど大事にされるのは、何か大人の事情でもあるのではないかと勘ぐりたくなるくらい<>だが、何はともあれ、辻内は一軍のチャンスをつかんだのだ。今日は大阪桐蔭時代の同学年、平田良介のいるドラゴンズ戦で十一回裏のサヨナラ負けのピンチで「辻内出せ!」と、このエントリーと180゜異なることをツイートしたが、早く辻内を一軍で見てみたいものだ。

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